ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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ゴジラがかっこよかったです
通常版鑑賞
ゴジラ70周年記念作品 監督:山崎貴
やっと観に行けたー💕
もう上映開始になってから、ずっと行きたかったけど、行けなくて、やっとゴジラに会いに行ってきました‼️
あーもうー今回のゴジラ💕
たまらなくカッコいいです✨
それに大きい。そして怖さも半端ない。
睨まれたら身動きできないよね。
そして放射熱線を出すシーンが、今までで1番カッコいいし、威力も凄まじいです。
そして、ゴジラのテーマ曲が流れるとワクワクしてきて、
テンション上がりまくりになります💕
ゴジラの事はこれくらいで(笑)
ストーリーですが、戦後を背景にしたのは、ノスタルジックな感じで、なかなか良かったです。
ゴジラと戦う人達だけでなく、人と人との愛や生き方も描かれていて、素敵な仕上がりになってたと思います。
ただ突っ込み所もたくさんあって、特に典子は不死身すぎて、びっくりです(笑)
さすがに放射熱線を浴びたら。。。。と思うのですが💦
感動のシーンなのに、ちょっと笑ってしまいました。
ゴジラに関しては、海のシーンが多くて、ちょっとがっかりでした。
海で泳ぐ姿や、船をひっくり返すのもカッコいいのですが、
街の中で暴れるシーンを増やして欲しかったですね。
戦後で立て直してる日本をこれでもか❗️と壊して欲しかった(ちょっとえげつないですけど)
まぁーでもでも今回のゴジラは合格点をあげれます(笑)上から目線ですが。。。
私は通常版で観ましたが、たくさんのバージョンがあるので、そちらも観たくなりました。
エンドロール後のゴジラが側にいる感覚
痺れました💕
反戦をテーマに据えたのは正kパイセエエエエエーーーーーーーン
ただ単にゴジラが怖いやっつけられるか?って話ではB級サメ映画と同格になりかねんところ、反戦をテーマに主人公の成長と人間模様を主軸にしたのは良かったと思います。ゴジラが添えられてる程度に感じる人もいそうですが。ええ、私です。
ゴジラパイセンそんなすぐ出てくると思わないやん!飛ばしてんなあ!
皆死んだ!神木くんのせいで!ゴジラ最低!
戦艦がおもちゃのパイセエエエン!もっとだ!
ビームとかずるい!皆死んだ!酷い!
やったあ!銀座には餌がいっぱいだあ!
ヒロインが死んだ!ゴジラを殺せ!
パイセンのビーム綺麗…♥️
沈めろ!ゴジラを沈めろ!
減圧理解してるパイセン最高かよ…
お顔爆破したで!さすが俺らの神木くんだ!
パイセェン…(´;ω;`)
生きとるやないかい!!!
生きとるでおい!!!\(^○^)/
真面目なシナリオとサメ映画(ジャンル)混ぜられるとこうなるんだなっていう例です。
脳ミソ分けられない辛い。
サメ映画は辛…からウヘエエエイに切り替わるとずっとウヘエエエイ状態でいられるんですが、今作はいったりきたりで忙しかったです。
丁寧な人間模様が役者さんに彩られて素晴らしかった。
でもそこが丁寧なばかりにゴジラパイセンの出番削ってないか?💢ともなりました。
ゴジラを見に行くか?
反戦映画を観に行くか?
でまた評価が違う気もするが、ゴジラパイセンのビジュアルが完璧だったので前者の方もそんなお怒りにはならないかも。敢えていうなら手が長かった。いつもあんな長かったっけ…?
おとこのこは皆すきなやつだと思います。
おんなですけどアタシおとこのこだったらこれ好きだろうなと思いながら見ました。なのでそこのアタシも男に切り替えてけ。
アカデミー 取ります❣️
シキサンがいろんな意味で悩んで 腹キメてさ 一つの事に気持ちが入る このGODZILLAは 本当に日本のGODZILLAですね。あのさ〜 タクシードライバーが 何故か 頭をよぎる🤭
ラスト以外は好き
人間ドラマがメイン
ゴジラの登場シーンはそんなに多くないです
ラストは人によっては感動するかもしれませんが、
私は死んだと思っていた人が実は生きてました展開が嫌いです。
なんなら最後は主人公も命を落としたらもっと感動するのに
とか思ってしまいました。。
まぁ総じてストーリーはとっても面白いので、意外と楽しめました。
一撃必殺サムライソード!
