いつかの君にもわかることのレビュー・感想・評価
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希望
二度と帰ってこない"かけがいのない今"という時間
自分の短い余命を知ったシングルファーザーが、4歳の幼い息子を委ねられる人、家庭を見つけるために奔走する話。養子を希望する家庭にもいろいろある。未熟者のジョンから見ても心配になるような問題点が多々あるのだ。だから自分の息子を託して大丈夫?となる。マイケルのことを真剣に考えれば考えるほど決められなくなる。
シングルファーザーのジョン自身、恵まれない生い立ちで、里親のもとで育ったのだ。そのジョンが出した結論は?
息子を愛し、将来を案じるジョンの思いは痛いほどわかる。その思いは必ずマイケルにも届くに違いない。父と過ごした時を"かけがいのない時間"として懐かしく思い出すだろう。
悲劇的な状況をことさら強調し涙を誘うような映画ではない。家族とは何か、そして家庭とは何なのかを考えさせてくれる映画である。
小さな子どもにとって、親は神様。
33歳のシングルファーザー、ジョンが、余命宣告を受けて、4歳のひとり息子、マイケルを託す里親を捜すストーリーということで、しっかり大判のタオルハンカチを持って行った。
けれど、思いのほか、涙は出なかった。
ジョンは、とてもマイケルを大切にしていると思う。
けれど、ジョンの場当たり的な生き方に翻弄されるマイケルへのやるせなさがそれを上回ってしまった。
「あれこれ俺に言うけど、親父こそ、ダサい生き方してんじゃん」と中学生くらいのマイケルには、言われそう。
小さい子どもにとって、親は、自分の生殺与奪権を持つ神様みたいな存在。
子どもは、自分が過ごす家庭環境が当たり前だと思い、親に愛されないと生きていけないという本能的な勘から、親を心の底から欲し、愛す。
子どもは、大好きな親のそばで、愛されて成長するのが一番。
そのことをちゃんと分かった上で、ジョンには親になって欲しかったな。
まあ、でも、余命宣告を受けてから、マイケルのために必死に今できることに取り組むジョンには、心が動いた。
マイケルのこれからの人生が幸多いことを心から願った。
マイケルの瞳に吸い込まれた‼️❓
シンプルに刺さります
見終えてからじわーーっと…
うーん 自分が同じ立ち位置だったら…
あんま…
静かな感動映画です。
皆さん評価が高いみたいですが、僕は60点ぐらい、あんま…でした(笑)
この映画が気に入った方や泣いた方は、
『マザーズ・プレイヤー』って、1994年のテレビ映画がオススメです。
『ターミネーター2』直後のリンダ・ハミルトンが母親役で、
この映画と似てて、余命の短い母親が息子の為に…って話です。
昔ビデオで観て、始まって5分ぐらいから終わりまで、ずーっと泣いてました(笑)
生涯で1番泣いた映画です(笑)
現在は、配信なし、未DVD化、ビデオのみ
みたいですが、観れる方は是非!!
名作です。
違う映画のレビューになっちゃったけど、何か感動できなかった…
劇場で、泣いてる方いましたけどね…
配信が出たら、静かな部屋で、1人で、観なおしたい。
絵画のような映像
難題を淡々と表現する良作
大切な人と過ごす何気ない日常こそが宝物
この父親の軌跡が気になる
死を前にして、残される子への思いを淡々と形にしていく父親。
どの場面を切り取っても、感情的になることがなく、人としての大きさを感じるこの父親がどうやって、ここまで来たのか。
ストーリーの中で語られる父の生育は、過酷なものであったろうに、誰かを責めるでもなく、本当に淡々と。
こんな男性だったら、いくらでも女性は寄ってきそうなものなのに、そんな気配もなく。
この物語の終わりは想像できているのに、観ている自分は「見習いのソーシャルワーカーと恋に落ちて!彼女がマイケルの母親になる展開になって!」と願ってる。
父子の淡々とした日常から、この親子の絆と父の子育ての素晴らしさが描き出されていく。
何も説明しなくても、見る側に想像を膨らまさせるメッセージがある。
ジョンは感情的にならなかったわけじゃない。
感情をどこで、どう出すのかを心得ていたんだ。
ジョンの物語が知りたい。
どうやって、この男性がここまで生きてきたのか。
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