「筒井真理子さん主演の緊張感」波紋 chikuhouさんの映画レビュー(感想・評価)
筒井真理子さん主演の緊張感
助演としても存在感のある筒井さんが主演となると、やはり「よこがお」や「淵に立つ」を意識しなくてはならず、緊張感を持って上映を待ちました ポスターやチラシで自転車で疾走するその表情が笑っているのも、何とも怖い、そんな思いでした 彼女に限らないでしょうが、様々な辛苦が降りかかってきたとき、「なぜ私だけ」と思うし、そのぶつけどころのない場面に、にじり寄ってくる「理解者」を受け入れてしまう危うさ それは私たちにも共感するのだけれど、あの筒井さんが人の内面の恐ろしさをみせてくれました
光石研さんと、近所の猫の飼い主安藤玉惠さんはしばしば共演もされていて、キネ旬1位を取った「恋人たち」では水道水に「美女水」というラベルを貼って瓶詰にし、怪しげな水を売るカップルを演じていました
このお二人の存在も、主人公を苦しめる「ダメ夫」「嫌な近所」であり、柄本さんも加え
恐ろしい「脇」でありました
それでもフラメンコを観終わってちょっと希望の持てるラストになったのではないでしょうか(6月8日 TOTOシネマズ梅田 にて鑑賞)
コメントありがとうございます!
私もポスターの依子の表情怖かったです。
きっと煩わしい辛い外の世界から「砦」である家へ帰れる安堵の表情なのかと思いました。
中盤で修が戻ってきて心穏やかに過ごせる砦は壊されてしまうので、何度か繰り返されたこのシーン、笑顔はなくなっていましたね。
仰る通りで、監督さん俳優さんの過去や実績を振り返る事、楽しいです!
「恋人たち」木野花さんも出てましたね♪
他にも共感作があって嬉しいです。chikuhouさんのレビューは大変勉強になります!
又お邪魔させて下さい(o^^o)