HOSHI 35 ホシクズのレビュー・感想・評価

　DVD（クラウドファンディング返礼品）で鑑賞。

　平成特撮を彩ったキャストたちが集結した同窓会みたいな特撮怪獣映画。怪獣の登場シーンが少ないのが残念ではありましたが、平成特撮への愛とリスペクトは充分に感じました。

　小高恵美と橋爪淳の再共演、「ゴジラＶＳスペースゴジラ」が特撮の原体験な私にとって感激以外の何物でもありません。

　クラウドファンディングに参加した特典として、エンドクレジットに自分の名前が刻まれていて感無量。映画になんらかの形で関わりたいと云う密かな夢が叶いました。嬉しいです。

平成特撮へのリスペクトを映画化したと聞いたため結構ワクワクして観に来たんですけど…

まさにNot for meって感じでした

ストーリーのどこを楽しめばよいのかまったくわからないまま終わっちゃいましたね…

上映後に舞台挨拶があったんですけど、ロバートさんのジョークが唯一面白かったです

クラファンに参加人以外は鑑賞要注意だと思います

怪獣映画だと思って見に行ったら、成獣幼体合わせて5分くらいしか見られません。

異常な掟に縛られた村の話がほとんど（1時間以上）で、
怪獣に対処する方法もバラバラ、犠牲者の人数もバラバラ、
そもそも犠牲はいらなかったのではないのか。

大事件が起こって全国に知られ、一時村が閉鎖されたとまで言っているのに、
35年後に元通りの掟を守って続いているのはなぜか。

古い因習に囚われていたヒロインが突然心変わりして、
怪獣のほうもそれであっさり引き下がったのはなぜか。

制作者が深い意味を持たせているのだとすると、
理解するのにとても難しい映画だと思います。

平成特撮映画でひときわ輝いていた女優・小高恵美の28年ぶりの出演映画。
登場怪獣ホシクズは、ゴジラのネタファーであり、私たち特撮ファンのメタファーでもあると感じた。
最後のメッセージは、とても響いた。

テレビドラマ《花のあすか組！》が好きで小高恵美も好きなの。
だから観るよね。観る義務がある。

《花のあすか組！》に出てた西田ひかるや和久井映見はその後活躍するんだけど、小高恵美はそこまで活躍しなかったんだよね。
平成ゴジラでゴジラの気持ちが分かる超能力少女役をやって、これは抜擢だったと思うんだけど、そこまでいい役とは思えなかったと最近平成ゴジラを観て思ったの。
この期間に何か違う展開があればね、売れ続けて、もっと目にすることができたんじゃないかと思うんだよね。

そんなことを思っていたら数十年ぶりの主演映画ということで観たね。
笑うと本当に変わらない。いいね。

そしてストーリーは破綻していた。
色々と辻褄が合わなすぎる。クライマックスシーンだけあって、あとはそこに何とかつなげようとしたけど、怪獣おもしろくてそっちやってたんだろうな。

だから作品単体としてみると……というところだね。
でもいいの。小高恵美を観ることができたから。