「−1、0すごい。。シンゴジラも斬新だったが、この作品も違う視点で新しい。」ゴジラ-1.0 ジュンヤさんの映画レビュー(感想・評価)
−1、0すごい。。シンゴジラも斬新だったが、この作品も違う視点で新しい。
7年前の「シンゴジラ」は現代でもしゴジラが出現したらどうなるか?という視点が面白かった。あたふたする総理や閣僚、あまり役に立たない専門家、あまりにもありそうな政府の対応が非常にリアルで、本当にゴジラが出現したかのように感じた。
それに対して、「−1、0」は戦後間も無くの1945年。
現代ではゴジラがどこに出現するかがわかるので、避難勧告によって住民は事前に退避しているが、1945年の世界では何の情報もなく、ゴジラは突然現れて、その足元では人々がアリのように逃げ惑う。
放射能を吐いた後、キノコ雲を背景に仁王立ちするゴジラは荒ぶる神のように見える。
シンゴジラでは災害と言われてましたが、「−1、0」で明らかに神々しく描かれている。
人間ドラマも個人的には良かった。特攻がテーマにあって、「永遠の0」を思い出した。
ここ数年、戦争時代の日本を悪者扱いばかりせず、見つめ直す作品が出てきてるのはいい事だと思う。
自分は40代で、1990年代にワクワクしながら映画館にゴジラを見に行きましたが、2023年になっても当時と遜色ない感動を与えてくれる、進化し続けるゴジラに感謝します。
コメントする