ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価
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ドラマで気になった点が改善されてストレスなく観れた。
高校生です。映画の評価は満足⭐︎5です!素晴らしかったです!これから観ようと思う方は、サスペンス好きは絶対オススメです。刺激やアクションなどが欲しい方にはイマイチです。刺激という刺激はありませんが、この作品にはそんなものはいらず十分楽しめます。
原作の漫画が大好きでドラマも視聴しました。ドラマの脚本改変が本当に最悪で、映画化が決まった時「観るもんか!」と観にいきませんでしたが、今になってやっぱり我慢できなくてU-NEXTで鑑賞しました。
映画の内容は演出、展開の持っていき方といい100点です。King Gnuの曲も素晴らしかったです。2曲続けて流す必要は無かったと思います笑 エンドロールの硝子窓で十分でした。でも軽いいちゃもん程度の感想なのであまり気になりませんでした。
私が特に素晴らしいと感じたのは俳優さんのチョイスと演技です。菅田将暉さんはもちろん全員特に違和感なく、原菜乃華さんは最近よく拝見しますが、汐路ちゃんによく合っていてとても愛らしく感情にも寄り添えるヒロイン(?)らしい子でした。真犯人に言われたことに傷ついて「自分のせいだった?」と絶望して涙を流すシーンも、「ちがうよ〜!でも自分を追い詰めてしまう気持ちはすごくわかるな〜」と悲しくて没入できました。
ドラマの時は、整くんが原作より少し冷淡に見えて気になりましたが今回はぽや〜っとした感じもありズケズケ言うところもあって、原作の整くんの良さが出ていました。
朝晴さん役の松下洸平さんも素敵でした!漫画を読んでて犯人を知ってたので「この人が…!」思っていたけど、前半の松下さんの邪気のない笑顔といい、「こんな良い人犯人じゃないのでは…!」と疑ってしまうほどでした笑 汐路ちゃんが恋するのも納得です。だから自白のシーンの冷徹な表情の切り替えが恐ろしく、クズっぷりも素晴らしいと思いました。悪い役の松下さんは初めて観たので新鮮でした。
最後ちょい出演の永山瑛太さんも、最初は「我路はハーフ顔だろ〜!」と思っていたけど、目線の置き方や微笑といい表情がとても細かく印象的で、ミステリアスでめちゃめちゃカッコよかったです笑
その他のキャスト配役も良い。アイドルとか役者一本じゃない人が起用されるのだけは大嫌いなので、そんなことなくて安心しました。
狩集家相続候補のメインキャスト4人も納得でした。みんな性格が違うけど大事な人を亡くしていて悲しさを背負っていて、そんな個々のストーリーが短い映画からしっかり感じ取れるのが素晴らしかったです。
ドラマでは、偏見や世の風潮に負けず芯の強い女性として努力する、風呂光さん役の伊藤沙莉さんがぞんざいに扱われていて腹立たしかったので、映画では無理やりな絡みがなくおまけ出演ぐらいで安心しました。いまだにドラマは作り直してほしいほど納得がいっていません。
映画でミステリを初見だったら、犯人が誰かわからないぐらい緻密なトリックと演出で、初見じゃなくても最後までドキドキさせられる良い映画でした。狩集家の話は映画向けだな〜!と原作を読んだ時から思っていたので、この話を映画化したことに感謝しかありません。大正解です!脚本の方、ドラマから変わられたのでしょうか?嫌だった部分が全て余す事なく改善されていて驚きました。食わず嫌いせず観て良かったです。
リビングで観たので緊張感がなくホロリと泣いたほどでしたが、映画館で観てたら号泣してたと思います!!後悔してます!
ただひとつ、最後の4人に親からの贈り物を渡していくシーン、ドラマに引き続きでしたが感動BGMは無くても泣けたと思います。静寂だからこそ親を亡くした悲しみや、贈り物に込められた子への愛を余韻として長く感じれて良いんじゃないかな〜と思います。音楽の足し算引き算も映画には不可欠です。
高校生でこんな味わい深い映画を観れたことが幸せで、教訓もあり良い経験になりました。老若男女色んな方に観てほしい良作です。漫画原作者さんの素晴らしさもありますが、露骨なギャグや下ネタ、恋愛要素などをぶち込まなくても映画は面白くできるということがこの映画で証明されたのではないでしょうか!?もっと話題になっても良かったのでは!
