みなに幸あれのレビュー・感想・評価
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個人評価:2.0 映画ポスターはよかったが、やはり現在の量産型のジ...
個人評価:2.0
映画ポスターはよかったが、やはり現在の量産型のジャパニーズホラー感は否めない。
おばあちゃん役の演技にだいぶ助けられており、本当に怖い演出はない。
清水崇が描く様な、怖さを通り越した笑いも無く、押切蓮介のマンガを模倣したような作風であった。
嫌いじゃないけど、狂ってる
噛めばけむほど味が出るスルメみたいなホラーですが、映画は1回しか噛めないから薄味になる
だから、映画としては不出来
配信ドラマでもう少し一つ一つわかりやすく作れば、面白かっただろうね
誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている
という都市伝説やファンタジーにありがちな法則を前提にしたホラーですね
題材自体がすでに現在の風刺で、あとはこまごまと風刺を効かせまくっている
その上、ホラーというよりグロいシーンをたくさん入れ込んでいる
この辺りは呪怨の清水崇が、関わっているからなのかな
昔、映画を芸術ととらえた先人達の匂いを感じます
なので、最近のつまらないJホラーとは一線を画しますが、不完全燃焼でした
作り手が思っているほど、観客はついていけない
もうちょっとわかりやすくしないとね
独りよがりすぎる
中二病が抜けきれていませんね
とにかく時間を持て余しているなら、ご鑑賞ください
これは映画館で観ていたら、より一層がっかりしていただろうなぁ、と思いながら鑑賞。
時間を大切にしたい方は観ない方が良いと思います。
序盤はシャマラン監督のヴィジット的な様相。
セリフも展開も不自然さが目立ちます。わざとなんでしょうか…
とにかくショッキング・不気味なビジュアルを見せたかったのか?
だとしたら、かなり短絡的で下手だなぁと感じました。
(素人なのにすみません)
ストーリーは非常に分かりづらく、鑑賞する側はずっと置いてけぼり。
映画における説明セリフは嫌われがちですが、この作品に関してはむしろもっとあった方が良いのではないかと…
全体的に、理解できない・面白さを感じない こちら側が悪いのかな?と悲しくなりました。
アフリカの人たち(子どもたち?)は、不幸せだと思う?じゃあ本人たちは幸せじゃないと感じているのかしら?と話す伯母のシーンだけは、確かにそうだな、と。
作品テーマである「自分たちの幸せは、誰かの犠牲の上に成り立っている」を表す良いセリフだったと思ったのですが、ちょっと他の要素が…
また、ホラー映画はやっぱり叫び声が大事ですね。
演技力か、大きな声か、どちらかは欲しい…
近年の腑抜けた邦画ホラーとは一線を画す
気持ち悪いという感想で低評価、をよく観る。
そもそもホラー映画は観客に恐怖感や生理的不快感を提供するものであり、ホラー好きはそれを求めてホラー映画を観るものだ。
そういう意味でこの映画は怖いし、不快である。
それは作り手の怖いものを提供してやろうという意図が伝わったということだ。
昭和レトロ感ある田舎を舞台に、開かずの間、奇妙な言動をとる優しいはずの祖父母、タブー視されている何か。
不穏な空気が中弛みせず徐々にスケールアップするのも飽きさせない。
劇場で観た時は久々に手応えのある邦画ホラーを観たという感想だった。
嫌味ではなく怖くないホラーなら近年のアイドルが絶叫する感動系邦ホラーを観れば良いんじゃなかと。
女優目当てか? 清水崇監督のプロデュース目当てか?
新感覚ホラーとのことですが…
観ていて辛かった、です。
理由は「誰かの不幸の上でしか自己の幸せは成り立たない」というお話だからです。
果たしてそれは…リアルで本当のお話なのでしょうか………?
これを「映画としてとらえるか」。
それとも
「現実になぞってとらえるか」で感想が変わってくる気がしました。
私は…信じたくないですが後者としてとらえたのでこの点数になり、とても気持ちが悪くなってしまいました。
このJホラー映画は、人には勧めたくない作品だなと、思いました。
(監督または脚本家の方のメッセージは、
「綺麗事言う奴は絶許」、ってことなのでしょうか…?)
