ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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山崎監督を見直したという人多そう
「正直あんまりこの監督好きじゃない」って言うのは私1人じゃないだろう。それは分かる。
しかし今作は脱帽。いきなり暫定今年1位。
以下感想。
私が最もこの映画の重要性を認識したのは後半の、
「自由な意思によって命をかけて自国を守る人々」現れるシーンである。
これまでこのようなシーンを邦画で観た記憶がすぐに思い浮かばなかった。
アメリカ映画では「命をかけて家族や国を守るヒーローの物語」が散々描かれている。
理念で結束できるアメリカに対し、これまでどんなに羨ましいと思ったか。
しかし邦画にはそれほど多くない。
「命を犠牲にして何かを守るシーン」を観ると、まるで精神が分裂するように、釈然としないのである。しかしこれは精神的にも社会的にも分断が起こるように日本社会が作られてきたことに由来する。
戦後、我々の精神はねじれてしまった。
戦時中は軍部の命令よって、兵士の6割が餓死し、特攻によって多くの若者が死んだ。その作戦の無謀さについて軍部中枢の責任は重いと言わざるを得ない。
敗戦後はアメリカによって、ヒロシマ•ナガサキ、空襲による民間人犠牲者は「悪いのは日本なので仕方がない」と内に向けるように仕向けられた。対アジアでの加害者としての行為も常に重みを伴い、ときにその重圧に耐えきれず、それに対する反動が繰り返し起こっている。
主体の不在によって、我々は自分たちで自国の歴史を創ることができなかった。そのことが我々を困らせる。未だアメリカの属国であることの不自由さは無力感を生むのに十分である。
この映画では主人公以外の特攻隊員の心情は描かれていない。命令が降ったとき、死ぬ間際、どんな心情だったか、何を言葉に発したのかは分からない。(そこに触れていないのがこの映画の成功の要因の一つかもしれない)
しかし生き残った主人公は、死への強迫観念と生への執着の間で苦しむ。これは戦前と戦後の日本社会が持っている病でもある。
そこに山崎監督は救いを与える。
「死ぬべきではない。生きるべきだ」と。
軍部主導にせず、民間主導にしたのも、「自由意思」こそが新しい歴史の原点になり得ることを監督が理解しているからであろう。
そのような意味で、本作は日本が辿ることの出来なかった「もう一つの日本」を描く。
そしておそらく、これこそが私の観たかったものなのだ。
最後に、この映画のもう一つの成功要因は、ゴジラや街並みのリアリティもさることながら、ドラマが素晴らしいことだろう。俳優陣が見事。ノリコが銀座で働き始めることを告げるシーン、切なく涙が止まらなかった。彼女の生還は、「もう誰1人犠牲はいらない」というテーマに則していて、良い終幕である。
「昭和の群像」を描かせるなら山崎監督が上手いというのも納得。
まさか「ゴジラ」を観てここまで感動するとは。
以上、あまりの興奮にレビューすることにした。その後興奮が冷めてきたのでちょい編集。
人間ドラマを重視したゴジラ
見終わって感じたのがシンゴジラは政治ドラマがかなり多かったですが、こっちは人間ドラマ多かったなーって感想でした。
ネタバレです。
2回目のゴジラとの邂逅での圧倒的な頼もしさを誇るあれとその後の流れは感情やばすぎました。もうね……。
少しVFX気になるとこありましたが、すごいクオリティが高く良かったです。
全体的に凄かったですし、かなり面白かったです。
ゴジラの無慈悲な暴力。その恐ろしさを増幅するすばらしい音響効果
第二次大戦後すぐの日本に、ゴジラが現れて街を踏みつけ、熱線を放出して焼き尽くします。
私はその暴力の塊のような姿を見ていて無性に腹が立ったのですが、ゴジラにもゴジラの理由があるかもしれないとも思いました。それでもムカついたのは、無慈悲な暴力行為にムカついたんでしょう。人類にとって暴力は、コントロールされている状態にないといけません。
ゴジラの恐ろしさを増幅する音楽、効果音がすごすぎて、恐怖心を煽られる作品です。
私のように自宅にオーディオセットが無い人は、映画館で観るべき作品の一つだと思います。
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当時、武力を持つGHQは、武力行使するとソ連を刺激することになるため動きません。
日本は武装解除されているため、こちらも動けません。
そんな中、戦争を経ても生き残ってしまったという罪悪感(戦死した仲間に対する)を持つ民間人のメンバーが力を合わせて、自らの危険を顧みずゴジラと戦うという話。
火器による攻撃が効かないと悟るや、ゴジラを海底深くに沈めて高い水圧をかけ、その後急速に引き上げて減圧することで死に至らしめるという作戦に挑戦します。これを考えた人はすごいです。
作戦は成功しますがゴジラはすぐ死にません。圧力変化をかけても耐えられる構造というのがよくわかりません。
それでも死なないゴジラの口の中に、飛行機で突っ込むシーンはアルマゲドンさながら。
主人公がパラシュートでちゃんと脱出するのが幸いです。
ゴジラの目的地が東京・銀座なのは、どうしてなんでしょう。買い物が好きそうには見えませんし。他に魅力があるんでしょうか。
「続三丁目の夕日」のスピンアウト作品ですよね?