シンゴジラを越えるゴジラがこんなにすぐに出てくるとは…凄い良かったです。
ゴジラの怖さも画かれてたし、ビーム放つ時の背鰭がガシャガシャなるのはカッコいいし、中盤で震電が出てきた時はストライカーズ1945をプレイしてた私はテンション上がりました。震電!震電!
ラストの特攻なんてマジでサムライソード、ビームに対して飛んできたシーンはエンドゲームのドクターストレンジとアイアンマンのやり取りを思い出しました。ここだ!って
浜辺、神木が生存なしだったら涙してたと思いますが残された子供からすれば「誰かの犠牲に成り立つ平和とは?」となりますしアレで良かったのかなと…まあ浜辺さんのあの吹き飛び方で生きていたのは嘘だろ?と思いましたが、きっと飛んだ先にフッカフカのマットレスでもあったのだろうね!銀座だし(笑)
シンゴジラ辺りから日本だってやれば出来る!って映画や作品が増えているような気がします。今際の国とか良かったですし…と思う反面、今まで駄目な実写や特撮作った人達は適当にやってたの?とも思ってしまいました。
怪獣大戦争マーチが本編で流れないのが……
お気に入りの「シンゴジラ」とは、違う切り口だが、これはこれで素晴らしい。
オープニングシーンで神木蔵之介が、機銃を撃たなかったのには、納得いかないが、その後の戦後の昭和の人間ドラマは、なかなかの出来。
それがたかだが78年程前の出来事で、一世代前の親達の時代になるわけで、今の平和をしみじみかみしめた状態だわ。
さて、ゴジラにいたっては、海上を追っかけてくるシーンなど圧巻の展開が続く。
ラストのゴジラ退治の大作戦は、今までのそれとは違う展開で、ゴジラのテーマにのせて興奮度があがる。しいて言えばそこで、怪獣大戦争マーチが流れなかったのが残念だが。 そこで☆半分マイナス 笑
しっかり怖くて、面白かった!
2人の弟、2人の息子がいるので、ウルトラマンや仮面ライダーの類を観てきました。
一度も刺さらなかったので、怪獣ものは好きではなかったのですが。
今回は、らんまんコンビが主演で、レビューもよいので、初めて観てみました。
いやホント、しっかり怖くて、ドキドキしました。
面白かったです。
戦争ものは、究極的には、私には理解できません。
受けた教育と時代の違いか、私は国のためには戦いません。
各々の主人公の生き方に、「永遠の0」では号泣、「ゴジラ」では共感しました。
主人公夫妻に祖父母を、アキコちゃんに両親やおじおばたちを重ねて観ていました。
何らかの戦争体験を持つ人にとって、死ぬまで戦争は終わらないのかもしれないと感じました。
ゴジラは、人類に襲いかかる厄災を表現しているように感じました。
温暖化、コロナ、津波、地震、噴火、異常気象、戦争、テロなどなど。
1ケ所でしずめても、他のところで、または時をこえて、再び起こる。
普段の生活では、まるで自分が環境を支配しているように錯覚しているけれど、ひとたび何かに巻き込まれたら、翻弄され、それが過ぎ去るまで耐えるしかないのだ、と思い知りました。
「屍人荘の殺人」で神木くん、浜辺さんコンビを好きになり、「らんまん」も視聴済。
おふたりの品があってどこか古風なたたずまいに惹かれます。
今作も、とても素敵なご夫婦でした、ノリコさんがあの爆風の中助かっていて驚きましたが☆
個人的には、「屍人荘の殺人」の続編である「兇人邸の殺人」をおふたりで観たいなーと切望しています。
舞台を戦後日本にしたのが大成功
もしこれが現代を舞台にした脚本だったら、適当に渋谷やらスカイツリーが壊れて薄っぺらいストーリーになっていただろうな。
敗戦直後の日本を描いた作品は意外と観たことがなかったので、「生き残ってしまった市井の人々」の罪悪感や苦しさをしっかりと扱っていることが脚本の質を高めたと思うし、ゴジラの恐怖をさらに実感させることにもつながっていた。
敷島に命を賭すことを迫っているかのように思っていた橘が「生きろ」と脱出装置を取り付けてくれていたことに感動…
