劇場版 緊急取調室 THE FINALのレビュー・感想・評価
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昨今の政治不信により
感想を言うと非常に胸糞が悪いです。
ドラマは良かったし、演者達はいつも通り。
ただ総理大臣が取調室で国民からリーダーを奪わないで欲しいとの言動は胸糞が悪かった。
緊急取調室、あんまりドラマ見て無かったのでレギュラーの面々はこんな感じなんでしょうなと印象です。
台詞が臭い(笑)
勧善懲悪なドラマはこれくらいのが良い。
どんどん引き込まれる。
最初はなんとなく観ていたが進むにつれて引き込まれていった。25年前の事故がフォーカスされ元総理大臣がその事故の犯人と認めさせるよう取り調べが進む。現代の台風による被害の対策を総理大臣が指揮している中で25年前の台風の中の事故の取り調べが進む。最終的に現代の災害対策がされた後で総理大臣が辞任する。そして緊急取調室も解散となる。私は特にテレビで緊急取調室を観ていたわけではなかったが気がついたら引き込まれていたという点を評価しこの採点とした。
ファイナルにふさわしくラスボスは日本のボス
テレビで何回か見たことある
警察が取調中に小芝居を始めて容疑者に心開かせるやつ
今回はバレてたね俺もわかった
視察中に刺殺されかけたけど犯人やる気なかったね
総理がいいことばかり言うから悪なんやなって元は猿之助やし
いったい何やらかしたのか真相に近づいていく感じがよかった
イケメン首相が地下の妖しげな部屋に誘い込まれて取り調べ女に丸裸にされます誘導尋問ですね
そしてヤーレン号遭難事故の真実が
てか直接手をくだしてるやな最悪やん
人殺しに日本の舵取りは任せられません
首相の首で有終の美を飾りました
破綻している。でも刺さる人には100点。
冷静に観るとかなり破茶滅茶である。だが、それを理由に一刀両断してしまうのは、少し雑だろう。なぜならこの映画は、論理や現実を描くことを最初から放棄したうえで、特定の感情層に向けて極めて精密に設計された「商品」だからだ。
25年前、目撃者もほぼおらず、事故の可能性も否定できず、物証は被害者の日記のみ。その日記も航行方針を巡る考え方の違いが書かれているだけで、事件性を立証するには到底足りない。これで自供だけを武器に総理大臣を追い詰める?しかも大規模災害が迫る最中に?現実の刑事実務、危機管理、政治判断のどれを取っても成立しない。これは取調べではなく、説話であり、説教である。
だが問題は、脚本家も制作陣も、そのことを十分承知している点だ。本作は「現実にあり得るか」ではなく、「真壁有希子が最後まで問い続けたか」に全てを賭けている。国家も制度も証拠も、ここでは舞台装置に過ぎない。総理大臣は個人に還元され、取調室は良心の象徴へと変換される。これはサスペンスではなく、寓話だ。
その結果、現実感覚や組織感覚を持つ観客には、キントリの面々が視野狭窄で自己中心的に映る。一方で、シリーズを10年以上見続け、真壁というキャラクターに情緒的投資をしてきた層には、これ以上ないカタルシスを提供する。論理を捨てた代わりに、感情の決着を完璧に付けにいった。
つまりこの映画は失敗作ではない。ただし、万人向けでもない。信用残高を使い切り、ターゲットを極限まで絞った結果、刺さる人には深く刺さり、降りられない人には耐え難い。そういう、いかにも現代日本ドラマらしい、割り切りの良い最終回である。
取り調べしている場合じゃないのでは?
