ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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子供の時に見たゴジラとおんなじくらい怖かった〰
おばちゃんは子どもの頃、夢にゴジラが出てきて追いかけられたり、遠足に行って「山の向こうからゴジラが来そうで怖いよ~」と言って笑われたりしておりました。
この映画のゴジラはその頃の怖さをマジマジと思い出し、とても怖かったです。
シン・ゴジラ見たときはそんなに怖くなかったのになぁ、なんでやろ?
お約束な展開や細かくツッコみたい所はいろいろあるけれど、あの絶望的な感じや昭和の雰囲気が懐かしく、本物のゴジラ?に久しぶりに会えた気がして満足でした。
人が人を許す…
ゴジラという「禍(わざわい)」をアリバイとしつつも、主題は、人間の苦悩を巡る物語でした。
人が罪を「感じる」「背負う」経緯は、おしなべて、人間が社会を生きているなかから紡がれます。なぜなら、社会を生きる人間は常に「善悪」に縛られるからです。一方、世界=自然は、人間の「善悪」とは無関係であり、常に、社会の外側に、厳として存在しています。
罪を背負った人間を許すことが出来るのは、本質的には、絶対者である神(人格神)以外あり得ないわけですが、神が人間の善悪を判断しない、人間とは「ねじれの位置」にある存在であるとするならば、罪を背負った人間を許す行為は原理的に困難です(そして、ここで言う神を「世界=自然」と置き換えるなら、人間存在との「ねじれの関係」は決定的です)。だからこそ、誰かが「罪人」を許してあげることが社会の中では求められるのです。
罪を背負ってしまった(と自分では思っている)「罪人」が、「贖罪」のストーリーを自身で作り上げて、自分に課した任務を遂行する…という本作のプロットですが、個人的センチメンタリズムで拭い去ることが出来る程度の「罪の意識」しか当人は持ち合わせていないのか?という疑問がわきました。設定からくる、当人が抱える「罪の意識」はもっと深く、深刻で、であればこそ、世のため・人のために自身の命を賭して、社会の外側からもたらされた禍(わざわい)を絶つ…という行動では解決不能な、「人と人との間での袋小路」に陥ってしまうようなものなのではないか?という疑問です。
世のため・人のために、自身の命を賭して禍(わざわい)を絶つ…という行動に説得力を持たせる設定は難しいですが、その動機を、史実として存在した戦争・特攻という事柄にリンクさせたのには、正直違和感を感じました。また、旧知の整備士に会うためについた「嘘」も、ちょっと理解出来ませんでした。
そして、ゴジラです。「恐怖」を感じませんでした。この世のものではない、説明不可能な、社会の外側から圧倒的な破壊をもたらす「禍(わざわい)」そのものとしての存在感が感じられませんでした。ストーリーを成立させるための、単純な「狂言回し」でしかなかった印象です。
「世界=自然」と「社会=人間」を対比させつつ、限界状況におかれた人間を通して人間の本質を描く…というプロットは、相当に丁寧な設定・台詞・描写を用意しておかないと「茶番」に終始してしまうところ、娯楽映画として「ケツをまくって」振り切ってしまった方が潔く、また、主人公の行動原理もより違和感なく描けたのではないか?と思います。そうすれば、佐々木蔵之介さんの演技も「浮く」こと無く、「昭和の怪獣映画」的なテイストに統一感をもって仕上がったのでは?とも思いました(まぁ、単純な「懐古趣味」では「しょーもない」のは確かですが…)。
というわけで、脚本はさておき、俳優陣の演技はよかったと思います。また、監督ご自身が軍艦や兵器について造詣が深いところ、海や銀座を舞台としたゴジラとの戦闘シーンには、作り手の「熱」を感じました。
最後に。劇中の台詞「偽善者ぶって…」はおかしくないですか?これって「外国人離れしている…」と同じですよね?
