劇場公開日 2023年6月2日

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怪物のレビュー・感想・評価

全690件中、321~340件目を表示

4.0人はみんな嘘をつく

2023年6月20日
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鑑賞方法:映画館

やっぱりセリフの一つ一つが作品の面白さを引き立てていた気がします。
母親が、「こんな学校がいる先生に…」と言い間違えて訂正するところとか印象に残りました。
そしてやはり、最後の校長の「誰にでも手に入らないものは幸せではなく」が心にささりました。

少年も、校長も、学校もみんな嘘をつき、母親も、先生も、どこか真実から逃げている。
でも、それが現実をギュッと凝縮させたストーリーにつなげていた気がします。
そのなかで、怪物が誰だったかは分かりませんが、少年二人の間に存在した感情だけが真実で、だからいつもキラキラと輝いていました。

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Eiji

5.0一枚一枚取り除かれた時、何を思うか。

2023年6月20日
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鑑賞方法:映画館

立場の異なる人間がある同じ出来事を見た時、それぞれが見えるものには限界がある。
母親、先生、子供たち。本作は、ある一つの出来事をこの三者の視点で描いていく。

片方の行方がわからなくなった我が子の靴、水筒の中から吐き出される泥水。母親は、息子の身に何かよからぬことが起きたと感知し、その予感は彼の口から発せられたある大人の仕打ちによって明確に彼女の中で、悲しみと不信感と怒りに変わっていく。そして、彼女は「モンスターペアレント」と称される。

彼女の息子へある仕打ちをしたと思しき人物も、日々何気なく口にしている言葉が、誰かを深く傷つけてることを知らずに生きている。そして、周囲の人間のことなかれ主義や、常識や固定概念の壁に囲まれてしまい、身動きをとれなくなった彼の善性はわかりやすい「悪」に強制的に塗り変えられていく。

この、二重にも三重にも彼らの本当の姿を覆い隠してしまってる大人たちの固定化された価値観や思惑や事情が、物語が進むにつれ露わになり、一枚一枚取り除かれ、時に「怪物」扱いされてた彼らの本当の姿を映しだしていく。
そしてその過程、大人たちが、これまで見逃してきたことの重大さに気付かされ、激しい悲しみに襲われる。
非力で、柔らかな彼らの心は、大人たちの無理解な言葉や振る舞いに戸惑い、理解できず、それでも大人たちに縋り、頼りにしてくれてたのだ。しかし私たちは、彼らをただしく見つめることはできず、彼らはうち捨てられた乗り物の中にユートピアを作り、そこに束の間の安住の地を見つけた。その姿は、ただただ切なく愛おしい。

ラスト、全てが崩壊するかに見えたその時、彼らは自らの意志と力で飛び立つ、新しい世界へ。
それは、きっと優しく美しい世界だと、私は信じたい。

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kebabpapa

2.0是枝映画として見れば…いかにもの作品

2023年6月20日
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大きな賞を取っている、国内マスコミ、批評家らの評判も高い。
映画ファンなら、チェックしておきたい、チェックすべき作品だろう。
東京・下町の映画館は7割くらいの入りだったが、公開3週目に入った平日昼という条件でいえばかなり盛況という印象だ。

学校(小学校)が舞台で、子、教師、親…の関係性から「怪物」とは何か――それをうまく考えさせる内容になっている。脚本も確かに秀逸。
映画的表現としても、見る側がいつの時点に立ち戻って登場人物の心象とそれを取り巻く状況がどうなっているのか――考えながら見ないといけない編集は、スクリーンへの集中を切らさせないようにする意味では成功している、と思う。

ただ、これまで是枝が描いていた世界とは大きな違いはない。
子供がどういう考えで、息苦しさのある「世界」で行動するのか…それを是枝の視点で解き明かしていくという点に新しさはない。
それなりに面白く、ややサスペンス的な味もあり、地味な題材ながら成功した作品だ。

しかし、これを敢えて他の人にも、いい映画だ、感動できる――とおススメしたいとは思わない。
従って、敢えて辛口で★2つとした。
映画館で映画を見る回数が年に片手に足りない人が、「話題作、世界も評価した映画を見た」――と言いたいのなら、そういう人は今見ておいたほうがいい。