吉岡秀隆は何をやっても吉岡秀隆という感じではあるが、「日本は戦争で命を無駄にしすぎた」の演説部分は胸が熱くなった。
まさかこんな作品とは・・・
公開日が11月3日、気にはなっていたが、忙しくてなかなか映画館まで足を運べず月日が流れ、これはレンタルか配信で見ることになるかなと思っていた。
12月に入り、仕事の合間スマフォで見ていたニュースサイトで、「ゴジラ-1.0、アメリカで大ヒット!」という記事が目に入った。意外だった。ハリウッド版GODZILLAを見慣れている彼等が、日本(東宝)のゴジラに何を観たのだろうか? 俄然興味が湧き、やっと余裕が出来た休日、近くのショッピングモールにある映画館へ足を運んだ。チケットを買い、時間があったのでショップで腕時計の電池交換を依頼して開演を待つ。
奇しくもその日は12月8日、82年前日本がアメリカに無謀な喧嘩を売り、アメリカが日本を最も憎悪した日。タイトルから察するに、おそらくこれはゴジラ第1作(昭和29年)のリメイクだろうなと勝手に想像していた。
前回映画館で見たGODZILLAは、アメリカ出身巨大ゴリラとのデスマッチ、缶ビール片手にとても楽しめた。でも今回は車で来ているのでビールは禁止。でもそれが、結果的に正解だった。酔っ払って見ていたら、自分は人目はばからず号泣していたかもしれない。素面でも所々涙をこらえるのに大変だった。終盤もうこれはだめかな、と半ば諦めていて、そしてあの幕引き。こらえきれず落涙。終演と同時に慌てて外に出て、トイレの個室に入り涙を拭いて・・・。
書評(レビュー)の中に、劇中の子供が孫と重なって涙したという、60歳過ぎの男性の記述があった。自分だけじゃ無かったなぁと、一安心(笑)。また、どこかのホームページで役者さん達の最も心に残る台詞を教えて下さい、というアンケートがあった。何だろうと思いながら、心に一番最初に浮かんだのは台詞では無く慟哭だった。敷島(神木隆之介)さんが、黒い雨に打たれながら吐き出す深い悲しみと激しい憎悪。
帰り際に買ったパンフレットを読んで知りました。「永遠の0」を創ったあの監督さんだったんですね。主人公が特攻隊の生き残り、敷島さん。そして2度目の鑑賞で気付いたもう一人、大和の水上特攻作戦生き残り、雪風元艦長。史実とは無縁の空想娯楽作品だからこその、あの幕引き。あの終わり方で無ければ、再び私は映画館に足を向けることは無かった。
「現実世界はもっと残酷で非情な一面がある。だからせめて、物語(フィクション)くらいはハッピーエンドで終わらせて欲しい。それが例え荒唐無稽な物語でも、魂と心に、光と温もりを灯して帰れる。」
今この書評(レビュー)を書いているのは二度目の鑑賞を終えた時。小説も入手しました。
また再び映画館に足を運ぶと思います。橘さん、艇長、学者、小僧、その他大勢の役者さん達がスクリーンに描き出している灯火を、また汲み取りに行きたいと思っています。
この作品に携わった全ての方々に感謝と労いの言葉を、この場を借りて申し上げます。
ありがとうございました。お疲れ様でした。
リアリティ→VFX90点、ドラマ30点
ゴジラの造作や街並みはさすが山崎貴監督。
ただ、せりふ回しやアクション、伏線の表現などは残念に思いました。前評判が高かっただけに自分の中でハードルを挙げてしまったのかな。
例えば浜辺のセリフ、あの時代の男と女の認識と役の設定からすれば神木に対しては敬語ではないのかな?
脱出装置もバレバレで興ざめた。見終わった後に、そういえば座席を見てたなぁ、なるほど。くらいがいいんだけどね。
さらにゴジラに突っ込むくだり、まだまだ攻撃して上方に離脱できるタイミングでみんなして神木のことを心配したりして、最初から自爆を知っていたよう。
さらにさらにゴジラがどうなったのかほっといて神木の安否とパラシュートで大歓声。
で、なぜか爆発したゴジラに敬礼、原作に意味が書いてあるらしいけど全く伝わらない。
爆発の後にパラシュートなんじゃないの?