だってあの映画の冒頭のど迫力CGシーンを見て、もうゴジラだけで一本作ってくれと多くの人が思ったはず。山崎監督、庵野秀明に先を越されたのが悔しかったんだろうなぁ。吉岡秀隆の科学者がいつ茶川さんに戻るのかとハラハラドキドキしながら見てました😅。
色んな予兆で不安を煽る定番の進行を破ってのいきなり怪獣出現!テンポや良し。深海魚が浮いたらすぐ出てくるんだもの。ただその後のストーリーは予定調和というか…まあ過去のプロットから離れられないのだから仕方ないが、役者たちも現代の若者が無理やり戦後世界を演じてる感じがあった。三丁目の夕日の時は、皆が本当に昭和30年代を生きている気がしたんだけどなぁ。
一番の驚きはやはりあの幻の試作機の登場であろう。(なんかゴジラにまとわりつくシーンが蚊みたいですが)これは山崎監督の趣味なのか、永遠の0で掴んだミリオタ層へのファンサービスなのか。はたまた艦これとのタイアップなのか…。そうそう雪風の元艦長はやはり実在の方に似せてあるのだろうか。……まあこうやって色々トリビアを見つけるのがこの映画の楽しみなんであろう。
タイトルなし
邦画的な演技が苦手で気になる事も有ったが、そんな減点を物ともしない名作だった。
エンタメとしてはゴジラが初めてスクリーンに映った瞬間から作品に引き込まれた。とにかく凶暴な奴で不機嫌な獣がタダタダ暴れている感じで怖い。
ゴジラ作品で「シン・ゴジラ」を超えるのは難しい、ましてや邦画ではと思っていたが、同等或いは超えたと言って良いのかもしれない作品だった。
登場人物は民間寄りの人が多く、観ていて感情が「シン」よりも圧倒的に入りやすい。随所随所で心を揺さぶられ涙が零れそうになる、と言うか零れていたので映画館が暗くて良かったと心底思う。
制作陣を称賛するしかない。本当に良い仕事をされたと思う。この作品の制作に参加できた人達が羨ましい。
強いて不満を言えばパラシュート脱出の展開はテーマ的にもバレバレなので隠す必要は無かったと思った。
結構良いけど…
2Dと4Dで観てきました。
4Dはお子さん連れでいくものですね。
間違えました。
結論は
結構楽しめましたよ。
シンゴジラの時は使徒扱いでほぼエバだったのが非常にウザかったですが、今作は比較的よかったほうかな。船長役の演技が非常にウザかったですが…やり過ぎましたね。暑苦しかった…。
気になったのがゴジラの目かな。なんかキョトンとした表情なんだよな… もっと怒った表情の方が良い。
あと歩き方がロボット。CGでないのか?
