ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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そして敷島はこの後植物学者になり、野田は医師となって南の島へと行った(違う)
ゴジラの前日譚というか、終戦直後の何も無い日本をゴジラが襲っていたという話。
やっぱり、映画はシナリオですね。微妙に突っ込めるところが無い訳では無いですが、きっちりと詰めるところは詰めたシナリオだと、物語が引き立ちます。
終戦直後において、日本の安全保障の責任を負っていたのはGHQであり、且つ、西側諸国は旧ソ連と徐々に微妙な雰囲気になっていたわけですが、だからと言って、武力行使を躊躇するかな?とは思いました。だって、この話の数年後には朝鮮戦争も起きるわけですしね。っていうか、この話は、朝鮮戦争の前!それも中々興味深い舞台設定です。
オリジナルのゴジラが、水爆実験により誕生したという設定があるんですが、この作品もその設定は活かされています。もっとも、それよりも先に敷島はゴジラを目撃しているわけですけどね。
そしてこの作品のゴジラの熱光線発射シーンは、シン・ゴジラの形態の変化や熱光線発射を彷彿とさせましたね。
いやぁ、よかったです。
人間が主役。
通常スクリーンで観て、迫力のゴジラをもう一回と思い3週間後IMAXで観ました。
しかし、特撮部分よりむしろ、前回鼻についたドラマ部分を抵抗なく観ることができました。
観る人によっては力の入れすぎて見える佐々木蔵之介なんかも、昭和にはこんなオッサンいたなぁ…と。
一回目は、冒頭の大戸島でただ圧倒されてそれを最後まで引きずってだけど今回、落ち着いて観れたので山崎監督のドラマパートでの“拘り”を観たような気がします。
敷島が居酒屋?で「自分の戦争は終わってない」と話すシーン、セリフのあと画面は徐々に暗くなり次のシーンに移るのだが…。
画面の左隅に居酒屋の女将?が黙々と(多分、敷島の言葉を聞きながら)食器を洗っている。
映画的に“キマッタ”と思えるシーンでした。
生きる勇気がわきます
映画館で見た後、こちらの感想を見たのですが意外と点数が高くなかったので、レビューは苦手ですが書こうと思いました。文句なしで5.0です。
2時間でしたが、いろんな要素が詰められていて、かつすべてよく、あっというまでした。シンゴジラは怪獣映画に特化していましたが。こちらはドラマの映画としても楽しめて、かつ、怪獣映画としてもシンゴジラを超えていたと思っています。※ シンゴジラ大好きです。
僕は、そんなに沢山映画を見てきた人ではないですが、戦争映画としても、とても面白かったです。中立的な立場で書かれていて、海外の人が見ても気分を害することはないでしょう。
途中まで、神木隆之介の名前が思い出せず、もやもやしたくらいです(笑)
こうゆう映画増えたらいいな
歴代最高の戦闘シーン
とても面白かったです
事前に良い評判を聞いて映画館に行きましたが、
個人的には高くなったハードルがまるで気にならない程面白かったです。
特に主人公の敷島というキャラクターは
とても面白く感じました。
まず、出だしのシーンで背負わされた十字架が
とんでもなく重く、主人公がこんな重いものを
背負ってしまって一体どうなるんだろう?とハラハラしました。
そこから日常や人間関係によって少しずつ自分の人生を
生きていけるのかな?と思った矢先、
忌まわしい記憶の元凶であるゴジラの上陸です。
大切なものは奪われ、
強制的に背負った十字架と向き合わされる事に。
ここからの敷島の執念を感じる
キャラクター性がとても良かったです。
この作品、ここまで積み上げられてきた敷島の物語。
復讐心。守りたい者。罪の清算。
その一つ一つの重い動機が全てゴジラに向いています。
ゴジラに牙を剥く一人間として、
とても良い主人公でした。
この作品は“ゴジラ”と言うより人間ドラマ色が強い様に…。
公開当時はやたらと世間の評価は高く、私自身が捻(ヒネ)くれてるだけかもしれない事は先に断っておく。
コレはあくまでも鑑賞直後に感じたままに過ぎない訳であり,シナリオ自体はわりと好みであり、
一寸余談だが,神木隆之介は大人にはなったとは思えたがしかし、未だ未だ経験不足さ?子供っぽさ?を感じたり…
浜辺美波も子供過ぎて“膵臓(スイゾウ)が食べたい”位が丁度良く思えちゃったので悪しからず…。
私がココ最近日本モノを韓国版にし,どんだけ作品の質?面白味?が加算され、仮にこの作品自体を言葉が分かり難(ニク)くなる事を承知の上で,別の作品等でも感じた事があったので、例えば,
韓国版にして作品を撮り直したら,作品の印象自体がグッと上がる様な気がした事も多々あったんだよなぁ〜なんて…。
如何(イカ)ほどでしょうか?
