劇場公開日 2023年2月17日

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いつかの君にもわかることのレビュー・感想・評価

全78件中、1~20件目を表示

4.0死を題材にしつつも、その中に生や愛情が詰まっている

2023年2月25日
PCから投稿

余命わずかのシングルファーザーが、この世に一人残される幼い息子のために”新しい親”を探し求める。そう書くと涙なしでは観れない感動モノに思えるが、しかし本作にはこの手のジャンルの定番ともいえる感傷的な音楽や叙情的な演出などの余計な雑味がない。その点、構造的には至極シンプルではあるものの、だからこそカメラは一本一秒を無駄にせず、父親として最期の役目を果たそうとする切実な思いを、これほど丁寧かつ冷静に刻み得ているのだろう。『おみおくりの作法』のパゾリーニ監督らしい視点は今回も健在で、行政サービスや制度を絡めながら、人が避けては通れない死というものをしっかりと見つめる。その探求と考察はいつしか、死を透過して”生や日常を見つめること”にも繋がっていくかのよう。ちなみに父親は窓拭き職人。窓の曇りや汚れを丁寧に除去し、窓を介して人々の暮らしや人生を俯瞰する姿から、彼の心のありようが痛いほど伝わってきた。

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牛津厚信

4.0宝物

2024年10月4日
iPhoneアプリから投稿

死を受け入れ息子のために前に進もうとする父親の日常を切り取ったような作品で、とても胸を打たれました。 盛ることなく、暗くすることもなく、ただ日常で、だからこそ真実で、その中にただ相手を想う、愛が詰まってて それがいつか終わると知っているから、観ている間ずっと喪失感に怯えていたけれど、だからこそ一緒にいる時間がたまらなく恋しかったです。

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みのすけ

4.0『おばあちゃんいつ死ぬの』

2024年9月28日
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鑑賞方法:VOD
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When I am 75♥️

3.5子供のために

2024年9月19日
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鑑賞方法:VOD

淡々と進んでいくが、その先には自分の死が待っている。自分の死よりも子どものために日々を送る主人公。色々と考えさせられる話でした。 日本はあまり聞かないが、諸外国は養子制度がきちんとしてるんだなあと。日本人は他人の子を育てるとかしないよね。

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Keita

4.0実話を基に

2024年9月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

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ゆい

4.0里親を探して・・・‼️

2024年7月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

幸せ

4歳の息子を養うシングルファーザーのジョンは、不治の病を患い、息子のために里親探しに奔走する・・・‼️息子のためを思い、里親を探すも決断できなかったり、寂しさと絶望に打ちひしがれるジョンの心情‼️ツラいです‼️そしてジョンが対面する十数組の里親候補の夫婦の様々な人間性や家族観‼️興味深いです‼️そしてそんな父親を不思議そうに見つめる息子役の俳優さんの無垢な瞳が可愛すぎて印象的‼️

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活動写真愛好家

3.5静かで沁みる話だった

2024年4月27日
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てけと2

5.0泣いた

2024年4月9日
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k elow2

3.0全ての子らに幸せあれ

2024年2月26日
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鑑賞方法:VOD

マイケルが可愛すぎて辛かった。

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mar

3.5タイトルなし

2024年2月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲壮感が漂う流れではなく、淡々とした日常を描きながら、迫る別れに備える姿に胸を突かれた。 最初は、何も残さず、マイケルの人生から消えてしまうような立ち去り方をしようとしていた。 それでも、少しずつ、変わっていく。 最後の選択、なぜかとてもしてしまった。

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yukarin

5.0父の思い

2024年1月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

2.5言葉数の少ない親子の切ない物語。

2024年1月7日
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鑑賞方法:VOD
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キッスィ

3.5親愛なるマイケルへ

2024年1月7日
Androidアプリから投稿

久しぶりだなマイケル、運転免許試験合格おめでとう、パパのこと覚えておいてくれたかな。部屋の窓の外からいつもマイケルのことを見守っているよ、と言いたいところだけど正直なところどうなるか、死んだ後のことだからパパにもよく分からないんだ。🕯️に🎈、そして🥚に🍇。全部魂や命のメタファーだなんて、幼いお前にはきっと分からなかったのかもしれないな。仕事でいろんな人の家の窓を磨いて来たけれど、いつもマイケルお前が将来お世話になる家を、窓の中を覗きながら探していたような気がするよ。お前は多分知らないけれど、白壁の上に付いた長方形の小さな窓だけはどうしても磨けなかったんだよ。あの時、このまま死んでお前に2度と会えなくなるような気がしたのさ。狭き門に導かれているみたいでさ。里親と肉親の面会は本当は禁止されているんだけれど、もうすぐ死ぬことがわかっていたパパの場合は特別に、お前と一緒にいろんな里親さんの家を回らせてもらったよな。そこでパパが気にかけていたのは、いつもお前が新しいママとパパのことを気に入るかどうかってことだけだったのさ。でもなマイケル、お前に買ってあげたオモチャの黄色いトラック、覚えているかな。すっかり綺麗になっているのにその荷台をいつまでもいつまでも風呂場で洗っていただろ。だから分かったのさ、飴玉を石の代わりに荷台に載せて遊んでくれた彼女のことが、とても気に入っていたってこと。また彼女に遊んで欲しかったんだろ。お前を置いてロシアに帰ってしまったママにどこか似ていたかもしれないな、マイケル。彼女のことをちゃんとママと呼んでいるよな、お前が望んだ彼女なんだから。

