ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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★5じゃ足りない
邦画の底力を観た。
度肝抜かされた。
個人的には日本映画史上最高と言ってもいい程の出来。
山﨑貴監督、伊福部さん
全てのキャスト、スタッフの方々に感謝を。
本当に素晴らしかった。
僕は平成ゴジラVSシリーズの世代で、ゴジラ映画と言えば僕の中で1番好きな作品群です。
そんな中2016年に庵野監督による『シン・ゴジラ』で衝撃を受け、もうゴジラ映画でこの作品を超えるものはないと豪語していた時期もあった。
ハリウッド版ゴジラも頑張ってはいるが、日本人の我々からすれば恐怖の象徴よりもヒーロー思考の高い作品が目立ち、本来のゴジラたるものが国の文化や需要でブレてしまい、ガラパゴス化した現状が嬉しくもあり寂しい気持ちもあった。
今作の『-1.0』もソレだと思ってた。
前評判は良かったのでそれなりにいい出来なのだろうと鷹を括ってたが、観れば軽々と『シン・ゴジラ』を越えていた。
シン・ゴジラどころか他作の日本映画を総なめしているほど。
これは『ゴジラ映画』と言う枠でこの映画を切るのは勿体無い。
音響の整った映画館で是非観て頂きたい。
まず時代設定がゴジラシリーズでも1番古い、戦後と言う民間人がギリギリ武力対抗で絶妙な設定がいい。
近代的な建物も少なくよりゴジラの巨大さを強調することもできる。
何よりもシナリオが抜群。
映像も勿論良いのだが、そんなのはどうでも良い程ストーリーがよかった。
『ゴジラ映画』なのに。だ。
他シリーズのゴジラをメインに置くと人間ドラマが疎かに、人間ドラマを描くと怪獣が疎かに、ではない。
完全に両立出来てた。
心底感動しました。
そしてその人間ドラマを演じるキャスト陣の素晴らしさ。
特に野田役を演じた吉岡秀隆さんは群を抜いて素晴らしかった。
確かに日本映画らしい独特の演技の癖や、大げさで誇張気味の言い回しや表現はある。
しかし戦後日本と言うこともあり、その独特な表現も映画の世界観の板について良いものになっていた。
日本人たる団結感。
己を犠牲にしても誰かの為に立ち向かう自己犠牲の精神。
そして生きる事の執念。
それらと同時に流れる伊福部さんの音楽とここだと言わんばかりのカメラワーク。
とにかく熱かった。
正直言うと今作のゴジラのデザインやモーションはそんなに好きじゃなかった。
しかしそれでも満足出来る部分が大半なので、何の気にもならない。
チープなモーションもそう。
よく日本映画はCGがショボいと言われるが、ショボいのはCGじゃない。
モーションがダメなのです。
今作に限らず日本映画は物が動く表現がどうも不得意なようです。
飛んできた電車は着地と同時にそんなにピタッとは止まらないし、ゴジラの動きも生物として不自然な動きをしています。
ここだけは気になりました。
CG技術はあるのに勿体無い。
残念なところはそれくらいでしょうか?
