ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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世界と競える日本産ゴジラ。日本映画のレベルを塗り替えた作品。
私はドルビーシネマで観ましたが、怒り狂うゴジラの迫力、カメラの迫り方、世界に没入させる音響・音楽に映画館を出ても興奮が醒めませんでした!
今後、日本の映画を語る際に本作は一つの基準になってくるかと思います。
日本映画はアクションが苦手、VFX(視覚効果)技術が遅れているという印象を持つ人は少なくないと思いますが、本作はハリウッドと比べても遜色ないレベルでした。12月から北米での公開が始まりますので、その点もすぐに結果が出るでしょう
また怪獣映画でありがちなドラマに振ると怪獣パートが物足りず、怪獣にフューチャーするとドラマが適当になるというパターンですが、本作では太平洋戦争で心の傷を負った主人公(と日本)の回復と、その前に立ちはだかるゴジラの対立を丁寧に描いています。この二つは単にバランスがいいだけでなく、それぞれが互いのシーンを尖らせる相乗効果を生む奇跡のレベルだと思います。
加えて、この主人公とゴジラの対立軸は今回のゴジラを特徴づける「怖さ」にも繋がっています。ゴジラが人間を直接敵視して狙ってくる、という展開は意外と多くありません。ゴジラにとって人間は矮小すぎるからです。しかし今回のゴジラは人間を本気で襲ってきます。エイリアンやターミネーターに追われるようにゴジラに狙われるのはかなり怖いものがあります。
個人的には太平洋戦争で活躍した兵器がたくさん出てくる点も好きでした。インタビュー記事でも本作の時代設定は高雄(重巡洋艦、大和のような戦艦よりも一回り小さいが、強力な主砲を持ちつつ戦隊を率いて戦った海戦の主力の一つ)を登場させるためだったと山崎貴監督が語っていますが、そういった劇中の人・モノそれぞれに見せ場が用意されている所も熱い気持ちにさせてもらいました。
素晴らしい外交
シンゴジラが、日本の政治の風刺満載の日本人に向けたメッセージだったとすれば、こちらは、戦中戦後の日本魂を、日本人の心の中に誇らしく美化された姿で世界にアピールすることことに成功している。まるで『永遠の0』
文化の伝達者として、優秀な外交官として、映画や小説が、文化の伝達に果たす役割は大きく、捻じ曲げた姿を刷り込むことも出来れば、プラスのメッセージを伝えることも出来る。
アメリカのキングコング並みかどうか分からないけど、日本の同類映画として海外でも広い層に親しまれたテーマの下にこのメッセージを織り込んだのは秀烈。
出演している俳優陣も間違いナシ。
ゴジラ映画最高傑作
ゴジラ映画史上最高傑作なのは間違いないとして、今年観た映画の中でも一番でした。
VFXは素晴らしかったし、人間ドラマも意外と良かった。シン・ゴジラを観た時はゴジラ映画の最終型かと思いましたが、過去のゴジラ映画を踏襲しながらも、それを軽く超えて行ってます。
また観てもいい
世界観・テンポ・脚本が良かった。展開は王道っちゃ王道だったが、2時間映画に収まる内容としては◎
個人的にはゴジラの描写がもっと観たかったが、世界観、ゴジラの恐怖感を考えるとあれでちょうど良かった。
子供・大人にもオススメできる作品
邦画の現最高到達点。
初めて映画館でしっかりとゴジラをみました。
今までの歴史、キングコングとの関係性やガメラやキングギドラなどを知らなくてもとっつき易い内容でとても面白かったです。
グロいようでグロくない。そのようなところも家族連れなどが楽しめるちょうど良いが素晴らしすぎるリアリティを求めていて、もう言葉が出ません。
ぜひ見に行くべきです!!
