ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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震え、涙、笑い
映像・演出・演技(20)
映像に関してはまったくもって申し分ない。壮麗かつ壮大なゴジラの姿は見る者に恐怖か、はたまた神の如き姿を観測した感動か、いずれかによる震えを催させるだろう。熱戦放出時の背中の棘の動きも破滅へのカウントダウンを刻む爆弾の次元装置のようであり、恐怖を助長させていた。音楽も映像と完璧にマッチしており言うことは特にない。脇を飾る俳優の演技は主演が喰われないよう標準的であったが、主演の神木竜之介の演技は頭ひとつ抜けており、心理描写が強い本作品において親和性が高かったと言えるだろう。
文句なしの
20点
世界観(20)
戦後の復興期に現れた脅威としてのゴジラが描かれており、今まで見たゴジラの中で1番絶望感が強く、ラストは震えが止まらなかった。積み上げたものがその労苦を冷めやまぬ時期に壊させる世界観、時代設定を選んだ手腕は見事であるといえるだろう。
20点
脚本(20)
脚本は序盤の伏線が中盤、終盤で見事に回収される構造になっており、ラストの盛り上がりが段違いに強かった。ストーリーの緩急も申し分ない。しかし、序盤は主人公を取り巻く生活描写が若干長く感じた。(ラストの感動を作るには必要であったが。)
17点
キャラクター造形もしくは心理描写(20)
『シンゴジラ』の無駄を極限まで省いた作風と対照的に、本作品はキャラクターの心理描写が群を抜いており、映画のかなりの割合を主人公の内面を描くのに使用していた。戦争の恐怖、後悔、自己嫌悪から抜け出せない主人公の姿をくどいくらいに描くことによりラストの最終決戦がこれほど感動的に見えるのだろう。心理描写に割く以上仕方のないことだがキャラクター造形は標準的。
キャラクター心理描写優先評価で
15点
メッセージ性(20)
本作におけるゴジラとは何であろうか?
それはズバリ『戦争』である。戦争を生き残ってしまった本作の登場人物はゴジラと対決することにより、先の大戦の様子を追体験する。そして戦争と決別する。そして、明日を掴むため生きるための戦いを仕掛けるのである。
本作にはゴジラに戦争を思わせる意匠が施させている。先述した熱戦放出の時限爆弾のようなギミックや、ラストの復活を仄めかす描写はヒトがヒトである限り決して駆逐できない戦争の姿を示しているようだ。ラストの敬礼も終わりゆく戦争に対するものだと考えれば納得がいく。
この描写は観客に何らかのメッセージを伝えるのに十分であろう。
18点
総評
巧みな心理描写と映像の魅せ方、そして時代設定が見事に合わさり、筆者は恐怖の震えと感動の涙、そして傑作に出会えた喜びの笑いが同時に溢れ出る奇妙な感覚を覚えた。この感覚になったのはこの映画が初めてである。ぜひ映画館でこの感覚を味わって頂きたい。
(個人的なベストシーンは、銀座に現れたゴジラが熱戦を放ちヒロインの典子共々東京を破壊した場面での主人公の無力な咆哮である。大いなる存在に対する動物としてのヒトの反応を象徴的に表していると言えるだろう。これを見れただけで映画館に足を運んだ価値がありました。文句なしの傑作です。)
90点
因果と喪失に決着をつける物語
戦争から逃げた因果、逃亡先でもまた逃げて家族を失わせた因果、罪悪感を引摺ることで愛と知りながらも受け入れることはできず、銀座へと出て行った最愛の人すら失った因果
戦争による日本の喪失、身近な仲間の喪失、愛する人の喪失
すべてに決着をつけるため、男はゴジラを倒す覚悟を決めました
面白いに決まっとるやろ!