遺産相続モノなのに登場人物が1人ずつ消えていったりしないのは珍しくて面白いですね笑 事件のトリック(?)も、ややこしくて難しいけど解決したら全然納得できる程度で、誰でも没入しやすいです。田村先生は本当に素晴らしいです。映画制作陣の方々も、大好きな話を実写化してくださってありがとうございました。
テレビシリーズ見てないけど面白かった
整くん、天才ですね。
テレビ、漫画を見てなかったので大丈夫かなあと思いましたが、整くんのキャラクターも何となく掴めましたし、違和感なくのめり込みました。
瑛太のガロくんがどういう人なのかがわかんなかったけど。まあいいかな。
話としては、鬼のDVDが3匹だったので、あらこの家と一緒じゃんと思った時点で、あとはミステリでもなんでも無くなったんだけど、そのあとの検証シーンで事実確認していくので、興味は途切れませんでした。
シリーズにならないのかな?
これ、面白いよ。
やはり整くんは面白い
テレビシリーズも見ていて面白かったけど、この映画も主役の整くんがいい。
独特な感性で矛盾や不自然さを見抜く姿には爽快感さえ覚える。
とても普通の学生には思えないけど、その普通っていうのもいいですね。
あの着眼点は勉強になります。
ミステリと言うより・・・推理と考察
漫画の久能整はどんな絵なのかと、田村由美さんの漫画の
試し読みをしてしまった。
読んだら原作の虜になった。
菅田将暉の当たり役!!
事実、彼以外に久能整を魅力的に演じる俳優はいないと思う。
だからこそだが、漫画の整くんが菅田に輪をかけだ頭脳明晰の上
超イケメンの白皙の秀才だった。
映画のラストに警察官の4人が出演しているが、
「ミステリと言う勿れ」はある意味で警察対素人探偵の攻防
(主に整の事件への推理)
が、中心にあるのだ。
映画はepisode4「狩集家(かりあつまりけ)遺産相続問題」を描いている。
まるで横溝正史の「犬神家の一族」に似た何代にも渡る
一族の血と血で洗う「秘密と犯罪」を伊能整が見事に解決するお手並みを
特と拝聴する物語だった。
多分この映画は原作漫画をスケールアップしてるのだと思う。
終盤でUSBメモリーの在り処(ありか)
それを整が犯人を罠にかけるシーン。
この展開は映画だけのものではないだろうか?
それにしても狂った一族の財産を守り血筋を守る残虐な犯行。
途中で狩集一族の血塗られた歴史を振り返る漫画と朗読。
この紙芝居みたいな絵は田村由美さん自ら手がけた。
久能の合理的かつ真っ当な思考回路の語りで、事件は全て解決する。
机探偵と呼ぼう!!
アクションもドンパチも全くないけれど、久能に推理されれば
事件の絡まった糸は解きほぐされて真実へと向かうのだ。
映画はオーソドックスな怪奇譚だったが、漫画はサイコスリラーや
切り裂きジャックやバスジャックそして爆弾魔ととても現代的な
事件を扱っている。
続編の材料には事欠かないだろう。
最初と最後にちらりと登場した犬堂我路(いぬどう・がろ=永山瑛太)と
伊能整の対決を是非とも観たいものである。
次作への伏線なのかもしれない。
長音をちゃんと言わないと怒る人
が出てくるわけではない模様。
理屈男が相続トラブルになっている家を助ける話。
中々面白いミステリー作品である。
良い点
・ストーリー設定が斬新。やや苦しい部分もあるが。
悪い点
・皆の名前がぶっ飛んでいる
・ルビが極端に小さい
・爆発シーンがややくどい
・余計なシーンが少し多いか
・油のくだりがやや苦しい
・ホコリがたまりやすいので掃除機で吸われがち
・そもそも処分しない
・博物館???
(余談)
ヘア暑くね?
部屋?
髪のこと。地毛?パマ?
地毛。・・お前ちゃんと伸ばせよ。
短けかな?
髪じゃなくて伸ばし棒。
(余談2)
作家誰好き?
ロナウド。
それサッカー。ミステリー作家とかの作家。
ミステリ?
