ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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評判がいいので見たら本当に面白くて悔しい
今年No1決定
私は戦後に生まれ、戦争を知らないが戦前から引きずっている日本の感覚を肌で感じて今まで生きてきた。当たり前の価値観。何か煮え切らない、しかしまあ悪くもない日常を良しとし続けてきたのである。それが今日、この映画を観て終わった。長年の日本、日本人に纏わりつく呪縛をゴジラが終わらせてくれたのだ。浜辺美波の薄幸美女の美しさは昭和の大女優を彷彿させ見惚れてしまう。彼女は日本を変える巫女としての宿命を背負っているのだろう。それ故の役柄が彼女に巡って来ていると感じた。また局地戦闘機、震電は私が小中学生の頃、田宮模型から1/72モデルが出ていたがなかなか入手出来ずプラモデル屋のオッサンに入ったら連絡してくれと頼んで手に入れた程好きな戦闘機だ。それが再現され宙を舞う映像に痺れまくり、浜辺美波と震電の共演に卒倒寸前だった。そして泣いた。本当に泣いて、戦後の呪縛から私自身解放されたのだ。この映画は多くの日本人から呪いを解くだろう。素晴らしい傑作映画だった。超オススメです。
ゴジラ知能低っ!
セリフと演技が・・・
初見
ひと粒で二度おいしい作品
主要登場人物はほぼ死なない。他の登場人物はともかく、ヒロインがゴジラの光線の余波を受けたにも関わらず怪我だけで済んだことには多少の違和感を覚える。一見ハッピーエンドのためのご都合主義に思えるが、作中での吉岡秀隆の「一人も死なないことを誇りとしたい」といった台詞の通り、敢えて登場人物を殺さないような作品作りをしていると捉えることもできる。
巨大生物をテーマにした映画は、「出現→撃退→エンディングで復活を匂わせ」といった流れがほぼ定番となっているため、ストーリー展開では特色を出しづらい。本作では王道の展開を踏襲し、ところどころに往年のゴジラファンを意識した演出が組み込まれているため、純粋にゴジラシリーズとして楽しむことができる。
加えて心理描写や演出の細かさ、丁寧さで他の巨大生物系の作品との差別化が図られている。これが奏功し、同ジャンルの作品とは違った面白みも併せ持つ良作となっている。
ゴジラの咆哮がいつもと違う?
戦後復興間もない日本が、どうゴジラを倒すのか
公開日に映画館で鑑賞。前作「シン・ゴジラ」から7年。ゴジラ生誕70周年の作品とのこと。
あらすじは、太平洋戦争末期、特攻兵である主人公敷島浩一(神木隆之介)は不時着した島で謎の生物の襲撃を受け島の守備隊が全滅してしまう。戦争が終わり焼け野原となった東京に帰還した敷島は、ひょんなことから同居するようになった大石典子(浜辺美波)とその連れ子とともに、一から生活を立て直そうとしていた・・・・。そんな中、東京にゴジラが襲来し―――。ってのがざっくりとしたストーリー。
予告PVなどから「戦後復興間もない日本にゴジラが襲来」っていうのは知っていたので、レビューのタイトル通り、「そんな状態でどうやってゴジラと戦うのか」っていう疑問を胸に鑑賞。
ゴジラの作品は私の中では大きく2つのパターンがあって、モスラやキングギドラなどの怪獣や、スーパーXやメカゴジラといった超兵器が出て来てゴジラと戦う、所謂「怪獣映画」のパターンと、「シン・ゴジラ」のような怪獣や超兵器が出てこない、ヒューマンドラマみたいなのが入っている作品のパターン。本作は後者のパターン。怪獣同士のバトルを見たい方は本作はそっちの方じゃないのであしからず。
本作のストーリーは分かりやすいのだが、「特攻」や「PTSD(作中ではこう表現されていないが)」など、考えさせられる部分は多く、シン・ゴジラとはまた一味違った「ゴジラ」作品だと感じた。
個人的おススメポイントは、雪風や響といった、太平洋戦争で生き残った艦艇や実戦投入されず終戦を迎えた震電が活躍するところ。各艦艇の背景などを知っていたら、なお感情移入できるかと思う。少なくとも私には刺さりました。
面白かった!感動した!!
■ [一回目] 2023年11月10日
ゴジラシリーズは、幼き思い出で、モスラと戦うやつ?と、
映画として自主的に観たのは、シン・ゴジラぐらいなので、
ゴジラのフォルムやゴジラ映画とは、こうあるべき!
という拘りが一切ないという前提で…
素直に、映画として
いやぁ~、面白かった!!!めっちゃ、感動した!
