みなに幸あれのレビュー・感想・評価
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これはひどい。 ひたすら気持ち悪いだけで何の意味もない作品に思える...
これはひどい。
ひたすら気持ち悪いだけで何の意味もない作品に思える。
失礼ながら、よくこんなものを世に出そうと思ったな。
女優目当てか? 清水崇監督のプロデュース目当てか?
はい、タイトル通り両方の目的に鑑賞しました。
ハリウッドでも活躍する清水崇監督がプロデュースということで
全編漂う不気味な雰囲気もありつつ、過去と現在のタイムラインの見せ方などにも
「呪怨」を思い出させる部分あり。
そして古川琴音さんや子役の赤い目を見たときに
台湾映画「哭悲/THE SADNESS」を思い出し、
あちらはウィルスのせいで人が狂暴化、暴力、性に対する解放感が理由をもって描かれたが、「みなに幸あれ」はちょっと日本の田舎に伝わる怪談話っぽい、
不思議な話を映像化したような、いま、これはなぜ起こっている?と謎が解けない部分が多かった。
本当に意味が分からない
です。
いや言いたい事は分かるんだけど表現の仕方が…
あとわざとだと思うけどおばあさんの喋り方が本当に嫌でした。
これ映画館で観た人いるのかな、ご愁傷様って感じです
古川琴音ちゃんだけは良かったです。
新感覚ホラーとのことですが…
観ていて辛かった、です。
理由は「誰かの不幸の上でしか自己の幸せは成り立たない」というお話だからです。
果たしてそれは…リアルで本当のお話なのでしょうか………?
これを「映画としてとらえるか」。
それとも
「現実になぞってとらえるか」で感想が変わってくる気がしました。
私は…信じたくないですが後者としてとらえたのでこの点数になり、とても気持ちが悪くなってしまいました。
このJホラー映画は、人には勧めたくない作品だなと、思いました。
(監督または脚本家の方のメッセージは、
「綺麗事言う奴は絶許」、ってことなのでしょうか…?)
つまるところ……
救急車は?警察は?なんで呼ばないの?機能してないの?という疑問はあったが、
ラストの窓辺の女性のシーンによると、
土着信仰でもなく風土病でもなく、
恐らく我々の生きる現実とは違って、本当に家族単位で生贄が必要な世界(設定)ってことだと解釈した。
笑って生きるには犠牲が必要だよね(物理)っていう世にも奇妙な物語時空なんだろう。
とは言っても不可解で不気味な点は多かった。
けど、それを楽しめばいいんだろう。
全然面白いよ
めちゃ評価低いから期待しなかったけどなかなか面白い
ホラーというより不気味であり、あまり詳細は明かされないけどとにかくおじいちゃんおばあちゃんが怖い笑
特におばあちゃんは棒読みなんだよねセリフ、しかも妊娠してたりおじいちゃんの指舐めたりめちゃ意味不明
それが逆にもう何か壊れてるんかな?って想像できる
主人公ももう受け入れて壊れてる感じだったけど、おばあちゃんもそうだったんかな?て思いました
家族もなんかおかしいしミッドサマー的な生贄みたいな感じなのかな?と想像できたらとても面白い
これはあの村上独特の風習なのかな?