つまるところ……
救急車は?警察は?なんで呼ばないの?機能してないの?という疑問はあったが、
ラストの窓辺の女性のシーンによると、
土着信仰でもなく風土病でもなく、
恐らく我々の生きる現実とは違って、本当に家族単位で生贄が必要な世界(設定)ってことだと解釈した。
笑って生きるには犠牲が必要だよね(物理)っていう世にも奇妙な物語時空なんだろう。
とは言っても不可解で不気味な点は多かった。
けど、それを楽しめばいいんだろう。
全然面白いよ
オジさんになった俊雄くん
笑ってしまったら最期、アレになってしまう・・・などと考えていたら笑えなくなってしまう。孫の古川琴音ちゃんも目を縫ってしまおうとしたけど、多分その前に死ななければ(アレになる?)ならなかったのだろう・・・よく分かっていません。
お祖母ちゃんの妊娠・出産にはちょっと引いてしまいました。皆さんも同じだと思います。笑えないし怖くもないし理解もできないし・・・その赤ん坊がどうなるのか、孫の弟はどうなるのか?結局、同級生(松大航也)が犠牲になってくれたから助かったのか。
そんな理解不能なホラー作品であっても、「誰かの不幸の上に誰かの幸せが成り立っている」というテーマはよく伝わってきました。歴史をみても奴隷制度とかカースト制度とかテーマは考えさせてくれるのに最適ではありましたが、「皆に幸せになってもらいたい」と願う孫と同級生の思いは打ち砕かれてしまうところが凄い。結局は自ら犠牲になる日本人体質が勝ってしまった気がします。
秀逸だったのはブリーフ姿のオジさんを中心となって家族がボディミュージックを披露するシーン。クスッと笑ってしまう琴音ちゃんがいい。
誰かが不幸にならなければ自分は幸せになれないのか?序盤で横断歩道を渡るお年寄りを助けたことで小さな災難があったけど、それをラストで選択しないところが興味深いところ。そうやってあれこれ考えると、これはホラー映画だったのかという疑問も生じてしまう・・・まぁ、所詮はVRの世界だったのかな・・・
キッッモ(褒めてる)
観てる側には幸はない
古川琴音だから観てしまったが、怪奇現象の原因が観終わっても分からない。
ジャパニーズホラーの特徴は、
心霊系や恨み・・・といった
《目に見えないはずのものが、恐怖の根源》であったり、
《幽霊や妖怪あるいは超常現象》である。
西洋のホラーのように「荒ぶる悪魔が祟る」のとは違う。
あまり宗教も関係がない・・・ジャパニーズ・ホラーの特色がある。
さて、『みなに幸あれ』の場合はどうだろう?
KADOKAWA主催の「第一回日本ホラー映画大賞」を受賞した。
受賞者の下津優太が中編を長編に撮り直しました。
清水崇が総合プロデュースした。
「リング」でも「呪怨」でも「犬鳴き村」とも「貞子」とも違う。
これを新感覚とか言っても良いのだろうか?
田舎の祖父母の家へ行った孫娘(古川琴音)は、怪奇現象に驚かされる。
2階には誰かいて、ドンドンと音を立てたり、物音がひどい。
挙句に2階にはブリーフ一枚の中年男が寝ている。
その人間の姿をした“何者かは“
はっきりと琴音には見える。
虐待ではないかと疑い、連れ出そうとすると、突然軽トラックが
猛スピードで男をはねる。
血だらけの男は土手から蹴落とされて、田んぼで燃やされる。
それを祖父母も近所の人も幼なじみも、当たり前のこととして
驚かず平然としている。
その男が、
誰か?
生者なのか?
死者なのか?
なぜ無視されるのか?
最後まで見ても何も分からない。
因襲なのか?
恨みなのか?
刑罰なのか?
ラストで琴音は東京に帰っていて友人と遊びに行く約束をしている。
まるで何事も無かったように。
一体田舎の家で見た現象は何だったのか?
答えを出さないのは、
不誠実な気がする。
あの世だったとか、怨霊だったとか・・・
結論はやはりほしい。
「アザーズ」のように、実は自分(琴音)が死者だった、
的なオチを考えてみたがそれも違う。
《誰かの不幸の上に幸せは成り立つ!?》
確かにそうとも言えるが、その男の素性が分からず、
あまりにも説得力がない。
人間関係に実態がないのだ。
作者は結論を曖昧にせずに、責任を果たすべき!
《こんなん出てきました‼️》
って、ありましたよね。
そんな感じ。
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