そうすりゃ神木への敬礼ともとれるし。
あと、漁船群と駆逐艦があっという間にロープで結ばれちゃったりして。洋上であの作業は結構大変だと思うんだけどね。
最後に駆逐艦の側面にアルファベットで艦名が書いてあったけど史実なのかな?
知っている方教えてください。
山崎映画に外れはないですよ
自分の中の戦争はまだ終わっていない。
そんな主人公の心の葛藤をゴジラを通じて描いています。
また、太平洋戦争を通じて人間の弱さと本音を描き、ゴジラを通じて人間の強さと愛を描いていると思いました。
時代背景に関しては、もともとゴジラは戦後の水爆実験で生まれたものだから、戦後を舞台ににしたのもとてもしっくりきますね。
実は典子さんは生きていたというベタなストーリー展開なのか、はたまた巷では典子さんはG細胞によって蘇ったとも言われていて、個人的には朝ドラで夫婦役を演じたあの2人が主演なのも嬉しい。
夫婦になって欲しかった(^^)
ただ、あの電報には何て書いてあったのか?
気になります。
最後に個人的には、特撮は永遠の0、アルキメデスの大戦を越えました。
震電、カッコよかったです。
ゴジラの迫力は過去ゴジラ映画で一番ですね!
怖くてドキドキしました笑笑
マイナスからプラスへ至ろうとする物語
山崎貴監督の作品は『ジュブナイル』のみ鑑賞済。
ゴジラシリーズは、vsシリーズは『ゴジラvsビオランテ』『ゴジラvsモスラ』『ゴジラvsメカゴジラ』『ゴジラvsスペースゴジラ』『ゴジラvsデストロイア』、『GODZILLA』、ミレニアムシリーズは『ゴジラ FINAL WARS』以外観たのかもおぼろげな記憶、『シン・ゴジラ』、モンスターバースシリーズでは『GODZILLA ゴジラ』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』『ゴジラvsコング』、アニゴジシリーズは『怪獣惑星』『決戦機動増殖都市』観賞済。
ゴジラ新作のカウントダウン告知の際に『シン・ゴジラ』で上がりきったハードルを誰が監督するのか、どういうテーマを描くのか気になって注目していて、カウントダウンが終わった後新作が-1.0と発表された時に「その視点は無かった!」と膝を打った。
更にロゴのGの文字もG一文字でありながらゴジラが尻尾を振り回すようなシルエットにも見えるのが、まだ誰も観たことのないものを描いてやろうっていう気概を感じて期待価が上がったし、監督を担当する山崎貴監督の評判は聞いていたけれどその2点で好みの映画になりそうなワクワクを感じたのを覚えてる。
その後、公開初日に観に行きたかったものの機会を逃し、年の瀬までにはとようやく観に行ってみた。
モノクロ版である『ゴジラ-1.0/C』公開決定の日に観に行ったのは偶然ではあるものの、観終えた後その情報を見て『ゴジラ-1.0/C』も必ず観に行こうと決めるくらい個人的にも刺さる作品だったし色んな層の人が観るべき作品にもなっていたように感じた。
公開前は終戦直後が舞台ってことで反戦や反核的なメッセージが色濃い映画だろうなって予想をしていたけれど、『シン・ゴジラ』では官僚の視点の物語だったところを今回は一般人や民衆の視点、且つ主人公が特攻兵(マイナス勘定)の敷島で、そんな主人公を通じて敗戦国日本が敗戦からゴジラ襲来を前にどう立ち上がっていくかを描いているのが『シン・ゴジラ』から今作までの間に起きた新型コロナウイルス感染症を経た今だからこそ重なる部分があるし、刺さる映画になっていたように思う。
ゴジラシリーズに初めて触れたのが『ゴジラvsモスラ』だったのもあって、個人的には『シン・ゴジラ』よりも人間ドラマが色濃い今作の方が平成ゴジラ味を感じて好印象だったし、人間ドラマも好みで、山崎貴監督の『永遠の0』や『アルキメデスの大戦』も観たくなった。
主役の神木さんや浜辺さん、脇を固める俳優陣の演技も素晴らしいし、明子役の永谷咲笑さんはてっきり5歳くらいの子なのかと思って演技力に感心してたものの、実際は撮影時点で2歳なのも後から知って驚いた。