ゴジラ映画の金字塔
間違いなく東宝ゴジラ映画、いや・・ゴジラ映画の中でシン・ゴジラと並んで歴代1位だと思う。しかし幅広い世代から面白いと感じられるのは、ゴジラ-1.0の方だろう。今回、評価が高いのは承知の上で見に行ったが、予想を超えていた。ゴジラのテーマ曲ってこんな重厚で迫力あった?えっえっーて・・はからずもゴジラ映画で初めて涙出そうになったし・・とにかく面白かった。その理由は明白で、単に脚本が良かったし、もちろんCGも演出も良かった。今までのゴジラは(シン・ゴジラを除く)いわゆる怪獣映画で子供むけ、悪く言えば幼稚なストーリー(もちろんそれはそれでいい)なのだが、今回のやつは、大人の鑑賞にも堪えうる、例えるならハリウッドのヒューマンパニック映画のような感じで仕上げている。山崎監督の作品は好きで、ほとんど見ているが、いろんな作品のエキスを所々で感じることができる。強いて欠点を挙げるよするならば、主人公の男女が助かる設定はバレバレだった・・でも100点満点で95点です。満足。
もともとは観に行くつもりなかったのだが、好評・不評の両方が耳に入っ...
重い
期待値が高過ぎた
残念だった。
まず時代設定。戦後の日本であることがあまり意識できなかった。無から負へというキャッチコピーであるが、戦後2年が経った1947年、復興はかなり進み、人々が活気付き始めた世の中にゴジラの襲来。言うなれば、日本は既に無からプラスの方向に動いている。せっかくなら、復興もままならず、人々も絶望している戦後直後にゴジラ襲来の方が「マイナスワン」に相応しいのではないかと感じる。セリフの中で戦争や特攻といった言葉が出てくるだけで、映像から戦後の空気感はまるで感じなかった。
次にゴジラに対する恐怖が皆無。陸より海にいる時間が長すぎる。船底を突き上げて船を真っ二つにする描写や、船を追いかけるような描写、背びれだけが出て泳ぐ様子は、まるでサメパニック映画を見ているかのよう。いざ陸に上がってきても、銀座を破壊し、銀座に一発熱戦を吐き、船や電車を咥えて放り投げるのみ。銀座の人々と敷島の恐怖しか描かれておらず、戦後の「日本全体」あるいは「東京」が恐怖に陥ってるとはまるで思えない。「銀座は大変そうだね」程度にしか思えなかった。
最後に人物。登場人物全員に全く感情移入ができない。一重に、各々の人物背景が分からないがために行動の動機が見えないからだと思う。敷島はなぜそこまでゴジラ討伐に執着するのか、何処からともなく急に現れた典子(そして、どういう過去がある人物なのか背景が分からないまま退場/再登場)、佐々木蔵之介を始めとする船員や橘、民間人がゴジラ討伐にとても協力的である理由、どれも説明不足感が否めない。それが故、誰が何の為に戦っているのかぼんやりしか理解できない。
セリフにあった通り、大きい「恐竜」が暴れているから退治しようといった具合にしか感じなかった。
先が読める思った通りの展開、観ていてこちらが恥ずかしくなるセリフや大袈裟な演技も非常に残念だった。
予告が素晴らしかったために、期待値が上がり過ぎていたのかもしれない。
ノリコミッションインポッシブル
ゴジラってなんでどんなに被害出しても嫌いになれないんでしょうね? 不思議だなぁ
特にゴジラファンではないけどここ数年のゴジラ映画(GKoMとシンゴジ)は何故か足を運んでるくらいの者です
今回のもまた建物はもちろん人災もとてつもなく出るんですが、何とかしなきゃ…とは思うものの見てる側としては殺せー!駆逐しろー‼︎みたいにはならない ゴジラはそういう不思議な魅力がある 獣のような神のような 慮外の存在 なんとかお鎮め申して帰さねばならない
今回は比較的きちんと倒した描写があるものの、最後にはゴジラが一枚上手というかやっぱり消すことはできなくて ヒューッ さすが俺たちのゴジラ!!
ところでゴジラどうやって海に直立したと思います?
