ファミリー・プレイのレビュー・感想・評価
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写真を"観ている"気分になると思ったら…
冒頭、逃げ惑う女性を2人の男が追いかけ、捕獲後無情にもショットガンでズドン…このシーンを始め、固定カメラの映像で少し一般的な作品よりも引きの画が多く、少しずつズームアップしていく構成はどこか癖になる感覚に陥ってしまった。何だか、絵画を動画で観ている様な気分になるのだ。鑑賞後調べてみたら本作が長編デビューとなる監督との事。そして、"監督兼写真家"という肩書きが。
あぁ、なるほどと思った。
基本的には“父"、“母"、“息子"、“娘"の4人が主な登場人物だが、何故役割に""を付けたかと言うと、本当にそう言う役だからだ。ポスターもガスマスクを付けた3人と、歪んだ顔で足枷が付いている娘が写っている為察せられるが、本当の家族では無いのである。そして、外は汚染されているから出てはいけないと言うキャスパー・ヴァン・ディーン演じる父のルールに従わなければならない。過去にも「10クローバーフィールド・レーン」や、「イット・カムズ・アット・ナイト」でも描かれた、一見守られている様な生活だが、危険と言われる外が本当に危険なのか…という疑心暗鬼や洗脳に近い恐怖が訪れる作品だ。
基本的には4人しか登場人物がおらず、この4人の会話劇を固定カメラで淡々と撮る為、衝撃的なシーンもひとつの風景としか見えない、見せないという何ともマニアックな構成の物語である。監禁モノに頻繁に現れる、女性を軽視するシーンなどのバイオレンス要素も無く、数少ない説明と次第に明るみになる構成で、どうなるのかと食い入って観てしまった。個人的には最後の章の"これからどうする?"は先に持ってきて、息子の描く絵のシーンを最後の最後で出して欲しかったが、ずっしり重い怖さが感じられ、味気ない部屋でも芸術っぽく見える変わった作品である。不思議な体験をしたい方は是非…
感想メモ
最初の雰囲気は良い。
何か明確な目的があって連れて来られた感じ、あと2年で終わる、とか何が?って感じで引き込まれる。
しかし、謎がずーっと謎のまま、終盤で血液とか出てきて、本当に外の世界が汚染されてて、抗体に使うとか!?ってちょっとテンション上がったが、その展開はなし。
マスク無しで外に出た父さんを即刻感染者扱いして殺すのは良い。
なんで家族ごっこさせられてたか謎のまんま終わるのでスッキリしない。
誘拐から始まる毒"父"との戦い
小さな家の中で繰り広げられる"父"により作られた独裁的な世界。"父"の世界づくりのために誘拐されてしまう主人公。
舞台は終始おうちの中で、たった4人の俳優によって作り上げられているセリフ劇といった感じ。4人しかいないからキャラクターが濃く面白い。
特に、息子。父による独裁政治の中で学び育った息子はなんとも可愛らしいのだけど、気味の悪さも同じくらいあって、この映画を1番引き立てていたと思う。
あと、父に従うように見せつつも、抗いをみせる毅然さ、聡明さを演じる主人公"娘"の女優が美しかった。
上書き
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