シナリオには全く関係のない部分ですね。
観る方がどこまで許容できるか気付くか?の問題だと思う。
僕がここ4〜5年で観た映画の中でもトップクラスなのは間違いありません。
数あるハリウッド作品がひしめく中、まさかそれが日本映画なんて嬉しい。
絶対に見て欲しい作品。
ゴジラなんて興味ない人でも全然観れます。
むしろ観て欲しい。
★は5を超えています。
オススメです。
スクリーンの向こうにゴジラを感じる。
エンターテインメントの快作
戦争は終わっていない。
後悔と苦悩、葛藤、
覚悟と優しさに涙が止まらなかった。
ゴジラの迫力ある描写、
強さと怖さ、それだけでも見応えあるが、
それぞれの戦後、
いろんなものと戦う人々が、
ゴジラとの戦いに全てを賭けていく、
そのストーリーが素晴らしかった。
そして、
主人公が覚悟を決める。
幻の戦闘機に搭乗する、
そのカッコ良さ、
最終的にはこの上ない
エンターテインメント作品でした。
まるで監督の過去作品が、
本作を作るためにあったかのような、
ある意味集大成でした。
この監督だから作ることができた、
納得、感動の一本と感じました。
ハリウッド的な人物像は微妙でした。
ハリウッドみたいに人物像をわかりやすくするために佐々木蔵之介と山田裕貴と安藤サクラの演技の演出微妙でした。痛快娯楽映画っぽくなってしまったなと。一応、そこは目をつぶりました。一方、神木くんの生への執着と葛藤、それから派生した他人の死と、それへの償いの気持ちをもっと深くするために、特攻機の中のシーンから親との回想等を交えて始めてほしかったかな。それで、島への着陸シーンということで。着陸シーン前5分が足りないと思いました。この5分のシーンがあれば、もっと、神木くんのその後のシーンで深く感情を感じることが、特に、青木崇高から生を許された、言い換えれば、彼の願いを貰ったシーンで効果を発揮したと思いました。
観てる側で感情を深く察しないといけないのには苦労しました。ちょっと勿体ないなぁと思いました。日本人の侘び寂びの人物像及びストーリーをハリウッドの災難系娯楽映画のバカの一つ覚えのドタバタ最後にぶっチュン映画の極端で陳腐な人間像と、なしくずし勢い場面にする必要はなかったと思います。もっと高評価になったはず。それをしないで一人の女性の人生に着地させて大ヒット、賞総なめしたのがタイタニックだったのだから。別にエンディングの事を言っているわけではなく、ゴジラを倒すときの 山田裕貴の自信満々の出方で引きました。彼は下っ端の下っ端なのだから。それをなし崩しの勢いと表現しました。ハリウッド痛快娯楽映画のあるあるぽい。あと、吉岡秀隆の方針に青木崇高が従ってああなったみたいに理解しちゃった人が出てくるんじゃないのかな。あれは、青木崇高が神木君その人だけに対しての思いのみでああなったのだと僕は思います。別に吉岡秀隆の方針に青木崇高がリンクしてああなったわけではないと。だって、神木君、腹を決めた時にはすべての清算を目論んでいたのだから。だからこその青木崇高だったのだから。その伝わり方が弱かったなと。その他は大満足ですね。特に音が良かった。永遠の0やアルキメデスを見てきた僕にとってはVFXの描写が山崎監督っぽい色だなと思いました。ま、シン・ゴジラはエヴァみたいでしたけどw監督の色ってありますよね。
題材が良く、内容もわかりやすくてかなり面白い
感動しました。
久しぶりに邦画を映画館で見ました。
太刀打ち出来ない敵に絶望感を抱きながらそれでも生きていく、そんな話に終始引き込まれました。
後、ゴジラがイメージ通りでカッコいいですね。
映画館で視聴するのおすすめです😊😊
ゴジラ映画として適当に作っているとしか思えない。
総合60点位、
ゴジラマイナス1のネタバレ有りレビューです。
ネタバレされたく無い方は読まない事をお勧めします。
では始めます。
大まかなストーリーラインは俺の好みで大好きです。
ゴジラを題材にしつつ反戦を主題のテーマにすえ、主人公である敷島の戦争を終わらせ、戦後を踏み出す為の物語として作られただろう本作。
ストーリーラインのおおまかな流れやワダツミ作戦。
戦艦高雄や響と雪風に震電まで使うのは俺好みで好きです。
ゴジラを深海にまでガスボンベで落とし一気に浮上させ倒す。
あの世界の当時の日本として、ゴジラを倒しうる最高の作戦を立案できてる。
ここまでの発想力やドラマの流れは最高に大好きだ。
推定二万トンのゴジラを海底に落とし引き上げる。
特撮としての戦い方として、当時の日本でやれそうな作戦として壮大で面白く最高だ。大好きだ!!