最高でした❗️
公開初日に観ました!ゴジラ本気で怖かった。拳を握りしめ、口開けっぱなしで観てました。人間ドラマも予想しやすい展開が好きでした!ドラマ部分がベタだという意見が多いですが、そこがわかりやすく、納得しやすかったので、ゴジラシーンを純粋に楽しめました。
気になったのは、[ここネタバレ]熱線吐く前の背びれが順に出てくる大事なところ、メカっぽく見えましたが、もっと表皮が盛り上がり肉肉しい感じで出て欲しかったな。私だけかな。
見たい以上のゴジラが見れた。
初回予告とゴジラのデザイン見た時から期待できたので初日初回で鑑賞。
冒頭の初期形態(?)からの整備兵を容赦無く襲う暴れっぷりにこれは当たりの映画と確信。
海上戦では木造船をあっさり沈め、口に入れられた機雷を爆破されても瞬時に傷を再生するヤバさを描きつつ、高尾に肉弾戦でダメージを与えた上で熱線で轟沈させる演出に興奮。
クライマックスの銀座襲撃は逃げる人間を踏み潰し、口に咥えた電車をぶっ飛ばして、腕と尻尾を使って銀座の時計塔など建物を破壊しまくり、トドメにキノコ雲ができる威力の熱線を吐くなど重厚かつ躍動感たっぷりに暴れるゴジラの映像に合わせて掛かるゴジラのテーマに興奮が止まらずスクリーンに釘付けだった。
最終決戦はやや展開が見えたけど震雷の奮闘など見応えは十分。
人間ドラマは悪くは無かったけどゴジラの二回目の登場までが長かったので前半はもっと短くても良かった。
久しぶりにもう一度見たくなる映画なのでゴジラファンだけで無く見たいと思ってる人は見て損の無いお勧め映画。
IMAXで必見です。
見に行ってよかった。^o^
シンゴジラの現代日本vsゴジラもよかったけど、今の日本を支えてくれた先人の事を想い起こさせてさせてくれる映画だった。
エンタテインメントととしても面白く、こうなって欲しいなと言う期待に応えてくれる映画でオジサンの眼頭が熱くなるシーンも何度か。
凶悪で強いゴジラ、重巡の主砲も耐えられるという描写が効いていた。
対決シーンでは、ジョーズを思い出したけど。
あと青空を飛びまわる震電。その昔プラモ作ったなぁ。
欧米人にも見てもらいたいなあ、敗戦の焼け野原、水爆実験、そしてカミカゼ。どんな感想を持つんだろ。
ゴジラはなんで銀座を破壊したあと海へ戻った?w
ツッコミどころ満載です。
①踏み潰されてる人たち
→普通は足音でもっと早く気づいて逃げられるのでは?w特に2回目の上陸なんてw
②小舟たちの合流!
→タイミング良すぎない?wそのあとの連結もそれを悠長にゴジラくんは待っててくれたの?w
③最後の特攻…
→というか飛行機たった1機!?w
そしてその1機に都合よく誘導されるゴジラくんww
特攻した飛行機爆発してなくない?w爆弾搭載してる説明シーンあって…
この最後の特攻シーンはとくに納得がいかない。ストーリー的には、特攻から逃げた主人公が最後の最後にその精算をする流れ、インディペンデンスデイのパクリならそれはそれとして、同じように沢山の飛行機出して、最後に主人公だけゴジラの砲撃に合わせて1機特攻する。このほうが良くなかったか?安全装置が実は脱出ボタンだった、とかのほうが面白いというか納得できた…
そもそも主人公の無駄な心情描写省いてほしかった。もし大きくストーリー構成を変えるなら、大戸島のシーンで主人公はゴジラを撃ち、ゴジラの怒りを買って殺される。だがゴジラ細胞に感染して生きかえる。そうして本土に戻るもゴジラもデカくなって上陸してくる。こんな感じにして、もっと焦点を絞り、ストーリー展開もテンポよく、何よりもっとたくさんゴジラをだしてほしかった。
最初のスモール版ゴジラがとてもよかった。おぉ!ってなったし、ジュラシックパークのような展開を想像、期待したわけだ。だがその期待も束の間、ちゃっちゃっと整備士達は殺されてしまう。あのシーンもハッキリ言って意味不明、「逃げるぞ」って言っておいて、結局ライフル撃ちまくってあっけなく虐殺されるw