VFXは迫力あります
ゴジラ登場シーンはさすがに迫力があり、怖いと感じました。
しかしドラマ部分が…。全体的にセリフが説明的でクサイしつまらない。
いい役者さんが揃っているのにもったいない。
ゴジラのシーンはもう一度みたいと思いますがドラマ部分をまた見るのは辛いので2回目はないかな。
最後にヒロインが生きていたのも展開が読めていたし、ヒロイン強すぎます。普通の人間なら生きていないし。
「Always三丁目の夕日」とか「STAND BY ME ドラえもん」にハマらなかった人は今作もハマらないと思います。
終戦直後の昭和感に感動しました
今年公開の沈黙の艦隊は名俳優が大勢出演していましたが、この映画は少数精鋭という感じで終戦直後の殺伐した感じと主演のふたりがとても引き立ち、ゴジラという怪物と戦うこととなる話になる前の他人同士の3人が生活していくありさまが丁寧に描かれていて、まるで昭和の映画を見ているようで、感動的でした。
特に浜辺美波さんは昭和の青春スターに匹敵する輝きがあり、ドキッとさせられました。
肝心のゴジラとの戦闘シーンも「震電」が登場とはなかなかマニアックな感じもあり、交換が持てましたが、ゴジラ自身は昭和のアタマの大きい感じとは異なり、キングギドラに近い小顔のシューッとした現代風になっていたのが対照的だったと思います。
万人向けとはこんな映画を言うのだ。
いやー、細かいところを言えばいろいろありますよ。
「テスト飛行もせずに震電に乗んなよ」とか、「あれっぽっちの人数で、ただ元海軍の人たちが集まっただけで戦艦を動かせるのかよ」とか、「そんなに簡単に艦隊同士がロープでむすべるかよ」とか、「なんでそんなに早く子供を船が寄港するタイミングで港に連れてこれるんだよ」とか・・・。
そんなことはどうでもよく、あの時の戦争を良く知る自分みたいなマニアにも、特攻を含め戦争の歴史を知らない低学年小学生の子供たちも満足するコジラ映画をつくったら、「こうなります」という見本のような作品。
戦争賛美的でなく、出ている人たちを応援したくなるし、ウルっとくるし、台詞に「そのとおり」と言いたくなるし、シナリオの勝利かな。
ただ自分的には、シン・ゴジラが数倍上の評価。
ゴジラは完全に脇役だったしね。戦後日本に厄災をもたらす要素でしかなかったのは残念。
本当の主役は「震電」。
今日、やっとゴジラー1.0を見た。後半まで見て監督の描きたいものが見えて来た。ゴジラは主役でなく狂言回しで火の鳥的存在。・・の割にはビジュアル的に神性が低い。その点矢張り庵野は凄い。特に今回のゴジラはフルCGだと思うがあれだけの巨大生物を計算上の縮図で画面上配置すると、カットによっては同じものに見えなくて、凄く違和感があった。
デフォルメが視覚的角度によって導入されてないと数値計算だけで配列された物体は、思った視覚的効果をもたらさない事が多い。その点ミケランジェロのダビデも、奈良の大仏も良く計算されている(数値計算としてのそれではなく視覚的錯覚上の計算と言う意味で)。
今回のゴジラで一番感情移入できたのは「震電」の方だ。「震電」には山崎監督もそうとうの思い入れがあるのがよく分かる。伝わってくる。今回の主人公は実はゴジラではなく震電ではないか?
ゴジラが動くものに反応…?
最新VFX技術をもってゴジラにこの躍動感を与え表現した部分については圧巻の一言。
ただゴジラの造形(腕に比して発達し過ぎた大胸筋)や神に近い存在としながらも動物的な習性を持つ部分、俳優陣の仰々しい演技と感動への誘導演出で興醒め。映画における『泣ける』至上主義はいつまで続くのか…
面白かったですよ
色々なゴジラ作品で擦られ過ぎてるのでこういう設定はアリだと思いました。ツッコミどころや酷い演技や演出とか批判的な意見もありますが単純に楽しもうと思って観た方がいいです。VFXも主演の2人も良かったですよ。
おいおいおい・・・。
タイミングがあったら観てみようということで本作を初の「ScreenX」にて鑑賞。
まず最初に一言、「ScreenXってこの程度なの?」&「これだけの料金払ってこれなの?」というのが素人の率直な感想。
というのもせっかく3面スクリーンになっているのに、常時3面映し出されているわけではなかったのだ。これはある意味で衝撃を受けた。
どうも「ここぞ!」って魅せたい場面のときだけ3面使っているような感じだった。
しかも両サイドのスクリーンに映像が映し出されるときに、両サイドのスクリーン上部に設置されてある映像を映えさせる目的のためなのか照明が少し光って館内が少し明るくなり、せっかくの没入感が半減し、雰囲気も台無し状態に。なんだこれ・・・。
おまけに正面のメインスクリーンと両サイドのスクリーンがキレイに繋がっているわけではなく、左右に2本ずつ、計4本の繫ぎ目があってこれも台無し。今の時代もっと繫ぎ目キレイに処理できる方法あったろと。
しかもメインスクリーンと映像のコントラストもメインと左右で全然異なっていた。
たまたまこの作品がこういう演出だっただけなのかはわからないが、わざわざ高い鑑賞料を払ってまでScreenXで観るべきではなかったとこの点は後悔した。
さて、前置きが長くなってしまったが、もちろん★の数に上記の点は含めていないのでそこはご安心を。