『シン・ゴジラ』 とは違ってモーションキャプチャーなしの完全CGゴジラだけどシルエットが平成ゴジラ寄りなのも良かったし、スタッフが歩くモーションをかなり拘って作っただけあって個人的にはかなり着ぐるみ感も感じられて良かった。
新生丸がゴジラに襲われるシーンでは、(少なくとも自分は初見の)サメ映画のように海中の背ビレだけ覗く形で追われる観たことない演出のシーンが素晴らしかったし、個人的には怪獣映画やディザスター映画によくある、向かう先に逃げていく(横に逃げていかない)シーンが見るたびに気になってたんだけど、銀座にゴジラが襲来したシーンはそのセオリーを逆手に取って、そもそも横に走っても無駄な尻尾の薙ぎ払いシーンが入ってるのが良かった。
そこから広島に落ちた原爆を思い起こさせるような熱線の衝撃波や、そのキノコ雲を背負っている見返りのゴジラのシーンの画は恐ろしさと共に神々しさを感じるし、ゴジラが人智の及ばない神としてシリーズで描かれてるのを考えると、神を宗教画として描いた人はもしかしたらこういう気持ちだったのかと疑似的に体感したような気がした。
そんな絶望的な状況で響く敷島の慟哭と共に黒い雨がポツポツと降り出して豪雨になるシーンでは、一瞬その雨が(フォールアウトと言う二次災害よりも)死体が映ってなかったのもあって吹き飛ばされた人間の直接的な黒い血の雨に感じて、演出の素晴らしさと共に描写されている以上の恐ろしさを感じた。
海神作戦で敷島が乗る戦闘機の「震電」が(実際にその戦闘機が実在するとは言え、)前後逆の構造なのが、まるで過去の特攻するはずだった時に逆行しているように見えて、その演出が(「誰かが貧乏くじを引かなければいけない」ってセリフや脱出するかどうかが微妙な段階なのもあって)熱さと切なさが混じった感情にさせてくれて、この作品で1、2を争うくらい最高のシーンだった。
『シン・ゴジラ』ではゴジラが地面を踏みしめる(実在性を感じる)シーンがないことに対して幽霊や亡霊を表してるんじゃないかって考察を見たけれど、今回踏みしめるシーンがあることや本来協力が得られるべきアメリカの協力が得られないこと、そもそもアメリカの「クロスロード作戦」がトリガーになったことなど、明らかに実在しているもの(勝利国アメリカ)のメタファーに感じた。
でもその後山崎監督が「核の脅威や戦争の影がそのまま怪獣の姿をしている」って言ってたのを知って終盤ゴジラが頭部が爆発し海に沈んでいくシーンでの敬礼を思うと、勝利国アメリカ以外にも終戦直後でまだ生々しい戦争被害者のメタファーが含まれてたんだと気づいた。
最後の典子の首筋に謎の文様が表れてる様子やエンドロール前にゴジラが少しずつ再生していく様、エンドロールでのゴジラの近づいてくる足音など、ビターエンドじゃなくゴジラの到来というバッドエンドが観客に迫ってきている演出が凄まじく、通常劇場で観賞したのを後悔するほどIMAX劇場ならビリビリと肌にゴジラの圧を感じれる演出だったと思う。
監督や制作陣が"体感する映画にしたい"って言ってたのを知らなかったので通常劇場で観たけれど、2回目やモノクロ版はIMAXで観るモチベーションになった。
もちろん全く気にならないところがないわけじゃなく、
・敷島が特攻しなかったり機銃を撃たなかったことで敷島はPTSDに加えサバイバーズ・ギルトも発症したことや、「誰かが貧乏くじを引かなければいけない」ってセリフを入れつつもその状況を生み出したアメリカや事なかれ主義を貫く現政権など、その解決策を描かないことに対してモヤモヤした。実際の終戦直後もそういうことを言えない状況なんだろうなってのは解っているけれど。
・ 今作は終戦直後だからこそカラーよりもモノクロ版が合う(カラーなことで逆に違和感があった)気がしてたから、モノクロ版が公開決定して良かった。
・個人的には破壊されるミニチュアセットが好きなので、破壊されるビルなどをミニチュアでも見たかったところはあるけど、瓦礫とかはかなり良かったし集落の一部がミニチュアだったのは気づかなかったくらい実物感があった。
・放射能の影響はゴジラが来襲しただけでも甚大なものなのに、放射熱線の直接の影響や