ミステリと言う勿れ。
ドラマ観てない人もみれる
ドラマから見てたけどやっぱりおもしろい
松下洸平が犯人だろうなーって思って見てたらやっぱりそうだった。
なんかちょっとこわいとこあったビビりな私からすると
ミスったと言う勿れ
最近は菅田将暉+αの設定で、そのαを誰にするのかが大切な事務所のお仕事ということになるのだろう。
『銀河鉄道の父』の時の森七菜がそうであったように、今回は原菜乃華が割り当てられたというわけか。
千姫のままやん。それ。
というオヤジの愚痴以外にはなかなか評価できる要素がないのが実情。
元気溌剌泣き虫ちゃんというまさにオヤジ的視点からジェンダー化されたキャラそのままでしたね。その意味では、やっぱ、千姫のままやん。
大体ストーリーの半分くらいから、犯人は見当がつくもんなんだけど(実際についたけど)、ここはせっかくなので、松下洸平にもっとグロい演技をしてほしかったよね。『スカーレット』の八郎のように思いっきり主人公を裏切る、いや〜〜〜な役にはうってつけだからね。もー少し見たかったよね。
で、それをイエナガと直虎様が成敗!それってやるじゃん!いい感じだよね〜〜。って、1分、時間くれる?聞いてくれるっしょ?(て、イエナガになってしまった・・・)
一等兵で撃たれてしまった岸本も(あんまり戯画的な要素は辟易だけど)最後まで生きていたし。よかった、めでたい。
ね、それに、ちゃっかり'武士むす'もいれば、'色眼鏡'もいるし、'漁労長'もいれば、'クズ彦ママ'もいるしね。登場人物は百花繚乱。
あ、それに千姫様の曽祖母様もおみえでしたね。於大の方、降臨!!
そういえば、直虎では氏真 、昨年は後鳥羽上皇様も・・・。
いつぞやの半兵衛、妻捨てボクサーも。
小松帯刀風の大久保利道も。
って、この映画、なんなん???
役といえば、2回も滝川一益を演じたんだぜ、二人っこのオーロラ輝子へ逃げた親父は。。
フゥ〜〜。
て、これ、NHKの番宣じゃないよね。
て、角野卓造が抜けてない?なんで?「かどの たくぞういねぇ〜〜よ」って言われそう。
しかし、大丈夫です!います。大河ドラマも朝の連ドラにもいっぱい出てますよ。
そして、米子は来年、主役なんだよ!朝の連ドラは!
ということで、
どうもこの映画、いちばん出演時間の多いキャストをミスった映画だったのでは?
この千姫、北川景子が出てれば、救われた感じがしますね。ね、お義母様!
TVで続編を希望
TVドラマからのファンです。予想もつかない展開が魅力なのですが、残念ながらドラマ終了後に漫画で読んでしまったので、おおよそのストーリーは覚えていました(映画が悪いわけではないです)。
突拍子もない設定はこの作品の特徴なので、そこに違和感はありませんでした。殺人を犯罪ではなくて自分の使命と語る犯人がカルトの信者に見えて、現実世界にも似たようなことはあり得ると思ってしまいました。
菅田さん、原さん、周りの役者さんたち、いずれも素晴らしかったです。有名な俳優の出番が少ないというコメントもありましたが、この俳優を使うくらいだから怪しいのでは、と思わせてくれて、ミステリー作品なら有りだと思います。
整くんの人間や人生の本質を語る場面がもう少し欲しかったです。大好きなBGMをもう少し聴きたかったのもマイナス要因かな。
硝子窓
ドラマ一切見てなかったし乗れないだろうなーと思ってスルーして3ヶ月。近い劇場での上映が最終日だったので、思い切って鑑賞。
なぜ3ヶ月放置していたのかと悔やむくらいに面白かったです。ミステリーとしても難解すぎず、それでいて簡単でもない絶妙なバランスでしたし、登場人物の動きがコミカルにもシリアスにも転がるので楽しめました。
とある一家の遺産相続争いにたまたま巻き込まれてしまった久能整が事件を解決していく、というシンプルなストーリーです。
序盤から不穏な雰囲気を醸しつつも、割とあっさりと結論までいっちゃうのか?と思ったら、後半からは伝統や血筋の物語になっていき、それによって形成された子供の頃のトラウマなどもぶり返していくなど、込み入っていた作りが魅力にもつながっていてとても良かったです。
