「日本のゴジラの新作が観れた!でも...」ゴジラ-1.0 ソラさんの映画レビュー(感想・評価)
日本のゴジラの新作が観れた!でも...
■演技が全体的にクサくてチープに感じる。
■露骨すぎて、先が読める展開が多い。
・電報が届いた瞬間「あ、これ浜辺美波生きてるな。」
・乗せないけど、「どうせ山田裕貴は後から来るんでしょ?」
・震電の説明を受けるときの最後の方に、青木崇高が「あと…」って言った瞬間に「脱出できるんだろうな...」
■「それ無理あるくない?」+疑問に思ったシーン。
・相模湾上陸したゴジラを震電一機で沖まで誘導。ゴジラがそこまで気にするレベル?
・銀座で電車を襲われて水に落ちて、上がって来たのに何故かゴジラの直線上でトボトボ歩いてる浜辺美波。「何してんだよ?さっき襲われたばっかだろ?なんでまた目の前に立ってゆっくり歩いてんだよ…。」
・新しい家族、守りたいものが出来たと決意した感じの割には、神木隆之介から子供に対してそこまで愛情を感じない。特に安藤サクラと子供は「電報」を受け取るためだけに居たんじゃないかと思うレベル。人間ドラマっぽく作ってるくせに、全体的にキャラクターの深掘りがないから感情移入があまり出来ない。
・どうせ来るんでしょの山田裕貴が艦隊を引き連れてくるシーン
・結局今回のゴジラは何から産まれた?
(ビキニ環礁前の序盤のT-REXゴジラは何?島古来の化け物設定ってだけでOK?)
■良いと思ったシーン
・序盤の大戸島でゴジラに襲われるシーンは、パニックモンスター映画みたいで良かった。
平成ゴジラシリーズやガメラの敵怪獣が幼体時に人間を襲うシーンのようで、
今回のゴジラは人間を襲う怖い存在と植え付けられる。
・銀座でゴジラが熱戦を放射して吹き飛ばした後に現れた「キノコ雲」と、降り注ぐ「黒い雨」が原爆投下を彷彿とさせ、その中で叫ぶ神木隆之介の絶望にたたき落とされた表情が、戦争の恐怖感を煽り、心をえぐってくる。
・ラストシーンで浜辺美波と感動の再会と思いきや、首筋に見えた放射線の影響を受けたかのような黒い影。(←違う解釈もあると思う)
ご都合主義ばっかだなと思ったけど、少し後味が悪そうな終わり方に、戦争の爪痕や愚かさを改めて最後に感じた気がした。