マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザインのレビュー・感想・評価
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マリメッコの鮮やかな模様で有名なデザイナーさん、その足跡をたどる映...
マリメッコの鮮やかな模様で有名なデザイナーさん、その足跡をたどる映像。 若いころからずっと居場所を変え、パートナーも変え、創作活動にあらわす様子。 伝記のようでありながら、旅の記録を観させていただいているようでした。
どちらかというと、本当に映画館というより美術館でやる展示向け?
今年81本目(合計733本目/今月(2023年3月度)16本目)。 まずは、北欧の国というあまり目の触れる機会のない映画鑑賞の機会ができた配給会社やシネマートさんには感謝です。 結構かわった映画で、タイトルにも書いたように、美術館などで時々「延々と再生されている紹介ビデオ」があるのはご存じと思いますが、その映画版(100分ほど)と考えるとわかりやすいです。 ストーリーというストーリーが一応存在しますが(彼女の生い立ちやいろいろな旅をする、恋愛をするなど)、逆にいえば起承転結がないので(極論「起起起起」だけになっている)、ストーリーというストーリーを探しにくく、そりゃ「映画館でやってるんだから映画」とは言えますが、結構「変わった」映画であるのは確かです。ただ、美術館とて毎日やっているわけではないし(たとえば大阪の美術館は5時にはしまる)、こういう作品を「映画館で」見ることには一定の理解もできるし、映画館は何も「映画以外のものを「絶対に」流してはいけない」わけではないですからね。 個人的にはこの意味で「ストーリーが少し平凡かな」とは思いましたが(本当にストーリーというストーリーが存在しない)、逆に「100~110分ほど、彼女のイラスト、作品を見たい」という趣旨の映画ならおすすめでしょうし、判断が分かれると思います。結構好き好みが判断で別れるタイプなので、行くいかないも予告編から判断できるので、「地雷に巻き込まれる」ということはないと思います。 採点は下記を考慮して4.7を4.5まで切り下げています。 ------------ (減点0.3(字幕が読みづらいところがある)) ・ この映画はフィンランド映画です。終始フィンランド語です。したがって聞き取りレベルは0に近い映画です。字幕は出ますが、主人公の描いた作品の中にはモノクロ作品もあり、字幕と同化していて「読めない」部分がいくつかあります。 この点は、英語であれば「ある程度推測できる」部分にはなりますが(中国語でも、漢字からある程度の推測は可能)、フィンランド語でそれは無理なので、そこの配慮は欲しかったです。 ------------ 総じていえば「あうあわないが極端に分かれる」「あえていえば、美大生芸大生の方にはぜひ」といったところでしょうか。 フィンランド映画というのも珍しいので(フィンランド映画に限らず、北欧3国の映画って、これ以外だと「ロスバンド」くらい?)、その「フィンランド映画ってどんな感じで進んでいくんだろう?」という貴重な機会でもあるかな、とは思います(それ+「趣旨がややわかりにくい」点もあり、ややミスマッチが全体に起きている感じはしますが、そればかりは日本でフィンランド映画を見られる機会なんて1年に3回あればいいかどうか程度なので、仕方がないでしょう)。
マリメッコ
の基本的なデザインを膨大に残したデザイナーのドキュメンタリー映画。終始一貫して回想ダイアログとそれと関連する映像が流れていく淡々としたものなので、途中何度か寝落ちしかけたが充実した視聴後感を得られる作品だった。因みに、彼女が追い求めていた価値観も生命感だったようで、映画の作りとともに好印象である。
とそんな感想とは裏腹に、
ごっつの
ストーカーとピヒョリレナーリポリリレン
を思い出してしまう展開はマジヤバかったわw
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