ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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監督とスタッフの皆様に感謝!
ゴジラを1945年の東京に出現させた監督とスタッフの皆様の勇気に敬意を表します。批判を恐れずに単なるエンタテインメント作品では無く次代を生きる若者達に希望のエールを送っていると思いました。
私は66歳の戦争を知らない東京人で、高度経済成長後の安定社会で能天気に楽しい日々を過ごして来ましたが、歳を重ねるうちに父母や祖父母の世代の偉大さを感じるようになりました。災害大国のこの国はスクラップ&ビルドが宿命とも言えますが、東京は関東大震災の焼け野原から復興した20年後に戦争で再び焼け野原になり、その20年後にオリンピックを開催しています。そこには次世代に希望を託した先人達の不眠不休の努力がありました。
映画の中で「国は責任逃れをするばかりで対応が遅いから民間人の意思でこの危機を打開しよう」というシーンが良かったです。日本人の美徳が薄れつつある時代に力強くこの言葉を発してくれたことに感謝の思いです。
ゴジラ映画としては過去一でしょう。
もう2回観てしまいました。
他の皆さんも言っているように、ご都合主義とか、役者のくどい台詞回しなど、色々不満は有るには有りますが、第一作目を除いてナンバーワンの作品と言って良いのでは無いでしょうか。
特に銀座で熱線を噴いたシーンは原爆投下を彷彿とさせるようで身震いしました。
ただ主人公を演じた神木の演技には特攻帰りの厳しさや悲しさを全く感じられず(髪型も含めて)最近の若者みたいで終始イライラさせられました…。
あと、元海軍の艦長は水野晴郎さんにしか見えませんでしたw(え、それもオマージュ?w)
とりあえずもう1回は観ると思います。
それから、熱線発射の時に背中のギザギザが突起してくる演出はちょっとシン・ゴジラに悪影響を受けちゃったのかなぁ…と、ちょっと残念に思いました。
けっこう面白かったです!!!
ゴジラの顔がサイコーにイケメンで格好良かったです!!!!!熱線放射するシーンなんかめちゃくちゃ格好良い!!!もっともっと大暴れするゴジラを見たかったです!
神木くんの演技も格好良くて良かった!!
時代背景的に政府主導ではなく民間主導の軍事作戦になることは納得だけどやっぱ国難レベルで政府や自衛隊も総動員の大騒動を期待して行くと少し物足りない気もするかな。恐怖感や絶望感はそこまで感じなかったです!
主人公の心情にフォーカスしたストーリー部分はてっきり玉砕して終わるかと思ってたのですっきりしたハッピーエンドになって良かったです!
てか「やったか!?」系のセリフ何回あった??
言う度にそれ言うな!って突っ込みを抑えられない笑
ゴジラの造形は本当に格好良くてずっと見てられる。
戦闘機に周りグルグルされて何じゃ…?てなってるゴジラと戦闘機に釣られて頑張って泳いで追いかけて来るゴジラと作動した浮き輪に囲まれてるゴジラが可愛くて好きです!!!
理解しきれない恐怖と人間の覚悟の体験映画
初期のゴジラはほとんど見たことがない世代で、ゴジラと環境問題、他の怪獣のプロレス、などの印象が強かったのが今までです。
最近は特にアクション映画に近い感覚で見ていたので、なんとなくゴジラを知ってた気になってました。
でも今回のゴジラを見て、原点を知った気がします。
何か今までありえないと思っていたことが目の前に存在した時に、自分ならどうするんだろうと自然に考えながら見て、他人事では見られない感覚でした。
音や画面の迫力だけでなく、現実的に起こり得る人間関係も重なって人間ドラマとしても楽しめました。
また、2回目も3回目も見ても飽きないかなと思ってます。
こういうSFものではありえないと思えることが前提なので細かいことは言いません!
