ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
全2023件中、21~40件目を表示
IMAXと通常で2回観たけど。。。
やっぱり特撮監督が作った映画って感じ。色々とアングルがおかしい。特撮(CGを含む)ありきで撮影構図が作られているから不自然なアングルがあちこち見られる。
最たるものが震電の格納庫。普通、格納庫に飛行機はあの角度で収まってない。
整備性が悪い。一番真ん中に外に向かって配置するのがリアルだと思う。
話は悪くないけど色々とアングルが悪いせいで全体にリアルに感じない。
映画マニアからするとダメな作品。一般受けしたから次の映画が作れそうなのは良い事では
あるがもう少し勉強して映画を作って欲しい。
何度でも這い上がる姿が勇ましい
主役は人間!!!第二次世界大戦の悲劇、戦争の愚かさをを改めて思い起こす最高の一作!!!
背中が光るのがおもちゃっぽいが
SF映画にありがちな結構都合のいい展開もゴジラの迫力に圧倒されて許されてしまう
最初に島でゴジラに襲われた時に主人公と整備兵だけ生き残ったり、ゴジラが日本に向かっているというのに
理由をつけて動かない政府だったり
ゴジラが銀座に現れた時にあんな雑踏の中で典子を見つけたり
ツッコミどころ満載なのだが敷島の最後の生き様に涙してまう
修理された幻の航空機で自らの戦争に決着するつもりの敷島だったが
橘の粋な計らいで命は助かる
もう二度と戦争はアカン、特攻はアカンというのが感じれる作品だった
人の命を軽く扱ってきた政府批判もきっちり表現されてた
怪獣映画だがゴジラの迫力と役者の好演で陳腐な作品にはなっていない
次作がありそうな終わり方なので次作も期待したい
ゴジラを見上げる一人に橋爪功さんがいたような気がしたけれど見間違いやろか?
撮影現場に遊びに来てちょっと出て行くくらいのノリでカオス出演したんちゃうやろか?
昭和から令和にジャンプ
人の素晴らしさ
"もう少し戦争が続けばよかったのに"と、山田…がいうと、おとなしい神木が…、
戦争の凄惨さを改めて感じました。ゴジラのエネルギーの源?は"核"?のようで、
ゴジラの恐怖は、核兵器?と?私たちの現実世界と切り離せませんでした。
怪獣映画と思って、早送りで観ては戻し、結局、全部観て良かったと思いました。
PS.リアリティや臨場感,戦艦の様子など、どうやって作っているのか?凄すぎ。
ゴジラの破壊力がリアルで、DVDでなく映画館で観ればと後悔したくらい。
過酷な状況でも)人間の心の素晴らしさを描いてもらえた素晴らしい作品。
能登地震や豪雨を思いながら、涙しました。ありがとう~。
久々、さっと書いたけれど文章が変ですみません。感想を残したいと思いました。
想像以上のヒューマンドラマ
白組のCGは素晴らしいんだが
怪獣映画如きにストーリーを求めたり、役者の演技を求めることが酷なのか。
スタンリー・キューブリックは見えないところまでセットを作ったという。
役者に何をしなくてはならないか、何を演じざるおえないかを強制的にわからせる良いシステムだと思う。
今回、メイキングらしい映像を見ると、グリーンバックで撮影、後からCG合成のようだ。
予算がないとはいえ、これで役者に演技しろは無理だろうというか、それっぽい演技をせざるおえないだろうというか、全員下手。見ていて具合が悪くなった。
主人公は子役からのキャリアのようだが、本当に役者なのか疑問に感じた。
評点は全て白組のCGに対するもので、演技、ストーリーは評価に値しない。
時代設定が意外だった
初期のゴジラの映画を知っている年代からするとこの映画の時代設定に興味が湧いた。
そんな中、浜辺美波さんが神木隆之介を路地裏に押しやるシーンが疑問満載だった。一緒に路地裏へ逃げ込めば良いものを無理やりな演出だった気がする。
案の定物語の終盤生きていた美波さんが登場した陳腐なストーリーになった。
ゴジラがねぇ、、
期待高かったんだけど、、
ウーンなんとも言えない。
役者さんとか、脚本とか色々軽く感じて、、
いや全てが、何か。
でも、これ役者さんのせいじゃないよね
うーん、脚本?配役?監督。
もう言えばキリがない程、突っ込み所満載で
何?ゴジラって立ち泳ぎしてたの?
学者の作戦要らなくない?
飛行機に釣られて、そこまで行くなら
最初から、やれば被害ないし、
脱出装置付きの飛行機あれば
作戦それで良くない?
子供残して、お金渡してお願いします。
自分の子供じゃないから?
あの爆風で生きてるって、それは無いでしょ。
しかも放射能の雨まで降って。
なんも無いんかい。
等など、言えばキリがない程
面白かったら気にならないのかもしれないですが
私はダメだった。
ゴジラが居て。後から全部話つけて、
都合よく進めて、、
私には色々雑にみえた。
CGシーンは素晴らしいと思うだけに残念。
とても人間性が垣間見える作品でした
文句なしの傑作
初ゴジラ映画!
おもしろかった
初ゴジラ
慰霊であり、鎮魂であり、生き残ってしまった者たちの物語としてのゴジラの復活
原爆によって生み出された化け物が、なぜアメリカではなく、東京に敵意を抱くのか? 復興を遂げた日本を破壊しようとするのか?