ストーリーは決して悪く無い。
だが、圧倒的にゴジラ作品として細部に詰めが甘かった。
それはゴジラ特撮映画好きからしたら、適当に作ったように映る程に…。
ドラマ部分と特撮部分に分けて解説していこう。
先ずは特撮部分。
ゴジラの説明画像の圧倒的な少なさ…。
これはいただけない。
ゴジラが泳いでいるシーンを俺は見れて無いんだ…。
俺は見落としてしまった?
ゴジラはどうやって泳いだ?
シッポを横にくねらせて?それとも縦にくねらせて?
後ろ足と前足の位置は?動かしてた?畳んでた?
ワニのように?イグアナのように?
足のつかない海面ではどうやって体を維持してた。
ワダツミ作戦の時、ゴジラのどの部分にワイヤーとガスボンベはどう巻きついた?
海中へと落ちるシーンはどう落ちた?もがいた?暴れた?
引き上げる時のゴジラは頭が上?下?
俺にはそこがまるで分からなかった。
他のゴジラ映画でも泳いでるシーンは殆ど無かっただろ?と言われるかもしれないが、本作は海上でのワダツミ作戦がメインの作戦となる。そこらの画をおざなりにしてはいけない。
何もゴジラをもっと映せと言っているわけではない。
ワンカット3~5秒程の説明画を要所要所に細かく入れておけば分かるものの…。
細かいゴジラの画が全然足りてなさ過ぎて、ゴジラの実在感まで無くなって薄っぺらい存在になってしまった。
山崎貴監督はドラマは作れるが、特撮映画を撮る為の妄想力と想像力と特撮脳が足り無いと断言出来る。
それを如実に表していたのが。
ワダツミ作戦でゴジラが海底へと沈み着底する瞬間で見てとれる。
ゴジラを直立不動のままで海底に着底させてどうするのっ!?
それまでゴジラは海の中を沈みゆくのに何もせず直立不動のままただジッとしていたの?
ゴジラに演技させる事も出来ない想像力と特撮脳では、ゴジラの存在感は薄れるばかりだ。
他にもゴジラを誘導する為の重要な飛行機だろうに1機しか飛ばさなかったり、ワイヤーとガスボンベでゴジラを沈めるのに、体格と全長を考えたら底引き網状にした方が良くはないか?とか。
どうも、ワダツミ作戦に現実感と人々の真剣さ必死さを持たせ、特撮として見せる事が出来てなかったように感じた。
特撮映画って誇大妄想レベルの大ウソを、真実味や、リアルさ、ソレッぽさ、で虚飾して現実感を出す映画だと思う。
その為には怪物側の演技も演出も必要だし、作戦を遂行する側の真剣さ、そこに生きる必死さが、現実感を一つ一つ作っていくんだと思うのよ。
その真剣さと必死さが映画全体からイマイチ感じられない。
これもこの映画にのめり込めないマイナス要素になってる。
ゴジラを誘導する大事な任務を敷島の震電1機のみに任せるのはどうなんだ?
その1機が潰されたらワダツミ作戦自体が台無しだろ?
震電を更に2機飛ばしても良いし、事実を重視するならそれがゼロ戦でも良いし、ゼロ戦もない設定ならセスナでも良い。
ただ1機だけに任せる作戦では絶対に無いはずだ。
ゴジラを海底から引き上げるシーンでもそう。
タグボートの数を何艘も集めてあっても、その小さな船体ではどこか真剣さ特撮として壮大さにかけチープにしか見えない。
特撮でウソをつく時は大きく大胆にされど繊細に丁寧につくのだ。
小型のタグボートで数を集めるより、さらに戦艦なり、なんなら冒頭部の兵員輸送船なりを数隻集めてきても良かったのでは?