しかし、10年、20年のスパンで考えれば映画史に残るようなものではない。僕にとってはそこまで見てもらいたいとは思わない。

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町谷東光

3.0藪の中

2023年6月20日
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鑑賞方法:映画館

確かにカンヌで脚本賞をとるのは分かる。「藪の中」をとても精緻に構築していて、人の評価や状況の意味が視点によってガラリとかわる様は見事だった。加えて、子役を筆頭に役者の演技も素晴らしい。坂本龍一の遺作となった曲も、坂本さんの行き着いた境地とでもいおうか、洗練の極北みたいだった。

作品のパーツはすべて一流なんだけど、作品全体として見たときカタルシスがない。見終わった後に残る余韻が希薄だった。

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CR7

4.0認知バイアス

2023年6月20日
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のっけから重くのしかかる嫌な空気を感じながらすすみ、このまま終わったらどうしようと不安にさせられるが、坂元らしい決着により解放へと向かう。(*´∀`)=3 ホッ

全く同じ現象を見ているにも関わらず、それぞれの人や立場、ちょっとした勘違いなどによってその現象の捉え方が違ったものになり、少しづつ拗らせ、ついには問題を孕む。

それぞれの登場人物の視点ごとに、同じ現象を捉え、問題点を浮き彫りにしていく様が見事。

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レイは!?★

5.0水中の怪物達

2023年6月20日
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鑑賞方法:映画館

例えば、怪物は台風、ライフル。誰だは欠片、アゲハ。火事は愛。母はバカ…のように、水の中では母音が同じなら同じように聴こえる。でも全然違う。
そんな映画だった。
世の中の何かの事象は、誰か一人だけでは成立しないので、ワタシがいてアナタ1がいて、アナタ2がいて、アナタ3がいてと波紋は延々と拡がる。それぞれの視点でみるとそれぞれの波があり、全く同じ波はない。
怪物誰だをするように自分にはみえない答えを相手のヒントで解き明かしてゆく、ヒントをどう読みとるか、そんな映画でした。
観てから少し経つけれどふとした時にあのときの画が思い出され、あのシーンはもしかしたらこういうことだったのかな?と思うときがあります。
そんな映画です。凄いよね。

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べッラ

5.0普通とは

2023年6月20日
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泣ける

知的

ずっと観に行きたかった映画をやっと観に行けました!
最初ミステリーホラーかなと思って観に行けないなと思っていたのですが、レビューを見るとどうやら私のように思っていた人たちがチラホラい、怖いグロい描写はないと知ったので絶対観ねば!と楽しみにしてました。

物事を一点からしか見れない人があまりに多いこの世の中を表している作品ですごく感慨深かったです。

怪物とは、普通とはなんなのでしょうか?
大人が、世の中が、社会が押し付ける『普通』で怪物扱いされる者。
どちらが怪物か、二面性でもないかもしれないけど。なにが怪物か。その根底のなにかが本当の怪物か。

その無意識に押し付けられた普通に傷つき、苦しみ、恥じて、自分や近しい人を守るためつく小さな嘘。それが大事を起こし、また誰かを傷つけ、多面的に、いろんな世界観で描かれていく。
誰かの世界では誰かが怪物。

途中までは、誰が怪物だ?と犯人探しの気持ちで観ていましたが、それこそ気づかぬうちに自分の価値観で、自分の世界で、誰かを怪物に仕立てあげたり怪物扱いしてしまっているのかもしれない、またその末端の一員になっているかもしれないと感じました。

一言では言い表せないし、自分が感じてる世界は自分だけのものなんだと改めて考えさせられました。
人それぞれの世界があり、幸せがあり、見えてるものも違う。『人それぞれ』なんていう、そんな簡単なものではなく、生きている世界が違うくらいのレベルの違いだ。
それを、干渉しようとするのも、一辺から見るのも分かった気になるのも、すごく浅はかで、ラストシーンの二人の世界観にすごく感動しました。二人が楽しそうならそれでいいのです。