子供の時に見たゴジラとおんなじくらい怖かった〰
人が人を許す…
ゴジラという「禍(わざわい)」をアリバイとしつつも、主題は、人間の苦悩を巡る物語でした。
人が罪を「感じる」「背負う」経緯は、おしなべて、人間が社会を生きているなかから紡がれます。なぜなら、社会を生きる人間は常に「善悪」に縛られるからです。一方、世界=自然は、人間の「善悪」とは無関係であり、常に、社会の外側に、厳として存在しています。
罪を背負った人間を許すことが出来るのは、本質的には、絶対者である神(人格神)以外あり得ないわけですが、神が人間の善悪を判断しない、人間とは「ねじれの位置」にある存在であるとするならば、罪を背負った人間を許す行為は原理的に困難です(そして、ここで言う神を「世界=自然」と置き換えるなら、人間存在との「ねじれの関係」は決定的です)。だからこそ、誰かが「罪人」を許してあげることが社会の中では求められるのです。
罪を背負ってしまった(と自分では思っている)「罪人」が、「贖罪」のストーリーを自身で作り上げて、自分に課した任務を遂行する…という本作のプロットですが、個人的センチメンタリズムで拭い去ることが出来る程度の「罪の意識」しか当人は持ち合わせていないのか?という疑問がわきました。設定からくる、当人が抱える「罪の意識」はもっと深く、深刻で、であればこそ、世のため・人のために自身の命を賭して、社会の外側からもたらされた禍(わざわい)を絶つ…という行動では解決不能な、「人と人との間での袋小路」に陥ってしまうようなものなのではないか?という疑問です。
世のため・人のために、自身の命を賭して禍(わざわい)を絶つ…という行動に説得力を持たせる設定は難しいですが、その動機を、史実として存在した戦争・特攻という事柄にリンクさせたのには、正直違和感を感じました。また、旧知の整備士に会うためについた「嘘」も、ちょっと理解出来ませんでした。
そして、ゴジラです。「恐怖」を感じませんでした。この世のものではない、説明不可能な、社会の外側から圧倒的な破壊をもたらす「禍(わざわい)」そのものとしての存在感が感じられませんでした。ストーリーを成立させるための、単純な「狂言回し」でしかなかった印象です。
「世界=自然」と「社会=人間」を対比させつつ、限界状況におかれた人間を通して人間の本質を描く…というプロットは、相当に丁寧な設定・台詞・描写を用意しておかないと「茶番」に終始してしまうところ、娯楽映画として「ケツをまくって」振り切ってしまった方が潔く、また、主人公の行動原理もより違和感なく描けたのではないか?と思います。そうすれば、佐々木蔵之介さんの演技も「浮く」こと無く、「昭和の怪獣映画」的なテイストに統一感をもって仕上がったのでは?とも思いました(まぁ、単純な「懐古趣味」では「しょーもない」のは確かですが…)。
というわけで、脚本はさておき、俳優陣の演技はよかったと思います。また、監督ご自身が軍艦や兵器について造詣が深いところ、海や銀座を舞台としたゴジラとの戦闘シーンには、作り手の「熱」を感じました。
最後に。劇中の台詞「偽善者ぶって…」はおかしくないですか?これって「外国人離れしている…」と同じですよね?
