「オススメの映画では無く私の好きな映画」怪物 靴さんの映画レビュー(感想・評価)
オススメの映画では無く私の好きな映画
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黒澤明の羅生門を崇拝している私なのでこの映画は本当に心に刺さりました。
人間は醜くも美しく生きようとしている
そして大人の世界と子供の世界の対比
絶妙にテンポ良く描かれています。伏線回収さすがでした。
最後は子供の世界の希望に満ち溢れた「将来」を感じさせられるカットの終わりで感動しました。
そして大人チームの安藤さくらさんと瑛太さんのパートのラストの大人から見る「将来」の薄暗さも好きでした。電車の中から窓の壁の泥をとってるシーンのカット素敵すぎます。
子供たちは自分たちの気持ちに向き合え光の中に消えていきますが、大人たちは自分の過ちに気づき車内をのぞく薄暗いカットで終わります。物語として対比が散りばめられていてほんとに深みがありました。
話がまとまらなくなってしまいましたが、この映画は好みはあると思いますが「オススメの映画」というより「私の好きな映画」でした。
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