更に言うならば、この時にワダツミ作戦をもう1回しかけ、ゴジラをさらに海底へと叩き落として船を連結してゴジラを引き上げた方が特撮としては見応えがあったし、最後の特攻でゴジラを倒せたのに説得力にも繋がっただろう。
彼らは本当にゴジラを倒したいと思って、最善の行動しているのか?
そう疑問に思えてくる部分がドラマ部分でも見てとれる。
では次にドラマ部分の解説。
やたら気になったシーンが…。
ワダツミ作戦の前に艇長の秋津と学者が、見習の水島を置いてゆくと告げるシーン。
水島はその場に立ち止まり「何でですか!?なんで連れていってくれないんですか!?」と
大声で質問するシーン。
演技として、あれが最良なの?
秋津と学者のセリフ回しはあまりに古臭いし。
水島は独自に行動し数多のタグボートを従え駆けつける程の男なんだろ?
だったらあの立ち止まってただ大声で質問するシーンで良かったの?
二人に追い縋るような必死さも真剣さも無いのに、あんな大胆な行動が独自に本当に出来るのか?
人物像と行動がどうもチグハグに見えるシーンだ。
次に敷島が震電の整備を橘に任せたいシーン。
整備の橘が見つからず、震電の整備が一向に進まない。
それを見た学者が「整備員は他にもいます」と敷島を説得しようとするのに、敷島は橘にこだわりこれを断固拒否する。
行動の整合性を加味するならば、敷島はゴジラを倒す事よりも…。
ゴジラへと特攻し自らの戦争を終わらせたいのだろう。
その為の爆弾を積ませる為に、自らを憎んでいるだろう橘に固執した。他の整備員では罪悪感に苛まれるからだろう。
それは分かるし敷島からしたら、特攻するただこの一点での最善手なんだろう。
だが、その前段階の悪辣な手紙でおびき寄せる下り含め必要か?
ゴジラが憎くて自らは不甲斐なく悔しくて仕方ないんではないの?
橘に固執し過ぎて、震電を整備出来ないままゴジラが来たら意味が無いだろ?
更に言えば、震電の整備員を橘ふくむ3人しか揃える事が出来なかったのは演出としてどうなの?
ゴジラがいつ来るか分からないから急いでるんだよね?
他に整備員はいるんだよね?なんなのこのチグハグさ。
敷島のエゴのみが全面に出され、私はあのシーンはまったく共感出来ない。
で、1番疑問に思ったのが…。
ラスト。
死んだと思った典子さんが生きていた事が分かり会いに行くシーン…。
まったくもって感動出来ない後味の悪いラストだ。
純粋に運良く生き残っていたなら、あまりにご都合主義的展開で萎えるし蛇足。
首の黒いアザが考察されてるようにゴジラ細胞で、それによって助かって生存していたなら…。
敷島の戦争がいつまでも終わらない事になってしまうではないか。
こちらだと映画のメインテーマ、戦争を終えるからは大きくズレてしまう。
ゴジラは死んで無いと思わせるシーンは、その前の海中へと沈んでゆく半壊のゴジラの蠢く塊を見せてる事で成立している。
どう考えても黒いアザは、敷島の戦争はいつまでも終わらないぞと見せたい演出にしか見えない。
敷島をさらに苦しめてどうしたいの?