よかったです。

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中村あ

4.0他人事じゃない話

2023年6月20日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

学校での出来事がリアルで、我が子の経験を思い出した。
女優3人が怪演。
子役も素晴らしかった。
ラストがちょっと残念。
もう少しラストを丁寧に描いてほしかった。

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おむすび

3.5非常にいやらしいラスト

2023年6月19日
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 誰が「怪物」なのか想像しましたが、決め手になるような登場人物はいなかったように感じました。日常の中の非日常を描いたヒューマンドラマという映画でした。
ラストの少年2人が走り出すシーンはポジティブ・ネガティブ両方の解釈がとれると思いますが、個人的には2000円払って2時間映像を観るわけだから、最後に「観客に丸投げ」というのは腑に落ちない気持ちになりました。
 是枝監督の作品は『ベイビー・ブローカー』から初めて見て『万引き家族』は未観賞ですが、疑似家族や「普通」じゃない家族といった異質な集団に脚色を加えるのが好きなんだと今作で感じ取れました。
今作でもシングルマザー・ファーザーという普通じゃない家庭環境で育った少年と教師が周囲を引っ掻き回す演出で、台詞に知性を持った大人がいないように感じて違和感を覚えました。
学校の場面でも見苦しい場面が多くて、校長が麦野少年にホルンを教えるシーンでも俯瞰して見ればただのストレス発散と読み取れるシーンに見える。教師というより近所おばあさんという印象でした。
 知性を持たない人物がいないという点では登場人物全員「怪物」と解釈してしまい、リアリティに欠ける映画。

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keyton

4.0ただただ先生がかわいそう

2023年6月19日
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「西郷どん」や「リコカツ」で永山瑛太さんは好きな俳優なので、サンドバック状態の先生がひたすら気の毒でした。子どもに共感して「しかたないよ、先生は諦めろ」と思える人はいるのかな。教員以外で、関係者全員から話を聞いて裁定する人が必要ですね。母親目線、先生目線、子ども目線の3部構成で、2部のラストは1部のラストよりも後。では3部のラストは2部のラストより後なのか前なのか、私の読解力ではわかりませんでした。ミステリー風味の娯楽作品としては極上の出来ですが、カンヌ映画祭で脚本賞は取れて、監督賞や作品賞を逃したのは納得できました。

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raumer

4.5野呂佳代さんの演技!最高でした。

2023年6月19日
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まあ、いろんな解釈があって良い作品。それが映画でしょ。つまんないという人も、最高って方もあるんでしょうね。
私は、大好きな是枝作品を堪能させて頂き幸せです。

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かくれやま

3.5トリッキーなシナリオ

2023年6月19日
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是枝監督がデビュー作以来久々に自作以外のシナリオで演出。ビル火災を目印に、母親が見たもの、教師が見たもの、そして少年が見たものを種明かし的に据える3部構成となっている。
1部と2部はシナリオに沿って、是枝作品としては性急な感じもするが、3部の少年どうしの交流をじっくり描くあたりは、真骨頂を発揮している。
坂元裕二のシナリオは、「羅生門」というより「カメラを止めるな」を思わせるようなトリッキーなものだが、カタルシスを与えるものではなく、ところどころ「あれは何だったの」とすっきりしない点は残る。作品全体として、事柄は見方次第で変わる、ということを描いているのだろう。
大仰なタイトルのせいもあり、「怪物とは何か」ということに引っかかる。それは大きく言えば、「自分」であり、「他人」であるのだろう。ただ、意外だったのは、「お父さんのようにはなれない」少年の感情を描いていたこと。今どき特にセンシティブな題材であり、そうした感情を(少なくとも少年自身が)怪しく恐ろしいものとみなしていることを、どう見るか。カンヌでは、そのあたりどう評価されたのだろうか。
役者陣では、まず、安藤サクラが魅せる。永山瑛太は、ちょっとズレた感じがいい。そして何より、少年二人の存在感。二人だけのシーンは、観ているだけでどきどきする。高畑充希と中村獅童は、ちょっと浮いていたかな。
見終わった後、誰かと語り合ったり、もう一度最初から見返したくなるが、それもまた作者たちの狙いなのだろう。

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山の手ロック

4.0嫌な気持ち

2023年6月19日
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悲しい

怖い

知的

めちゃくちゃ重くて、すごく嫌な気持ちになりました。だけどたくさん考えたし、いろんな感情が生まれる良い映画だと思います。是枝裕和監督は日本映画になくてはならない存在だと思います。

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タベ

3.0まさかの

2023年6月19日
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怖い

難しい

ボーイズラブ?

ちょっと空いた時間、私は公開されたばかりの某DCを観たかったのだが、
妻の希望に従ってこの作品を選択。
私も予告編を観て興味は引かれたのだが、何しろ是枝作品とは相性が悪い。
また、カンヌをはじめヨーロッパの映画賞とも意見が合わない。
不安を抱えての観賞だったが、それは的中してしまった。

どうにもすっきりしない。
冒頭に書いたような一時的な感情というのは思春期にありがちなはずで、
それを過度に誇張して今はやりの風潮に繋げようとするのは作為を感じる。
また、それに対する父親の行為も過剰で異常、逆にしらける。
女子たちも何か思惑ありそうだが、よくわからない。

学校の対応も大仰ではあるが、現実として存在するだろう。
だが、それが田中裕子演じる校長の背景と絡んでわかりにくくなってしまっている。
あっちこっちに話が飛んでどれも中途半端、伏線回収していそうでしていない。
疲れもあって途中で眠気が差してしまい、余計訳がわからなくなった。

こういうのがカンヌ向けのゲージツなのかな。
やっぱりゲージツは私には不向きだ。
単純明快なのがいい。

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みみず

4.0人それぞれに正義と価値観があって、何が他人にとって怪物なのかは分か...

