ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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高評価にうなずける作品
岡田さんのyoutubeをみて評価も高く、ほかの映画考察の方も同じく高かったのでハードルを上げたまま鑑賞しました
庵野さんのシンゴジとは全く違うテイストで、世界を意識したゴジラでした
音響のいい映画館でもう一度見たい
先月見た「クリエーター」と並ぶ今年のベスト映画に入る一本でした
もう一回みる!そう思わせくれます
ゴジラ対昭和のエンジニア
ゴジラなので何でも有りだと思うのだが、この時代設定にした監督の意図にヒットしてしまった年代の者です。戦後昭和日本のもの作りにかけるエンジニア達が、ゴジラとの戦いに命をかける描写は昭和世代には熱くなるポイント。東宝らしくゴジラがちゃんと銀座で暴れる様にあの出現のファンファーレで、変に感動してしまう自分に驚き。
何より、ゴジラの動きと描写の迫力がやはり本作の見どころで、鳥肌が立ってしまった。
ゴチャゴチャ言わずに楽しめば良い作品。IMAXで見て、音も映像も最高でした。
ゴジラは良かった
ゴジラの映画なのに見終わると、なぜかモヤモヤする。その感覚はわかる山崎貴の映画を見終わると大抵こういう気持ちになる。しかし、今までゴジラ映画観てモヤモヤする事は無かった。たぶん、山崎貴作品の根底にある人間ドラマがやっぱり受け入れられないのだ。ゴジラと人間の戦うドラマは絶望から這い上がる人間讃歌である方が盛り上がるし、戦後落ちるとこまで落ちた後をさらに落とすことで、必死に生きている人たちという実感を与えようとしている。だが、この生きるのが難しい時代に生きている人間がみんないい人に見える。泥棒はいないし、人を騙してでも生きるとか、当たり前に存在するものがない、パンパンやって生きている人を蔑ろにしている、今の人の感性で作ったらマイナスから始めた意味が無い。戦後生きていく事が辛い描写はちゃんとあるべきだし、戦後の女が強く、強かだった事を扱ってない(昭和の肝っ玉母さんに近いものはあるが…やはり嘘くさい)現代の理屈とか、昭和は良かったみたいな思い出でキャラを作っている。困難な人間設定をしないで時代に向き合わず、適当なところで人間ドラマを作るから、内容が薄い、台詞も弱いし曖昧で、説明台詞が多い。わかりやすい映画は良い映画では無いという、悪いお手本だ。何より没入できない、あからさまに泣かせるような描写は良く無い。
しかし、ゴジラだけを見ると良いのだ日本でゴジラを作る時、特撮だけなのかと思ってたが、そんな事は無かった、このゴジラにはそれだけの力があった。日本のゴジラはこれからだって道を作ったことは素晴らしいと思う。でも次は他の人に作って欲しいな。
役者に関しては、上手い演技の人が多いので安定してたけど、いかんせん台詞が弱いので刺さらず何とも勿体無いと思う。
やはり、人の生き死にをちゃんと描けない人の映画はどうにも面白く無いですね。ラストは難しいもんですね、見る側も作り手も悩ませるか…
モヤモヤしながら次のゴジラへの期待感を膨らませつつ、楽しみにしたいと思う。
初ゴジラよかった!!
ゴジラ映画は初。序盤はジュラシックパークのような暴れぶりでしたが、東京に上陸したゴジラの迫力が圧巻で見入ってしまいました。
ゴジラ並みに生命力のある典子さん、応援の船といつの間にロープ繋いだんやろ?…いやいや!そんな細かいことは気にしない。それくらい面白かった。もう1回観に行きたい。
めちゃくちゃ余談ですが、前の人のニット帽が画面にチラチラ被って正座で鑑賞せざるを得なくなり。ゴジラに敬意を示してる人みたいになってた。映画館では帽子を脱いでほしいものです。
日本の底力を見せつけろ!恐怖(ゴジラ)に打ち勝て!希望を持て!