主役のゴジラは、怖くて涙出ました。
新生丸との初対峙シーン、銀座のシーン、
パーワーアップしていく、ゴジラに、
本気で怖すぎて涙出ました。
こんなん目の前に出現したら、絶望の方が勝ってしまうんじゃないかと、
戦争で意味も無く命を奪われていくことと重なって、苦しくなって涙出てきました。
でも、典子や新生丸の仲間達や、澄子や
終戦の混乱した時代の中で互いを思いやりながら未来へ進もうとする姿に、
民間ながら、ゴジラと戦って生きようと、国の子どもたちの未来を守ろうとする、
前に進もうとする姿に勇気を貰いました。
反戦や腐敗政治批判も盛り込みつつ、人との繋がりや、
生きることの大切さなどのメッセージ性もバランス良く盛り込まれており、
ただの怪獣映画ではかったです。
令和、平成になって、時代はどんどん進化していくけど、
戦争を経験した昭和から続く、忘れてはいけない大切なこと、
監督の思いが詰め込まれた温かく力強い作品でした。
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■ [二回目] 2023年11月21日
キャスティング、演出、ストーリーなどなど
バランス良く、マイナスなく楽しめる。
新生丸の仲間は、やっぱりいいなー。
吉岡さんも、佐々木さんも、みんな上手いなー。
そして、ゴジラは、何回見ても怖いよぉ...。
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■ [三回目] 2023年11月21日
4D、IMAXときての、ドルビーアトモス♪
ゴジラの咆哮にビビり、三回めでも、やっぱり恐ろしくて涙でてくる…
「生き残ってしまった…」って言葉が辛すぎる。
だから、教授の「生きるために!」という力強い呼び掛けに涙が出た。
吉岡さんのクレイジーが少し入ったクレバーな教授が上手すぎる!
蔵之介さんの昭和の男らしさも粋で良い。
恐くて泣いて、感動して泣いて…
マイナスが見つからない、
娯楽映画として素晴らしい作品だ!
次もドルビーアトモスが良いなー♪
テーマとストーリーは良い!
一言でいうと、良かった!
戦後直後の日本が舞台ということで、暗くて凄惨なストーリーを覚悟してたんだけど(戦争映画は苦手な人間…)、気持ち良く劇場を出られた。
「ゴジラ」という長年色んな解釈や扱われ方をしてきたモチーフをどう扱うのか。
ここは一番注目して観てたんだけど、戦争で生き残った人たちへの救済の物語にしたんだなと理解した。
ここがブレずに物語が構成されてて、一つの作品としてまとまってたので観終わったあとは気持ちが良かった!
そして胸熱ポイントは、話の流れとしてはベタだったけど、第二次世界大戦の戦闘機にはなかった脱出口が、敷島さんの戦闘機につけられ、彼がちゃんとそれを使う、ここが良かったなあ。
しかし敷島さん(演・神木くん)への曇らせのオンパレードは中盤辛かったな…。立ち直りかけた彼に追い打ちをかける典子さんの喪失によるいわゆる闇落ち…。
(最終的に彼女は戻ってはくるけれど…)
憎しみの表情と叫びが印象に残っている。
そして今回のゴジラは随分人間に都合が良いというか、いいように操られてチョロすぎじゃないか?と思わなくもない…。笑
CG(VFX?)の迫力はすごかった!!
あっという間に終わりました
ゴジラ-1.0 ≧ シン・ゴジラ かも
東宝のゴジラ映画は全部見たわけではないですが、7〜8割ぐらいは見ていると思います。そんなわたしは、まだゴジラ映画を見たことのない人に「ゴジラ映画は、1954年の初代ゴジラとシン・ゴジラさえ見れば十分。あとは別に見なくてもいい」と言ってました。この映画を見るまでは。
芹沢博士のオキシジェンデストロイヤーはもちろん、まだ自衛隊すら発足してない時代に、どうやってゴジラを退治するのか(米国の熱核攻撃はなしで)、ひじょうに楽しみでした。うーん、そう来たか。吉岡秀隆、頭いいな。科学的考証の多少の不備やご都合主義には目をつぶります。だって、怪獣映画ですから。
CGになって2作目のゴジラですが、今まで見たことのないアングルから見るゴジラには怖さを感じ、興奮しました。監督はゴジラの見せ方についても研究し尽くしているのではないかと思いました。最後にちゃんとゴジラ1.0に繋げるところにも監督のゴジラ映画に対する敬意と愛情を感じました。
今回は初めてスクリーン-Xで鑑賞しましたが、大正解でした。やはり怪獣映画は大画面で見てなんぼです。
予想外の
あの腕……
前作『シン・ゴジラ』が7年前ということで、「え、そんなに前?」と変に感じたのですが、2年前には『ゴジラ vs コング』があったんですね。それぞれのストーリーがMarvelのように関連しているわけでもないので、どのゴジラが新しくてどのゴジラが古いのかよくわからなくなります。しかし逆に言えば前作までの予習を必要としないので、シリーズとして追い続けなくても鑑賞しやすいのが、ゴジラの良いところと言えるのかもしれません。
特に本作は「-1.0(マイナスワン)」ということで第一作よりも前の時代設定となっており、初めて観る方には良さそうです。しっかり第1作に繋がるように作られているようですし。
これまでになく「vs人間」の構図が強調されているようで、ヒーローとしても描かれることの多いゴジラですが、今回は完全にヒールです。
大戦直後の日本が舞台で、ストーリーは涙を誘うものだったとは思うのですが、なぜゴジラが日本(東京)をターゲットとするのか、ゴジラ退散後のラストの展開などには疑問も多かったです。
あとはゴジラの動きにやや不満。あれだけ動く尻尾を持ちながら、何、あの手?
戦後日本を描いたVFXは緻密で山﨑監督らしいなとも思えたのですが、ゴジラのあの腕の動きにはガッカリさせられました。着ぐるみっぽさがすごかったので。いや、あくまでオリジナルに忠実にした結果なのでしょうか。
ここ最近のゴジラ登場作品の中では、もうすこし何か欲しいと思ってしまう仕がりでした。
迫力
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