日本人にとってゴジラはただの怪獣ではない。
台風、天変地異、疫病、戦争。
ゴジラは、様々なモチーフが埋め込まれた、複雑で奥深い存在なのだが、中でも初代ゴジラに色濃く投影されているのは、戦没者のメタファーである。
御霊信仰。天災や疫病を、怨みを持って死んだ者たちの怨霊のしわざと見なし、彼らを御霊とすることによって、鎮魂をはかろうとする日本古来からの信仰だ。平将門や菅原道真のような。
ゴジラは戦争で生き残った者たちの罪の意識(サバイバーズ・ギルド)が生み出した化け物でもある。
初代ゴジラがそういう話になっていて、そういう映画がヒットしたのは、作り手の側に、見ている側に、戦没者たちに詫びたい思いがあったからだ。
自分たちだけ生き残ってしまって申し訳ない。
幸せを手に入れて申し訳ない。
助けられなくて申し訳ない。
自分たちが幸せになればなるほど、罪の意識が募る。
故にゴジラは復興した東京を破壊する。
生き延びた人々を焼き尽くす。
これは映画の形を借りた慰霊だ。
ゴジラは贖罪なのだ。
「シン・ゴジラ」が初代ゴジラの現代版リメイクであるなら、
「G-1.0」は初代ゴジラに込められた思い、すなわちゴジラの根源に向かい合うことで生まれた、初代ゴジラそのものの再生とも言える作品になっている。
(「シン・ゴジラ」が東日本大震災のモチーフを大量に埋め込んだのは、大震災で亡くなった人たちへの慰霊に他ならない。ゴジラの根源には慰霊があり、無念の死を遂げた者たちの怒りを受け止める鎮魂の物語があるからだ。シリーズものとなった「ゴジラ」からはその要素は薄れていったが「シン・ゴジラ」はそれをすくい上げ、「G-1.0」も受け継いでいる)
主人公・敷島浩一(神木隆之介)は帰還兵だ。
自分が生き残ってしまったことへの罪の意識を拭い去ることが出来ず、幸せになることを拒絶し続ける。
自分みたいな人間は、特攻で死ぬべきだったんじゃないのか。
大戸島で死ぬべきは仲間達ではなく、自分だったんじゃないのか。
そんな悪夢に延々とうなされ続ける。
そこへゴジラが現れる。
ともに暮らしていた典子(浜辺美波)が自分をかばって死ぬ。
こんなことになるなら、夫婦になっておけばよかったんじゃないか。
そんな後悔がよぎる。
卑怯者の自分なんかが幸せになってはいけないというこだわりのせいで、結婚を避けたせいで、彼女は外に出ることを選び、それで死ぬハメになったのではないか。
そもそも自分が生きていなければ、典子は別の男と出会って、幸せになれたんじゃないか。
自分が特攻で死んでおけば。
大戸島で死んでおけば。
ぐんぐんと死に引きつけられていく浩一を、ギリギリのところで生に繋ぎ止めるのは、明子だ。
典子の残した子供だ。
血のつながりはない。
放っておけなくて助けた戦災孤児だ。
母を喪った明子を守るために、今の自分ができること。
それはゴジラを倒すことだ。
差し違えてでもゴジラを倒す。
それを止めるのは、大戸島で浩一に死においやろうとした橘宗作(青木崇高)だ。
かつて橘は浩一に、死ぬような任務を与えた。
そうしなければ全員が死ぬと考えたからだ。
恐怖に屈した浩一をかつての橘は責めた。お前のせいでみんなが死んだんだぞ、と。
その橘が、浩一が乗る戦闘機に「あるもの」を装備させる。
野田健治(吉岡秀隆)が言う。
この国は命を粗末にしすぎたと。
だから、みんなを守るための戦いにおいても、全員の生還を期さなくてはならない。
戦争で無念の死を遂げた者たちへの誓いは、自分も死ぬことではない。
二度とそういうことはしない、させないという決意であり、覚悟なのだ。
もちろん、人は死ぬ。
ゴジラは容赦なく人命を奪っていく。
だが、諦めない。
最後の最後まで生きることを諦めない。
浩一は最後にレバーを引く。
ゴジラを仕留めることを最後まで諦めず、その上で死なない道を選ぶ。
それは橘が浩一に生きろと言ったからだ。
突き詰めて言えば、浩一は橘に命を委ねたのだ。
橘が整備した戦闘機で飛ぶ。どこで死んでも償いだ。
だが橘はある装置を付けた。
死のうとするな、生きて戻れと。
最後の最後まで、戦争の清算だ。
大戸島で生き残ってしまった二人の心で、今もなお続いている戦争を終わらせるための戦いだ。
橘は浩一の生還を願い、浩一はそれに応える。
「G-1.0」はこれまでのどのゴジラよりも、日本人のための物語になっているのだが、アメリカにおいても大ヒットを飛ばした。
なぜならこれは「生存者の罪悪感(サバイバーズ・ギルド)」を描いた物語で、今もなお、ちょくちょくと戦争をするアメリカ人にとっては、80年前の物語などではなく、現代の物語になりうるからだ。
脳筋化が進み、文字通りのゴリラ路線となったハリウッドゴジラに対し、戦争帰還兵のドラマでアメリカ人を魅了した日本のゴジラ。
邦画ファンであれば「G-1.0」はそれまでの山崎監督作品の集大成であることがわかるはずだ。
戦艦描写に「アルキメデスの大戦」を。
情感描写に「三丁目の夕日」を。
他の作品を思い浮かべた人もいるだろう。アカデミー視覚効果賞の受賞理由は低予算高品質のVFXだったが、それもこれまでの白組諸作品の積み重ねがあったからだ(「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」みたいなのも全部含めてね!)。
丁寧な伏線、感情移入できるドラマ、必要最小限の構成、無駄がなく明確なストーリー。
「G-1.0」は、山崎映画の最高傑作であり、まごうことなきゴジラ映画の最高傑作である。
全2023件中、21~40件目を表示