「考えること、信念を貫くこと」ウーマン・トーキング 私たちの選択 Eijiさんの映画レビュー(感想・評価)
考えること、信念を貫くこと
クリックして本文を読む
残忍な話でありながら、前向きな展開で進んだことが救いでした。
女性たちの議論は、痛々しい言葉とともにではありながら、建設的に答えを導き出していき、時々痛快さすら感じさせてくれました(ちょっと「十二人ね怒れる男」みたいにも)。
それでも、被害者である女性が「その地を出て行く」ことを選択せざるを得ない状況が苦しかったです。
後半の南十字星に向けられた拳が、決起のしるしと重なり、新天地での自由と安全を確信させてくれるような演出でした。
そしてこの日はきっと、残された男性たちの新たな出発点にもなったはずで、その辺りも少しだけ気になりました。
コメントする