神木くん>ゴジラ
神木隆之介が我々日本人を代表して贖罪する作品と感じた。映画としては最後に救いはあるものの、ひたすら苦悩し後悔し絶望し続けていて辛かった。
シナリオが何年前から準備されていたかは分からないが、今の世界と日本の現実に対してこの物語をぶつけてきた意気は買いたい。
IMAXで鑑賞したが、映像は素晴らしい。昼間の海のシーンが多いが、CGと実物撮りの区別が全くつかない。瓦礫と焼け跡の街や崩れる建物の姿も真に迫っている。(悲しいことに世の中にサンプルがたくさんある)
肝心のゴジラは、圧倒的な暴力の化身としてストーリー上の存在感はあるが、ビジュアル的にはあまり印象に残っていない。頭を半分出してワニのように泳ぎ迫る姿は新鮮だったが。
神木はかつての吉岡秀隆の後継ポジションになっている印象。安心して見ていられる反面、醸し出す雰囲気が正しすぎて面白味に欠ける感も。本作ではそこが愚直さ、不器用さの表われとなっているといえるが、やや類型的かも。
圧倒的な迫力が
ゴジラは、今まで多くの人にリメイクされたりしてきた作品。
そんな中ゴジラが生まれた始まりの物語として今回の作品でした。
ゴジラの迫力は、すごいなと感じました。
VFXが得意な監督ならでは、凝った作りリアリティがすごくて怖いと感じました。
物語のストーリーも主人公が挫折を味わいながらもめげずに困難に向かっていく姿がとてもよかった。
主人公と一緒に暮らす女性の浜辺美波さんの演技も素晴らしいと感じた。
何よりも子役の子の何でもないような雰囲気を出しながらもちゃんとした存在感がすごいと感じた。
最後の島で出会った整備士とのやり取りがグッときました。
ゴジラも70歳
まさかの戦後の人間模様とゴジラを密接に描くとは。アメリカ版ゴジラ監督のギャレス・エドワーズもこのように創るとは興味津々だった感じも見受けられる。
ゴジラが上陸して登場する。人々を投げ飛ばして
いくが血のシーンや残虐なシーンが直接無い。
山崎貴監督が意識して製作したのだろう。
ALWAYS三丁目の夕日にゴジラを取り入れた短い
シーンがあったが相当な時間と労力を使ったらしい。かなり入念に創っている。
CGも逞しさを押し出すのに大活躍。
俳優の方々のバランスも良かった。
ここで終幕なのかと思いきや、続編もあるっぽい
感じも演出されているのも上手。
ただゴジラの造形、頭の部分はもう少し大きくても良いのではと思ったのは私だけだろうか?
次回作も楽しみして待ちます。
まさかゴジラで泣くとは...
山崎貴監督といえば『ALWAYS 三丁目の夕日』や『STAND BY ME どらえもん』といった当たりはずれが大きい印象でした。そんな気持ちで11月3日、DolbyCinemaで観に行きました。初めて席が満席状態を目撃してびっくりしました。
今回のゴジラはよく動き、よく食べる、残虐極まりないキャラクターに仕上がっていて「シンプルに恐いゴジラ」を見せてくれました。破壊光線を放つ前の背びれがニョキニョキ出てくる描写も◎。
特に感動したのが国主体ではなく民間人がゴジラに挑み、重火器を使用せず、科学知識と地理を活かした戦略がグッときました。俳優陣もその作戦に対する意気込みもスクリーンを通じて感じられたので、見ごたえのある展開でした。
ドラマパートに関してはやはり「ゴジラ」が主役なので人の心情に時間を設けられないのは仕方ないと感じました。それを、山崎監督なりのやり方で答えを出したことは映画監督としてあっぱれ。
邦画はIMAXなどの拡張型映画に不向きという印象を持っていますが、今作はぜひ大スクリーン+大音響の環境で観賞することをおすすめします。
ゴジラ-0.1
ネタバレだらけなので未鑑賞の方は注意してください。
内容重視派です。ですのでストーリーは残念です。
ゴジラの出来はとても良かったです。(が、実はゴジラの映画は初めてなのでよく分からない。背中のトゲだけ大きすぎる、手がオシャレ?体のバランスがイマイチ?とか思ったのですがもとを知らないので評価分かりません。)