整の一歩引いた視点から物事を分析してからのセリフが素晴らしかったです。共感できるものが多く、特に"女性の幸せ"は男性が言い出したもの、女性が楽なら育児だって男性もやりたがるはずなど、つっかえていた小骨が抜ける感覚で思っていた事をセリフにしてくれたのがとても良かったです。
海外ドラマでは犯罪者や被害者がカウンセリングを受けるという話も確かにそうだなと思うところもあり、原作者さんもいろんな視点からエンタメを観ているんだなとなんだか嬉しくなりました。
世の中に対する疑問を無理くり会話に捩じ込むわけでは無く、自然な流れで入れるやり口がお見事でした。
役者陣も素晴らしく、淡々と喋りながらもユーモアをぶち込んでくる難しい役割を演じ切った菅田くんは流石ですし、緊迫感のあるシーンで様々な表情を使い分けていた原さんも最高でした。
難点を挙げるとすると、ドラマ版から継いでいるのか、それとも分かりやすくするためなのか、重要なシーンでテロップをドーンと表示しているのはドラマ映画にありがちな手法であまり好きではなく、今作もやっちゃったかーと思ってしまいました。
犯人サイドが思わずゲロっちゃうのは整がメタ的な発言をしていたのでやっぱゲロっちゃうよなと納得してしまいました。
エンドロール後の映像はドラマファン向けの映像だったので、見てた人からしたら嬉しいんだろうなと思いました。
ドラマを見ずともすんなり入れるストーリーに、入り組んだ謎の解剖、随所にばら撒いた伏線をしっかり回収してくれる上質なミステリーでした。これを機にドラマ版も見てみようかなと思いました。
整くん、新幹線のシートはそんなに下げるもんじゃないよ笑
鑑賞日 12/14
鑑賞時間 11:40〜14:00
座席 C-11
公開3ヵ月経っても、大ヒット公開中で、ここ 映画.COM での評価も高いので鑑賞しました
原作・ドラマは未経験、劇場予告編で、何度も見させさせられた「予告編」だけを頼りに、
予備知識なしでノーマークだった本映画を鑑賞しました。
前半はあまりにも ありきたりな"TVドラマの2時間特番ストーリー"だったが、
中盤から急展開する 新たなストーリーは過去を探る点が地味ではあるが、探偵ものとして、斬新で面白しろかった。
流石! 原作がある作品だ。
主人公:久能整 は、個性が強く、キャラクターが立っているので、演じる俳優を変えても、成立しそうなので、
明智小五郎 金田一 耕助 コナンくん に続く、名探偵になれそうだ。
作品の中では、メモを取って おきたいような"名言"が、多々登場するのも この映画の見どころです。
本作を観たら、本家"遺産相続映画"である「犬神家の一族」を観る冪でしょう。
ドラマも良かったけど映画も最高!
整くんのセリフって、なんでこんなに鋭くて美しいのだろうと感心します。
ドラマの話ですが、病と闘うという言葉に疑問を持った整くんが、病気に勝つとか負けるとか、なんかおかしいと。少なくとも病気に負けるのは患者ではなくて、勝ち負けがあるとすれば医療の方だ。というようなことを言ってました。心にグサッと刺さったシーンです。
共感せざるを得ないこんなフレーズを、今回の映画の中でもたっぷり浴びることができます!
そうしてたどり着くラストの場面。涙がたらーっと滴り落ちました。
大好きなドラマのエンディング曲も作品の中に出てきて、それもたまりませんでした。
日本語ってきれいだなぁと、いいなぁって思いますよ。
気になったのは私だけ?
途中まで汐路の障子の開閉の音が必要以上にうるさく感じた。原作ファン。テレビドラマ視聴済み。菅田将暉も゙永山瑛太も演技力があって良いとは思うけど顔がアップになると年齢が出るなぁ…と感じた。三つ子の話しもドラマか映画で観たいけど無理かなぁm(__)m
あと萩原利久さんはこの先も楽しみな俳優さんだと思いました^_^
ドラマと同様、整くんの言葉が胸に刺さります。的を得たことを、背中を...