あのラストよりは、銀座のゴジラ事変で確実に慰霊碑が出来るだろうから、その銀座慰霊碑に明子ちゃんと二人で詣る姿を見せ歩き出すような終わらせ方のがよっぽど自らの戦争を終わらせるストーリーラインとしては納得いく。
私には山崎貴監督が見せたい画、撮りたい画、思いつきの画だけを撮っていただけで、キャラの整合性や自らのテーマすら無視し。
感動の押し売りをしたいが為に適当に作ったようにこの映画からは感じた。
まとめ。
ゴジラマイナス1は、ストーリーラインは良いのだ。本当に良いのだ。ゴジラのCGも決して悪くはなかった。
だからそれだけで60点は出せる。
だが、物語の演出と見せ方、特撮があまりにも下手過ぎる。
どれもこれもチグハグだらけの中途半端に作られてて見てられない。
私には、何度も見たいと思えるレベルの映画ではなかった。
203㎜砲で撃たれて大きなダメージを受ける辺りはゴジラも生き物なんだなと感慨深い
シナリオも特撮も3DCGも役者さんもスタジオセットも非常に良くてずーっと集中して感情移入して見続けられましたし最後の30分はずっと涙ぐんで観続けた映画は初めてかもしれません。
そんな素敵な素晴らしい映画ですが一番印象に残ったのは重巡高雄とゴジラの戦いでした。
先ず数発の20㎝砲弾で打撃を与え、ゴジラに圧し掛かられても転覆せずに逆に至近距離からの砲撃で深手を与えた高雄に感動していました。もし魚雷を搭載していれば接近してくるゴジラに撃ち込んで砲弾とは比べ物にならない大きなダメージを与えてその時点でゴジラを葬っていたのではなどと考えてしまいました。まぁ、一旦武装解除後なので92式魚雷までは供給されなかったのでしょう。
シン・ゴジラのゴジラは通常のあらゆる火力に無傷でしたがこちらのゴジラは米海軍の複数の重巡洋艦、あるいは40cm砲を搭載する戦艦で排除できるレベルだったというのも時代背景を受けた強さの調整だったのだろうと思いました、
ゴジラ映画でやらなくてもいい
非常にガッカリ
星2なのはゴジラが良かったから
通称バーニングゴジラの造形が好きなので
今回のゴジラは結構好みの造形でした
総評
ゴジラの名を借りた
チープな人間ドラマを詰め込んだ映画
ゴジラでしなくていい
メッセージ性は全くなし
詳細
主役のゴジラに対しての深掘りがない
基本設定の放射能で変異が全く関係ない
申し訳程度にクロスロード作戦の原爆実験を受けて大型化したと思わせてるが
それまでに出てきた小さなゴジラの誕生はどうやって?
「島の住民がゴジラと呼んでいた」
と名前を出したいだけなら
もっと違う方法があったろうに・・・
そうかこの映画はゴジラが主役ではなかったのか
ゴジラ-1.0なのに
その最初にゴジラが出てくるまで
またそこから次に出てくるまで
クソつまらない人間ドラマを見せられて
帰りたくなる衝動を抑えるのに必死だった
そしてお決まり
ヒロインが生きてましたハッピーエンド
いらない実にいらない
他に描かないといけないことあるだろう!
いらない人間ドラマのせいで
シン・ゴジラでもなぜ東京に向かっているのかまでは分からなくても
なんで1度上陸したのに海に戻ったのかなど
ある程度の行動考察はされていたのに
全く考察もしていないのがかなり違和感を覚えた
不明な巨大生物のはずで行動原理など考察もしていないのに
なぜそこらへんの野生動物と同じで縄張りがあると思ったのか
録音した声を聴かせたら怒って戻ってくるとおもったのかぶっ飛びすぎて頭が混乱
もうちょっと筋が通るように脚本できなかったのか
せめて島の住民がなんでゴジラと呼ぶのかぐらい描いても良かったのでは?
暴れるだけにしても
ゴジラVSシリーズみたいにゴジラの敵が全くわからずただただ赤ん坊の癇癪のように暴れ回っているゴジラ
それになんの意味があるのか?
時代背景も現代と違うとはいえ
国も米軍もあんな理由だけで全く関わってこないのはさすがに無理がありすぎる
東京が核攻撃の如く吹っ飛んでるのにも関わらず
それでいて唐突な国会議事堂を守るように展開して砲撃する陸軍戦車
何アレ?