最後の浜辺美波の首筋は何を意味するんだろう…
なんか変な方向に行きそうで続編が怖い。
それでも十分楽しめた作品になってると思いましので是非観てください。
日本アクション映画のクオリティは上がっている
いかにもCGな演出満載なんだろうと思っていたら、ハラハラする展開と圧倒的な映像の迫力でした。
また、戦争と密接に関わるストーリーが深かったです。
音楽も素晴らしく、日本映画を舐めてられないなと反省しました。
少しでも興味があれば、是非観ていただきたいと思いました。
やはりゴジラは昭和の生物でした。
日米問わず近年のゴジラ映画では最も楽しめました。やはりゴジラは昭和の生物であることを実感します。
キャラクターの設定や相関も分かりやすくヒューマンドラマとして楽しめる作品ですが、ゴジラだけを目的としている人には退屈な場面も多いかもしれません。
それにしても最初に登場したゴジラは本当に怖い、まるで○○○パークのティラノサウルスの様でした。
なるほどね。 この時代にゴジラを登場させてどうまとめるのか興味深か...
なるほどね。
この時代にゴジラを登場させてどうまとめるのか興味深かったけど、ちゃんとメッセージがあって意味のある映画だったね。
エンタメを求める人には少し違うとは思ったけど、日本人が大事にしなければならないメッセージは伝わったよ。
実力ある俳優陣を揃えたのも良かった。
ストーリーにある程度やっつけ感はあるけど、このゴジラはそういうものを伝えたいんじゃない。
素直に見て人間が素直に幸せを感じるきっかけにしようよ。
民間主導ってのも今の政治に対する皮肉なのかな?
良くも悪くもゴジラは人間の本質をえぐってくれるね!
主演:神木隆之介くん、助演:ゴジラ
監督が『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督なので、見る前から予想はしていましたがやはりヒューマンドラマがメインでした。
主人公の人生を描く上での要素としてゴジラが出て来る印象。
ゴジラの映画においてヒューマンドラマがあること自体は良いのですが、
あくまで「ゴジラ」をメインに描く上でのヒューマンドラマであって欲しいかな。
この辺は自分の好みに合わなかった、という点での評価ではあると思います。
山崎監督の得意分野である「昭和」の時代感の出し方はさすがでした。
ゴジラの演出自体も町や人々を蹂躙していく強大な恐ろしさもよく表現されていたと思います。
ただヒューマンドラマとしてもかなりシンプルな作りで伏線もわかりやすくて意外性や驚きはそこまでではなかったかなぁ。
「映画は大衆娯楽」の観点からすれば、ほぼ満点の作品
理屈抜きで、いい映画だった。
冒頭にも書いたが、映画は娯楽。
所詮、娯楽。
されど、娯楽。
A級作品であり且つ、素晴らしい大衆娯楽映画だと思います。
娯楽作品は、絶対にハッピーエンドでなくてはならない。
主人公や、その恋人が死ぬようなことが絶対あってはならない。
その辺りのセオリーを全て踏襲している、薄っぺらいかも知れないが、最後に理屈抜きの感動、喜び、安心を味わうことができる、後味のいい映画です。
「宇宙戦艦ヤマト」で、古代守、デスラー、森雪、沖田艦長らが、実は死んでいなかったと言う結末と、酷似しています(笑)
昭和ゴジラの第一作ほどハードではなく、かといって、「東宝チャンピオンまつり」時代のおちゃらけゴジラほど大衆(子供)受けに偏ったものでもない。
ちょうど、その中間的な、誰でも楽しめる、娯楽映画に仕上がっています。
他の人が書いているように、ストーリー的には、かなり無理なご都合主義があり、ツッコミどころ満載ですが、いいんです。娯楽作品ですから。
あえて、他の人が書いていないツッコミを指摘するとしたら、ゴジラ退治に駆けつけた巡洋艦(やったっけ?)の乗組員がかけていた眼鏡が、角レンズでメタルフレームだったんですね。昭和20年代にそんなフレームはないんですね。まあ、端役の俳優が、通常かけてる眼鏡でそのまま本番撮影したんでしょうね。一瞬ですが、スクリーンに大きく映ったら、時代考証としてちょっと具合悪いですね。
ストーリーのご都合主義は、娯楽作品として構わないのですが、時代考証のミスは、作品としていけませんね。
あえてそれをギャグとして挿入するのなら別ですが、いくら娯楽作品といえども、見落とし、気づかない、チェックミスであれば、少しお粗末と言われても仕方のないミスですね。
❇️またやったな!日本のゴジラ!世界が真似しても超えられない
ゴジラ-1.0
🟢感想⁉️
1️⃣シンゴジラを超えてきたと言える!