ドラマと同様、整くんの言葉が胸に刺さります。的を得たことを、背中を押してくれるようなことをさらっと言う、そんな整くんはやっぱり良いです。
犯人がわかりやすいとこだけが微妙でしたが、充分楽しめました。エンドロールのラストまで楽しめます。
期待度△鑑賞後の満足度△ 『ミステリと言う勿れ』という題名は皮肉か自虐?日本のミステリは小説にせよコミックにせよ映画にせよ確かにレベルが低下していて正統な「ミステリ」と言えるのか?…
①本来は別の映画を観るつもりが開始時間を間違えて、映画館に着いたらもう始まっておりました。どんくさ!
そのまま帰るのも癪だったのでちょうど始まっていた本作を鑑賞することに。
②予告編では「遺産をめぐって殺し合う一族」だと?
終戦直後を舞台にした『犬神家の一族』ならともかく現代でなんと大時代な…と思って観ていたら、中盤から遺産をめぐる殺し合いの話じゃないということがわかって(此処までは演出も平板で少々退屈していたが、やっとそれなりに面白くなってきた)良かった良かった、と思ったら真相はもっと大時代なものだった…「あのねえ、あり得ないでしょ」という話…
③整君の言うことはいちいち正論でキャラ自体は面白いものだが、物語がこれではねぇ…
観察眼は確かにあるが推理してたっけ?という感じだし、犯人と動機?多分こうだろうと思っていたらその通りだっただけ。
同日に読み終わった英国産ミステリーM・W・クレイヴンの『グレイラットの殺人』(原題:Dead Ground)が大変素晴らしい出来で非常に面白かっただけに、尚更その落差に愕然とさせられる…
④鈴木奈保美も松坂慶子も松嶋菜々子も別に彼女らでなくてもよい役で単に画面を賑やかにするための出演か…?
こういうのはオールスター映画とは言わない…
⑤菅田将暉は適役好演だが、アップになるとほうれい線が目立ち大学生には見えない。
整くんの”斬り込み”が最高!
原作未読、ドラマ未視聴の状態で観たが非常に面白かった。
菅田 将暉が演じる、久能 整が世間一般には当たり前のように受け入れられている考え方いして”斬り込んでいく”シーンが痛快だった。
固定観念で凝り固まった考え方を柔らかくして、優しい方向へ導いてくれる。
そんな整くんは「推せるなぁ」と思った。
ストーリー自体もとても面白かった。
『ゲゲゲの謎』しかり、”相続争い”を題材にした作品は多くあるが、相続人たちが誰も死なないというのは予想していなかった。
前半部分の、他作品であれば死人が出る場面で誰も死なず、最終的に相続人全員で協力して謎を解くとは...
こういう、家族同士の殺し合いのない”相続争い”が一番いいなぁと思った。
”世間に斬り込む”整くんがもっとみたいので、原作を読んでみようかな。
ドラマ通りの世界観に好印象
ドラマ視聴済で映画を鑑賞。
刑事組の3人が本編では出て来ず、出演者だけでいえば主演の菅田将暉だけが出ている。そんな中でも映像やテンポはドラマ通りで、主人公の設定も独特なので、きちんと世界観が守られていて違和感なく鑑賞できた。登場人物が全然違うのにそこを担保できるのは素晴らしいと思う。
本編の方は評判通りの面白さで、シリアスさに加えてクスッと笑えるようなコメディ要素も相まって飽きなかった。特に汐路役の原菜乃華の演技がコメディ・シリアスともに光っていた印象だった。
他の俳優陣も当然のように違和感のない演技で好印象だった。特に松下洸平が人畜無害そうな感じでありながら犯人というのは、本当に自分がやっていることが正義だと信じているようなサイコパス味が伝わってきて非常に良かった。
(菅田将暉は言わずもがな)
ただいくつか不満点をあげるなら
・最初の方の町田啓太への露骨なミスリード
・自分のやっていたことを正義だと妄信している割に深掘りされない生い立ち
・そもそもなんで弁護士&税理士一家は現代でもあんなことをしていたのか、理由はもちろんあるがその理由が腑に落ちなすぎる。
・結局遺産はどうなったのか?
などストーリー自体に違和感はしばしばあった。
原作の漫画を未読のため、漫画の設定自体がそうなのか、それとも映画用に端折った結果で上記のようになったのかは気になる。
ただ目を瞑ろうと思えば瞑れるレベルなのでそこまで気にならなかった。
総じて面白かったが、ドラマ視聴者以外には特筆して勧めるほどではないと感じた。
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