ゴジラ映画の金字塔
間違いなく東宝ゴジラ映画、いや・・ゴジラ映画の中でシン・ゴジラと並んで歴代1位だと思う。しかし幅広い世代から面白いと感じられるのは、ゴジラ-1.0の方だろう。今回、評価が高いのは承知の上で見に行ったが、予想を超えていた。ゴジラのテーマ曲ってこんな重厚で迫力あった?えっえっーて・・はからずもゴジラ映画で初めて涙出そうになったし・・とにかく面白かった。その理由は明白で、単に脚本が良かったし、もちろんCGも演出も良かった。今までのゴジラは(シン・ゴジラを除く)いわゆる怪獣映画で子供むけ、悪く言えば幼稚なストーリー(もちろんそれはそれでいい)なのだが、今回のやつは、大人の鑑賞にも堪えうる、例えるならハリウッドのヒューマンパニック映画のような感じで仕上げている。山崎監督の作品は好きで、ほとんど見ているが、いろんな作品のエキスを所々で感じることができる。強いて欠点を挙げるよするならば、主人公の男女が助かる設定はバレバレだった・・でも100点満点で95点です。満足。
もともとは観に行くつもりなかったのだが、好評・不評の両方が耳に入っ...
重い
期待値が高過ぎた
残念だった。
まず時代設定。戦後の日本であることがあまり意識できなかった。無から負へというキャッチコピーであるが、戦後2年が経った1947年、復興はかなり進み、人々が活気付き始めた世の中にゴジラの襲来。言うなれば、日本は既に無からプラスの方向に動いている。せっかくなら、復興もままならず、人々も絶望している戦後直後にゴジラ襲来の方が「マイナスワン」に相応しいのではないかと感じる。セリフの中で戦争や特攻といった言葉が出てくるだけで、映像から戦後の空気感はまるで感じなかった。
次にゴジラに対する恐怖が皆無。陸より海にいる時間が長すぎる。船底を突き上げて船を真っ二つにする描写や、船を追いかけるような描写、背びれだけが出て泳ぐ様子は、まるでサメパニック映画を見ているかのよう。いざ陸に上がってきても、銀座を破壊し、銀座に一発熱戦を吐き、船や電車を咥えて放り投げるのみ。銀座の人々と敷島の恐怖しか描かれておらず、戦後の「日本全体」あるいは「東京」が恐怖に陥ってるとはまるで思えない。「銀座は大変そうだね」程度にしか思えなかった。
最後に人物。登場人物全員に全く感情移入ができない。一重に、各々の人物背景が分からないがために行動の動機が見えないからだと思う。敷島はなぜそこまでゴジラ討伐に執着するのか、何処からともなく急に現れた典子(そして、どういう過去がある人物なのか背景が分からないまま退場/再登場)、佐々木蔵之介を始めとする船員や橘、民間人がゴジラ討伐にとても協力的である理由、どれも説明不足感が否めない。それが故、誰が何の為に戦っているのかぼんやりしか理解できない。
セリフにあった通り、大きい「恐竜」が暴れているから退治しようといった具合にしか感じなかった。
先が読める思った通りの展開、観ていてこちらが恥ずかしくなるセリフや大袈裟な演技も非常に残念だった。
予告が素晴らしかったために、期待値が上がり過ぎていたのかもしれない。
ノリコミッションインポッシブル
ゴジラってなんでどんなに被害出しても嫌いになれないんでしょうね? 不思議だなぁ
特にゴジラファンではないけどここ数年のゴジラ映画(GKoMとシンゴジ)は何故か足を運んでるくらいの者です
今回のもまた建物はもちろん人災もとてつもなく出るんですが、何とかしなきゃ…とは思うものの見てる側としては殺せー!駆逐しろー‼︎みたいにはならない ゴジラはそういう不思議な魅力がある 獣のような神のような 慮外の存在 なんとかお鎮め申して帰さねばならない
今回は比較的きちんと倒した描写があるものの、最後にはゴジラが一枚上手というかやっぱり消すことはできなくて ヒューッ さすが俺たちのゴジラ!!
ところでゴジラどうやって海に直立したと思います?