★彡シンゴジラのインパクトはエゲツない凄さでした。これと同等と思ってしまった感覚を表すとやっぱり超えたんだと思います。
🌀そしてもうゴジラを作ってもこの二つを超える事は無いと断言したい⁉️
★彡何故なら今回はゴジラ以外にも、戦争を絡めてきているからだ!過去にも原爆という日本が伝えられる怖さを描いていたが、今回は戦後の復興や特攻隊を現代の目線に置き換えた感覚が本当に凄かった。
2️⃣山崎貴監督の総決算と思えた。
★彡3丁目の夕日や永遠の0やアルキメデスの大戦などの経験を存分に生かした傑作と言えると思います。
★彡今までCGの無駄遣いとか、これまでなんかいいでしょ〜的な嫌味な映像が嫌いでした。すいません🙇
🌀しかーし今回のゴジラは本当に良かったです。観たかったゴジラのカッコいいだろ!フォルムや下からのアングル、海からの背中の刺々しさ!これぞ男の背中でした。
★彡これ以上私を納得させるゴジラは生まれないと思いますが、監督の経験は他の映画で相当生きてくると思います。(上から目線ですいません。鑑賞後すぐのレビューなので少々興奮してます😆)
3️⃣戦争知らん新たな人達に伝えられるストーリーでした。
★彡私も戦争には行ってないが、特攻隊が、生きて戻ってくるなんぞ、死刑者と思う感覚は少しながら持っています。
死んで償えとか、死んで詫びろ、死ぬ気で戦え!などこれからの時代にはそぐわない為、今回のストーリーはいいとこ取りでかつうまくまとまっていると思いました。
さあ!これからいつも通りのスタート。
1945年〜🇯🇵東京都、銀座、相模湾。
特攻隊に任命され、アメリカに向かう主人公神木さん。
ひよって、飛行機の不具合を主張して、整備する島に滞在する。その島にゴジラが現れ、一人の整備士主任以外と神木さん以外皆殺しに!
日本は敗戦し、焼け野原の東京に戻る神木さん。死ぬ事もできなかった兵士の恥とトラウマを持ち生活するが、人との出会い、再び巨大化したゴジラに遭遇する。
❇️またやったな!日本のゴジラ‼️
★彡世界には真似ができない!圧倒できるクオリティー
◉90C点‼️
★彡これ以上ゴジラを面白くするのは無理だと思う。シンゴジラと1.0を超えられたら天才監督だと本気で思った。
🌀このジャンル人を納得させるのは神懸かりだと心底思いました。
🈲ネタバレ保管記憶用(誰の子でもない、子供が成長した後の目線!大阪弁バージョン)
血は繋がってないが、うちのオトンはまじカッコよかったらしい。
私は戦時中、死ぬ間際で、若い女性に預けられ、食い逃げしながら、戦後の街をさまよっていたんみたい。
今では大好きなオカンやけど、そんな母も昔はなんとか食う為、特攻隊で死なずに戻ってきたおとんと、居候の身で生活して、近所のおばさん(サクラさん)ともに、私を育てくれたった。
しかし金の無いオトンは、国の地雷処理班として仕事をこなして、なんとか生活を凌いたようねんな。
しかし、オトンから後で聞いたんやけど、戦後の大変な時期にゴジラと言う巨大な恐竜が海からの東京に上陸し、散々暴れ回り、放射能まで撒き散らす大惨事になってん。
オカンは銀座で仕事していたんやけど、ゴジラの大惨事に巻き込まれ、瀕死のところ、オトンが助けたらしいねん。
しかしその後ゴジラが放射線を吐き散らかして、オカンはオトンを守り、大怪我したみたい。
オトンの方は戦争で生きて帰ってきたトラウマで、ゴジラを命を賭けて戦う為、戦闘機に乗りゴジラの口に突っ込んだったんて。
まじやばいねんな。
しかし、今では父の友人の整備士に脱出装置を教わり、寸前で逃げたみたい。
そんでもってサクラさんに母親が生きていた事を知り、私を抱いて病院へ!
