「内容もキャストの方々の演技も重い」ウーマン・トーキング 私たちの選択 小町さんの映画レビュー(感想・評価)
内容もキャストの方々の演技も重い
これは全くのフィクションではないんですよね
それも100年以上前の出来事かと思えば2010年とは
今の文明を感じる事ができない生活環境、服装、そんな中で突然バンドエイドが出てくるから「え?」ってなったけど、途中で2010年とわかりました
ほとんど会話で進むストーリーで、でも彼女達の状況は女優さん達の演技で伝わってきます
長々と議論をせずに、そんな場所からさっさと出て行けばいいじゃんって思いましたが、彼女達は「みんな揃って」、そこまで一緒にするのは何で?と思ったりもしましたが、そういう中でずっと生活してきたからなのでしょうか
他の世界を知る事ができない生活環境だから、「なかった事」にして、「赦し」という選択
悲しすぎます
閉鎖的な世界で生きてきた読み書きもできない彼女達は、いわゆる普通の世界に行って苦労する事もあるだろうけど、次の世代じゃなくてあの彼女達にもその選択で正解だったと思えるような今後であってほしいと思わずにはいられませんでした
「去る」ではなくて「新しい世界に出て行く」であってほしいです
自然の中の音のエンドクレジットがとても良かったです
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