怪物のレビュー・感想・評価
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結局怪物はいなかったということ?
色んな人や物事が怪物のように見えるけど
視点を変えて見ると怪物なんていませんでしたってことなのかな?
みなとくんがほり先生にやられた、先生に言われたと嘘をついた理由や
みなとくんが猫で遊んでた→そんなこと言ってませんという女子生徒の発言など
結局最後までよく分からず終わった部分がいくつかあった。
説明不足なのか、伏線を回収し忘れたのか、物語を怪しく進めるために無理に入れた展開なのか、それともただ私の理解不足か何か見落としてしまったのか、、
そして、みんなの勘違いが重なっていたことは分かったけど
何も解決していないし、当人たちの誤解も解けていないし、ほり先生が社会的に死んだし、これで完結しちゃっていいの?と思った。
でもだんだん裏側が明かされて繋がっていくような展開の映画が好きなので、初見では見ていて面白かったです。
もう一度見たいとは思わないな。
誰もが「怪物」を飼っている
子供たちが鮮烈で、大人たちが霞んで見えます。
彼らの存在に希望を感じる、まっすぐで眩しくて、生の理に素直で。
瑛太さんの演技は印象に残りますね。
視点の違いで、見え方の異なるキャラクターを、わかりやすく演じてる。
人と人が完全にわかり合う事は不可能だけど、愛する事は出来る!
みんなホントに高評価なわけ?
思ったような展開じゃなかったことゆえ、オイラは評価が低くなってしまうのか?
途中ところどころで、謎の行動があるものの最初のパートではテンション上がり、中パートでもボルテージは上がってきたが、最後のパートではいきなりはしごを外されたように失速した。理解力不足で申し訳ないが、つまらんかった。あー、子役の小さい子の方はホントに演技がうまかったです。
怪物、いえいえ、ふつうの人間のおなはしだよ
脚本は同じ時間軸を視点を変えてトレースするように構成されており、前半と中間が謎掛け、後半がその答え合わせのようになっていて、上手い展開だなとは思いました。
ですが、台詞回しに不自然さを感じます、特に前半と中間はミスリードしてやろう、してやろうとするような違和感が残りました。
「私が喋っているのは人間?」
「あれは化物ですよ」
なんなんですか、あの台詞回し、個人的にはいただけませんな〜ぁ
予告編からして、もうすでにミスリードしてやろう感を醸し出しているのも気に入らない
後半は一転、少年二人が主人公でテイストがまるで違って、BLになりそうでどきどきしましたが(笑)違う意味で、ほほうって感じで楽しめました。
結局、怪物なんてどこにもいないじゃない、わざわざ怪物探しなんかさせようとする意図も観終えてしまえば個人的にはしらけてしまった。
少年二人のお話に、安藤サクラも永山瑛太も中村獅童も怪物と言うよりむしろピエロに見えました。
唯一、人間然として、人間臭い、田中裕子さんは良かったです。
怪物なんていない、人間の話です。
是枝裕和だから⭐をつけたり私はしませんので悪しからず、この映画の⭐は皆さん、是枝裕和に忖度し過ぎだと思います。
大ヒットに大満足
是枝監督の作品はこれまでも高い評価を受けてきましたが、本作は受賞のタイミングやキャストの話題性もあるのでしょうが、観客も高い年齢層の方も多く、またロングランを予感させる混み方であります このレビューも含め「予習」をしたことで流れはわかりましたが、それでも学校・保護者・子どもそれぞれの視点で観たときに、それぞれの思いのズレが予測されない事態の展開を引き起こすとともに、学校が一つの「組織」として存在し、「組織」を守るための知恵やあざとさは、愉快とは思えないけれどもおかしくはありました
子どもの時代、また保護者の時代、そして現職のサラリーマンとして各々の時代を通り抜けてきた自分ですが、通り抜けてきたその時の苦しさ・切なさは、時代も違うでしょうが、まったく異質の新鮮な思いで観ました 保利先生の同僚を「誰も知らない」の北浦愛さんが演じられていましたが、19年ぶりの「里帰り」で嬉しく拝見しました
(6月11日 イオンシネマりんくう泉南にて鑑賞)
脳がくたびれました
お父さんは他の女の人と温泉に行って死んだ、とか、ホリ先生が親への対応でわざわざ飴を食べていたり、裏庭の猫を殺したと嘘をつく女の子の証言があったり、ホリ先生が学校の屋上から自殺するシーンが出てきたり、
観終わったあとで、あれはなんだったのか、ストーリーに関係のない細工が多く、見る人をわざと惑わせる構成。
その割にはなんの感動も心に残るメッセージ性もなく、そういえばあの火事は誰がやったのか、という謎だけが残って、釈然としないもやもや感。
なんだか、ただ脳が疲れました。
サクラさんの引き込まれる世界観で親子を軸に、
テーマを絞って深みのある展開をして欲しかった。
もう少しだけ笑いが欲しい
素晴らしい監督なのは理解している。
でもラスト、無理矢理前向きに終わらせようとして尻切れになってしまった感は否めない。
大きくは3ブロックで語られる映画だが、1番理解が難しい子供部分がラストになってしまったので致し方ないのかもしれない。二人の子供の冒険的な、スタンドバイミー的な感じだったらまだ良かったような気がするんだけども。ボーイズラブを無理矢理詰め込んでる感じがしたんだよなあ。二人の子供は無茶苦茶上手くて、最初から分かる感じで演じてたと後で分かったけど、私はその辺りが鈍く最初何かしらの障がいだと思って見ていた。
