ナショナル・シアター・ライブ「オセロー」のレビュー・感想・評価
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おぞましく醜い行為が殺人だ
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『オセロ』のあらすじが分かっているから、結末は分かる。しかし、それでも緊張感が伝わる。そんな演出になっている。
実に凄まじい話だと思う。つまり、殺人には必ず個人的理由がある。『嫉妬』『妬み』『欲望』等など、必ず理由がある。しかし、その観点から『他人の為に殺人を犯す』とは、異常だな行為だ。日本に於ける『忠臣』?イヤイヤ、世界にもある。『騎士道』とか。その次元で『武士道』も同じイデオロギー。そして、その最たるものが『戦争』だ。殺す相手に何一つ恨みが無いのに殺さなければならない。それが『戦争』なのかもしれない。それは『ナショナリズム』などと言った後から作られた概念にあおられる。
殺人は悪の権化であり、決して許さて良い訳が無い。しかし、個人的理由が必ず存在する。ミステリーで言う所の『個人的殺人動機』。それでも、おぞましく醜い行為が殺人だ。そして、その殺人と比べても、戦争が如何におぞましく醜いものか理解出来ると誰でも思うはずだ。ここで言う戦争とは『侵略戦争』の事である。
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