もっと大戸島を舞台にあのスモール版ゴジラ対主人公&整備士たちの鬼ごっこ的な立ち回りがあって、だんだんと整備士達が喰われ、なんだかんだで飛行機の機銃で撃つ流れが良かった。そしてすぐ、本土へ上陸とつなげる。間のストーリーもほぼいらない。米軍がどうとか、戦後の展開が正直間延び感があって退屈だった。吉岡秀隆はゴジラ学者ポジにしてサクッとゴジラの深掘り、佐々木蔵之介は元上官とかで良い。繰り返すが、もっとゴジラと主人公まわりに焦点を絞ってほしかった。
それこそ災害なわけだから、大戸島から本土に来る間にデカくなって、突然上陸すれば人々が逃げ遅れるのも納得できる。結局最後の作戦も特攻で撃破という結果になるならいらないわけだし。戦後直後なら零戦とか戦艦も残ってて、インディペンデンスデイの展開になっても納得できる。主人公とヒロインは本土で出会ってアキコはその途中で拾うくらいにすればいい。
庵野ゴジラと比較されるのは仕方ない。だがおそらくシンゴジラの影響でゴジラとの邂逅と2度の上陸という展開がまったく同じ。だが、シンゴジラはきちんと1度目上陸のあと海へ戻ったのも設定をしっかり作り込まれてあって、きちんと納得のいくもの。だが山崎ゴジラは?もうデカくなってるし、そもそも縄張りがなんだの設定からいえば、じゃあなんでまた海へ戻ったの??wとやはりツッコミたくなった…海が主な住処とか言いそうだけど、飛行機1機に誘導されるくらい単純なんだから、もっと破壊行動するでしょってw
映像や音楽、迫力があってもちろん映画としては良かった。だが無駄に家族とか戦後日本というテーマを詰め込み前面へ出した結果、間延び感とツッコミどころ満載の展開になっていて正直ストーリーが納得できなかった…
メガゴジラ
迫力満点、ゴジラ映画でオッサンは泣いた。
僕の初IMAXはゴジラvsコングだったので、今回さらに迫力は想像以上で、大満足でした。
評判いいと聞いていたので、映画館での巨大なゴジラ、これどうやって戦うの?と心配になるくらい最強でしたね。
山崎監督は永遠の0以来の鑑賞だと思いますが、
戦時中の昭和な感じがゴジラとうまくマッチしていて、ストーリーも俳優人もみんな味があってよかったです。
戦争や放射線、首のアザ、意味深でしたね。
僕も時々街中をぶっ壊したくなるくらい
マイナスな時があるけど、
人生の闘いは終わらない。
戦争は終わらない。
生きて抗え
つづく。
ゴジラなんだけど、やっぱこれじゃないんだなー
ゴジラ登場、立ち振る舞いがジュラシックパークすぎる笑
ストーリーは良くも悪くもないんだけど、
ラストが。。。
流石にいやいやいやって突っ込みたくなりました。
まぁ、何かしらのゴジラパワーなのかもしれませんが笑
にしても、列車のぶら下がりシーンといい、お前はイーサンハントかと笑
おっさんとしては、やっぱゴジラはCGより着ぐるみが良い。
ゴジラよりも俳優陣を観た映画
開始しょっぱなから唐突にゴジラでてきたことに驚き。もうちょっと、出し惜しみしてほしかった…
得体の知れない怪物感なしでした。
数年後に相模湾にやって来てひと暴れし、元海軍の人たちの大活躍でゴジラを倒す…と、すごいサクサクと上手い具合に話が進みます。
国民や政府の混乱などはさほど描かれておらず、個人vsゴジラなのが違和感。
みんなゴジラの存在を受け入れるの早すぎ、対処早すぎ感が否めません。
ここ何年かで、国内海外いろんなゴジラが描かれてきて、その都度変わるゴジラのデザイン観るのが楽しみのひとつで…今回は顔にワンコ感がありました。笑
神木くんの周りの人たちについてはキャラクターがよく描かれていますし、ベテラン俳優陣の演技で迫力があります。
お調子者の小物感ある役をやらせたら山田くん天下一品です!
