ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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ゴジラの迫力凄い、もう少し見たかった。
これぞ正しくゴジラ!!!!!
MUST SEEの1本
ぼくの採点に★3つはない。ほぼすべての商業映画はその水準にあるべきだ、と思うからだ。
個人的好みから、
★2つ以下=見るべきではない、カネのムダ
★4つ以上=おすすめ、見て損しない――という区分けである。
しかし、★5つつけることは、ほぼない。
本作については、娯楽映画、怪獣(ゴジラ)映画として観客の期待に応えないといけないのは当然として、それを超える深みがある。
アラがないわけではないが、ぜひ見てほしい、見るべき作品だという気持ちを込めて★5つをつけたい。
人類を脅かす絶対悪=人の命を奪う戦争――今日的視点から本作のゴジラはそういう役を担っている。東京を破壊し、人を次々と襲う。見る者は憎いゴジラvs虐げられる日本国民という図式に十分感情移入し、物語に入っていける。
多くのものを失った敗戦後間もない日本を舞台にしたのは秀逸。
多くの人々が死に、もっと多くの人々が生き残った。生き残った彼らの心境を神木演じる主人公が観客に伝えている。その点を高く評価したい。
戦中、戦後間もない当時の日本人があんな風貌か? と神木の顔つきが大写しになった段階でちょっと懐疑的になったのだが、全編を通して「生きて、抗え。」という監督・脚本の山崎貴のメッセージがあふれており、それを素直に受け止めたい。劇中、何度も胸が熱くなる場面があった。
とはいえ、まだまだ役者に外も中も汚しが足りなかったり、「怪獣娯楽映画」らしい筋運び=ハッピーエンドな面もあるが、それには目をつぶっておこう。
一部批評には、「特攻を美化しているように感じた」というのもあったが、それは違うだろう。
佐々木蔵之介演じる掃海艇の艇長に何度も言わせている厭戦的、国家批判のセリフからそれはよくわかるはずだ。
元海軍軍人を集めて、対ゴジラ作戦を協議する場面なども、今の21世紀の日本人俳優が演じているというより、1950年代の俳優が演じている感じが出ていてよかった。
監督もスタッフも相当勉強し、できる限りあの時代を再現しているのが分かった。
封切り初日の午前中に映画館に行って作品を見た。何十年ぶりの体験であるが、下町の映画館の入りは9割近かった。78年前、この映画館のあった周辺も焦土であったのである!
見てよかったと思う。もう1度見たいくらいだ。
外見はともかく、やはり神木は芝居がうまいし、浜辺との呼吸もいい。彼女はヒロインとしての美しさも十分にあり適役と言いたい。
このレビューを読んだら、早めに映画館に行ってくれ!!
人間ドラマ的なゴジラ映画
もう一つゴジラの破壊シーンがあれば5点満点
11/11に2回目のIMAX鑑賞。今度は敢えて前の方の
座席で首を左右に振らないと画面全体が見えない位
の距離感で迫力感を増して観劇しました。
2回目とあって細かい文脈まで理解でき、全く
エンタメ感を損なわずに楽しめました。
映像の中で我々は原爆投下に近しい破壊の威力を
感じます。熱波こそ体感できないながらも、圧倒的
破壊力の恐ろしさをIMAXでは体験できます。
IMAXのオープニングメッセージに
「be part of it」と言ったメッセージが出てきますが
この映画では正にそれが体験できます。
前回4.5点を付けましたが、2回目鑑賞して5点に
変更します。少し高いですが圧倒的映像体験のために
IMAXなど特別シアターでぜひご鑑賞あれ。
========
初日に満を持して家内と二人で観劇しました。
もちろん、IMAXレーザーです。
総じて作品のクオリティは高く、IMAXで観て良かっ
た〜と思います。途中3度ほど、Apple Watchが
「耳に不健全な騒音レベルを検知した」とアラートを
出したくらい、音圧も凄かったですね。
ストーリーは、想像通りに進行します。特に違和感や
意外感もなく、想像通りに進行します。
ので、ゴジラがどうなるのかも想定できちゃうん
ですが、それでもやっぱり映像と効果音、劇中
ずっと流れる絶望感満載の音楽と相まって、期待通り
のゴジラで御座いました。神木さんと浜辺さんの
コンビも良かった!二人はいつか結婚する様な気が
しちゃうなぁ。
圧倒的な暴力的戦闘力を持つゴジラの退治方法は、
シン・ゴジラでも今回のマイナス⒈0でも、人間の
叡智ですね〜。そのうちAIに頼ることになりそう
ですが。
銀座での破壊シーン、戦艦を一撃するシーンな期待
通りの迫力でしたが、欲を言えばあと一つ、観ている
側を絶望の淵に追いやる、こりゃどうしようも無いわ
的なシーンが欲しかったかなぁ。贅沢かしら?