そして映画最後の
ゴジラ再生 ヒロインに不気味に浮かぶアザ
今回のゴジラがどんな存在なのか全くわからないのにそんな最後を見せられても謎すぎ
続編でまた同じような人間ドラマをするつもり?
少しマニアックになるが
強く見せるために噛ませにされた重巡洋艦高雄は要らなかった
素人が操艦してたのかな?と思う戦い方
脚本のかたが無理に重巡高雄を出したかったのではと感じる
別に機雷の爆発で倒れませんってだけでも十分脅威のインパクトはあった
その機雷も口の中でコロコロって
飴ちゃん舐めてるのかな?とは思ったけど
局地戦闘機震電もしかり
終戦間際に島の守備隊のいち整備兵が
震電のことを知っていたのも違和感があるし
戦中の通常戦闘機とは違い動力系は後部 過給機(ターボチャージャー)付きを時間制限ありで整備
ましてや機銃外して爆弾装備に改造って
設計やテスト飛行などにも関わってないんだから
いくら敏腕整備士でも無理
ゴジラと因縁があるからと無理に出す必要があるのか?
しかもそこまで無理に出しておきながら追加で二人出てきたけど誰?
その二人で良かったんじゃ?
正直これならまだ零戦を出して改造の方が
あの時特攻できなかったゴジラを撃てなかったけど今回は?!
とドラマが作れたのでは?
まあ要らないけど
唯一良かった点は
ゴジラが怖く描かれていた点
通常兵器では敵わないという強さ
どうやって倒せばという絶望感は
わかりやすくそこだけはゾクゾクワクワクできた
シン・ゴジラとは別ベクトルの感じで
しっかりゴジラしてくれててよかった
立ち泳ぎは・・・ん〜可愛かった(皮肉)
倒し方は映画 お約束かな
シン・ゴジラもそうでしたし
そこはゴジラ映画安定かなと
シン・ゴジラが面白かっただけに
大きく期待外れ
生き残ってしまった
まずは見た後こう思う
生きてるんかーい!!
あんな爆風でよく生きてたね
戦争×ゴジラ
グッときました。
生き残ってしまった人、憧れる人
絶対的王者ゴジラ、戦後ゼロからのマイナス
どう復興して行くんだろうか。
しかも死んでないからなぁ。
破壊しまくってるゴジラだけど、
やっぱりかっこいい。
面白かったけど物足りない
小さい頃からゴジラ映画が好きで毎回欠かさず
映画館でみています。
私のゴジラ感は圧倒的な存在で恐怖心をあおり
町を破壊尽くす怪物です。
人間達は団結して近代兵器で立ち向かいますが
ゴジラには全く歯が立たず絶望感に陥ります。
そこで優秀で専門的な人間が集まり協議して
ゴジラ対策を作り上げ用意周到して圧倒的な怪物に立ち向かう そこにゴジラや自衛隊のテーマソングが流れて心震え感動を覚えます。
今回の作品は今までのゴジラ映画と違いを見せる為に昭和の戦後設定でしょうが自分の印象としてはゴジラの登場時間が少なく感じました。ゴジラ対策もあまりにもご都合主義で準備や時間推移が???で人間の思惑通りにゴジラが動いてくれた印象ですね。
でも映像の迫力は素晴らしかったと思います。
わかりやすくて面白かった
ベタなのがいい
先の展開が読めるのに、ウルっとさせられたりハラハラさせられちゃう
ゴジラの圧倒的なパワー感と俳優さんの演技力に尽きる映画でした
最後のあれは、ちょっと、?ですけど
ゴジラ細胞の恩恵なんだそうです
途中まではこんなに救われない主人公なのに、ちゃんとハッピーエンドになるのかい??って不安にさせられました
昭和ゴジラ第一作を斬新オマージュした令和ゴジラ映画の戦争と人間