浜辺美波ちゃんは、主人公もできるし、今回のような存在感をだしすぎないヒロインも演じられるのがすごいです。
吉岡さんも最近映画への出演が増えてきて、嬉しい。
ストーリー展開は疑問なひっかかる部分ありましたが、俳優のみなさんの演技と、ゴジラのテーマを映画館で聴ける。
感情移入した主要人物がなくならず、変に構えずに楽しめる映画でした。
あのテーマ曲にワクワクゾクゾクしました♪
銀座を踏み潰しあらすゴジラを見て、西武園ゆうえんちのゴジラライドを思い出しました^^;
やっぱり神木隆之介って上手いですね♪
浜辺美波さん役の女性は、登場直後こそ蓮っ葉なイメージでしたが、それ以降普通っぽい感じで、わざわざ銀座で働くのも被害を受けるためのネタ振りとしか感じられませんでしたが、綺麗から好きです(笑)
マイナスからスタートした新たなゴジラ!このまま永遠に続くと期待してます♪
ただの恋愛ものとおもってると楽しめるかも
いいところ
破壊映像ものとして迫力十分
ダメなところ
GODZILLAなど災害レベルの話を個人レベルにおとしめてる
科学的考察が薄くてハッタリが甘い
なんでGODZILLAの名付けとトドメ役が同じなんだよ。こんな偶然の個人レベルに話を矮小化するから全体的に薄っぺらい。設定に後出しとか違和感はほとんどないのにそう言う登場人物一人に何でもかんでも詰め込んでるのがほんとダメ。そう言うところ言い出すと外部からの攻撃よりも内部からって情報を独り占めしてるところとかもご都合主義と言うか予定調和とか、とにかく主人公に主人公させようとして歪すぎる。たまたま銀座で働くヒロインが乗ってる電車がピンポイントに噛み砕かれます。あの人数が逃げ惑う中でも偶然発見する。いらないよそんなワザとらしい偶然。
映像としては、いろんな見た頃のあるような風景がぼろぼろになっていくところや、初期のゴジラというか古いラジオの方の喋り方とか過去の映像を散りばめてカメオ的に使ってるのは素直に心動かされるものがあった。でもこの監督は過去の作品や元ネタにカケラもリスペクトのない絵面やシナリオにする共感性の欠けたサイコパスな面があるから、ここもそうなんだろうなあ、と感動が続かなかったな。
監督名知るとロクでもないな、知らない方がまだ楽しめた。まあ全く知らなくても最初に書いたような感想は消えないけど。
音楽がよかった
特撮映像は良かったし、ゴジラのデザインもカッチョ良くて好みだった。一番良かったのは音と音楽。特に音楽が良かったなあ。
演技はちょっと無理だった。舞台演劇みたいなオーバーすぎるリアクション、不自然な間、不自然な会話はしんどかった。でも、こういうのが好きな人もいるんだろうと思うので、好みの問題だと思う。
注目したいのは、なぜ今回のゴジラの時代設定が戦後で、なぜ主人公が特攻隊員の生き残りなのか、という点。
僕は、今回のゴジラは、「死ぬことができなかった」「自分だけ生き残ってしまった」という、申し訳なさ、後悔、やりきれなさの象徴のような存在ではないかと思った。
主人公は、ゴジラが登場するまで、一見幸せな家族のような日常をすごせているようにみえる。しかし、実は「自分だけ幸せになってはいけない」という思いを抱えており、その潜在的に願っていた「幸せを徹底的に破壊するもの」が具現化したものがゴジラではないだろうか。
主人公の「ゴジラを倒さなければ自分の戦後は終わらない」という思いは、まさにゴジラが主人公の精神的わだかまりの象徴であることを示したものだろう。
ゴジラとの対決を通して、主人公は、精神的成長を遂げ、「浄化」されることができた。その映像的表現が、ゴジラが身体から青い放射能(?)を放出して崩壊するシーンだろう。
また、ゴジラは無念に死んでいった戦友たちの象徴ともいえる。ゴジラが崩壊するとき、皆が敬礼のしぐさをしたのは、それを示しているのではないか。
