劇場公開日 2023年6月2日

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「想像で」怪物 she'llyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0想像で

2023年6月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

補う「余白」が、たくさんある作品。
映像がヒントで、多くは語られず、
ピアノの音色に翻弄され、導かれ、癒される。

出来事の「結果」から
(良くないことばかり)考えてしまって
心拍数が上がる。

でもそれは「大人側」の
短絡的で断片的なもの。

「子ども達」は、大人に「気をつかい」、
嘘をつく。

事実を隠し、
自分を、大切なものを守ろうとするのは
大人も子どもも同じで、、

そうすると、
したたかで、嘘つきで
裏表のある人達ばかりが
生き残ってしまう、、

あの子は、家業を手伝うよい子、?

「優しさ」を見逃さず、守るには、、?
正直で、噓が下手な、不器用な人達を、、

「ナマケモノ」の特性を身に付けて
大人になったのが、保利先生なのでは、?
、罵倒に鈍感過ぎる、
「耐える」ことに慣れ過ぎてる?

彼は何故、キャリー、?
時々映る、川と湖、、?

「ポニョ」「スタンドバイミー」
「リバーズ・エッジ」も見え隠れ
「みんな、病んでる
必死で生きてる」

人も物事も、
多面的で複雑なことを
心して、
大人のフィルターが濁りがち
なことを、認めて、、

子ども達の「逞しさ」を信じたい、と思った。

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she'lly