「主人公と脚本家の視野が狭い」レッドシューズ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公と脚本家の視野が狭い
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主人公は「自分が育てる」の一点張りで、周りに協力を求めることをしない。
完全な味方にしかまともな態度を取らず、由佳ですら少し厳しい正論を言われただけで撥ね除ける。
安くないお金を払って風俗店に入った会長が不憫。
クビや勾留に関する流れも無理筋で、悪役の描き方も短絡的。
わざとらしく記事の切り抜きファイルが置いてあったり、試合のTVを見てたり。
自宅やジムならまだしも、たまたま記者会見場に辿り着き、船まで使って試合会場へ行く園児。
「ママ」の一言で即刻「真奈美選手(なぜ名前呼び?)の娘」と認識する入口スタッフ。
試合にも負け、何も好転してないのに笑顔で去る義母。
意味がわかりません。
タイトルの『レッドシューズ』も活かされず。
骨折後荒れるのも悪印象しかなく、だったらそこで会長に頼るという成長を描きつつ「左で勝負」でよかったのでは。
娘や義母に試合を見せたいなら、会長の説得に絆されて義母が連れていけばいい。
シンプルでよい所で余計なことをし過ぎでは。
試合シーンは、全身カットで腰が入ってないことが多かったが、スピード感もあり悪くない。
演技は朝比奈彩も良かったが、市原隼人が素晴らしい。(モブはザルでしたが)
良かったのはそのくらいかな。。
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