この映画を観て、水木しげるが漫画でくり返しテーマにしていた、「大海獣」を連想した。どこで読んだか忘れたが、「大海獣」は水木しげるの戦争体験や日本に帰ってきてからの感情に深く関係している、という論考があった。
リアリティの面ではいろいろ言いたいことがある。すごく気になったのが、ゴジラが海上にいるとき、腰から上が出た状態で直立した姿勢をしていたこと。立ち泳ぎしていたのだったら、首から上だけ出ている、くらいでないとおかしい。
あと、ゴジラの異様な再生力を表現するための、損傷を受けた箇所が目に見えて再生するシーン。こういう表現ははっきりいって使い古されすぎているし、現実にありえないので、もうこういうのやめた方がいい。
よく分からなかったのが、なぜ「フロン」だったのか?ということ。あの作戦だったらガスの種類は何でも良かったはず。わざわざフロンを使ったのは意味があると思う。もともとは「夢の化学物質」ともてはやされたが、後に温室効果やオゾン層破壊の害があると判明した、といういわくが関係しそうだけど、ストーリーとの関連は分からなかった。
ドラマパートがながすぎて、かつつまらない
ドラマパートはなんとかならなかったのか?ご都合主義もなんだかなと思った。子役の演技だけが光る。ま、年齢に矛盾があるが。
操縦が難しい震電を訓練なしに操縦したり、射出型脱出装置がつけられたり、いつのまにかパラシュートがつけられたり、ましてや吹っ飛んで行って周りの人も含めて身体の部分も見当たらないのに浜辺さんが生き残っているのはいかがなものか。
明子の演技が一番!
久しぶりにゴジラが怖いと思えた作品。ゴジラ特撮パートの出来はすごく良く観ていて思わず唸ってしまいました。ビルの高さとゴジラが暴れる高さが下から観ていて怖いと思える高さで、ゴジラはやっぱり昭和が似合う。登場とクライマックスの海上シーンも良くできていたが、ドラマパートの尺が長く、もう少しゴジラシーンを味わってみたかった。
ドラマパートの脚本はありきたりなもので朝ドラを観てるような感覚。また、自分としては最後の5分間は本当に必要だったのか、永遠のゼロ的な終わり方の方が良かったように思えた。その中で子役の明子の演技はどうやって引き出したのか超自然で驚いてしまった。
山崎貴監督はよほどこの作品に自信があったのか、画面の中央で自分の名前を止めましたが、正直、ゴジラ復活を思わせるシーンを最後に入れたことで、あんたもちゃんとゴジラを殺すことが出来る根性が無かったんだと思ってしまった。
人物の行動が破綻してる
ゴジラ戦のVFXのクオリティはとても高く迫力があって良かったですがそれ以外のドラマパートがツッコミどころ多すぎて受け付けませんでした。
監督がとにかくクサいセリフやクサい演出を入れたいがために整合性を犠牲にしてしまってる感じがありました。
永遠の0ゴジラ
予想的中。永遠の0のような薄ぺっらな反戦感動テロストーリー。銀座を壊滅させるシーンにもだらだらと逃げる群衆。ゴジラを凶悪なる物と描くなら爆風で飛ばされる人々を描く等しなければ伝わらない。役者たちが次々と戦中の政府、軍部を批判するがこれも過去の百田作品の実写化で見られた反戦の裏に隠された命掛けの行動は美しく格好が良いと右派的精神。よーく考えれば占領軍がソ連に気兼ねして軍を出さないなんてあるわけない。ソ連よりゴジラのほうがよっぽど日本占領の弊害だ。占領軍が闘ったら山崎監督の大好きな百田氏反戦と見せかけた愛国右派思想を描く事が出来ないから。
面白かったけど
面白かったけど…
何だろう、泣かせるぞ泣かせるぞ、って感じが
ありありと見えて逆に醒めちゃったと言うか。
ゴジラの登場シーンとか人を咥えてぶん投げるところとかジュラシックパークみたいで恐怖感はありました。
人間ドラマの方が心情移入できないと言うか…
人間ドラマを描くなら最後のシーンはなくても良いのかなと思いました。人間がゴジラに勝ったんだ、で終わっても。でもそれじゃあゴジラじゃないんですかね?
