みなに幸あれのレビュー・感想・評価
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【”幸せは誰かの犠牲の上にある。”ウワワー、真夜中に見るとホラーチキンには十二分に怖い不条理ホラー。今作は、訳が分からないけれども怖いという稀有な作品でございます。】
<Caution!内容に触れています。>
ー ”久しぶりに行った祖父母の家には何かがいた!”ホラーなんだけど、マア、ストーリー展開が訳わかんないっす。
孫を演じた古川琴音さんも、良くあの役を受けたなあ。
一番いやだったのは、村の皆が、”幸せは誰かの犠牲の上にある。”って事が普通の世界で生きて来た事だな。
あとは、お婆さんの妊娠、出産シーンも訳が分からん!
も一つおまけに、目から出る赤い血の意味は何だ!!ー
■ここでホラーチキンの特性をお伝えしよう。それはね、突っ込み処満載作品でも、夜中に見ると面白怖く感じられるところなんだよ!
だから、先日観た「ドールハウス」のような、秀作を映画館で見ると、モー大変なのである。じゃーね!
ホラー映画って実は一番ハードル高いジャンルか?
おばあちゃんの役の人には申し訳ないけど、全く感情がこもっていない演技でみてられない。しかもホラーの根源にかかわる部分なので口を開くたびにげんなりする。
物語では呪いに憑かれた狂気の一族ということで、家族が異常行動をとるのはわかるんだが、それに対する正常なはずの主人公の行動も共感できないから、支離滅裂な映画に陥ってる。殺人が起きたら警察なり、家族以外の都会の信頼できる人に相談したりするはずなのに。
それに開かずの間で祖母の体当たり、山奥で斧で殺す、糸で目を縫うなど決定的な出来事が起きた後に、シーンがいきなり変わって普通に日常に戻るのも映画の構成としてありえない。目を背けたくなるような不快な描写もやたらと出てくるのでそこも大幅なマイナス点。あと最低限映画製作の基本として、生贄を祭る部屋はミッドサマーみたいに荘厳きらびやかな感じで行こうよ。なんでちょっと散らかっているのよ。
個人評価:2.0 映画ポスターはよかったが、やはり現在の量産型のジ...
嫌いじゃないけど、狂ってる
噛めばけむほど味が出るスルメみたいなホラーですが、映画は1回しか噛めないから薄味になる
だから、映画としては不出来
配信ドラマでもう少し一つ一つわかりやすく作れば、面白かっただろうね
誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている
という都市伝説やファンタジーにありがちな法則を前提にしたホラーですね
題材自体がすでに現在の風刺で、あとはこまごまと風刺を効かせまくっている
その上、ホラーというよりグロいシーンをたくさん入れ込んでいる
この辺りは呪怨の清水崇が、関わっているからなのかな
昔、映画を芸術ととらえた先人達の匂いを感じます
なので、最近のつまらないJホラーとは一線を画しますが、不完全燃焼でした
作り手が思っているほど、観客はついていけない
もうちょっとわかりやすくしないとね
独りよがりすぎる
中二病が抜けきれていませんね
とにかく時間を持て余しているなら、ご鑑賞ください
これは映画館で観ていたら、より一層がっかりしていただろうなぁ、と思いながら鑑賞。
時間を大切にしたい方は観ない方が良いと思います。
序盤はシャマラン監督のヴィジット的な様相。
セリフも展開も不自然さが目立ちます。わざとなんでしょうか…
とにかくショッキング・不気味なビジュアルを見せたかったのか?