被爆者が大量に発生したことなど今回そこに言及してなかったのが気になったけど、そもそも被爆したことで人体に何が起きるかって情報が日本に入ってきてなかったり、知っていたとして上層部がその情報を秘匿していた可能性もあるんだろうな、と納得した。
・終戦直後(2年+α)にしては一瞬で膨らむ浮袋の技術がもうある(伝わったのか輸入なのか)のは気になったけれど、あくまで終戦直後の技術がどうだったのかについて全くの素人だから実際どうだったのか気になる。
・典子が無事だったなら作戦遂行までに電報送ってて欲しかった(敷島が特攻しないように)って思ってた、敷島と会うまでは。個人的にここは良い裏切りだったので膝を打った。
敗戦した(そしてゴジラの襲来でマイナスの)日本を1へと向かわせる為に"自分たちの"戦争を終結させ「自己犠牲しなくていい、生きろ」ってメッセージは、コロナ禍以降政府を頼れなくなった自分たちに結構刺さるセリフに感じた。
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』や『窓ぎわのトットちゃん』『君たちはどう生きるか』など終戦前後を描いてる作品が今年相次いで公開されてるのは、もしかしたらコロナ禍から脱却しようとしてる過渡期だからなのかも、と思った。
この作品を観る前にゴジラ過去作の予習は必要ないけど、日本が敗戦するまでの流れとか戦争によってPTSDやサバイバーズ・ギルトを発症した人をテーマにした映画やドキュメンタリーを予め観ておいた方がこの当時の空気感が理解出来そうな気がした。
迫力満点(古い言い方💦)
ゴジラ映画は特に興味なく育ってきてて……の鑑賞
ただ最近で言うと「シン・ゴジラ」
推しさんの「GODZILLA vs KONG」を観たせいか
これも観なきゃ…と思わされる
キャストがいいから絶対観なきゃ…と思った😊
1ヶ月半過ぎちゃったけど
もちろん劇場ですよね!
箱(118名)は小さいながらも²/₃は埋まっていて
お父さん世代が多かったかなぁ🤔
観るまではレビュー等は見ずに
まさかの神木くんが特攻隊員の役だったとはねぇ💦
しかも怯えてるし…
はじまって間もなく迫力のあるゴジラ登場と共に
攻撃の迫力に、こりゃー凄い❗️👏👏👏
出たなぁ〰️!って感じで
とにかく迫力には驚かされた😱
人……食い飛ばすなんて💦💦
あのゴジラ登場の音と共に
ゴジラが出てくると⋆͛🦖⋆͛
何かが起きる合図の様で
ドキドキ・ワクワクさせられる
今度は何っ⁉️って
ストーリーは悲しいばかりでもなく
ラストに涙を誘い…「良かったよぉ」って🥺
劇場で観れてホント良かったー
今回のキャスト陣も申し分ないメンバーで
神木くんの特攻隊員役…今までにない感じで良き👍✨
吉岡さん 蔵ちゃん
そこに最近追っている山田裕貴くん
皆さん迫力ある演技には拍手です👏👏👏
もちろん青木崇高さんの「生きろ!」も
感動もので星5つです👍✨
「生きろ」というコピーが使えそう
ゴジラ映画ですが主役というか主軸は特攻から逃げた男、敷島(神木隆之介)のDeath Wishです。
脚本が工夫され、アメリカも日本政府も介入せずに民間でゴジラをやっつけなきゃならない羽目になっており、その舞台設定を得て典子(浜辺美波)と機雷処理チーム(佐々木蔵之介・吉岡秀隆・山田裕貴)が躍動的に絡みます。
過去いちラギッド(ギザギザした)なゴジラで、アトミックブレスの支度をするとき、背鰭がしっぽから順番に燐色へ変わっていきます。
野田(吉岡秀隆)が考案した加圧と減圧で膨縮させるわだつみ作戦がだめで、海上へふたたび出てきたゴジラの背鰭が1本1本青く光っていき、口腔へ燐光がのぼったアトミックブレスの瞬間、甲板にいる全員が「ああもうだめだ」という表情をします。
そのとき敷島の震電が滑翔してくるのです。ほとんど叫びそうになりました。秋津(佐々木蔵之介)が「逝っちゃだめだ敷島あきちゃんどうすんだよ」みたいなこと叫びます。
先尾翼の震電の形状はゴジラの口腔に刺さるにはぴったりです。刺さって爆発して「ああ敷島」と思ったら予測をひるがえすようにパラシュートがおりてきます。
典子が生きているのもいい意味の裏切りですごく練られた脚本だと思いました。
