ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのレビュー・感想・評価
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待望の続編ではあるが、スケール・ダウン感は否めない
前作同様、女子2人のゆる〜い日常とキレッキレのアクションのギャップを楽しめるし、「ジョン・ウィック」のような殺し屋協会の設定も活かされている。
ただし、今回の敵は、どう見ても格下のアルバイトで、前作と比べると見劣りがするし、ラストのガン・ファイトと近接格闘戦は、さすがに見応えがあるものの、相手がいきなり強くなったという違和感は拭えない。
主人公が謹慎処分を受けている間の、一般社会への不適合ぶりにしても、グダグダ感が強すぎて、弾けた感じが物足りない。
せっかく続編を作るのなら、回を追うごとにスケール・アップしている「ジョン・ウィック」を見倣ってもらいたかったと思うのである。
それから、人を殺すことに対して何の躊躇も葛藤もないドライさこそが、このシリーズの魅力ではあるのだが、ラストの兄弟への仕打ちについては、疑問を感じざるを得なかった。
せっかく良い味の出ていたキャラクターだっただけに、今後も活用する手があったのではないかと、少しもったいない気がするのである。
素晴らしい続編!
ややスケールは小さくなったが
ほぼほぼ前作を見た方向けなので注意です。
今年95本目(合計747本目/今月(2023年3月度)30本目)。
いわゆる有休消化デーで今日はこちらも含めて4作品見ました。
こちらの作品、もともとはいわゆるミニシアターを中心にコアな熱狂的なファンが生まれ、それから2作目(本作品)ができたという経緯があるので、大阪市内でもそこそこ大手のいわゆるシネコンでも扱われています。
タイトルにも書きましたが、パンフレットを「事前に」購入すれば別ですが、ほぼ前作の視聴が前提になっているので要注意です。権利等の問題もあるのかもしれませんが、前作も復刻上映があればよかったのに…というところです。
前作はアクション性が強めでしたが、今作(2作目)ではカルチャーシーンが比較的多いです。前作もありましたが、実に他分野にいわゆるサブカル文化の知識(実在する他映画のことや、日本の一般的な遊戯など。ネタバレ回避)などがわからないと厳しいところはあります。
一方で前作品で概ね高評価だったもののいくつかマイナス点で多くの方があげられていた、「何を言っているのか早口に過ぎて理解が難しい」(だから、前作は何度も上映されたし、最後にはいわゆるバリアフリー上映でもないのに日本語字幕版がいくつかのミニシアターで上映されたという事情もあります)というのはないところです。
先にも書きましたが、本作品「単体」でも見ることはできますが、理解度は6割程度になってしまい、前作品を見ているかネット上での評価を前提にしているところがあるので注意が必要です。
評価に関しては以下のようにしています。4.7を切り下げ4.5の扱いです。
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(減点0.3/エンディングロールの配慮が足りない)
・ 前作品はもともと、(当時では)あまり知られていない監督さんでもあったし、出演者もあまり知られていない事情は「確かに」ありました(その程度は個人差あり?)。本作品もこの傾向が強く、本作品がほぼ1回目のでデビュー作や、事実上のデビュー作(およそ5回目くらいまで)の方もかなりいます。そしてこのように「スマッシュヒットして多くの方が見たこと」から、その監督さんや登場人物の方のファンになった方も多いと思います。
ただこの映画、エンディングロールが、ディズニー映画でもないのに極端に早回しで、日本人でも全部を追いかけるのが無理で、「この人気になったけど、(俳優としての)名前何だろう?メモっておこう」と思っても難しいのが確かです(映画館トラブルかと思ったくらい)。ただこれは、エンディングロールが終わったあとのいわゆる「お楽しみ枠」が3~5分ほどあるという事情で、それが後から足されたのか何かは不明ですが、そのような事情があるのか、エンディングロールがとにかく超高速のため、「この人誰かな、応援しようかな」と思うと事実上のパンフレット購入が強制されてしまう、という部分は確かにあります(この点は旧作にはなかった)。
この点をどうとらえるかは難しいものの、旧作(無印版ベイビー~)から「この方応援しようかな」と思った方も、本作品で新規登場しているキャラクタもいますが、それもおいかけるのが難しく(前作はエンディングロールがゆっくりだったので、確認ができた)、ちょっとこの点配慮が足りないかな…というところです(初出演やそれに準じる(~5回目くらいまで)の方を応援しよう、という趣旨を没却してしまう)。
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最高だが
今回も最高です!
【キレッキレのガンアクション&接近格闘戦と、ユルーイ会話のギャップを楽しむ作品パート2。新たなる殺し屋兄弟も良い味を出しています。】
- 序盤のユルーイ展開が、ずっと続くので、"アレレ、大丈夫かな?"と思ったが、ちさと(高石あかり)とまひろ(伊澤沙織)の座を狙う下請け殺し屋の、ゆうり(丞威)とまこと(濱田龍臣)兄弟が、彼女達を付け狙う辺りから、漸く物語は面白くなる。ヤレヤレ・・。-
◆感想
・前作に引き続き、今作品に登場する殺し屋は皆、社会不適合者である。
- 勿論、ちさともまひろも。-
・だが、そんな彼女達が殺しのミッションを受けると表情は引き締まり、キレッキレのアクションで、ターゲットを仕留めるギャップが面白いのである。
<特に、今作品で光っていたのは、下請けで殺し屋稼業をしているゆうりとまことの殺し屋兄弟である。特に兄を演じた丞威と伊澤沙織との、ラストの接近格闘戦は見応えがあった。
" ベイビーわるきゅーれ"シリーズの意義は、今まで裏方だったアクション俳優を表舞台に出した事だと思う。
前作と今作品でキレッキレのアクションを披露する伊澤沙織さんや、今作品で言えば丞威さんである。
失礼な言い方かもしれないが、お二人が見栄えある容姿である事も大きいと思う。
私としては、今作品で見事なアクションを見せてくれた丞威さんの今後の更なる活躍を期待したいと思った作品でもある。>
相変わらずのイチャイチャケンカ(笑)
前作の関係性そのままに、しかも二人はずっと食べてます(笑)
殺し屋に殺し屋が狙われるって物語はすでに有るかも分かりませんが、動機が「殺し屋協会に入るため」って斬新…そもそも当たり前に殺し屋協会が存在してるって時点で笑えるんですが(笑)
圧倒的にカッコ良く激しいアクションとは想像もつかない二人のグダグダでクスクス笑えるグダグダな私生活。
これからも末永く続いて欲しいです。
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