「女性たちの会話劇」ウーマン・トーキング 私たちの選択 M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)
女性たちの会話劇
映画は舞台劇のよう。ある村での女性たちの話。それ以外の場面展開はないといっていいほど。実話に基づいたベストセラー小説をサラ・ポーリーが映画化したとある。(2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を元に描かれている。)
男性たちが事件で街へと出掛けた2日間いないときに、これまで男性の性暴力に脅かされてきた女性たちだけで、これからどうするかを話し合っていく物語。
それぞれの言い分があり、長老の女性たちが的確にエピソードを交えながら落ち着いて話を進める。賛美歌の歌もときたま出てくる。宗教上だろうか。一方、戦おうと主張する女性は怒りや憎しみいで言葉も荒くなっていく。その反対に、村を捨てて出ていくという女性は落ち着いている。
ここに出てくる女性たちは字も読めないが、知的レベルが非常に高く発言もうまい女性たちもいるのが不思議である。
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