日本の特撮映画の金字塔「ゴジラ」の生誕70周年を記念した、大作の謳い文句から予想した娯楽映画ではなかった。幼い頃に夢中になった初期の子供向け怪獣映画や、ハリウッド映画に何度もリメイクされた派手な特撮娯楽大作とは制作のコンセプトが違って、大人が観るべき内容に驚きつつも映画の出来としてはスッキリした印象を持った。それは太平洋戦争における日本軍の戦い方の反省と、敗戦後の国防の在り方、そして唯一の被爆国としての立場など、ゴジラ第一作のメッセージに呼応する脚本の地味で確信的で分かり易いまとめ方に、作者山崎貴の力量を見たからである。先ず評価すべきは、この敗戦直後の時代設定から導き出される、ゴジラに日本人がどう戦うのか、戦わざるを得ないのかを、生き残った元特攻隊員敷島浩一の苦悩を主体に描いた脚本の独創性であろう。
ただし終戦の1945年から47年を背景にする時代設定は、第五福竜丸がビキニ環礁の水爆実験で被爆した1954年に制作した第一作「ゴジラ」のテーマの一つである反核メッセージを考えると、矛盾している。しかし、既に広島と長崎に原爆を投下された日本人にとって、その恐怖は切実極まりないものであったはずである。また百田尚樹原作の「永遠の0」と三田紀房原作の「アルキメデスの大戦」を映画化した山崎貴監督の経歴の蓄積が、この映画に結実したと思える内容になっている。廃墟と化した国土、食糧難による飢餓との闘い、生きて行くだけで精一杯の貧しい生活から漸くひと息ついたかどうかの時に、怪獣ゴジラの未知の破壊力と対峙しなくてはいけない。連合軍の実質米国のGHQに統治支配下で軍事力を放棄させられた無防備な状態で、国の命令を受けた民間の組織が集結する。この敗残兵の有志の集まりが、日本人の底力を見せることになる。政府も役人も正式な軍隊も登場しないゴジラ映画の誕生だ。
ゴジラファンとして嬉しかったのは、決戦のクライマックスの映像の迫力だった。ゴジラの不気味な造形と存在感、動きの全て、それに戦艦のVFXの映像美と見応え充分で見事。更に伊福部昭の永遠の名曲を生かした演出も素晴らしい。ここぞという使い方に作者のゴジラ愛が溢れている。役者では主演を務めた神木隆之介が難役の熱演。特攻の生き残りに深い慙愧と仲間を死なせた罪に苦悶する人物像は、時に怒りを表に出し過ぎに見える。内面に隠した演技が理想だが、これは山崎監督の演出法もあるので役者だけの問題では無い。それでもいい演技を見せてくれた。意外と言っては失礼なのだが、この映画で一番のいい味を出していたのは、元技術士官野田健治役の吉岡秀隆だった。豊富な髪をなびかせ、淡々とした話し方と熟年から漂う落ち着きと飄々さ。決死の作戦でも一人一人の命が大切と語る野田の人間性が浮き上がる。欲を言えば、周りの戦後直後の男性の髪形にもっと拘りがあれば良かった。山田祐貴、青木崇高、佐々木蔵之介も其々に役割のキャラクター表現を全うしている。浜辺美波と安藤サクラの女優陣も安定した演技。どちらも日本女性の淑やかさがある。これら大作にしては有名俳優の少なさが顕著であるが、このキャスティングもこの映画の魅力になって、けして大味になっていない。
独創性のある脚本の面白さ、細かく観れば難点も無い訳ではないが、これが山崎監督のオリジナルということで高く評価したい。反核と反戦から、平和を守るために軍備をどう構築しなければならないかの、日本の課題にまで問題提起した真剣さが、怪獣映画ゴジラの恐怖を最大限にスペクタクル化した作品、観て損はない。
もう少しゴジラがみたい
評判が良かったので観に行ってみた。
ストーリーは戦後の日本に関東大震災でなく、ゴジラが来てしまったというものだ。
ゴジラのシーンは、ハリウッド版やシン・ゴジラより少なかったが、迫力はずば抜けていた。