シン・ゴジラのあの奇抜な感じは賛否両論ありましたが私は好きだったんですよね。シン・ゴジラ派には合わなかったのかなー。
メチャクチャ面白くて大満足!! ただの怪獣映画にとどまらず、骨太の人間ドラマと大迫力のスペクタクル映像で見応えたっぷりの125分
今回のゴジラは水色に光るトギトギの背びれや獰猛な顔が印象的で人類に容赦なく襲いかかる破壊の権化として描かれています
それに必死で立ち向かう人々の物語が1945年の終戦直後を背景に、ただの怪獣映画では終わらない、熱いドラマが描かれ、予想を遥かに上回る傑作として完成されています
日本でこのクオリティのパニック超大作が作れるのかと、とても感心し嬉しくなりました
グローバルマーケットに通用する、完成度の高い素晴らしい作品だと思います
IMAXというもあるかもしれませんが、とにかくVFX映像と爆音が凄まじく圧倒的
海で艦艇に襲い掛かるゴジラ
銀座の街を破壊しまくるゴジラ
とお約束のくだりを経て、
クライマックスは吉岡秀隆さん演じる野田が考案した”海神作戦”での人類対ゴジラの相模湾ラストバトル
海上・海中での猛攻撃から神木隆之介さん演じる敷島浩一が乗る戦闘機”震電”でとどめを刺す(残念ながら実際には刺せなかった様ですが)まで、手に汗握る圧巻の映像に終始釘付けにされあっという間の2時間でした
舞台が戦後日本というビジュアルがとてもノスタルジックで良かったし、その映像に完璧に染み込んでいるキャスティングがすごく良かった
神木隆之介さんがとても勇ましく、時に苦悩する敷島を熱演、今までで一番好きな演技です
浜辺美波さんも相変わらず綺麗で凛とした佇まいが素敵でした、トム・クルーズさんの「ミッション・インポッシブル デッドレコニング part one」で縦になって半分車体が無くなった列車の内部に掴まってぶら下がるアクションと同じ様なシチュエーションもこなして頑張ってましたし、最後は生きてて良かったです
そして吉岡秀隆さんも重要なキャラクターを演じ、久しぶりにハマり役だと思います
それ以外にも安定の安藤サクラさん、青木崇高さん、佐々木蔵之介さん、山田裕貴さんなど確かな演技派が脇を固め、珍しく1人もミスキャストを感じず素晴らしいと思いました
やはり日本製のゴジラ映画が一番!と痛感した傑作、山崎貴監督、お見事です
死ぬ覚悟で生きる
2024.3.11追記
日本映画史上初
2023年度アカデミー賞
視覚効果賞受賞
おめでとうございます!
