「ゴジラ映画ではあるが…」ゴジラ-1.0 ぐにゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴジラ映画ではあるが…
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作中のゴジラが登場するシーンは素晴らしいクオリティです。
意外性はないものの恐怖の象徴といった印象で大怪獣ゴジラが若干ベタながらも圧巻のCGで描かれています。
そこだけをつまみ食いするなら5点の映画でした。
問題は人間ドラマ部分にあり、これが終始一貫してチープです。
主人公は現代の価値観で戦中戦後にタイムスリップしたような言動を繰り返します。
役者全てがオーバーな演技で全編を通して安っぽく、チープなテレビドラマを見ている気分にさせられました。
また話の展開もありきたりで、よく言えば王道ですが意外性などは皆無。
ゴジラ関連の撮りたいシーン(画)が先行していて、ストーリーを後付けしたようなクオリティになっており、とにかく酷いの一言です。
戦後の混乱期なのに神木隆之介の顔が常に綺麗なあたりや、セリフの節々や喋り方が時代に則していないなど、気になる点だらけでした。
上記が1点のため、ゴジラ関連シーンの5点と相殺して3点といったところです。
ゴジラ関連シーンの迫力から劇場で観ることをギリギリおすすめします。
また今作はゴジラを禍をもたらす恐怖として描くホラータッチな作風でもあるので、お子様を連れての鑑賞はおすすめできません。
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