「まさかゴジラで泣かされるとは.....」ゴジラ-1.0 tappyさんの映画レビュー(感想・評価)
まさかゴジラで泣かされるとは.....
シン・ゴジラがゴジラ映画の頂点ではないか、と思っていたが、それとは違うアプローチで従来のゴジラ映画を超えてきた。
ひとによってはストーリーがシン・ゴジラのように難解ではないので、受け入れやすいと思う。迫力はシン・ゴジラよりあるように感じました。
ぜひとも大画面で多くの人に見て欲しい。
怖いとか凄い、という前に、絶望感しか与えてくれない強烈な凶暴さ。
戦後復興してはじめたビルの壊れ方のVFXも、破壊とか倒壊というのでなく、一瞬にして土塊に帰してしまうほどの苛烈さ。
シン・ゴジラ以上になすすべがないなか、どうやって倒すのか、と不安になるほど。
トラウマを抱えて前に踏み出せない主人公が決意を固め、有志たちが死を覚悟しながら、ゴジラに立ち向かう姿に、胸熱になり、不覚にも落涙してしまった。
ラストのつけたしは不要だったかな、とも思うけど、まぁお約束というところでしょうか。
シン・ゴジラのあとにおなじ系列のシリアスゴジラに挑戦し、及第点を余裕でクリアした山崎貴監督には賛辞をおしみません。
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