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かなり悪いオヤジ

3.5静かな作品

2023年12月30日
PCから投稿

見ながら疑問に思ったことを、静かな展開で少しずつ話にしている。 内容的に盛り上がりそうなことを、淡々と進めているところが。 なかなか渋い。

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ゆき@おうちの中の人

4.0今年一番良かった

2023年12月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

こんな可愛い男の子を残して、死ななければならないなんて。神様なんていないんだ。最後に一番適任の里親をジョンが選択して少しホッとした。

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ぽよん

4.0愛情

2023年12月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

子のために養子先を探す、父と子の物語。ジェームスノートンの淡々とした演技と、子役の演技が素晴らしく本当の親子の様に見える。また子役のセリフは少ないものの、子が目で演技する様は見事で、何となく感じている演技を堂々としている。 題材含め決して楽しい映画ではないものの、決して大袈裟に騒がずひとつひとつ丁寧に描かれている。最後のBOXは将来の子にとって宝物。父の愛情が涙誘う。

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ken

3.0切ない、父と子の物語

2023年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

起伏のないストーリーだけど、退屈することもなく、じっと見入ってしまいました。 控えめな演出によって、過酷な現実が静かに淡々と描かれていく。 子を思う親の愛に胸が痛くなりました。切ない。 見終わったあとに余韻を残す佳作です。 それにしても、大人の俳優がいくらがんばっても、あの子役にはかなわないですね。

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peke

3.02本立て2本目。泣かされる予定だったが私的には期待ハズレ、全く泣け...

2023年7月10日
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鑑賞方法:映画館

2本立て2本目。泣かされる予定だったが私的には期待ハズレ、全く泣けず。評価、高いですねー、私の感覚は世間とは乖離しているようだ。 長々と里親探しの面会が続く。主人公親子の生活に大きな事件があるわけでもない。だいたいこの主人公、ちょいと曲者そう。子どももどうも微妙にかわいくない。素直に応援できない。まぁ個人的に合う、合わないってやつです。 そして主人公はしてはならない最悪の選択をしてしまうのであった(笑)

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はむひろみ

4.0重いテーマの筈なのだが

2023年7月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

幸せ

人それぞれ背負って生まれてくる運命は違うので 軽々しく人の人生を語れません。 実話に着想を得たこの物語の主人公の悲しみや苦しみは どれほどのものかは自分は想像できないし、わかった気にもならないけど。 主人公がとてもとても苦しんでいることは理解できる。 多くを語らず、余計な描写がない表現がそれを助けてくれる。 作品を観る者の解釈をより広く深いものにしてくれているように思う。 重いテーマの筈なのに何故か 観終わってホッと安堵しているのが不思議な感じです。 たまたまの偶然にこんな素晴らしい作品に出会えて感謝します。 子育てしていた頃を懐かしく思い出させてくれたことにも感謝します。 マイケル君、かわいい。

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あすパパ

4.0多くを描かず、多くを伝える。

2023年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公のジョンは仕事の窓拭きをしながら、見つめる。 色んな人の生活や人生の欠片を。 (それはもうジョンには手に入らない) 33歳で死を宣告されたらジョンのように、 たった4歳のマイケルの里親を探せるだろうか? マイケルはいつか大きくなった日に 父親と里親探しをした日々を少しは記憶に残すだろうか? 説明も最小限。 会話も最小限。 たった95分の中に父親の息子への思いが、ありったけ詰まっている。 マイケルが愛おしい。 (こんな愛おしい生きものを残して逝きたくない!!) “おうちがいい” “ママはどこ?” “ようし“って何? “死ぬとどうなるの?“ マイケルが小さな胸を痛める事柄。 答えるのがとても難しい。 大人になったって、“死の意味“なんか分からない。 マイケルにジョンが遺せるのは、新しい家族だけ。 自分の眼で選んだ最良で最上の里親。 やはり、あの人でしたね。 その人には“愛“が一番感じられたから・・・。

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琥珀糖