海中でめっちゃ立ち泳ぎしてるのか、爪先立ちでギリ立ってるのか、尻尾海底に突き刺して浮かんでるのか、尻からガスとか噴射して浮いてるのか
話の筋は嫌いじゃないんだけどちょっと説明しすぎというか ものすごくわかりやすくし過ぎてて匂わせが好きなものとしては物足りなくなってしまった
もうちょいアレは一体どういう事?!みたいな振り回され感とか 俺には分かるぜ監督あんたの言いたい事…みたいな優越感とか ワガママな人間なのでそういうのも欲しい
今作なんといってもノリコがすごい
そもそも仁義に厚い女という精神的強さに加えて、男を見る目、自立の心、状況判断力、腕力、決断力もろもろゴジラの次に強い女だった
絶対生きてると思ったよ あの電車で的確に海に飛び込む判断できて直後ゴジラの攻撃読んで旦那を庇える女だもん
超ハッピーエンドで良かったね
初ゴジラ
70周年⁉️ずいぶん歴史の有る映画なのに初めて映画館での鑑賞となりました。昭和の戦時中の人間ドラマかと思えるスタートからゴジラがどのように結び付くのか全然わかりませんでしたがあぁなるほどね…。相変わらず今の映像技術は凄いですね。ゴジラが暴れてモノがビュンビュン飛んで来る映像は圧巻でした。いつウルトラマン出て来るんだろ?なんて訳のわからんアホな事考えながら楽しく鑑賞させてもらいました。サクラさんの演技も相変わらず上手い。あの混乱の中でヒロインさん…。書くのやめときます。(笑)
佐々木さんの配役の名字がやたらと気になるんですが…。😀艦長就任おめでとうございます?😀😀😀偶然なのかなぁ…。😅
絶対、映画館で見るべきと熱弁していたうちの会社の整備部長さんありがとでした。(笑)
タイトルなし(ネタバレ)
大好評という事で早速見に行きました。
ゴジ泣きなどというバズワードなどが出ていますが・・・理解出来ませんでした。
この映画で泣ける人がいるというのがにわかに信じがたいです。
まず全てにおいて作り物感が酷くて世界観にのめりこむことが出来ず、俳優たちの酷い演技により登場人物の誰一人にも感情移入する事が出来ませんでした。
特に酷かったのが佐々木蔵之介。セリフを吐く度に興ざめしていくという・・・。
吉岡秀隆の演技も酷かった。
俳優たちの演技が酷く感じられる要因のひとつとして台本があげられると思います。
まず会話がおかしい。もしかしたら戦後当時の雰囲気を再現する為なのかもしれないが、それでも不自然で、つなげ方が悪いのか自然な会話になっていなくて、どうしても作り物を見ているという感覚が消えなくて世界に入っていけない。監督の演出なんだろうけど感情の機微・抑揚もおかしい不自然。
主人公敷島の苦悩も薄っぺらくとってつけたよう。
神風特攻から逃げた事、部隊壊滅の一因となった事。まぁそれは分かるが、あまりにもドラマ的にありきたりな理由でどうにも薄っぺらい。神木隆之介の演技や存在感によるものなのか監督の演出の仕方によるものなのか、この主人公はこんなに苦悩していますよ観客の皆さん!とアピールしてはいるのだけれど、それが「ふーん、そうなんだ」くらいにしか受け取れない。感情移入が出来ない。
とにかく主要登場人物の感情の機微や起伏もあまりにも不自然。キレたり慟哭したりなど唐突的で、いやいやそうはならんだろ・・・とどうしても冷めてしまう。
人間ドラマに重きを置いている作品だと思いますが、そのドラマがまじでチープ。
役者さん一人一人は才能ある方々だと思うけど、セリフや演出・キャラ設定などなど制作する側のセンスがチープにしてしまっているように思う。素材はいいけど料理人が悪い。
なんか邦画の悪いところがそのまま出ている感じ。
浜辺美波演じる典子が主人公敷島をビルの陰に突き飛ばして自分は爆風にかなり豪快に吹き飛ばされて消え去るシーンがあるが、それ普通に一緒に陰に飛び込めるだろくらいの感じで、それに関しても敷島のゴジラへの憎しみ設定を増加させる為のあからさまな演出感バリバリで、興ざめしてしまった。