長く続いたシリーズのラストを飾る本作。公開延期が続き、ようやく観ることができて嬉しい。お馴染みの出演者の、息の合った演技に、安心して観られる。娘役だった杉咲花さんの女優としての成長もあり、本作では活躍の場面が多いことも嬉しい。
最後の取り調べは総理大臣ということで、どんな政治の闇が暴かれるのかと思ったら、総理の若い頃の疑惑だった。真壁の夫が亡くなった時は警察組織の闇だったのに、今回はそれ?という感じ。その辺は製作者側が、政府に対して気を使ったのか?圧力がかかったのか?公開延期の裏側か? それこそキントリに明らかにしてほしい。
台風が直撃し、タンカー事故も発生という緊急事態の中で、若い頃の疑惑について取り調べをしている場合じゃない。総理の10分遅刻よりも問題であり、取り調べに関わった警察官全員の首が飛んでもおかしくない。出演者の演技が良いだけに、脚本が残念だった。
個人的にはドラマで充分(十分)です。
内閣vsキントリで宣伝文句としては、最高だが始まると?が多すぎる。佐々木蔵之介の出始めは、キレ感あってさすがと思ったがその後の展開がくすぶりまくりだった。総理大臣もかなり無理があり。キントリと内閣の言葉の接戦がみれるとおもったがぼやけてドラマよりわかりにくい。災害いらんかも、井上由美子の脚本だか期待外した。空白の十分なんかネタバレするとなんじやそれ!とおもってしまた。無理難題のエンタメ映画で終わった。ファイナルでなく続編希望。ブラックシャーマンといい勝負の映画でした。初日にいった期待してた映画だけに残念です。
さもなくば誰がやる
ゴタゴタがあって劇場版は一体どうなるんだろうと思っていましたが、無事に公開まで辿り着けてくれて良かったなと思いました。
シーズン1のみの視聴なので、細かいところまでは分かりませんが大枠を知った状態での鑑賞。
TVドラマの映画化のスケールアップはあんましよろしくない方向に進みがちですが、今作は大災害を背景に描きつつも、メインは取調に重きを置いており、その上で災害と絡めるという上手い作りになっていたので、しっかりと楽しむことができました。
序盤は予告であった総理を殺そうとする男の取り調べから始まり、それに並行して台風の影響で四苦八苦している日本政府、今までにない措置を敢行した総理と多く描かれますが、徐々にそれらの要素が繋がり、取調室へと繋がっていく流れが面白かったです。
総理が会議に10分遅れてきたというところの空白の10分に焦点を当ててのストーリー展開が中々に妙で、散らばっていたピースがパチパチっとハマっていく瞬間が非常に気持ちいいです。
過去の出来事が現代に繋がっていき、総理とテロ犯との関係性を炙り出したり、取り調べで巧みに情報を聞き出したりと、室内シーンながら駆け巡るような展開の連続で非常にスリルがありましたし、その過去がヘビーな内容で、その過去をどう背負ったかによってその後の人生が変わるというのも面白い対比だったなと思いました。
最後の取り調べのシーンも緊迫感があって良かったです。
ここで総理を糾弾してしまうと、支持率の高い総理の信用が地に落ち、国民は政治を信用しなくなってしまうという国全体の危機感を感じるという壮大なものになっていて良かったですし、それでも正義を貫き、最後の判断は総理に託したキントリも凄いなと思いました。
割ととんでもスケールの災害のはずなんですが、描写的にはかなりあっさりになっていたので、艦隊が地上に激突するかも〜、それを自衛隊パワーで爆撃させてまえ〜ってそれだけで映画1本作れそうなんですが、被害もデカそうなのでそこんとこも見せ場に欲しかったなとは思ってしまいました。
救助隊の目線ももっとあればなとは思いましたが、そこまで求めるのは流石に贅沢かなとは思いました。
大団円とはいかずとも、泥臭くまっすぐな正義をやり遂げたキントリの面々が最高にかっこよかったです。
展開的にはまだまだシリーズを続けていけそうな作品ですが、10年強の歴史を潔く締めるというのもこれまたかっこいいと思います。
年末年始に差し掛かりますし、これを機にドラマシリーズを一気見するのもありだなと思った次第です。
イェ〜イ。
鑑賞日 12/26
鑑賞時間 12:05〜14:15
ちょっと無理ないか?
ストーリーとしては、面白いが、総理の取り調べには無理があるのでは?
性善説に立たなければ、たどりつけない結論にも無理があるか
大満足!キントリファイナル!