感動やな?私をほったらかしラブラブやねん。❤️そして二人は結婚し、私を子供として育ててくれはった。
そして都市伝説やけど、ゴジラは海底で復活したらしい。
あっそうそう、最近オカンの調子があかんねん。首に変なアザが気になるねんな?
🌀自分用に楽しくネタバレレビュー書いてみました。
映画館がアトラクションになる。騙されたと思って観てほしい
ゴジラそんなに詳しくない、邦画はあまり観ない、個人的にシン・ゴジラが苦手だったので「大丈夫かなー」と半信半疑で1度目鑑賞。
結果当初の不安は跡形も無く消え「なにこれ!もう1回観たい!!」となりました。
ハリウッドの大作と戦えるぐらいの映像クオリティ。
色んな考察を見ましたがここは概ね、岡田斗司夫さんの意見に同意で【庵野さんはちょっとダサいがヲタク受けしやすくコアな支持層に特に響く、山崎さんはちょっとクサイが理解しやすく大衆受けする】という感じです。確かにクサイところはあったかな。
これはもう個人の好みですね。
西武園ゆうえんちのゴジラ・ザ・ライドも山崎貴監督なんですね…。通りで凄い迫力な訳だぜ。
1度目は「しんでん?零戦じゃなく?たかお?強いの?」という知識レベル−1.0で突撃してしまったので、震電・高雄・雪風・響をちょっと調べてから行く事に。
2回目は4DXで鑑賞。
結果、映画館がゴジラ・ザ・ライドになりました…。(標準上映でも十分迫力あり!!)
海上ゴジラはそこに実際にゴジラがいたんじゃないかと錯覚しそうな臨場感。
高雄の下に沈んだゴジラが青白く光るシーンは、不気味な程美しくて、絶望的な嫌な予感と恐怖で鳥肌。
1度目で見逃した震電の座席のドイツ語も確認。(読めないけど)当時の日本はパイロットが死ぬのが当たり前だったから脱出装置が無かったので、橘がわざわざドイツ製の射出座席を付けたと。
ここでも大戦時の日本がいかに命を軽視してたかを再認識させてくれています。
人間ドラマパートでは日本人として心に響くシーンやセリフも多々ありました。
・佐々木蔵之介さんの「この国は変わらねぇな」「誰かが貧乏クジひかなきゃなんねえんだよ」
・東洋バルーンの「私達も、戦争帰りですから」←これを聞いた水島と学者の表情…!
・吉岡さんの「今回の作戦は一人の犠牲者も出さないことを誇りにしたい」←涙出そうになった
山崎監督が公式パンフで「コロナ禍以降、政府が上手く機能していない感じがした」と書いており、劇中で政府の頼りなさを嘆くセリフが何度も出てくるのは、現代の日本人が感じている「未来への閉塞感」や「政府への不信感」をそのまま代弁してくれているんですね。
いいぞ!もっと言え!って感じでした笑
東洋バルーンは登場から胸アツで格好良かったなぁ。そしてああいう日本の技術力も失われつつあると思うと、尚更切ない。
また、劇中でかつて無いほどリアルに描かれるゴジラ熱線、そしてキノコ雲、その後に降り注ぐ黒い雨にはゾッとしました。
神木くんの怒りと絶望の演技は凄かった。
一人の日本人として、このシーンは胸が苦しくなりました。12月から北米公開ですが、この辺の感覚は外国の方にはどのぐらい伝わるかな…
終盤、敷島に特攻させる事で特攻を正当化する方向に振れるかと思いきや、生きて帰らせる事で反戦を示すことができていると思います。
とはいえ、敷島も完全に特攻する気でいたので、実際の戦時中に自ら命を賭して散っていった特攻兵の勇気も否定していないというか。うーん。
「生きて抗え」のキャッチコピーのまま、死ぬ事が一種の美学であり勲章だった戦時中とは違い、生きて未来を守る為の戦いに挑むそれぞれの姿に、本当に何度も胸が熱くなりました。
ラストの典子の首筋の痣については、小説版に「黒い痣が這い上がってきた」と描写されているようなので、バリバリ続編に繋げられるラストですが、本作を超えるのって相当難しいだろうなぁ。
とはいいつつ、続編公開されたら絶対行きますので期待しています!
