劇場公開日 2024年2月9日

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「やや惜しい点はあるものの、復興のための財源にもあてられるので是非。」レディ加賀 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0やや惜しい点はあるものの、復興のための財源にもあてられるので是非。

2024年2月11日
PCから投稿

今年63本目(合計1,155本目/今月(2024年2月度)16本目)。
(ひとつ前の作品「身代わり忠臣蔵」、次の作品(明日予定)「梟 フクロウ」)

 まず、本映画の売り上げ(興行成績)の一部は石川県ほかに寄付されることは公式サイトに明記されていますが、この映画自体が、能登震災の「後に」作られたものではなく、実際には私が知る限り、2023年の11月ごろに大阪ステーションシネマでチラシなどを把握しています。

 映画としては少しコメディ要素はあるかなと言う気はしますが、ストーリーの起伏があまりないので、ここは判断が分かれるのかなという気がします。

 いわゆる「町おこし映画」(上述の通り、映画の作成意図として能登震災は考慮されていない)の観点でいえば問題はないし、多少チープかな…と思える点は多々あったものの、映画の趣旨まで考慮して(この映画はその趣旨として、いわゆる「最後のチェック」等について震災の影響もあり、多少、映像の連続性に怪しい点が見られます)減点なしにしています。

 「もう少し」加賀温泉なり石川県の魅力ほかに触れるパートがあっても良かったのではないかと思いましたが(出ないわけではない)、ただ能登震災に伴ういわゆる「現地に来てね」系統の映画は「これから」放映されていくものだと思うので、本映画ではそもそも考慮できていなかった(できない)事情まで考えて減点なしにしています。

yukispica