実は最近この映画の予告を見ていてテレビドラマの今シーズン後半から追っかけて見始めた。
とても私にははまった。
ええっ!!前から見てればよかったなと後悔しきり。
なんで見てなかったのかしら。
現在見逃し配信にて1シーズン目から配信されていて天海祐希演じる主人公のおかれた立場、このチームの関係性なりキャラクターなりを改めて深く知れることができ毎日どんどんはまっていくのでした。
なんと、10年も前からあったのに一度も見たことがなかったのでした。
この、特別な取調室での会話劇なのだが実に天海祐希は常に熱くて魅力ある警部補なのだ。時には暴走しかの上司でさえ止められない。この熱さがたまらなく好きです。うまいなぁ、演技。かっこいい。
その彼女をつかず離れず影から見守りチームを支える田中哲司がほんとに素敵だ。上司の鏡だ。
そしてどんなにか小日向さんて役者さんはほんとにマイルドなお声でキャラクターに沿った演技でこれもはまり。
どのひとも、そして大杉漣さんも欠けることはない魅力的な存在だ。
いろいろもうドラマではまってるので
お約束のチームの決め台詞、ルーティンもたまらん。
肝心の映画です。
ファイナルですからかなり大きな仕掛け。
取調室での、キントリメンバーと一癖ある容疑者との攻防
はやっぱり熱い。
前回の『爆弾』とのやりとりともちがう。
そしてキントリをフォローする捜査1の刑事たち、いつも嫌味ばかり言ってる副総監らをも、巻き込んで大きな敵に挑む。
いろいろ現実にあった事件などもよぎる。
途中でなんだかすでに涙がでてきた。
なに?終わるから?感極まってかな。
このチーム
ほんとに素敵じゃないか。
確かについ最近やっとシーズン1目を見ていた私には娘ちゃんが杉咲花ちゃんになっていたのは少し違和感がある。
りっぱな娘さんに成長して、、、これまた泣きそうよ。
いやいやいやいやいや、
私もみんなと円陣組んでウェーイと言いたい。
なんとか、公開までこぎつけてほんと良かったです。
おつかれさまでした。
もう一度集まってほしいなぁ
ある意味ホラー
ネタバレあります
ドラマの方はたまに見る感じでした
映画公開前に一度延期になったのでしょうか?その辺りの経緯はよくわかっていません
ただ、今の現状をそのまま置き換えると総理の過去を暴くことに本当に意味があったのか?
もし現実に今の総理が退陣したときに前総理が返り咲くなどということを想像すると国民にとってはこれ以上の不幸はなくなります
本当の公開時期が前総理と前前総理の間であればどっちもどっちなので国民は不幸になりません(いや十分不幸か)が、このタイミングはまさに悪夢そのものです
まさに今、実際にこんなことになろうものならと背筋がぞっとしました
ある意味ホラーと感じたのはこのせいです
でも面白かった
だからといって実は続編ありますとならないできれいなままで完結してほしいですね
【”空白の10分、沈黙の25年。そして若き日のもやい結びの絆と深き後悔。”今作は23年6月の公開延期にもめげずにド根性で公開しただけの事はある見応えあるヒューマンポリティカルサスペンス映画である。】
ー 私の手元には23年6月公開予定であった今作のフライヤーが2種類ある。
そして、今作では首相役を石丸幹二さんが演じている訳であるが、私は清廉なイメージが強い石丸さんを首相にキャスティングしたのは正解だったのではないかと思ったのである。(補足するが、前役の方に対するコメントはしない。個人的に気の毒だったよなと思っているからである。)-
■日本列島が超大型台風20号の襲来を受ける緊急事態の中、長内総理(石丸幹二)は災害対策会議に10分遅れて参加し、閣僚から詰問されるも”それは後で。”と答え、的確に指示を出していく。その後、首相は怪我をした患者を見舞うために病院を訪れるが、その際に森下(佐々木蔵之介)にカッターで襲い掛かるも、”簡単に”捕らえられる。
そして、森下は執拗に長内に会わせろと取調室で言うのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作は、清廉な政治家で日本のケネディと呼ばれる長内総理と森下との学生時代の関係性が、緊急取調室のメンバーの捜査により露わになって行く過程が面白いのである。
そして、そこから見る側は”一の悪行は、百の善行をもってしてもその罪は消えない。”という司法判断の冷酷とも言える正しさを考えさせられるのである。
