「グータッチ👊とサンボマスターの曲を見せる為の映画」しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司 コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5グータッチ👊とサンボマスターの曲を見せる為の映画

2023年8月5日
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鑑賞方法:映画館

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内容は、2023年の埼玉で、突如宇宙から2つの謎の力が降ってきた。一つは、イリヤ務(30)は悪意の超能力をもう一つは、しんちゃんとひまわりに善意の超能力を授り三人の対決が始まる。その行方は?!という話。印象的言葉は、『誰も食べ物に困らない様にしんちゃんが書いた白いご飯の絵だ。』と幼稚園を襲撃された時にする説明の話。今回は食べ物や食事環境に対する事が終始説かれていて、しんちゃんシリーズでは(焼き肉ロード)を感じさせる展開に面白さを感じた。印象的な場面では、やはり最後のしんちゃんとイリヤのグータッチのタイミングとサンボマスターの曲の入りが絶妙でした。グータッチの場面もイリヤの自責の念や信頼と疑念が入り混じった感じかタイミングに表れ良い演出だった様に感じます。この為だけに作られたと言っても過言でない様な命を懸けた一場面に感動しました。印象的な立場では、悪役のイリヤ(30)が平成の失われた30年を表している所が皮肉だとも感じましたし、素直に頑張れとの言葉を掛けづらい昨今の能力主義社会への回帰とアンチテーゼも感じました。エンターテイメントとしての3Dも白組独特の2.7Dで違和感少なく観れましたが、不気味の壁は中々越えられそうになく周りの違和感はありました。私事ですが、最近海外に旅行に行き外国語が話せないながら身振り手振りで片言の会話や食事をし全く知らない外国人とグータッチをする事があり、少しでも距離感が近づいた事を実感したので余計に感情移入したのかもしれません。考えるよりも行動でフィードバックされ、そしてパンフレットの様な黄色く明るい気分にさせてくれるのかもと感じた映画でした。

コバヤシマル