「テーマの意味を観るものに委ねる最近の日本映画の悪いところ」怪物 myaa1969さんの映画レビュー(感想・評価)
テーマの意味を観るものに委ねる最近の日本映画の悪いところ
『万引家族』『ベイビーブローカー』に続くカンヌ受賞作品の是枝ワールドに期待。人気脚本家・坂元裕二さん、作曲は世界の坂本龍一というゴールデンスタッフ。役者も田中裕子さん、安藤サクラさん、永山瑛太さん、角田晃広さんすべてが素晴らしく巧い。映像の美しさや台詞の間合い、時系列の展開力など全てが素晴らしかった。でも『怪物』テーマの意味を観るものに委ねる最近の日本映画の悪いところが出て前2作のようなどこかずしーんと来るメッセージ制に欠ける消化不良の作品には残念。
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YOUさんのコメント
2023年6月13日
委ねエンドは是枝作品特にその傾向が多いですよね。
ぶん投げエンドだと余韻が残ってなんか小洒落た感じの作風になるからでしょうか。
意識高い系監督がよくやる手ですよね。
客がおいてけぼりです(笑)