「「ようこそ、コナン沼へ」そんな呼び声が聞こえた(個人的)最高傑作」名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン) かるーあさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0「ようこそ、コナン沼へ」そんな呼び声が聞こえた(個人的)最高傑作

2023年7月4日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

萌える

名探偵コナン黒鉄の魚影、4回目の鑑賞を終えました。
小学生の頃からアニメを観ていましたが社会人になった今は時間が合えばたまにアニメを観るくらい、映画は『ゼロの執行人』から毎年観るようになったぐらいのライトなファンです。
そんな私は哀ちゃんが好きなので予告から今作に期待していました。そして公開後映画館で鑑賞した後の感想は一言で言えば、「まさか、ここまで(ハマる)とはな…。」です。

まず今作はコナン映画としては一つの集大成なのではないかと思いました。コナンを挟んでバーボンとライが対話するファンサービスは勿論、黒の組織との邂逅、FBIや警視庁の活躍など幅広いファンを満足させる要素が揃っており、これは100億いくなと確信するほどでした。本当に100億突破した時は嬉しかったです、おめでとうございます!
現在、130億円を突破しているとのことでどこまで数字が伸びるのか楽しみです。

物語はミラクルキュートなサイエンティスト、灰原哀ちゃんがメインで進みます。振り返ると灰原哀こと宮野志保の過去に関わり深いのが姉の明美と黒の組織(主にジン)くらいだったと思うのですが今作で、直美アルジェントという女性が登場しました。
物語中盤、絶対逃げられないと絶望する彼女を立ち上がらせた哀ちゃんの言葉、とてもよかったです。少年探偵団との歩みがここで活きたんだなと思いました。いつかまた直美と再会できる日が来て欲しいですね。

黒の組織との邂逅も良かったです。いつも兄貴のお供だったウォッカが初めて怖いと思いました。「お楽しみタイム」という台詞をまさか彼の口から聞けるとは思いませんでした。
キールが今作ではMVPだと思うほどの活躍ぶり。でもいつか正体が組織にバレそうな危ういところも窺えるのでこれからが少し怖いです。
ベルモットの暗躍もさすがでもう味方かと思うほどでしたが、最後の意味深なカットでまだまだ彼女の謎は深まるばかり…。でもそこがいい!
ジンはもうビジュアルが格好良すぎるのと、麗しい長髪を靡かせるシーンの作画が気合い入ってるなと感じました。シェリーに対面できるかと思えばそうではなかったので、まだまだ二人の対面はお預けなのかなと。
因みに今作鑑賞後にどっぷり彼の魅力にハマりました。何故かは自分でも不明なのですがとにかく黒の組織推しになるきっかけになりました。

そして今作はコナンと哀ちゃんの相棒以上恋人?未満、そんな関係が窺えてしまう程萌えるやりとりや展開があり映画館でひとり悶えてしまいました。
コナンもとい新一には毛利蘭というヒロインが存在する以上、自分はその一線を越えられないのを彼女は悟っており、一歩引いたところで一人想う。彼女一人が全ての想いを抱えている、そんな哀ちゃんが好きな私にとってはもう思い残すことはない、と思うほど満足度の高い灰原哀物語でした。

ただ推理ものとして観ると物足りないなと思います。最近よく聞くディープフェイクを用いた手口はなるほどなと思ったのですが、犯人は一発で誰か分かるくらいには親切設計でした。流石に一人の声優が演じていたことには驚きましたが。
でも最近のコナン映画の傾向としては推理よりアクション!さらに派手な爆破!!な感じがするので推理ものとして期待するのはもう難しいのかもしれません。次は何が爆破されるのかを楽しみにしたいと思います。

さて今作を観たことでよりコナン映画を深く楽しみたいと思い、人生で初めて4DX、さらに応援上映にも参加しました。
今までそこそこの数の映画を観てきたのに4DXにも応援上映にも興味が湧かなかったのですが今作に出会ったことで今更ですがその楽しさを知ることができました。
そしてこの映画の感想(主にキャラクターのことだったように思いますが)を記録に残したく初めてレビューを書くきっかけを作ってくれました。初めての一歩を押してくれた今作には本当に感謝しています。

まだまだ名探偵コナンを知っていきたいなと思うのでまずは今までのコナン映画の制覇を第一の目標に、そしていつかは原作全巻読破を目指していこうと思います。

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かるーあ