大胆な端折り(はしょり)と相関になっていて、ゴジラが銀座に現れたとのニュースの次のシークエンスでは敷島は銀座の雑踏から典子を見つけ出してしまいます。敷島と典子は夫婦ではなく明子はどちらの子供でもありません。飛躍と奇想にもかかわらず、ドラマはリアルで胸を焦がします。
神木隆之介は古き良き日本人らしさと強さと弱さが共存していました。昭和をまとった浜辺美波はまるで高峰秀子のようでした。
映画が言いたいのは生きろということだと思います。“生きろ”といえばさまざまな映画に使えそうなコピーでじっさいもののけ姫などで使われていますが本作は生きろコピーがひじょうにしっくりくる映画だと思いました。畢竟これは永遠の0の続編だと思います。思い返せば永遠の0で久蔵(岡田准一)が特攻していくシーンと敷島がつっこむシーンは表裏のように重なるのです。だからあの時は死にに行ったけれど、もう生きるんだというメッセージを感じたのです。敷島のDeath Wish(死への願望)が昇華され、映画的にも消化されたと思います。
また政府が頼りなく描かれ、秋津も逐一日本政府を腐し、このスタンスはさいきんの内閣支持率をかんがみるとひじょうにタイムリーだと思います。
見事な映画でした。
──
2023年12月1日に全米公開されたそうです。
imdb8.5、RottenTomatoes98%と98%。
七人の侍やSpirited Away(千と千尋の神隠し)と同レベルの日本映画の最高値と言っていい評価点をつけています。
少ない採点者ゆえに高得点になっているわけではなく、批評家と大衆の採点に乖離もありません。(こまっしゃくれた批評家にも庶民にも好かれているということ。←重要なことだと思います。)
強く太い確かな支持でした。
RottenTomatoesには、絶賛の言葉──
「まちがいなく今年のベスト」や「今年最高のファンタジーアクション」などは多数あり、小船舶の協力をダンケルクと言ったり、背鰭を出して迫り来るのをジョーズと言っているのもありました。
「初めて泣いたゴジラ映画であり初めて恐怖を感じたゴジラ映画」との評、類似評も多数ありました。
「史上最高のゴジラ映画」とか「最高のモンスター映画」とも言われていました。
放射能つながりで「オッペンハイマーのとんでもない続編」と言っているのもありました。
さらに──
「日本の VFX の魔術師山崎貴が心を込めて時には畏敬の念を抱かせるここ数十年で最高の怪獣映画をお届けします。」とか、
「ゴジラ マイナスワンは、地に足の着いた人間ドラマ、恐ろしいモンスターのビジュアル、一流のサウンドデザインを詰め込み、2023 年の最高の映画の 1 つを生み出しました。」とか、
「この見栄えがよく、エキサイティングで、驚くほど感情的なこの映画は、第二次世界大戦後の日本を舞台に、胸が張り裂けるような絶望と新たに見出した希望の両方を活かすことでその力を発揮しています。」
──など、ヒューマンな側面や感動を褒めちぎっている評も多数ありました。
すべての評において特徴的なのは必ず驚嘆が交じっていること。まちがいなくダークホースでした。
アメリカでの評判が良かったので観てきました
昭和ゴジラ至上主義な私の洗脳で小学生の我が子もゴジラ好きに育ちました。
当然、子供らと最近のゴジラを映画館で見ることは無かったですがアメリカや日本での評価から久々に興味が出て子供二人とのコミュニケーションのツールとして行きました。
さて評価ですが人間ドラマの部分は子供が飽きちゃうかなと思いましたが感想を聞くと、集中してよく理解をしてました。
何より音響と大画面に興奮気味で連れて行って大正解でした。やはりクレヨン,,,や鬼滅,,,では体験できない迫力がゴジラにはあり、また行こうねと約束させられました。
個人的には終盤目頭が熱くなり、子どもの手前ギリギリ涙をこらえた状況でした。ただもっと感情移入できたはずと不満なのは主役二人の関係です。見ず知らずではなく恋人もしくは幼馴染だったらと。例えばオープニングか回想で出兵を見送るシーンがあったり。強引な共同生活もすんなり納得できたと思う。