海中でめっちゃ立ち泳ぎしてるのか、爪先立ちでギリ立ってるのか、尻尾海底に突き刺して浮かんでるのか、尻からガスとか噴射して浮いてるのか
話の筋は嫌いじゃないんだけどちょっと説明しすぎというか ものすごくわかりやすくし過ぎてて匂わせが好きなものとしては物足りなくなってしまった
もうちょいアレは一体どういう事?!みたいな振り回され感とか 俺には分かるぜ監督あんたの言いたい事…みたいな優越感とか ワガママな人間なのでそういうのも欲しい
今作なんといってもノリコがすごい
そもそも仁義に厚い女という精神的強さに加えて、男を見る目、自立の心、状況判断力、腕力、決断力もろもろゴジラの次に強い女だった
絶対生きてると思ったよ あの電車で的確に海に飛び込む判断できて直後ゴジラの攻撃読んで旦那を庇える女だもん
超ハッピーエンドで良かったね
初ゴジラ
70周年⁉️ずいぶん歴史の有る映画なのに初めて映画館での鑑賞となりました。昭和の戦時中の人間ドラマかと思えるスタートからゴジラがどのように結び付くのか全然わかりませんでしたがあぁなるほどね…。相変わらず今の映像技術は凄いですね。ゴジラが暴れてモノがビュンビュン飛んで来る映像は圧巻でした。いつウルトラマン出て来るんだろ?なんて訳のわからんアホな事考えながら楽しく鑑賞させてもらいました。サクラさんの演技も相変わらず上手い。あの混乱の中でヒロインさん…。書くのやめときます。(笑)
佐々木さんの配役の名字がやたらと気になるんですが…。😀艦長就任おめでとうございます?😀😀😀偶然なのかなぁ…。😅
絶対、映画館で見るべきと熱弁していたうちの会社の整備部長さんありがとでした。(笑)
タイトルなし(ネタバレ)
大好評という事で早速見に行きました。
ゴジ泣きなどというバズワードなどが出ていますが・・・理解出来ませんでした。
この映画で泣ける人がいるというのがにわかに信じがたいです。
まず全てにおいて作り物感が酷くて世界観にのめりこむことが出来ず、俳優たちの酷い演技により登場人物の誰一人にも感情移入する事が出来ませんでした。
特に酷かったのが佐々木蔵之介。セリフを吐く度に興ざめしていくという・・・。
吉岡秀隆の演技も酷かった。
俳優たちの演技が酷く感じられる要因のひとつとして台本があげられると思います。
まず会話がおかしい。もしかしたら戦後当時の雰囲気を再現する為なのかもしれないが、それでも不自然で、つなげ方が悪いのか自然な会話になっていなくて、どうしても作り物を見ているという感覚が消えなくて世界に入っていけない。監督の演出なんだろうけど感情の機微・抑揚もおかしい不自然。
主人公敷島の苦悩も薄っぺらくとってつけたよう。
神風特攻から逃げた事、部隊壊滅の一因となった事。まぁそれは分かるが、あまりにもドラマ的にありきたりな理由でどうにも薄っぺらい。神木隆之介の演技や存在感によるものなのか監督の演出の仕方によるものなのか、この主人公はこんなに苦悩していますよ観客の皆さん!とアピールしてはいるのだけれど、それが「ふーん、そうなんだ」くらいにしか受け取れない。感情移入が出来ない。
とにかく主要登場人物の感情の機微や起伏もあまりにも不自然。キレたり慟哭したりなど唐突的で、いやいやそうはならんだろ・・・とどうしても冷めてしまう。
人間ドラマに重きを置いている作品だと思いますが、そのドラマがまじでチープ。
役者さん一人一人は才能ある方々だと思うけど、セリフや演出・キャラ設定などなど制作する側のセンスがチープにしてしまっているように思う。素材はいいけど料理人が悪い。
なんか邦画の悪いところがそのまま出ている感じ。
浜辺美波演じる典子が主人公敷島をビルの陰に突き飛ばして自分は爆風にかなり豪快に吹き飛ばされて消え去るシーンがあるが、それ普通に一緒に陰に飛び込めるだろくらいの感じで、それに関しても敷島のゴジラへの憎しみ設定を増加させる為のあからさまな演出感バリバリで、興ざめしてしまった。
しかも!あれだけ瓦礫とともに豪快に吹き飛んで行ったにもかかわらず最後に病院のベッドで笑顔で元気そうにしている典子!生きとんのかいワレ、不死身かよw
とにかくやる事なす事がありきたの詰め合わせで新鮮な驚きは皆無。
たぶん舞台を終戦直後の灰燼と化した東京にしてマイナスワンと付けたろ・・・と思いついた時が当監督の発想・想像力のピークだったんじゃないかな。
ゴジラに関しての見どころは復興した銀座ぶっ壊したところくらいか。
造形的にも存在感的にも暴れ方にしても他のゴジラ作品と比べて特筆するものは無い。
これならシン・ゴジラの方がまだマシかもしれない。
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