ともあれ★の数をご覧になっておわかりの通り、個人的にこの作品は再度鑑賞しようとは到底おもえないもので、レンタルが開始されても観ないとおもう。地上波で放送したときに懐かしさで観るかなといった具合。
根っからのゴジラファンでもなければ詳しくもないけれど、小学生だった頃に度々映画館に連れて行ってくれた作品がゴジラ(記憶する限り初めて劇場で観た作品がゴジラ)だったというくらいなものである。
ちなみに訳あってシン・ゴジラも当時劇場で鑑賞済。
場面は前後するかもしれないが、まず序盤の戦後貧しく厳しい環境下の中において、浜辺さん演じる役柄の女性がふとメイクばっちりになっていたのを見て「えっ・・・どういうこと?」となった。その後しばらくはメイクばっちりではなかったのに。
見間違えだったらすみません。
次に浜辺さんが電車に乗っているシーンで、やたらと電車のブレーキングが良かった点も迫力に欠けたというかもう少し急ブレーキ感をしっかり映しておいてほしかったなと。
ゴジラが都会にやってきて人々を襲うシーンで、戦車がアップになる場面があるのだけれど、CGのレベルが「これは酷い」と素人でもおもった。街並みとかは良かったとおもうんだけど。
あと街中でゴジラのビームで吹き飛ばされる直前に神木さん演じる男性を建物の間に押し飛ばして、浜辺さん演じる自分だけフレームアウトする場面も「いやいや、今の一緒に行けただろ、北斗のトキかよ!」と内心突っ込んでしまった。
しかも案の定あの凄まじい風圧やらで吹き飛ばされて生きていたどころか、その程度のケガで済むわけないだろって感じで後半に登場。萎えました。
後半、元軍人やらで集まった部隊の指揮をとっていた隊長?が終始トリオのお笑い芸人であるハ〇コのメンバーの人にしか見えなかったり。(あとで出演してたのか調べたほど)
神木さん演じる男性が最後にゴジラの口へ突っ込んだのも、やっぱりというか結局脱出して生きてるし・・・。
日本での受け狙いなのか、そういうのを好む人が多いからなのかはわからないが、個人的にはこれも萎えポイントだった。
せっかくタイトルに「-」って付けたのだから、エンタメとはいえやっぱり今作は「-」で幕を閉じてこその作品だったのではないかなと。それでこそ映えたのではないか。
リアルだったらそりゃ二人とも生きていて良かったとはおもうんだけどねぇ・・・。うーん。
後半のゴジラ退治作戦で「もうダメか・・・」→「待たせたな!」っていうお決まりのパターンもね・・・。
そして最後の最後。爆発してバラバラになって海中に沈んでいくゴジラに復活の兆し。
はい、ここもお決まりパターンで何の裏切りもなく本当にありがとうございましたと。
あれやこれやと使い古された流れがこれでもかと押し寄せてくる。
まさか続編作ろうとしている?それはないか?興行収入次第なんだろうけれど、最終どこまでいくのかはちょっと気にはなる。
個人的にシン・ゴジラのときも前評判の割にガッカリはしたけど、あれを遥かに超えてきたガッカリ感。そういった意味で本作は個人的に「-」であった。
ある意味で無事タイトル回収である。
神木さん演じる男性が瓦礫と化した都会で一人心の底から絶望に叫ぶシーンとか、ゴジラの「ニョキニョキニョキ・・・ギュイィィーーーン、ジュドーーーーン!!」のビーム&凄まじい爆発のシーンとか良いね!とおもったところはもちろんあったんだけれど、それらをかき消すレベルで作品として個人的に本作は“合わなかった”。
もっと絶望感があってほしかった。というかまったく絶望感が足りなかった。
最後に。
ここまであれやこれやと書いてきたが、決して「時間とお金を返してほしい!」などとはおもっていないということはお伝えしておきたい。
観て良かったし、ScreenXがどんなものか体験できて良かったともおもう。
そんな久しぶりのゴジラ映画でした。
オールウェイズ〜好きにはいいのかも?
評判が良さそうだったので観に行きましたが、人間ドラマがつまらなくて終始しんどかったです。
わざとらしいセリフに白々しい間合い…そもそもミリもハマらなかった朝ドラ「らんまん」の主演コンビである時点で察するべきでした。
シン・ゴジラと比べるなら、あちらの方がシュールコメディとして観られた分面白かったです。
満足です!面白かった
面白かったです!
見終わって満足でした。
ロケ地が近くにあり、それも見応えがありました。
神木隆之介
演技が上手!
ベテランの俳優さん達で安心してみることができました。
いやー面白かった!
もしかして、ゴジラいるかも!
『ゴジラ』とはエンタメ映画である
エンタメ映画として申し分ありません。ご都合主義でも良いのです。皆が既に知っているゴジラという存在の設定と終戦から戦後という時代設定の中で主人公を軸としたカタルシスをしっかり演出しています。登場人物もそれぞれの役割(メタ的視点として)を果たします。ゴジラ=厄災であり、人のエゴであり、繰り返される戦争であると連想させ、戦後の日本を平和に生きて行こうとしていた人々が自己犠牲と団結で立ち向かうという定番だが皆が好きなアツい展開も描かれます。初代ゴジラの思い出を語りながら世代を超えて親子もしくは孫と映画館に足を運んではいかがでしょうか?
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