終盤の決戦で漁船が加勢に来るシーンは長男と同じ感想(以前からスターウォーズを一緒に観ていたのでそのシーン)を持ってました。
総括して、思い返せば私の子供時代は春夏冬の東宝東映映画まつり?やらで年3回は映画館に必ず行ってた。このタイミングで新たなスクリーンファンが二人誕生してよかったと。
NHK朝ドラー(笑)
小生、あまちゃん以降NHK朝ドラを連続して観ているせいか、「あの人はあの作品、この人はこの作品に出てた」癖が治らず、しかも半年前にやっていた「らんまん」の主役夫婦で神木君と美浜君のご両人が「半夫婦」役で演じられ、吉岡君に関しては「エール」で実在した永井隆に寄せた永田武役で同じ学者役…などなどどうでもイイ思考が浮かびつつ、肝心の感想ですが、、、、
「まんぷく」主演の安藤サクラの逝けずなBBAが人情おばちゃんに変わってゆく描く方と最後の結末が良かった。
特撮の方はゴジラという巨大生物をめぐりシン・ゴジラでは現代の無能な政府の対応を皮肉を込め描き、本作品では戦時中では言えなかった復員兵の方々の現場の不満や処分されなかった帝国海軍の兵器を描き色々な描き方がありそれぞれ興味深い作品に仕上がっていると思いました。
では戦国時代の関ヶ原の合戦の最中にゴジラが現れたらどういうストーリーになるのか?またまた要らぬ妄想をしてしまいました(笑)
海外で受ける理由は、、、
まあ、そこそこ面白かったけど、細かいところが気になった。
まず時代考証が全然出来てないよ。
家の中の小道具も、一部現代デザインのものが含まれてるし、セリフが完全に現代語だもの。
戦後の国民感情も全くリアリティがない。
こういう部分って、たぶんネイティブ日本人じゃないと気にならないんだと思う。
だから海外で受けるんだろうなって。
お話づくりも画作りも全てイマイチ。
全てが段取りじみてるんだよ。
決められた展開が淡々と続くだけ。
ハラハラドキドキすることは一切なく、全て先が読める展開。
伏線の張り方も下手だったな。
映画作り舐めてるとしか思えない。
役者の芝居も良くなかったな。
臭いんだよ芝居が。
一人もイイと思える役者がいなかった。
国内で評価してる人たち、ホントに面白かったですか?
アメリカでウケてるからってハードル下げてないです?
ツッコミどころが無視できる人はおすすめ
まずゴジラ自体の描写は凄くいい
よく動くし表情豊か、ヨリのシーンも多くディテールを体感できる。総じて良いエンタメ
一方でツッコミどころも満載
兵器関係はまず忠実でない。機関銃が排莢すらしない。最後の作戦は少し笑えるレベル
山崎映画特有の全部泣きながら大声で心情吐露する描写も猛威を振るっている。謎にヒロインを活かす大縁談も理解に苦しむ。
まあでかいトカゲが銀座を火の海にしてる時点でリアリティを気にするのも野暮だが、、
アメリカ人は好きそう
二度見で涙止まらんおっさん
1回目は良かったなあ、くらいでしたが2回目観覧では泣けて泣けて。民間特別作戦前の説明会で「必ず死ぬ訳じゃない。なら前の戦争よりマシだ」と叫ぶ男性。美波さんの葬式のあと急に泣き出す明子。美波さんが亡くなった事を知らずに明子が3人の絵を渡す場面。ゴジラを仕留めたあとの全員の自然発生的な敬礼・・・。涙ボロボロの汚ないおっさんでしたが最前列の出口に一番近い席でしたのですぐ退散。米国で上映されているようですが、昔の日本人の優しさや気高さを少しでも感じてもらえるといいですね。
シンゴジラに匹敵するおもしろさ
見た目(口元)がハリウッド版に少し似ていたのでもしかしたらつまらないのかなと思いながら観に行きました。
ゴジラvs⚪︎⚪︎みたいに怪獣同士が戦う映画ではなく、1984のようなゴジラvs人という映画でした。
とてもおもしろい映画でした。映画館で観ることをお勧めします。
気になった点は、浜辺美波さんが生きてたのはなんだかなと言うのと、作品内に出てくるランプが戦後にしては高級すぎたり、子供に食べさせるスプーンがプラスチック製だったり、小物が気になってしまいました。
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