2023年6月18日
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人それぞれに正義と価値観があって、何が他人にとって怪物なのかは分からないと考えさせられる濃密な2時間でした。
脚本と出演者がいい。是枝作品らしくて好き。

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せーじ

4.5怪物って誰のことか。。

2023年6月18日
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泣ける

興奮

難しい

まずは安藤サクラ演じるシングルマザー目線で、子どもの異変を察する。母親の主張はもっともに聞こえ、学校側の対応がグズグズに思えて一緒にイラつくほど。。

が。次に、永山瑛太演じる先生目線で同じシーンを振り返る。学校の先生と親への対応の難しさや、子供たちの様子が描かれる。

さっき感じたイラつきは、あら、ちょっと違っていたのかな。。

LGBT的要素、思春期を迎えた子供たちの様子なども加わり、立場によって捉え方は違うし、結局のところ真実を知ることって難しいことだなと思った。

もっと続きが見たかったな。。

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juncocco

4.0他者としての子供、発達障害、同性愛

2023年6月18日
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2023年。是枝裕和監督。小学生の男の子の様子がおかしくなっていくことを巡って、シングルマザーの母親、担任、校長など大人たちの思惑がすれ違っていく様子を淡々と描く。「他者」(今回は子供)を中心にしたわかりやすくない話をわかった感じに仕立て上げるのは是枝監督の真骨頂。
子供たちの世界への誤解、その誤解が大人たちの世界に投げかける波紋を描いた後で、中心となっている子供たちの世界が描かれるという謎解き構造。謎は医学的な名称とすれば発達障害と同性愛ということになるのだが、もちろん、そんな線引きは子供たちには関係ない。線引きがない世界を手探りで生きていたあの頃のことを誰もが懐かしく思い出すのではないか。もちろん、その世界は可能性とともに未熟な想像力やむき出しの暴力の世界でもあったわけだが。
わからない他者としての子供たちの姿が、発達障害と同性愛という「答え」がわかって安心がもたらされる。この安心感が最後の光となっているならば、わからないままの子供たちには安心できないということか、と思ってしまう。

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文字読み

4.5お父さんみたいにはなれない

2023年6月18日
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それぞれの時間、価値観を生きていて、それが交錯し合った時に、何も交わらない、共鳴しない。年齢・世代に関係なく。
現実にもよくあるような状況だけど、その時どうすれば良いのか。

多分誰もわからないんだろう。

それでも(わからないけど)生きていくしか、対処していくしか、考え行動するしかない。
どこまで行っても、自分は自分でしかなく、誰かにはなれない。

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哲也

5.0多面性が面白い。これぞ邦画

2023年6月18日
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泣ける

悲しい

難しい

こうも人はいろんな面を持ってるのか。
と思わされました。
たとえ小学生であってもね。

緻密に人物描写されていて、最初から最後までこれぞ邦画!と嬉しくなりました。

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チワワちゃん

3.5「うしろの正面だあれ」

2023年6月18日
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タイトル「怪物」かぁ…。
私だったらこの映画、なんていうタイトルにするだろうか。
「怪物」、か…。

子どもたちが当てっこカードゲームをしていましたが、
もし「怪物」というカードを当てるとするなら、
それはどんな言葉で表していたのだろう。
知りたかった。

嘘をつく時って、
得てしてこういう時かもしれないね。
誰かを陥れてやろうって思ったり、自分を庇おうって思ったりして嘘をつくんじゃなくて、
理由なんてなくて、
なんかモヤモヤしてて、
それでつい、そう言っちゃったってことかもしれないね。

映画「せかいのおきく」
でも
この「怪物」でも
どうしようもない現実だけれど、友達がいたらなんとか生きていける
という希望の映画でした。
「せかいのおきく」では江戸のエコを題材に
「怪物」ではLGBTを題材に扱っていました。
今、やはり軍配が上がったのはLGBTだった。

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jasmine
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