「信仰を持って生きる事を正面から語る傑作」ウーマン・トーキング 私たちの選択 まっちゃまるさんの映画レビュー(感想・評価)
信仰を持って生きる事を正面から語る傑作
ここまでガッツリと信仰に沿って生きる、御言葉を握りしめて、何が正しいのかを語り尽くす作品を初めて見た。途中でDay dream believerを鳴らしながら国勢調査の車が登場し、2010年であることがわかった衝撃。このコロニーには、州や郡の法律は適用されてないのか?隔離され教育が足りてないために知らない、のか。時代錯誤と思える生活をおくっている集団だからこそ、純粋に何を基準に自分達は決断すべきかが、苦しくも明確になっていく。
赦すと許容するは勘違いされやすいが、違う事だというセリフが深い。強要されても赦せないのだ。赦せなければ怒りと恨みは続く。勇気を持って選択し、愛のある生活を送るため、踏み出していく女性達の前を向く姿が清々しく、美しい。
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