劇場公開日 2023年6月2日

「邦画を代表する最高傑作のひとつ」怪物 クラウンゾンビ拓哉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5邦画を代表する最高傑作のひとつ

2024年2月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

いじめっ子といじめられっ子のいざこざが思わぬ方向に進んでいくヒューマン・サスペンス・◯◯映画。

あの賞で、大事な部分を知っていたから、序盤の伏線の何個かは分かってしまう。
ただこれが自然すぎて気づかない。見事な脚本すぎて驚く。

序盤の安藤サクラの異次元の演技は勿論のこと、鍵を握る(握ってしまう?)担任の先生役の瑛太もすごい演技。怒られているのに、なんで笑っていたのか?なんで飴なのか?あとで語られるその理由(しかも大したことはない笑)が演技に表れている。どちらともとれる、微妙な演技が上手すぎる。

※子役の二人も恐ろしく上手かった。演技力で言ったら怪物の域。

そーいえば、怪物は誰なのか?という観賞後あるあるのテーマはあまり気にならなかった。
人間誰しも怪物になり得るし,最初から怪物という稀有な人間はこの作品にはいなかったと思う。
個人的な1番の性悪は、あまり語られてないけど、とある人物の恋人だと思う。あーいう人は普通にいる。と思ってる😂

肝心な点。
核の要素が語られる後半に入ってから,少し泣いてしまった。勝手ながら自分は完全に親の立場として見て、自分の息子を想ったから。そして、エンドロールでは完全に泣いた。ただただ幸せを願う。その希望がある終わり方で感動泣きした。

いやーーー、ほんと良かった良かった😭

クラウンゾンビ拓哉