「怪物はあなたの隣にもいる」怪物 冬眠さんの映画レビュー(感想・評価)
怪物はあなたの隣にもいる
映画冒頭から抱いていた登場人物に対する印象が全てひっくり返された
怪物と思っていた人物がそうではなくて
怪物ではないと思っていた人物が実は怪物で
冒頭は安藤サクラ演じる母の視点で描かれ
次に瑛太演じる堀教師の視点を描き
最後に・・・という大まかな流れ
というかこの映画は怪物が多すぎでお前もかお前もかってなる
結末に関してはどうなったのか分からない部分が多数あるけど
あれで良かった のか?
評価 4.0
猫が死んでると先生に報告した女子生徒がその後嘘ついていたのは何だったんでしょう?
コメントありがとうございます
探しに来ていた母親や教師が居なくなってたり、泥で汚れてた服が綺麗になってたり、「生まれ変わったら・・・」なんて話をしていたから
あれは死んだ後の二人だ、なんていう考察をどこかで見かけたのですが
監督が二人の死を否定してたり・・
10人観たら10通りの解釈が出てくる映画ですよね
みかずきさんありがとうございます
ラストは、良かったと思います。
終盤で、小学生2人が行方不明になった時は、ハッピーエンドは期待できないと思いました。
しかし、ラストの二人の親密ぶりに、作り手の性の多様化に対する暖かい眼差しを感じました。現実は厳しいが希望はあるという作り手からのエールを感じました。
ハッピーエンドと言うよりは、グッドエンドという言葉が相応しい作品でした。
では、また共感作で。
ー以上ー
嘘について…
彼女は湊に惹かれていたので、湊と依里の様子の変化にもいち早く気がつき、教室で騒ぎが起こるたびに冷静に事実をみていた。その流れで猫のことに関して先生に伝えたのは、異変(いじめ、誤解)をなんとか知らせたいという思いで、殺したとは言わなかったのに、確認に慌てた保利先生の問い方に対し単純に言ってない(殺したとは)と否定たことが、結果的に〝嘘〟になってしまったように思いました。