そのへんはもう少し掘り下げてほしかったと思う
主人公の女の子がとても存在感があってよかった
オジさんになった俊雄くん
笑ってしまったら最期、アレになってしまう・・・などと考えていたら笑えなくなってしまう。孫の古川琴音ちゃんも目を縫ってしまおうとしたけど、多分その前に死ななければ(アレになる?)ならなかったのだろう・・・よく分かっていません。
お祖母ちゃんの妊娠・出産にはちょっと引いてしまいました。皆さんも同じだと思います。笑えないし怖くもないし理解もできないし・・・その赤ん坊がどうなるのか、孫の弟はどうなるのか?結局、同級生(松大航也)が犠牲になってくれたから助かったのか。
そんな理解不能なホラー作品であっても、「誰かの不幸の上に誰かの幸せが成り立っている」というテーマはよく伝わってきました。歴史をみても奴隷制度とかカースト制度とかテーマは考えさせてくれるのに最適ではありましたが、「皆に幸せになってもらいたい」と願う孫と同級生の思いは打ち砕かれてしまうところが凄い。結局は自ら犠牲になる日本人体質が勝ってしまった気がします。
秀逸だったのはブリーフ姿のオジさんを中心となって家族がボディミュージックを披露するシーン。クスッと笑ってしまう琴音ちゃんがいい。
誰かが不幸にならなければ自分は幸せになれないのか?序盤で横断歩道を渡るお年寄りを助けたことで小さな災難があったけど、それをラストで選択しないところが興味深いところ。そうやってあれこれ考えると、これはホラー映画だったのかという疑問も生じてしまう・・・まぁ、所詮はVRの世界だったのかな・・・
キッッモ(褒めてる)
ここ数年、日本のホラー映画はつまらないものばかりだった。その中では1番怖く、1番まともなホラー映画だった。
ミッドサマーのような異様すぎる慣習。
Jホラーらしいジメジメした雰囲気。
2000年代のJホラー味を感じていい映画だった。
だが、流石にキモすぎる。
バグった動きのジィとバァ。
途中で出てくる太ったおっさん。
キモい。
あと、少し説明不足な点が多いかなー。
詳しくは言えないけど、ラストのせいで少しモヤモヤしたまま終わっちゃうのはもったいなかった。
でも、最近のJホラーの中では1番面白い映画ではあった。
観てる側には幸はない
予告だけ見たらおもしろそうだったのに、、、、
くそほどつまらんかったです、
わざわざ10分程の作品を一時間半にもする必要あります?
だれにも感情移入することなくずっとイライラ、怖くもないし、グロもキモさも中途半端
主演の女優さんが気の毒でなりません
アマプラで観たからまだしも、もし映画館でお金払ってたらこっちが発狂しますよ、、
とにかくありとあらゆる罵詈雑言の汚い言葉しか思い浮かびませんからこのへんでやめます、言いたりませんけど
古川琴音だから観てしまったが、怪奇現象の原因が観終わっても分からない。
ジャパニーズホラーの特徴は、
心霊系や恨み・・・といった
《目に見えないはずのものが、恐怖の根源》であったり、
《幽霊や妖怪あるいは超常現象》である。
西洋のホラーのように「荒ぶる悪魔が祟る」のとは違う。
あまり宗教も関係がない・・・ジャパニーズ・ホラーの特色がある。
さて、『みなに幸あれ』の場合はどうだろう?
KADOKAWA主催の「第一回日本ホラー映画大賞」を受賞した。
受賞者の下津優太が中編を長編に撮り直しました。
清水崇が総合プロデュースした。
「リング」でも「呪怨」でも「犬鳴き村」とも「貞子」とも違う。
これを新感覚とか言っても良いのだろうか?
田舎の祖父母の家へ行った孫娘(古川琴音)は、怪奇現象に驚かされる。
2階には誰かいて、ドンドンと音を立てたり、物音がひどい。
挙句に2階にはブリーフ一枚の中年男が寝ている。
その人間の姿をした“何者かは“
はっきりと琴音には見える。
虐待ではないかと疑い、連れ出そうとすると、突然軽トラックが
猛スピードで男をはねる。
血だらけの男は土手から蹴落とされて、田んぼで燃やされる。
それを祖父母も近所の人も幼なじみも、当たり前のこととして
驚かず平然としている。
その男が、
誰か?
生者なのか?
死者なのか?
なぜ無視されるのか?
最後まで見ても何も分からない。
因襲なのか?
恨みなのか?
刑罰なのか?
ラストで琴音は東京に帰っていて友人と遊びに行く約束をしている。
まるで何事も無かったように。
一体田舎の家で見た現象は何だったのか?
答えを出さないのは、
不誠実な気がする。
あの世だったとか、怨霊だったとか・・・
結論はやはりほしい。
「アザーズ」のように、実は自分(琴音)が死者だった、
的なオチを考えてみたがそれも違う。
《誰かの不幸の上に幸せは成り立つ!?》
確かにそうとも言えるが、その男の素性が分からず、
あまりにも説得力がない。
人間関係に実態がないのだ。
作者は結論を曖昧にせずに、責任を果たすべき!
