みなに幸あれのレビュー・感想・評価
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ジワジワ不気味な新タイプJホラー
奇妙・不気味な出来事の連続に、主人公がジワジワ追い詰められてゆく展開は、面白かった。A24の「MEN」の雰囲気が思い出された。
古川琴音の主役起用は大正解だが、ワキが弱すぎる。特に、祖母役の台詞棒読みは、興ざめ。ストーリーがイマイチすっきりしないし、後味も悪い。
しかし、新タイプのJホラーを目指しており、次回作に期待したい。
Jホラーとしては有り
予告編見て想像してたんとだいぶ違いました。あまりテーマにとらわれず、おお、そう来るか、そう見せるかと楽しみながら鑑賞しました。デートムービーには適しませんので、ひとりでニヤニヤしながら観ると良いでしょう。古川琴音さんの演技が突出しているので逆に浮いてしまっていたかな…
古川琴音が素晴らしい。話の素材は、実に面白い。それが本当にもったいない。
田舎の祖父母の家の2階には何かいるらしい。
祖父母の様子が変だ。
奇行をたまに見かける。
「幸せには総量が決まっている。」
テーマは面白いと思うし、観たい。
しかし、それを興味深く説明する内容になってない。
そもそもそういうルールがあるなら、親はちゃんと教える義務があある。
その都度、「あなたはまだ知らないんだぁ」じゃない。
- 以上。
いや、自分だけが知らない。
なぜか絶対に誰も教えてくれないという恐怖…というのならわかる。
さらに、それが、田舎の特定の地域だけ(それには無理がある)なのか、全国なのか、全世界なのかもわからない恐怖。
そうならば、実に面白いし、新しい!
しかし、そこまで描けていない。(私の認識違いかもしれない。)
観客に説明できていないのは、クリエイターの力不足以外の何物でもない。
それを臭わせるだけ、テーマを提示するだけなら、本作の元となった短編でいいかもしれないが、長編映画ならちゃんと描く必要がある。
素材が面白いのに実にもったいない。
主演の古川琴音は素晴らしい。
一般の方の演技も異様さを表現できていて、いい。
その分、他の人の、ドラマの脇役のような凡庸過ぎる演技が際立っている。
さらに、笑えないコメディのようなシーンが無駄、というかそれ以上に足を引っ張ってる。
Jホラーの昔からのファンですが、最初の爆発的なヒットの頃以降は傑作が極めて少ない。
「いつまでも「リング」の中田、「呪怨」の清水じゃダメなんです」(清水監督の言葉)というなら、「日本ホラー映画大賞」や本作にも、清水監督と清水組は関わるべきではないと思います。
幸せってなんだっけ
子供の頃に自分も住んでいた祖父母の住む田舎町にやってきた看護学生の女性が、不穏な事態と対峙する話。
2階の奥の部屋に異様な雰囲気を感じる中、物音が聞こえたり、爺ちゃんも婆ちゃんもちょっとおかしな行動をしたりと思ったら、2人の背後に…はぁっ!?
主人公の昂るリアクションはその瞬間だけだし、どうするんだよって責める割に必死さもないし、そもそも奇行もフリーズも話しと関係ないし、軽トラ君は無症状?
明らかに力不足な棒読みさんも気になるし…。
なんだかそれっぽい怪しげなものを詰め込んだだけという感じな上にこれと言った衝撃的なオチもなく冗長だった。
日本版ミッドサマーみたいな
総合プロデュースがホラー界の鬼才である清水崇監督なだけあって、シンプルかつオチも大体分かってしまう感じ。
生贄とか奇行な演出がミッドサマーを思わせる作品であったが、ミッドサマーの方が分かりやすく、こちらはあと5分で良いからもう少し村の事とか家族の事とか説明が欲しいところだった。
でも古川琴音ちゃんも雰囲気に合っていてホラーが好きな人はハズレではない映画。
一風かわった映画を、という志!でも
単につまらないとか眠くなるとか、そういったものはなく、むしろ色々と趣向を凝らした不思議な演出に結構興味をそそられるところはありましたが、ちょっと分からないところが多かった印象で、内容と共に嫌なもやもやだけが残ってしまった印象です。
演出とかも、良く捉えれば味わい深いと思いますが、何だか中途半端に嫌な雰囲気で、やっぱもやもや・・・
生理的になんか嫌と思うところがありましたが、それは結構作品の売りになったりするので一概に完全否定はしたくありませんが、色々と他にはないような気持ち悪さがあるので、それは覚悟して観賞した方がよいかと─
時間をばつっと切ったり突然飛んでしまうような展開も少し気になってしまいました。
野心的に社会的背景なども盛り込もうとしていたのかもーと思ったりもしましたが、それほど深く理解できなかったので、自分には評価できません。
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