「顔ちっちゃい選手権」レッドシューズ カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
顔ちっちゃい選手権
シングルマザー応援歌。
娘の親権を争う母親と祖母。
そして、母親の弁護をする女性弁護士(佐々木希)の母親もまたシングルマザー。
義母(松下由樹)の母親もシングルマザーだった。
シングルマザー三つ巴合戦。
それぞれが本気。
甲乙なんかつけられない。
復帰戦勝利したものの中手骨にヒビ。
酒を煽りながら見る思い出のビデオ。
ギブスを外してジムに入る。
それをすぐに見破る市原隼人。
なんで半年なのよ。
無茶だよ。
バカ!
そこで秘策のサウスポー練習。
成功してくれ~~~~
レッドシューズは世界タイトル戦を目前にしながら、交通事故で死んだ父親の形見。
娘に赤いスニーカーを買ってあげたいが食費もままならない。
廃棄コンビニ弁当をマナ娘のために忍んで持って帰る真名美。
素直なマナちゃんがいじらしくて、いじらしくて。
パワハラ全開の弁当屋の店長にいじめられている同僚のために抗議すると即クビ。
老人介護施設では横暴な入居者(せんだみつお)のお尻触り攻撃に耐え、先輩(観月ありさ)を庇って、傷害容疑で拘置されてしまい、裁判係争は圧倒的不利に。
せんだみつおがめっちゃ元気そうで、
うんと憎たらしい。
朝比奈彩、佐々木希、市原隼人。
みんな顔ちっちゃい。
カッコいい。かっこよすぎる。
朝比奈彩がロードワークで、ミット打ちで漏らす喘ぎ声に市原隼人の渋い声が重なる。
「気持ちいいか?」
思わずオイラは答える。
「気持ちいいです」
最後は瞼が熱くなり、泣いた。
亀田七海の名前がクレジットに。
ケイコ目を澄ませての松浦慎一郎がボクシング指導。
試合場面はVFX加工によりリアリティーには乏しいが、これはシングルマザーの三つ巴合戦のヒューマンドラマだからそんなの関係ねぇ。
と、思いました。