《こんなん出てきました‼️》
って、ありましたよね。
そんな感じ。
見事にテーマを殺してる
この作品、素材はいいけど調理法を間違ったせいで駄作になってしまってると思う。ホラー映画として制作するべきではなかった。劇中の不必要なホラー要素がノイズになってて不快。誰のアイディアか知らんけどシャマランのヴィジット的演出マジでいらないです。このテーマを描くなら率直に突き詰めればリアリティのある恐怖につながると思うが、なぜ安直なホラー要素を組み込んでしまったのか・・・。田舎とか老人ってなんか怖いよね~っていう浅はかな要素と、誰かの犠牲の上に誰かの幸せは成り立っているっていう社会的テーマがかみ合ってなさすぎる。テーマとは別にやりたいことがあってそれぞれのベクトルがズレてる感じ。
頭が悪いって大変だな
映画監督を目指す人は見た方が良いよ
何事も起承転結で組み立てる事って凄い大事だと改めて思いました
自分が面白いと思っても、客観的に見た時に本当に面白いかどうかを判断する能力の大切さがわかるはず
「ホラーとかサスペンスとかは奇怪であることが面白く、恐怖であると勘違いしてしまったんだろうな」と、思わせられる映画でした。
低迷しているジャパニーズホラーの中でも特にひどい
10点満点中1点。
作品中の風景はキレイなので1点です。
終始ツッコミどころ満載で笑いながら見れる作品。ホラー映画見たい人は絶対に見てはいけない。見た後に後悔しか残らない。
お金を払って映画館で見たい人が不憫でならない。
期待してた自分が悪かった。みるだけ無駄です。
超難解ホラー
「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」というテーマを下敷きに作られた作品のようだ。
これは確かにホラーだが、それ以前に「SF」というジャンルにしなければ何もわからない。
主人公が父の姉を訪ね、彼女と接見し、彼女が言った言葉がこの作品のテーマであり、この作品にSF要素があるということを示している。
しかしこのSFとしての設定がほぼテーマにしかなく、このSFがわかりにくいことで作品の意味がわからなくなることが残念な点だ。もしかしたら「異世界もの」の方が近いのかもしれない。完全に個人的主観ではあるが…。
さて、
この特殊な設定は、食に関する主人公と祖父母との会話で始まるが、それは食肉の過程を知らずに飽食する者たちへのジャブだろう。
その「犠牲」は、一家で「人間一人分」というのを、実際の人間(搾取される)に置き換えている。
基本的に普段は考えないことをリアル化した「世界」がこの作品だ。
しかし、
それにしても難解だ。そもそも「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」という感じのタイトルにしたほうがよかったように思う。
それを「みなに幸あれ」としたことにはどんな意図があったのだろう?
テーマがダイレクトに来ることで作品の設定が明確になる。それに沿ったホラーであればよかったと思う。
しかし「ホラーなのだ」と言われれば何も言えないのだが…。
また、
祖母の妊娠出産は何を意味するのかさっぱりわからなかった。そこにはテーマはなく、ただホラー感だけがあった。
この世界の秘密を知らずに生きてきた主人公。猟師が狩る鹿は象徴。味噌は犠牲者によって作られるのだろうか? そこら辺りに仕組まれた映像は、ホラー特有の気持ち悪さを演出しているが、ただ気持ち悪い。
さて、
幸せとは、完全なる主観でしかない。比較も不可能だ。その幸せという主観には「犠牲」があるという考え方こそ不幸なのだろう。
最後に主人公が彼の両親に会いに行く。その様子を近所の独身女性が覗いている。主人公はにこやかに笑い「だって幸せなんだもん」と答え再びタイトルが表示される。
誰に何を思われても自分が感じる「幸せ」にケチを付けてはいけない。そこが不幸への落とし穴だ。
タイトルは真っ赤な文字 落とし穴が潜んでいる。
彼氏と待ち合わせた主人公は、横断歩道で荷物を持つ老女と再び同じシチュエーションとなる。しかし主人公の心はそれどころではなく、彼女に変わって誰かが老女を助ける。
できなかった些細な行動も、自分を責めなくていい。関わる時は関わるのだから。
自分を責めるのも不幸。
いじめを受けていた中学生が「オレ、大丈夫っすよ。なっても」というのも、同級生が主人公に首を絞めさせ、彼女の祖母宅の新たな「犠牲者」になる選択も、それこそ不幸の元凶だろう。
日本には「犠牲」が美徳とされた歴史が長い。しかし犠牲が誰かを幸せにするわけではないのだ。幸せとは、ただそれを自分自身が感じるものだ。
この作品は、幸せという言葉を遣いながら、不幸が何かを伝えているのかもしれない。
そう思えばこの作品が如何に濃いテーマを持っているのかわかる。そこに異世界要素はあっても、SF要素を削っているのも理解できる。
しかしホラーで難解な作品は初めてだった。
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