ゴジラ映画をはじめて見ました
なので入り込めたのかなぁと思いますが…
私は戦争を知らない世代で、教科書などでしか見た事の無い戦争の理不尽さや恐怖、絶望を、この映画は未知の生物が襲来する世界で表しており。私の中では怪獣映画は怪獣目線ぐらいから街を破壊しているのを見るというイメージだったので、あまりゴジラ映画に興味が無かったのですが今作を見てみて、人間側(日本人)が如何にして知恵を振り絞って手探り状態で巨大な敵に立ち向かって行くのか。
現実では核爆弾が落とされた日本がどの様にして限りある資源の中で懸命に生き延びてきたのかを想像してしまいまるで自分が戦後を体験する様でした。(実際はもっと悲惨だったと思いますが…)
話的にはハッピーエンド?で終わって良かったです
戦後の日本人は凄かったんだと感動しました🥹
何度でも観たくなる映画です
人間ドラマ
物語の先が読めて終う!結局、CGだけ・・・!毎日の『まんぷく』観た後だったので、時代設定も同じで「安藤サクラ」が「福子」に!そう、ゴジラの居る世界のアナザー・福子に!
それでもなお生きろ、生きて未来を切り拓け
怪獣映画の域を遥かに超えた極上の人間ドラマだった。歴代の邦画ゴジラ映画は、時代設定を公開時にしてきたが、本作は時代設定を現代とは真逆の、日本が焦土と化した太平洋戦争直後にし、歴代作品とは異なる切り口で現代に生きる我々に強い問題提起をしている。
本作の主人公は、元特攻隊員・敷島浩一(神木隆之介)。彼は、機体不良を理由に任務の遂行を逃れ、終戦を迎える。そして、東京で大石典子(浜辺美波)と出会い、一緒に暮らし始める。敷島は機雷除去という危険な仕事に就き、秋津(佐々木蔵之介)、野田(吉岡秀隆)、水島(山田裕貴)と知り合う。やがて、東京に巨大怪獣ゴジラが出現し銀座を破壊する。銀座で働き始めた典子も行方不明となる。ゴジラを倒すため、旧海軍主体の組織が結成される。野田が考案した作戦は失敗するが、単身、戦闘機に乗り込んだ敷島は、大胆な作戦を敢行する・・・。
敷島が戦闘機に乗り込んだ時、整備士の橘(青木崇高)が叫ぶ『生きろ』という台詞が心に刺さる。敷島だけでなく、平和を享受している我々を鼓舞している。どんな困難なことがあっても生きて乗り越えろ。そして未来を切り拓け。という檄である。
戦争に敗れ、身も心もボロボロの人々は、それでもなお、ゴジラに挑んでいく。何故か。ゴジラを倒すことが、今を生き、子孫を残し、やがて日本が再生する未来に繋がると信じているからである。玉砕では未来はない。故に、人々は知力を振り絞ってゴジラに挑んでいく。
神木隆之介が敷島の苦悩を目の表情で巧演している。永遠の0を彷彿とさせる。そんな敷島の苦悩を受け止める気丈で懸命な典子を浜辺美波が熱演している。二人の演技の相性が抜群で、本当の恋人、夫婦のようだ。
出番は少なくなったが、ゴジラは最強になった。正しく破壊神のごとき迫力。特に、背びれが次々に青白くなり放射線光を放つシーンは恐怖感すら覚える。
生きることを強く意識したラストシーンが清々しかった。本作に相応しい幕切れだった。
この映画は初代のゴジラに山崎監督の以前の作品の要素を加えたような作品でした。
『シン・ゴジラ』ではゴジラの動きが制限されていましたが、『ゴジラ-1.0』ではゴジラがかなりアクティブで、それが良かったです。
物語は『ゴジラ』の初代や『シン・ゴジラ』に近い雰囲気で、ゴジラが悪役の怪獣と対決する正義の味方ではなく、人間に敵対する怪物として描かれています。
時代設定は初代よりもやや古いですが、大まかには同じ感じでした。
自衛隊との対決は、着ぐるみ時代や『シン・ゴジラ』などでも見られるものであり、他の怪獣との対決もやり尽くされた印象がありました。
最近のハリウッド版では米軍との戦闘も描かれているため、被らないためには自衛隊が登場する前の終戦直後くらいしかないかもしれません。
もちろん、それ以前にもゴジラはいたかもしれませんが、ゴジラが水爆実験の放射能で爆発的に強くなったという設定があるため、その時代には難しいでしょう。