・長内は、若き日のヨットの航海時の”的確な判断”を評価され、その後総理大臣にまで上り詰め、一方、森下はその時の自分達の行為に対する悔いを25年抱え続け、自分が余命僅かとなった際に、身命を賭して長内に自分達がした事に対する”けじめ”をつけさせようとするのである。
・見所は、緊急取調室の真壁(天海祐希)と、長内が可視化システムを止めた取調室での駆け引きのシーンである。
真壁は、若き森下がヨットの船内で咄嗟に拾っていた航海日誌の内容を長内に問い、彼はその事実を認めつつも、”その事件以降、自分がどれだけその後悔の念を、国民の為に向けて尽くして来たか。”を語り、真壁はそれでも”一の悪行は、百の善行をもってしてもその罪は消えない。”と語るのである。
そして、長内は台風一過の青空が広がる中、潔く、記者団の前で自身の首相辞任及び国会議員辞任を告げるのである。
<今作は23年6月公開延期にもめげずにド根性で公開しただけの事はある見応えあるヒューマンポリティカルサスペンス映画なのである。>
■TVドラマを一切見ない男が、脳内で類推した事幾つか。
1.元刑事部長(草刈正雄)は、警察の不正を被り獄に繋がれているから、首相の動線を変える事を現刑事部長(勝村政信)にある言葉で進言し、認めさせたのかな。
2.真壁が警察を辞めないのは、身内に殺された刑事の夫(眞島秀和)の遺志を継いで居る為かな。
とか、イロイロね。
(低い声で)イエーイ・・。
(何がネタバレかよくわからないので安全策でネタバレ扱い) ※「●ね」の発言の扱いの考察
今年198本目(合計1,739本目/今月(2025年12月度)2本目)。
腰痛で全治2か月で離脱していましたが本格的に復帰…と思いきや、年末の最終週…。年間200本は行けるかなぁ。
まず、他の方も書かれたように、日本国憲法を無視しているとか何とかという議論はすっ飛ばします。法律系資格持ちは極めて気になりますが、これを問題にすると採点不能になってしまい(ここだけで減点5.0になり採点が成立しない)、意味がなくなるためです。
作品単体で見た場合でも、ヒントになる描写は一応あることはあるし、作品の述べたいところは十分理解できるので、あとはその「そんな展開が現在の日本の三権分立からありうるかどうか」という部分にどこまで対応できるか、という気がします。今週の作品の中では比較的推せるタイプではないかなぁ、というところです。
作品としてはこれで終わりになるようですが、丁寧に作られていた印象が良かったところで、法律系資格持ちが見ると突っ込むようなところはあるものの(後述)、ちゃんとフォローされている点もあり(いわゆる不逮捕特権について正確に言及している等)、法律ネタを扱った映画という観点でみると、「一応」及第点かなぁ、という気がします。
採点は以下まで考慮しています。
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(減点0.4/通達の効力について)
通達は、上級行政庁が下級行政庁に出すものであって、国民にあてたものではありません(墓地埋葬事件)。
(減点0.3/法の適用に関する通則法に関する配慮がやや足りない)
海外でトラブルに巻き込まれたとき、どこの法律を適用するのか、を定めた法律で、この映画でいう「ヨットのトラブル」にも影響してくるところですが、ここは扱いが微妙なので(日本の法が排除されても、海洋上である以上、どこかの国の法律は適用はされます)、もう少し掘り下げがあってよかったかなと思います。
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(減点なし/参考/「●ね」というと刑法199条の罪が成立するか)
ここがややひっかかった部分です。判例上もそのような立場を取らず、刑法199条が適用されるかどうかは、被害者への暴行・傷害の程度や、意図等から総合的に決せられますので(同様に、民法96条の強迫も、「●ね」発言だけで直ちに成立はせず、それにより相手が畏怖したことを要する、というのが判例)、ここはややうかつだったかなぁ、という気がします。
脇役が強い
脇の人達が強いね。エンドロールで大杉漣さんも出てたのかぁ凄い脇役だなぁ
TV版見てませんが楽しめました
が 総理大臣がなんか弱いなぁ。もっと悪代官ばりか思いきってもっと清々しい感じか何か中途半端な印象。
爆弾の佐藤二朗さんの取り調べの印象が残っていたからか盛り上がりにかけた。
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