ヒトラーの死体を奪え!のレビュー・感想・評価
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死体を運ぶために命をかける
シャルロッテベガ扮するソ連軍中尉ブラナヴァシリエヴァブロスカヤは、スターリンの命令だと言われベルリンからモスクワへある箱を運んで行く様に命ぜられた。
途中で襲われたりしてたけど、暗くて分かりにくかったね。やっぱり女性中尉では なめられるよな。それにドイツ軍であろうがロシア軍であろうが村人たちからすると関係なさそうだ。死体を運ぶために命をかけるのはナンセンスなんじゃないかな。
秘密の箱と魔法の箱
1945年ベルリンで焼却された筈のヒトラーの遺体が実は焼却されておらず、スターリンの元に届ける為に奔走した人物がいたというフィクション。
1991年ロンドンで暮らす女性の家に侵入してきた男が、元ソ連通訳の主の秘密を知っていると発したことで過去を語っていく。
ベルリンで自決したヒトラーの遺体を証拠として持ち帰ろうとする情報士官と、ドイツの科学力で蘇生させる為に回収しようとするドイツ兵の鬼ごっこをみせていく。
まあ戦争映画って言えばそうだけど、ロシアの流儀は個人的には理解出来ないし、ドイツ軍の蘇生って…実際は目的は違った訳だけど。
まあ突拍子もないファンタジーがベースだからねぇ…。
魔法の箱
1945年、終戦間近のベルリンにて、ヒトラーの死体をスターリンの元へ届ける任務を遂行するチームの闘いを描いた作品。
史上では焼却されたとされるヒトラーの遺体が残っていた場合の展開を描いた作品ですね。
歴史のIFを描いた戦争アクション作品ということなので、正直、ツッコミ所だらけの寒いイロモノ作品になってしまわないか心配していたが・・・。
序盤のホラー展開こそ安っぽさが拭えないものの、全体としては見応えのある銃撃戦に加え、発せられる一言一言に深み・重みも感じるし、何よりドイツとロシアに蹂躙されてきたポーランド人の哀しさもよく描かれ、思いのほか心に響く物語であった。
まぁでも、どう考えても牛歩よりは飛行機の方が良い気がするが(笑)
また、ちょくちょく良キャラがいるのも良いですね。
トールはカッコ良かったし、アパム的な彼もしっかり見せ場を作ってくれました。
バトルシーンも良かったですね。
こういう作品って、変に超人的な闘いになりがちですがそんなこともなく、且つ地味過ぎない見応えのあるアクションで終始楽しかった。
・・・いやでも、トールの不死身さは超人レベルだったかw
山場ではまさかの救世主‼
この展開はゾクゾクだが、あんた誰w?
…あぁそういえば。。こういうのはもっと絡ませてくれてたら胸アツなんだけどなぁ・・・(笑)
とにかく、最初から最後までずっと楽しめた掘り出し物作品だった。
歴史は勝者がつくるもの・・・否、生き残った者の記憶の中に・・・。う~ん、深いですねぇ。
敢えて挙げるとするならば、画面が暗く見辛いシーンが多かった印象。これで混戦になったりするから、敵味方が非常に分かりづらいのがちょっと残念だった。これと安っぽい幻覚ブタさんが無かったらより高評価だったかも。
それでも、小規模な戦争アクション映画として、充分に見応えがあった作品だった。
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