だとしたら、かなり短絡的で下手だなぁと感じました。
(素人なのにすみません)
ストーリーは非常に分かりづらく、鑑賞する側はずっと置いてけぼり。
映画における説明セリフは嫌われがちですが、この作品に関してはむしろもっとあった方が良いのではないかと…
全体的に、理解できない・面白さを感じない こちら側が悪いのかな?と悲しくなりました。
アフリカの人たち(子どもたち?)は、不幸せだと思う?じゃあ本人たちは幸せじゃないと感じているのかしら?と話す伯母のシーンだけは、確かにそうだな、と。
作品テーマである「自分たちの幸せは、誰かの犠牲の上に成り立っている」を表す良いセリフだったと思ったのですが、ちょっと他の要素が…
また、ホラー映画はやっぱり叫び声が大事ですね。
演技力か、大きな声か、どちらかは欲しい…
近年の腑抜けた邦画ホラーとは一線を画す
気持ち悪いという感想で低評価、をよく観る。
そもそもホラー映画は観客に恐怖感や生理的不快感を提供するものであり、ホラー好きはそれを求めてホラー映画を観るものだ。
そういう意味でこの映画は怖いし、不快である。
それは作り手の怖いものを提供してやろうという意図が伝わったということだ。
昭和レトロ感ある田舎を舞台に、開かずの間、奇妙な言動をとる優しいはずの祖父母、タブー視されている何か。
不穏な空気が中弛みせず徐々にスケールアップするのも飽きさせない。
劇場で観た時は久々に手応えのある邦画ホラーを観たという感想だった。
嫌味ではなく怖くないホラーなら近年のアイドルが絶叫する感動系邦ホラーを観れば良いんじゃなかと。
女優目当てか? 清水崇監督のプロデュース目当てか?
新感覚ホラーとのことですが…
観ていて辛かった、です。
理由は「誰かの不幸の上でしか自己の幸せは成り立たない」というお話だからです。
果たしてそれは…リアルで本当のお話なのでしょうか………?
これを「映画としてとらえるか」。
それとも
「現実になぞってとらえるか」で感想が変わってくる気がしました。
私は…信じたくないですが後者としてとらえたのでこの点数になり、とても気持ちが悪くなってしまいました。
このJホラー映画は、人には勧めたくない作品だなと、思いました。
(監督または脚本家の方のメッセージは、
「綺麗事言う奴は絶許」、ってことなのでしょうか…?)
つまるところ……
救急車は?警察は?なんで呼ばないの?機能してないの?という疑問はあったが、
ラストの窓辺の女性のシーンによると、
土着信仰でもなく風土病でもなく、
恐らく我々の生きる現実とは違って、本当に家族単位で生贄が必要な世界(設定)ってことだと解釈した。
笑って生きるには犠牲が必要だよね(物理)っていう世にも奇妙な物語時空なんだろう。
とは言っても不可解で不気味な点は多かった。
けど、それを楽しめばいいんだろう。
全然面白いよ
オジさんになった俊雄くん
笑ってしまったら最期、アレになってしまう・・・などと考えていたら笑えなくなってしまう。孫の古川琴音ちゃんも目を縫ってしまおうとしたけど、多分その前に死ななければ(アレになる?)ならなかったのだろう・・・よく分かっていません。
お祖母ちゃんの妊娠・出産にはちょっと引いてしまいました。皆さんも同じだと思います。笑えないし怖くもないし理解もできないし・・・その赤ん坊がどうなるのか、孫の弟はどうなるのか?結局、同級生(松大航也)が犠牲になってくれたから助かったのか。
そんな理解不能なホラー作品であっても、「誰かの不幸の上に誰かの幸せが成り立っている」というテーマはよく伝わってきました。歴史をみても奴隷制度とかカースト制度とかテーマは考えさせてくれるのに最適ではありましたが、「皆に幸せになってもらいたい」と願う孫と同級生の思いは打ち砕かれてしまうところが凄い。結局は自ら犠牲になる日本人体質が勝ってしまった気がします。
秀逸だったのはブリーフ姿のオジさんを中心となって家族がボディミュージックを披露するシーン。クスッと笑ってしまう琴音ちゃんがいい。
誰かが不幸にならなければ自分は幸せになれないのか?序盤で横断歩道を渡るお年寄りを助けたことで小さな災難があったけど、それをラストで選択しないところが興味深いところ。そうやってあれこれ考えると、これはホラー映画だったのかという疑問も生じてしまう・・・まぁ、所詮はVRの世界だったのかな・・・
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