「多くを描かず、多くを伝える。」いつかの君にもわかること 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
多くを描かず、多くを伝える。
主人公のジョンは仕事の窓拭きをしながら、見つめる。
色んな人の生活や人生の欠片を。
(それはもうジョンには手に入らない)
33歳で死を宣告されたらジョンのように、
たった4歳のマイケルの里親を探せるだろうか?
マイケルはいつか大きくなった日に
父親と里親探しをした日々を少しは記憶に残すだろうか?
説明も最小限。
会話も最小限。
たった95分の中に父親の息子への思いが、ありったけ詰まっている。
マイケルが愛おしい。
(こんな愛おしい生きものを残して逝きたくない!!)
“おうちがいい”
“ママはどこ?”
“ようし“って何?
“死ぬとどうなるの?“
マイケルが小さな胸を痛める事柄。
答えるのがとても難しい。
大人になったって、“死の意味“なんか分からない。
マイケルにジョンが遺せるのは、新しい家族だけ。
自分の眼で選んだ最良で最上の里親。
やはり、あの人でしたね。
その人には“愛“が一番感じられたから・・・。
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りかさんのコメント
2024年2月8日
以前韓国映画かドラマかで、シングルファーザーが、入院している幼い息子を育てていて、父親は車で生活。そして、父親は不治の病となるお話、ご存知ないですか。
あれも辛すぎる話でした。タイトルが変わっていて。
りかさんのコメント
2024年2月8日
こんばんは♪、
たくさん共感コメントしていただきましてありがとうございました😊
辛すぎる話。不幸てんこ盛りのジョン。
おっしゃる通り大人でも死の意味はわかりませんね。
本作好きですが、キツいですね。