この時代は山崎監督が得意とする時代であり、『ALWAYS三丁目の夕日』や『永遠の0』、『アルキメデスの大戦』などを手がけているため、十分なノウハウがあり、映像の使いまわしも考えられます。
実際、この映画は初代のゴジラにそれらの要素を加えたような作品でした。
山崎監督の映像は他の監督のものとは異なります。
『シン・ゴジラ』と比較すると、その違いがよく分かります。
『シン・ゴジラ』でゴジラが動かないのは、動かすのが難しく手間がかかるからでしょうが、『ゴジラ-1.0』ではハリウッド映画並みに滑らかな動きで、比べても劣っているとは感じませんでした。
背景も現代ではなく、終戦直後のものであるため、制作は相当難しかったでしょう。
そして、この時期にゴジラ映画に取り組む勇気と自信も素晴らしいと思います。
ハリウッド版ゴジラや『シン・ゴジラ』などが存在するなか、ゴジラ映画に挑戦したい人はあまりいないと考えられます。
山崎監督の作品で一番好きなのは『寄生獣』ですが、あの時も同様の感覚がありました。
ジェームズ・キャメロンが権利を持っていたにもかかわらず取り組まなかったし、その後も他の監督はためらって手がけなかったのに、山崎監督が手を挙げて映像化し、あまりヒットはしなかったものの素晴らしい映画に仕上げました。
ただ、『ゴジラ-1.0』で少し残念だったのはキャストでしょうか?
おそらく山崎監督の他の作品も同様のタイプの俳優を使用していると思いますが、全体的に軽い雰囲気で、この映画には合わないような印象を受けました。
そのため、内容的には重厚なのに感情移入が難しいと感じました。
ハリウッド版ゴジラの渡辺謙さんのような、もう少ししっかりした印象の俳優を起用すれば、物語全体も引き締まり、人間ドラマも盛り上がったのではないかと思います。
ゴジラは怪獣映画じゃなかったのか?
バランス良い傑作
ゴジラテーマソングの高揚感
ドラマ部分が-1
特撮映像はなかなかのものでした。
ハリウッド映画に比べても遜色ないのではないでしょうか。しかしながら、ドラマ部分が演出、台詞ともに特撮のレベルに見合ってない感じがいたしました。
たとえば終戦直後の日本の再現にあちこち違和感を感じました。また、台詞も寒く学芸会でもあるまいに力いっぱい吐き出す台詞でいちいち感情を説明されると興ざめしてしまいます。
もっと観客を信頼して言葉でなくても伝わる方法もあるはずです。作家の自己満足でなく推敲を重ねて練った脚本と演出でお金と時間を使ってる観客により満足と感動を還していただきたいものです。
まあ、近頃はハリウッド映画でも特撮頼りでドラマがぐだぐだの作品も少なくないですが、やはり映画は脚本で骨格となるものです。製作関係者のみなさんにはそれなりで満足せず、高みを目指していただきたいと期待するばかりです。
以上、年寄りが勝手を申しましたが、ラストでは涙してしまいましたこと付け加えさせていただきます。
凄いゴジラ映画の完成
アトラクション!ぜひ映画館で観たい
ゴジラ映画は割と観ているけどシンゴジラは生々しい感じがありましたが今回はゴツい感じのゴジラ
CMや特報で流れてる銀座のシーンで見れるように脚がすごい印象的です。
戦時下から戦後が時代背景ですが、特攻の生き残りとして登場する神木くんがものすごく荒んだようなワイルドな風貌で今までに観たことがないような表情で素晴らしかった。
CGについては、銀座の街をぶっ壊す感じとか、爆風の感じ、海を泳ぐところ素晴らしかった
銀座のシーンはザ怪獣映画っていうか、リアルではないんだが、電車を咥えるシーンは古典というかお約束というかですね
この映画はやはり日比谷の東宝で見るべき映画でしたねw
割と音が静かな中、クライマックスでかかるあのゴジラのテーマがすごいテンション上がりました。
シーン的とかストーリー的、突っ込みたいところはしばしばあるがwそれでも大画面で大音量でゴジラの雄叫びを体験するべき映画ですね。
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