最初の親に感情移入してしまい、色んなことが次々と裏切られていったけども見ていて
辛い部分が多く、もう少し笑いというか救いが欲しかった。親の立場で見てしまったので
ラストの子供部分、親に会って終わって欲しかったな。
脚本と撮影がやはりよかった
前半は安藤サクラの演技に圧倒され、中盤から子役二人の複雑な演技が素晴らしかった。田中裕子の校長先生も奥深かった。鑑賞後、評論家のネタバレレビューをとても見たくなり、満喫した。
私もあなたも怪物です。
是枝監督の作品で一番よく思う感想は『感想がない』こと。以前、監督が小説家を目指してた云々の記事を見て、だから脚本も純文学系なのか…と妙に納得した記憶が。
純文学系を映像に落とし込むと、やはり少し物足りなさを感じる気もする。
しかしこの作品はエンタメ要素を充分に盛り込み、尚且つミステリー要素も含む内容なので、非常に興味深く鑑賞した。
エンタメ要素が強いのでラストは想定内。
だけど万引き〜より私は好きです。
誰しもが自分が怪物だなんて思っていない。
あのゲームのように。
気付きを与え意表を突く、素晴らしい作品でした。
物事の見え方
視点が違うとこうなるのか…という意味でも、スリラーのようなホラーのような印象を受けました。
個人的には校長先生が一番怖かったです。
五年生って、こんな年齢だったかな、と遠い昔に思いを馳せ、女子っぽかった男性友人を思い出しました。(現在、事業を成功させており、実はゲイだったと人づてに聞きました。)
となりの怪物くん
見ごたえがあった。最初から最後まで。
怪物のオールスター。
保身や嘘、自分の子(自分)以外には言葉の暴力をまき散らす事を何とも思わない自己チュー母親、人の不幸しか楽しみが無い人間による噂話、心が無い彼女、イジメ、汚い女子児童、言わずもがな歌舞伎役者。細かい所まで余すことなく怪物。
でも、きちんと作品になっている。
誰の言葉を信じるか、各々の主観、都合で善が悪になり、悪が善になる。
誰も他人の事を考えていない。
強いて言えば、担任の先生だけは根が善人・・
が、日本独自のジェンダー差別的な発言だけが目に付く。海外には存在しない言葉だからね。
前半の学校と母親のやり取りはもはやコメディ。
大真面目な映画だという事が分かっているから笑いはこみ上げてこないが、
コメディ映画という看板だったら笑っていたと思う。
子役二人の演技が兎に角素晴らしい。
二人の演技はこの作品の成否を分ける要だと思うが、見事に作品のレベルを1ランク上げていると思う。
演技の事はよく分からないけども(´_ゝ`)
迷ったけど見て良かった。
車の動画。 前の車に習えでどんどん崖から落ちていく動画を思い出した...
車の動画。
前の車に習えでどんどん崖から落ちていく動画を思い出した。
校長が足引っ掛けるとこ、
03角田のうるせぇ帰れ!
で笑った。
フランスの映画界でウケるには何かしらコツがあるという。
知らんけど自分はどこか儚げでつかみ所が無いような作品が賞を取るんだろという偏見がアル。
面白いけど
安藤サクラさん、さすがです。永山瑛太さんもドラマと比べちゃいけないけど、カフェの雇われ店長よりこっちが断然いいですね。そんなこともあり、最初からスクリーンに引き込まれていきますが、最後が、ラストが、こういう終わりが、最近はいいの?この頃の映画こういうラストがとても多いように感じる。消化不良で終わる感じ、最後までしっかり描いて欲しいと思うのは、映画をわかってないから?
怪物って?結局どうなった?
あまりにもサスペンス風の予告に振り回されました
子供に振り回されただけの大人の思い込み
一番振り回された先生がババを引く
あまりにも可哀そうすぎる
みんな自己保身で物事を進めてしまう
(田部ちゃんの役は勿体ない)
やっぱり自分勝手な子供が怪物か?
映画としては後半まとめきれず終わらせたとも計算ずくともとれてしまう
後味悪くした方が名作と言われるからなー
もやもや
是枝監督作品は、「万引き家族」以来だと思います。やはり見終わった後に、結局どうなん?と感じる作品です。タイトルが絶妙で人を引き付けるのですが、誰が怪物?この人は最後どうなったの?と考えてしまします。悩ましい...、もやもや....
みんなにとってのシアワセ、って?
結局、モヤモヤするんだよね。
テーマが盛り沢山すぎて。
で、クラスの中の張本人は野放し?
傍観者は?
それに、組織的な問題は?
結局、だれも子どもたちを見てないじゃないか。
おかしいと思わないのかな〜親は。
何かあってから、気づくなんて、そんなもの?
怪物、だあ〜れだ?
全員でしょ、ほり先生以外。
でも、そこまでじゃない。
現実は、もっとヤバい怪物いるから。
ここで描かれてるような、ヌルい現場じゃない、学校って。
どちらの側に立っても、集団圧力ハンパないから。
だから、やっぱりモヤモヤする。
テーマに対しての描写が、ゆるすぎて。
是枝節は聞かれない・・・
是枝作品の中で初めてシナリオを是枝以外が担当しこれがカンヌで賞を取る。見事なシナリオで映像も美しく坂本龍一のスワンソングとなったテーマ曲もいい。ただ映画作品としてはどうかと言うと描き込みの行届いた下絵を丁寧になぞっただけのどことなくぎこちなさを感じる映画となっている。是枝映画としては失敗作と言って良いのかもしれない。優れたシナリオに俳優陣も引きずられ、映像はそれをなぞるだけになっている。これを映画で見る意義は終止見つける事が出来なかった。
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