「気になる点の多さと作戦が弱く感じあまり没入出来なかったです。」ゴジラ-1.0 しろみみさんの映画レビュー(感想・評価)
気になる点の多さと作戦が弱く感じあまり没入出来なかったです。
映像の迫力と美しさ、
俳優さん方の演技はとても良かったです。
ストーリー自体も悪くはありません。
ただ細かいところが色々と気になってしまい
満足度はボチボチといったところです。
※序盤のゴジラが襲ってきたところで人を噛みちぎらずひたすら放り投げるところ。
ゴジラの力だと例え甘噛みだとしても人間なんて簡単にちぎれてしまうと思うのですが…
飛行機をくわえた時はバキバキにしてますし、人間はソフトタッチでくわえてぶん投げるという行動の違和感。
※ワダツミ作戦の時、水深1500mほどの場所まで誘導しましたが海の中のゴジラは地面で立ってるような佇まい。ゴジラは立ち泳ぎでもしてるのでしょうか?
※ワダツミ作戦そのものが説得力が弱い。
立案者自体が成功するのが奇跡のようなものと言っていましたし
時代的にも化学の力も未発達で外国から援助もないから仕方がないけれども、敷島が特攻かけないといけない事が簡単に想像出来てしまう。
※電報届いたくだりで典子さんが生きてるんか…!と思いましたが、病院で再会した姿がケガはしているけれども美しすぎる。もっと包帯巻いてない部分の皮膚とかキズだらけで良いのでは?
物語序盤こそボロボロでしたが、登場人物全員わりとずっと小綺麗な姿なのも違和感がありました。
あとめちゃくちゃ細かいですが、
深海魚が深海魚って分かりにくかった。
なんか頭が丸い魚?口から内臓が出てる魚?と思ったら深海魚。魚に詳しくないので、分かりやすくリュウグウノツカイとか見た目がグロテスクないかにも深海魚!というビジュアルの魚が打ち上がってほしかった。
せっかくの映像美、せっかくの俳優さん方の演技力…小さな解釈違いが重なり、個人的には満足度が薄くもったいないなと思ってしまいました。