1945年の日本
日本中の都市は
アメリカの爆撃を連日受け続け
それでも降伏しなかった日本へ
8月に原子爆弾を広島と長崎へ使用
150年来の友好国はたった
4年でここまで悪化した
今作はゴジラをそんな
戦後の混乱期直後に出現させたら
どうなるかというまさしく
「人の心とかないんか?」
というテーマ
脚本監督の山崎貴も
個人的に打率が低く
またどうせ俺ゴジラやって
非難殺到ってオチじゃないのと
高をくくっていたのですが
まぁせっかくだから観に行って
おくかと観賞
感想としては
非常に良かった
山崎貴監督の兵器好きな部分
戦後生き残った人々のメンタリティ
敗戦から何を感じ取ったか
前述の通り戦後全てを失った
日本人達が再び酷い目に遭う
様は心が締め付けられる
思いがしますがだからこそ
未曾有の大怪獣を前に
極限状態で色んな考えや思いが
衝突する
衝突させられる
ここが狙いかと膝を打ちました
主人公の敷島浩一も
特攻を命ぜられたが逃げ出し
するとそこへゴジラが出現
仲間を守るためにやってくれ
と言われた機銃も怖くて撃てず
部隊はゴジラに惨殺されてしまいます
それからゴジラにうなされる敷島
復員し新しい生活が始まっても
闇を抱えたまま苦しみ続けます
大石典子とアキコとも生きていこうと
決意すると東京にビキニ環礁の
水爆実験で巨大化したゴジラが出現
熱線で銀座を吹き飛ばし
典子は浩一をかばって吹き飛ばされ
浩一はまたゴジラに人生の岐路を
阻まれることになります
浩一の戦争はまだ
終わっていないのです
死ねと言われて生きたいと思ったら
ゴジラが来て
生きたいと思って上を向くと
巨大なゴジラが死をもたらす
初代ゴジラは1954年の
復興期に浮かれてきた日本人に
戦死者の英霊が化身となって
東京にやってくるという
テーマだったと聞きますが
今作はそれより突っ込めて
いるかもしれません
どうした山崎貴
浩一の悲しみと怒りは
神木隆之介の熱演も相まって
移入出来ないわけがありません
ゴジラを倒さなければ「俺の戦争」
が終わらない
ゴジラを倒すために立案された
わだつみ作戦を実行する
元海軍の人々も
「うまくいく保証があるのか」
「俺には妻も子供もいる」
「誰かが貧乏くじ引かなきゃだめでしょ」
「死ぬと決まったわけじゃないなら
前の戦いよりよっぽどましだ」
色々な声が上がります
でも皆死線を生き抜いた人々
どれも間違いではありません
そんな意見をぶつけあうシーンは
本当に戦争に行ってきた
方々が作った初代ゴジラへの
敬意も感じられるとこあります
敗戦したとは言え
日本国民が一丸で
物資も食料も差し出して
当時最高のテクノロジーを
結集して戦った世界大戦を
生き抜いた日本人の気概と精神を
描き出すという意思がハッキリ
表現されていました
そして
特攻を今度こそ決めてやると
決意した浩一に
逃げたことを知っていた
橘は死ぬ覚悟を決めた浩一に
生き残るための仕掛けを施します
それがなければ
俺の戦争が終わったことを
伝えられなかった
良い終わり方だったと思います
ゴジラ映画シリーズでも
屈指の作品になったと思います
やっぱりゴジラは人間と戦わなきゃな
たしかに粗はあるし
山崎貴がどこまで勘案して
こうなってるかはわからんけど
プロットで勝ってる映画だと
思います
左翼が発狂してるのも予想通り
一つ言わせてもらえば
モノクロ上映どうかな?
お疲れ様でした
コジラ史で一番前の時代で行きます
と言った監督に東宝は「本当ですか?!」と反応したらしい
それはそうだ、芹沢博士も居ない時代だ
ただ、そこでどう倒すのかはずっと興味があった
どう倒したかは観て確かめてほしい
海のシーン
正面を向いたゴジラが怖くて良い
又、ゴジラが熱線を出した時の背びれ?がかっこよすぎてワクワクした
残念なのは日常パートがあまりにも三丁目のなんとかになっている事
びっくりしたのは三丁目テイストが出てきた途端、かなりの観客が退場されていた事
上陸後のヒロイン?が爆風?でスーっと吸い込まれていく時はポーズが不謹慎だけど笑えた
アルキメデス・永遠の等々
とにかく監督の作品をつなぎ合わせて出来た作品だとは思った
ツギハギ怪獣ゴジラ
ゴジラはシン(死んでは)ないけどお疲れ様でした
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