それより話しがせっかく神木隆之介君がいい演技をしても気持ちを引っ張る時間がないので、何故こっちの気持ちになったのか?やっぱりそっち?と右往左往。浜内美波ちゃんと2人が好きになる過程もなくどうして好きになったのか?も分からない。何故生きるのか意味も不明。
完全なネタバレですので以下注意
敷島は最後に戦闘機に乗る前に脱出法を聞いてたのかー?!乗る前まで思い詰めてたし、サクラにお金渡してたので本気で突っ込む?と思ってたのに。何故?とか後で思ってしまった。神木隆之介君の知らないうちに密かに引っ張ると脱出する装置を付けてて欲しかった。知ってたのお??と残念。ならそっちに気持ち持ってく部分も欲しいよね。
サクラも山田裕貴も無駄遣いした気がする。
もったいない。
吉岡秀隆は演技も声も好きじゃないのでおいとく。
ゴジラだけ見たい人にはいいです。
CGすごいし。
そちら重視の方どうぞ。
最初は少し泣けるし、ドキドキはします。
浜内美波ちゃんが電車に一人だけ宙吊りもかなり陳腐だったなあ。
凄く気に入った方ごめんなさい。
個人の意見です。
演技上手いっぽい人たちが上手いっぽい演技をしてる朝ドラゴジラ
ネット世間に溢れてきたネタバレを踏むのが恐ろしくてとっとと見てきた。
が、ネタバラされたからどうという映画ではなかった。
ドラマ部分はNHKあたりでやったら叩かれるんじゃないかと思える作り。
ホントはできそうな俳優たちが「演技上手いっぽい感じ」で台本をただ撫でてる。
名優と言われてる人たちを揃えておけばみんな騙されるのか。
ゴジラがいなかったら成立しないんじゃ……。
VFXに予算がかかるからあとはつないどいてね、という意味なのだろうか。
「つまらない」というほどではないけれどいろいろ辻褄軸がズレてる。
泣かそうとしてるのが見えるから先も読めちゃうし。
60年代以降のゴジラ映画のようにドラマ部分がすごくテキトーならかえって諦めが効くけど、そうでないので消化不良。
伊福部の音楽をでっかい音で聴きたかっただけ、な人は大いに満足できるだろう。
世界にいくつあるかわからない映画音楽の中でも屈指。
ここぞ!というタイミングで流れ出せば血は湧き肉も躍る。
やはり音楽を必死で勉強してきた人たちの書く音楽には素晴らしいプロの技が散りばめられている。
劇中音楽は古関裕而。
正面顔がお茶目なゴジラ、手?前足?が長い、てか令和の時代にあれが手に見えちゃマズいんでね?とも思う。
それでもゴジラが出てきて恐怖を煽られればサイコー!
少々出番が少なくないですか?私はもっと見たいです。
※ゴジラが人を咥えるのは違反だと思う。
※太平洋の水爆実験的なものがない時代なのでゴジラ登場の背景はお茶を濁してある。
四丁目の服部さんとこは景気良くぶっ壊されてて羨ましい。
零戦を敷島さんは「れいせん」と呼んでたな。
どちらでもいいらしい。
震電が飛んでるところ、空中からの映像じゃなく地上から低空飛行してるところを見たかったです。
まあそんな帝国海軍残党映画でした。
観た後も想像をかき立ててくれる映画
映画館を出て素直に良かったな、と思えた。突っ込みどころは満載だけど、新しいゴジラとしては好き。昭和のゴジラをカラーで現代の技術で見せたら面白いだろうとは思っていたし、変に軽くしたり神格化したりせず思い切って戦後の重いテーマを描いてくれたのは個人的には良かった。原点に返った、というか。そして観ながらふと思ったことは、これはもしかしたら敷島の死後の世界、或いは夢の出来事では?という解釈。劇中でも何度もこれは夢ではないのか?現実なのか?と問う場面があるが、そこから暗示もあり、これを彼の死後の世界、あるいは夢、ととらえると、色々なところが腑に落ちてくる。