なんとなく+1.0がありそうな期待も込めて、
この作品が多くの観客に満足してもらえる事を祈っています。
負けるな!『東宝ゴジラ』
トンデモゴジラ−No.1❗️
山崎監督という事で嫌な予感がしていましたが、ゴジラが出ているのなら観なけりゃいかんと初日に鑑賞。
始まって10分で嫌な予感は的中、相変わらずのご都合主義&説明台詞のオンパレードで観ているこちらが赤面する内容。よくこの脚本でGOサインが出たな、、、
と、吉岡秀隆の味のしないガムみたいな演技を眺めつつ後悔をしていたのですが、後半のとんでもない展開に度肝を抜かれ、前のめりで鑑賞することになりました。
なんでお前がそんなことできるんだー!お前もかー!お前もかー!www
そしてキラリと光るコックピットで昇天。
ゴジラどころではなかった。
「戦争は絶対にいかん」偉大な監督が訴え続けて来たメッセージは山崎監督からもしっかりと受け止めました。
いやー、映画って本当にいいものですね。
ゴジラで下町ロケットやるな
庵野秀明に対抗したのか、今作も『〇〇作戦』を立案し、皆んなで協力して成し遂げるという展開です。
しかしそこにくどすぎる人間ドラマ、中途半端なリアリティ風味を加えたせいで見れたものではありません。
急激な加圧、減圧でダメージを与える作戦なのに、民間船にワイヤー連結するだけで2、3時間はかかってるだろと思いました、、、、
震電も燃料タンクを減らしているのに、長時間飛行し過ぎだろとツッコミどころ満載です。それらが特撮としての様式美に昇華出来ていないのが致命的だと感じます。
ラストの細胞生存エンドも「大怪獣総攻撃」のオマージュかもしれませんが不要です。
目新しさが無く、様式美もない、全く記憶に残らないゴジラ映画でした。人間ドラマを期待していくなら止めませんが。
やはり日本が一番上手く怪獣を料理できる
シン・ゴジラより見易いだけ…
ゴジラで、泣く。
破壊するだけの怪獣映画に終わらず
人間の心情を深く加えた映画で
海外ゴジラとの重みの違いを見せつけた。
人は常に英雄にあらず。
そう表現してくれた
神木隆之介の絶望感と
光を失わない浜辺美波
包み込む系の安藤さくらがいい。
戦争に打ちひしがれた人間の前に
現れた圧倒的なパワーを持つ怪物。
その怪物ゴジラの野生の動物性、
人間の無力感と力の極限、
「物理的どん底」「心理的どん底」
その両方の見えた力のある映画だが
個人的には嫌いな電報後の事実を含め
都合の良い場面も多々あった。
失った希望は大きいほど心に留まるはず
妙な展開さえなければ超最高でした。
見間違いで無ければカメオ出演の俳優も…。
色んな意味で熱量たっぷりの映画だった。
※
いくつになってもゴジラはワクワクしますね
戦後+ゴジラ=絶望
ゴジラそのものよりも誰もが戦争の傷を引きずっていて、みんなが貧しくて、1日1日を生きるのに精一杯という時に現れるゴジラという絶望の象徴、それが怖かった。確かにマイナス。
国も頼れない、アメリカも見て見ぬ振り、あるのは知恵と国を守るという使命感だけ。こんなに心許ないゴジラ映画は無いよ。
そういう意味ではこれまでになく(というほどゴジラ映画に詳しくないけど)、理不尽で恐ろしいゴジラだったな。何で日本にまっしぐらなのかも含めて。
神木隆之介は確かに上手だし、悪くはないんだけど浜辺美波との共演だと朝ドラ感が、、、
山田裕貴のリアルな戦争を知らない若者の役は悪くはないんだけど、神木くんと逆なんじゃないかと思ってしまった。
ゴジラのフォルムが秀逸
すごくハードル下げて見た結果
普通によかったです。逆張りもなく素直に楽しめました。ゴジラの見せ方も出し惜しみせずよかったと思います。ただ、ちょっと陸上での出たちが人間っぽく感じました。役者さんの演技も悪くなかったのですが、佐々木さんはちょっと暑苦しかったです。
後半、なかなかの名セリフ的なものもたくさんあり脚本もよかったと思います。本当に予想通りというか、王道の展開でラストまで見せてくれて、こういうのもたまには良いと思いました。
山崎監督なので、大分ハードルを下げて映像だけ楽しむくらいの気持ちで行きましたが、ストーリー、演出も含めてなかなか楽しめました。戦後の生活ってもっともっと悲惨なものだったんだろうなぁ、と考えさせられました。
−1、0すごい。。シンゴジラも斬新だったが、この作品も違う視点で新しい。
7年前の「シンゴジラ」は現代でもしゴジラが出現したらどうなるか?という視点が面白かった。あたふたする総理や閣僚、あまり役に立たない専門家、あまりにもありそうな政府の対応が非常にリアルで、本当にゴジラが出現したかのように感じた。
それに対して、「−1、0」は戦後間も無くの1945年。
現代ではゴジラがどこに出現するかがわかるので、避難勧告によって住民は事前に退避しているが、1945年の世界では何の情報もなく、ゴジラは突然現れて、その足元では人々がアリのように逃げ惑う。
放射能を吐いた後、キノコ雲を背景に仁王立ちするゴジラは荒ぶる神のように見える。
シンゴジラでは災害と言われてましたが、「−1、0」で明らかに神々しく描かれている。
人間ドラマも個人的には良かった。特攻がテーマにあって、「永遠の0」を思い出した。
ここ数年、戦争時代の日本を悪者扱いばかりせず、見つめ直す作品が出てきてるのはいい事だと思う。
自分は40代で、1990年代にワクワクしながら映画館にゴジラを見に行きましたが、2023年になっても当時と遜色ない感動を与えてくれる、進化し続けるゴジラに感謝します。
これでいいい
山崎作品✖️ゴジラ映画
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