しかも!あれだけ瓦礫とともに豪快に吹き飛んで行ったにもかかわらず最後に病院のベッドで笑顔で元気そうにしている典子!生きとんのかいワレ、不死身かよw
とにかくやる事なす事がありきたの詰め合わせで新鮮な驚きは皆無。
たぶん舞台を終戦直後の灰燼と化した東京にしてマイナスワンと付けたろ・・・と思いついた時が当監督の発想・想像力のピークだったんじゃないかな。
ゴジラに関しての見どころは復興した銀座ぶっ壊したところくらいか。
造形的にも存在感的にも暴れ方にしても他のゴジラ作品と比べて特筆するものは無い。
これならシン・ゴジラの方がまだマシかもしれない。
確かに子役すげー
シンゴジ以来のゴジラ視聴
ストーリー的にはシンゴジには劣る様に思うが
良く言えば戦後って設定で昭和映画リスタートだからあえてしてのかと思わなくもない。
ストーリーやキャラを全体を通してみると雑な面は否めないが、特攻に対する考えや答え(緊急脱出装置)、敷島自信の戦争の決着など、問題提起をきちんと回収してる点は良いと思う
肝心のゴジラですが動作や見せ方はなかなかなできで劇場で見たかいはありました。
ただゴジラ自身が目的を持って行動していなくてただ自然災害になってるのは残念、元々そういう怪獣って設定なら仕方ないですが
役者の皆さん時代の雰囲気に合ってるんだけど、神木くんだけ現代っぽい上に声が幼いので浮いてるますね、やっぱ声優の方が向いてるじゃないかな
後、子役の子、セリフこそ少ないですが感情表現が的確で素晴らしかったです。
ラストは倒したように見えたが海中深く沈みながらも再生していたので次回の1.0?があれば期待したい所です。
相模湾で屹立するゴジラははたしてカッコ良のか
体内で核融合するような怪獣にリアリティを求めても仕方ないのだが、ちゃんと泳げそうなシン・ゴジラ(第1形態?)のあとにゴジラ-1.0を見せられると「いやその体じゃ泳げないでしょう」とか「どうやって立ち泳ぎしとんねん」とか思っちゃいます。相模湾の深度は1000メートル越えるようなこと言ってたのに、それ海底に足つけて歩いてるよね?でも、トカゲみたいだったハリウッド版ゴジラなど論外だったので怪獣映画のリアリティは難しいですね。
旧帝国海軍の駆逐艦や戦闘機、戦後の街並みのリアルさは流石の山崎監督なのだが、人間は欲深いもので、そこが当たり前のように描かれてしまうと今度はストーリーや演技に目がいってしまいます。
うーん、主演の二人がストレートにパワー演技で押し切ろうとして失敗した感じかなぁ。
夜8時からのレイトショーで鑑賞。館内は信じられないくらいの高オヤジ率でした。
映画館で観ないともったいない映画!!!
ゴジラ映画の原点
ゴジラの細部の作り込みがスゴイとの評判だったので、前の方の列の中央に陣取りました。
俳優は「らんまん」で応援していた神木隆之介くんと浜辺美波さんなので鑑賞前からの私の推しポイントです。
また「どうする家康」の山田裕貴くんや「まんぷく」の安藤サクラさんなども好きな俳優さんです。
感想ですが、どうしてもシン・ゴジラと比較してしまいますよね。シン・ゴジラは社会派映画で日本の官僚社会を風刺した作品だったのに対して、-1.0はゴジラはゴジラ映画の原点に戻って、「ほら!ゴジラってデカいし、不気味だし、怖いでしょ」。終戦直後の日本人がどうやってゴジラと対峙するかって作品。
確かにゴジラのリアリティや終戦直後の日本の再現は半端ないし、純粋にゴジラ映画として楽しめる。
娯楽作品としては星5つです。もうちょっと主張があっても良いかな。。。
あと誰かも言っていたけど、ゴジラの顔がちょっと可愛い。目がね。
おっかねえ
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