小さい頃にビデオ屋さんで借りてみていたゴジラ映画は人間ドラマが9割ゴジラが1割で、ラストにゴジラが暴れまくって終わるものだった。
ハリウッド版がゴジラやモンスターのシーン多すぎるんだが、ハリウッド版を観てしまったあとに旧構成のゴジラを見ると何か物足りない。
人間ドラマ部分は、戦後を知らないが、キャラが漫画みたいでリアリティが欠けて魅力が足りなかった。
神木くんも随分情けない役だった。
バイクシーンはどうしてもトムクルーズと比べると、やりたいことは一緒のはずが全然違う。。。お子ちゃまに見えるw
ラストの展開も想定内で、ゴジラにもっと悪あがきして欲しかった。
全体的には悪くなかったが、
もう一捻り、もう少しゴジラをみたかった。
つまらない
ゴジラが主人公ではないゴジラ映画
年齢的にもマトモに見ているのは平成ゴジラ以降で昭和ゴジラはチラホラ見ている程度のファンです。
ムトーさんがでてくるハリウッドゴジラあたりからゴジラの新作映画は大体微妙で斜に構えて見るようになりましたし、監督が監督だったのにも関わらず、今作は高評価で対応に困りかねたので心を無にして見ました。
普通に面白かったです。
前半パートの人間ドラマの長さとクサさには辟易としましたが、通して見てみればあのくらい丁寧に長くやったからこそ、後半の主人公の覚悟に感情移入しやすくなったと思います。
というようにあくまでメインは人間たちであって、ゴジラを見たい方々には受け容れられない作品になったかなと思います。
全年齢故のグロなし死亡シーンや丁寧に説明しすぎる点、都合が良すぎるハッピーエンド等も気になりました。
そこそこオタク的には幸運艦が出てきて震電が出てきて背鰭展開式熱戦とかやられたら+10000点
現在にも警鐘を鳴らす日本の為の反戦映画
山崎貴監督作である「アルキメデスの大戦」での冒頭に描かれた、戦艦大和の戦闘場面、対空砲で米軍機を撃ち落とし喜ぶ若い日本兵が、その機体からパラシュートで脱出して、海に着水したパイロットを、直ぐに味方の飛行艇が着て救出していく様子を、啞然と見ているシーンが出てくる。
決して、本編とは関係のないシーンだが、この「ゴジラ−1.0」で回収される伏線だったのかもしれない。
ゴジラとの決戦を前に、兵士の生命を粗末に扱ってきた旧日本軍を否定し、生きるための戦いを宣言する吉岡秀隆。特攻から逃げた過去と愛する者を奪ったものへ、死を持って決着をつけようとする神木隆之介に、生きろと伝える青木崇高。
無能な国家指導者による、無謀な戦争ではなく、自分たちと自分の大切な人たちが生き抜く為に、目前の脅威に立ち向かおうとする姿には、感動させられた。
「シン・ゴジラ」が政治家をトップに官僚たちなど国家権力に携わる者が戦ったのに対し、今回は民間人たちでゴジラに戦いを挑む設定は、フランスからの撤退に多くの民間人が協力した、ダンケルクを彷彿とさせる。
そして、ラストの神木隆之介とゴジラの一騎打ちに、あの「アルキメデスの大戦」の冒頭シーンが回収される。
殊更、過去の対米戦争を正当化し、権力の側に媚びる昨今の風潮をも否定する、日本人による日本の為の反戦映画であり、やはりゴジラは、逆説的な反戦、反核兵器の絶対的なアイコンなのだと確信させられる作品だった。
それでいて、VFX技術の凄まじい進歩によって、最もリアルな生物としてのゴジラを見れる作品でもある。
呉爾羅!初めてしったゴジラの漢字!
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