「全く怖くないし面白くない」禁じられた遊び とっぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
全く怖くないし面白くない
公開日初日に鑑賞。
大雨だったせいか、客席には殆ど人は居らず、客層も30後半〜還暦越え位の男性がほぼ占めており、若い人は20代の女性客2人だけ。入場時にスクリーン出入り口の電光ポスターの写真を撮っていたので多分、ジャニファンかな?と。
一先ず、見た感想を。
もう、初っ端から大体の展開が掴めてその通りに最後まで話が進んだ感じだった(笑)ただ、私的には話のストーリー的なものにはハナから期待はしていなかった。
一番期待をしていたのが「怖さ」だったのだが、もうなんか全く怖く無いし、緊迫感のある場面も殆ど感じられず…正直言って期待外れだったのは否めない。
やたら音量がデカかったので、上映中はかなりうるさかった。あんなに音をデカくしたから良いって訳でも無いしねぇ。
他にも幾つか「?」って思った点も。
・夜遅くに伊原の息子が庭で不気味な念仏をずっと唱えているのに全然叱ろうともせず、黙って見てるだけの伊原(重岡)。最終的に自分の両親に強制的に息子は家から連れ出されるが、その時もただ立って見送るだけ。
一度、最後の方で無理やり部屋に戻すシーンがあるが、それもなんだかフニャフニャした感じだし、スッキリしない演技。
・冒頭から出て来る庭がちゃっちい。明らかにセット感が出ており白ける。
・子どもが唱えてるあの呪文、アレを延々と続けてるだけで母親の身体がくっ付くとは…何でインチキ臭いのか(笑)
この中で唯一、観ていてホッとさせたのは他ならぬシソンヌ長谷川の存在である。芸人にしては演技も卒なくこなしていたし、役としても適任だったと思った。
長谷川の弟子の人も恥ずかしながら誰だか分からなかったが演技が良かったと思う。
主人公二人の知名度(殊に男性側はジャニーズと言うのもあり)怖さや内容の面白さよりも、二人の知名度でファン層を入れたかったんだろうなぁと言う感じだった。
時間が無くて叶わなかったが、これを見るなら同時公開日のシティハンターの方を観ておけば良かった。