先ず特攻隊の生き残り、というか戦闘機が故障したと嘘をついて大戸島に来たという主人公(このことの賛否はおいておいて。この時代、この状況ならこの選択は最善だったかもしれないが)目の前に古代の恐竜的小型ゴジラ(あまりにもジュラシックパーク的!)が現れても機銃を撃てないという小心者。こんな気の弱い若者が、あんなに異常に巨大化して途轍もない熱線を吐くゴジラに立ち向かう勇気があるのかという疑問。また銀座の大混乱の中でばったり彼女に会えるというどう考えても無理な偶然。歩く核爆弾みたいなゴジラに対して、ソ連との関係を考えて米国が手助けしないという余りにも非論理的な設定。そして水中に沈めてから浮かび上がらせるだけという単純な作戦が成功してしまうというあっけなさ。殆ど試作機のみだった震電を登場させるあたりも、戦闘機乗りの夢。
これらを納得させるには、敷島が大戸島で実は最初のゴジラに襲われ死んだ、或いは気を失ったままなのではないかという解釈。そしてその後のご都合主義的なストーリーと自己完結的な、敷島にとって自分が最大のヒーローとなって、さらには敷島が作り上げた想像上の死んだはずの美女と再会するという夢のような幕引き。すべてが彼にとっての願望のような、自らのどうしようもない弱さをひっくり返して、こうであれば良かった、という願望がそのまま死後の世界、或いは気を失ってる間の夢、彼自身が作り上げた世界なのではないか。
批判的なように書いたが、このように考えると、ゴジラの意味が変わってくる。ゴジラはあまりにも弱い自己の裏返しとして(フロイトじゃないけど)想像できうる限りの恐ろしい怪物として創造し、そしてそれを自らの力で倒せたら、という弱さの裏返しの願望、幻想を描いたのではないか。こうすると非現実的な様々な設定が、うまく収まってくる。まあ、夢にしちゃえばストーリーなんて何でもありなんだけども。
もし、私なら、最後に典子に病院で再会して目をつぶって開けると、無人の大戸島にいた、、、みたいな結末にする。かなりひねくれてますな。最後のゴジラ再生はやや陳腐であれは余計だったかな。
CGは大戸島のゴジラも巨大化したゴジラもハリウッド的。このあたりの好みは分かれるだろうけど、私はシン・ゴジラのように無表情なゴジラがいいな。
と言いつつも、難しいであろう水の描写も見事だし、銀座の破壊シーンはなかなかのもの。全体的な色合いもダークで少しセピア?カラーのような、時代を敢えて感じさせてそれも好みだった。
銀座のシーンで一瞬亡き大杉漣さんが叫んでいるように見えたのは錯覚かな?シン・ゴジラへのオマージュか。
音楽はモダンでミニマルな感じにまったくテイストの違う伊福部さんの音楽が混ざって何ともいえない混淆、ただよく考えたらゴジラのテーマはミニマルミュージックだな。ゴジラのテーマの演奏はどちらかというと速めで、かつ綺麗でシャープな感じで、伊福部さんの持つ土俗的味わいを弱めて洗練された春の祭典みたいな感じ、ただこれはこれで格好良かった。
ゴジラの声はだいぶこだわったようでなかなかよろしい。あと、足音、これは重要ですね、恐怖感をジワジワ高めてくれる。
ということで、観た後も想像をかき立ててくれる映画として、星5つ。
歴代ゴジラ映画でも最高峰
西武園ゆうえんちのゴジラライドを山崎監督が製作していたので、映像面は安心していましたが、やはり不安だったのは脚本でした。
結果は、ちょっと臭いところもありますが、ストーリーの縦軸もわかりやすく万人受けしやすいと思います。
そして何よりゴジラの出番が多いこと!
ゴジラ映画なのだからゴジラを観たいですし、ゴジラライドのような接近するゴジラの迫力はジェットコースター的な面白さが体験できます。
戦艦や戦闘機の勇壮さもあるし、バイク・航空機用ゴーグルを着ける主人公 敷島にウルトラマン的なヒーロー性を感じました。
ゴジラの造形もあんこ型のどっしりした下半身に力強さを感じます。顔の造形は歴代で一番猫っぽいなと思います。
伊福部音楽でのゴジラ登場シーンは心が震えます。
本当に素晴らしいゴジラ作品です。
難しいことを考えずに観ることをオススメします。
とても為になる作品!