ゴジラヲタクの方やミリヲタの方の解説付きで観たらまた面白いだろうなぁ。
ゴジラ興味なくても、男性も女性も、映画高いから最近行ってないな〜という人も、損はしないと思います。騙されたと思ってぜひ観てみてください。
★4.8
これがゴジラ映画だ
文句なく面白かった。とくにラストの決戦シーン、ゴジラのテーマもピタリで、胸が熱くなった。海でゴジラと最終決戦という設定は、オリジナルの「ゴジラ」へのリスペクトか?
戦中、戦後を描いてきた山崎貴の作家性も感じられ、浜辺美波の最後の台詞が心に残った。
アメリカでは「シン・ゴジラ」はイマイチだったらしいが、この映画はヒットしてほしいものだ。
しっかり強く怖い日本ゴジラ
とにかくゴジラが画面に登場し暴れるところは素晴らしい出来でしっかり芯まで怖いゴジラを味わえた。
シン・ゴジラよりも運動神経が良いゴジラが銀座を破壊しまくり人々が逃げ惑うシーンは特に素晴らしく、このシーンがやりたくてこの映画を作ったのだろうと伝わりました。
今までの山崎貴作品を観た経験から鑑賞前からストーリーに関しては目をつぶろうと思いながら観ました。
そしてその姿勢で見て良かった、観た価値はあったと鑑賞後に思いました。
もう脚本を書いた山崎貴監督には言うまい、登場人物たちに言いたい、しっかりゴジラのことを考えて行動をしてくれ、と。
どうして?こうなる?これが答え?などと5分に一回は膝から崩れそうな感覚を味わいました。
が!大丈夫!ゴジラが出てくれば面白くなる!と信頼しながら見て、その通りでした。
初代以上の絶望感
他の方もおっしゃられてますが…
「戦争による被害で0となった日本の戦力が直後のゴジラ襲来により-1.0になる」
というコンセプトの時代劇です。
怪獣映画というよりは反戦映画で、
男「敷島浩一」の成長を描くスポ根ドラマでした。
扱う時代が時代なため娯楽映画としての笑いどころはまず無く、終始暗い雰囲気でギスギスもしょっちゅう…というのが正直ストレスに感じたポイント、
これこそが初代ゴジラにあってシン・ゴジラに無かったものだと思います。
ゴジラのデザインはシリーズトップクラスにカッコよく、
背ビレは鋭利でワイルド、顔はハンサム!
放射熱線のシーンはかなりあっさり描かれ、主人公の目線になればわずか一瞬の…あまりにあっけないが故のショック。
ここはシン・ゴジラの方が「絶望感」は上だと思います…が、
そのあっけなさがまた違って怖いポイントですね。
特攻から逃げた敷島が自分が数年に渡り溜めてきたストレスをすべてゴジラにぶつける、
ラストは大興奮のマリンアクションです!
人間ドラマもさることながら、ゴジラシリーズとしては異例の「泣ける映画」だと思いました。
もちろんラストシーンは恒例の「ゴジラの再生シーン」も(!?)
お金払って劇場で観る価値がある作品
予告観た時にはきっと大したことない(すみません!)って思ってたんだけど。ストーリーも特撮もしっかりしてる作品だった。
ここ数年で観た特撮ものとしてはピカイチかと。
劇場でお金払って観るに値する作品だと思う。
続編があるなら観てみたい。
3回みました
YouTubeの解説動画を見てから3回目行きました。
恥ずかしながら、映画を観たあとで
妻に「あれってどういう意味やったんかっん?」
と聞いてしまうわたしですが笑
オタキングの解説と、youtubeさんの解説をみたので
3回目では、かなり楽しめました
特攻?後に
みんなが開催する場面で
隣の、妻が、タオルで顔を拭いたのを
敬礼したと勘違いして
笑いそうになってしまいました笑
妻も、期待以上で子どもが出てくるシーンは
ずるいよね
と言ってました
私は、日本映画特有のくさい演技がきらいですが
3回目は、なれたのか楽しめました
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