ミスチルの生きろが頭に流れました。特攻精神(自害)は何も生まないと〜ゴジラ映画は、怪獣に教わる事が多いような気がしますが、本作は「らんまん」の二人だからハートフルに出来た秀逸作品だと思います。
ゴジラ史上No1.特撮史上No1.私的映画史上No1.素晴らしい大傑作。
ゴジラ史上ダントツに面白いし、日本映画史上でも私はこれ以上面白い作品を知らない。
心に傷を追った主人公がゴジラを乗り越え再生するというメインストリームが良い。そこに日本の復興も重ね合わされてて素晴らしい。
そしてそれらを彩る演出が良い。キャストの演技も悪くないし、少しずつ主人公の生活が日本の復興とともに進んでいくのもいい。また映画中随所に見どころがあり全く退屈せずに映画鑑賞できた。
さらに特撮としても素晴らしい。旧日本軍の兵器がゴジラと戦うさまはそれだけで心躍る。カメラワークも演出も本当に素晴らしい。
そして当然ゴジラが素晴らしい。過去1ダントツでゴジラが強く怖い。ゴジラが人々を殺す様や街を壊すさまが過去1恐ろしく迫力がある。
またこれまでのゴジラより格段に弱く、光線以外はギリギリ人間の手の届くか届かないかくらいの強さがとてもよく。没頭して主人公達を応援できた。
総論すると、メインストリーム、主人公たちのバックグラウンド、飽きのこないテンポの良さ、特撮とゴジラの素晴らしいアクション、納得の行くラスト。どれも完璧ではないにせよ非常に高水準となっている。
唯一残念だったのは、監督の左翼臭が映画から感じられたこと。
なぜかゴジラ対策部隊が民間である上に事あるごとに「民間」「民間」と繰り返されたり、決戦前に配線を総括するようなスピーチがあったりして、そこはちょっとなあと思いました。ただそういう臭さに鼻をつまんででもこの映画をもっと楽しみたいと思うだけの価値のある映画でした。
折角の映像が勿体ない
映像に関しては日本もここまで来たか、と思えるくらい良かったです。ただ、残念ながらストーリーや演技、キャストなど他の部分に関してはイマイチでした。
キャストに関しては私が元々、神木隆之介さんと、吉岡秀隆さんが苦手なので演技に対する正当な評価ではなく私情が多分に含まれいるとは思いますが、役に成り切れていなように見えました。特に吉岡秀隆さんは、どんな役をやっても同じにしか見えません。なので、全然緊張感が伝わって来ないです。
演出については、演技やセットのせいもあるのかも知れませんが、戦争に敗れたところへゴジラの本土上陸という最悪の状態も関わらず、悲惨さというか悲壮感が伝わって来なかったです。そのせいもあってか、映像は凄いのですがハラハラ、ドキドキは出来なかったです。
また、ハラハラ、ドキドキ出来ないと言えば、終盤の電報が安藤サクラさんに届いたシーンで、浜辺美波さんが生きているのが見え見えだし、飛行機の整備士が神木隆之介に操作の説明をしている途中に音声がカットされた時点で、神木隆之介さんが脱出できるのが分かってしまい、ラストもあまり感動出来ませんでした。
という訳で映像はとても良かったのですが、物語としてはあまり楽しめず残念でした。
追記〉
私は映画を観て感情移入したいタイプなので、主要キャスト、特に主人公に魅力がないと楽しめないという事が本作を観て改めて分かりました。
ゴジラ・ザ・ライド
ストーリーの部分を軽いと批判されてますが私は恐怖から逃げてしまう臆病な主人公の物語として楽しめましたし最後は涙が止まりませんでした。不満があるとしたら佐々木蔵之介の余計なお世話でキレてくるのがいらなかったですね。
さて肝心のゴジラですが西武遊園地のゴジラ・ザ・ライドを作った監督なので巨大感や怖さは文句なしです。
最初の大戸島での登場シーンは割とあっさり出てくるので拍子抜けしますが後に巨大化する前とわかって納得。ゴジラを見る人間側は船や電車から見てる場面も多くより不安感を駆り立てます。敗戦後の絶望感ただよう日本が泣きっ面に蜂のように現れたゴジラにどう立ち向かって行くのか?最後は観ている私達まで一体化してゴジラに立ち向かっていくゴジラ・ザ・ライドのような興奮があります。
全2013件中、1381~1400件目を表示