ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのレビュー・感想・評価
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最高峰のアクションバトル
いつの間にか続編が製作されいつの間にか公開されてた「ベイビーわるきゅーれ」の続編。
映画秘宝が廃刊になってこの手の情報に全然疎くなってしまった。悲しいかぎりだ。
主演は前作同様、高石あかり(かわいい)と伊澤彩織(かわいい)の二人。
伊澤彩織さんの方はアクション指導も兼任されてるとの事で驚くばかりだ。
さてこのサイトはお手軽に予告編が観れるのが実に有り難いのだが、予告編だとまるでアクション活劇の様だが騙されてはいけない。映画の大半は前作同様バイトと無駄話のゆる~い展開です。このテンポを好きになれるかどうかが評価の分かれるところでしょう。
で、その予告編を観てビックリしたのは丞威さんが出てる!ってところだった。
正直前作も人を選ぶ出来だったので劇場で観るか迷うところだったのだが、彼が出ているならばと劇場へ。いや~大正解だった。
丞威さんもこんなにセリフの多い役初めてなのでは。というかほぼ主演です。実際応援したくなる実に良いキャラだった。
この映画のラストバトルはそんな超の付く一流同士だからこそ演じられる、間違い無く現時点の邦画最高峰です。この小さな映画が。(日本映画界、これでいいのか?)
ミシェル・ヨー姐さんがアカデミー賞采ったばかりだが、考えてみると日本のトップ女優である綾瀬はるかさんも長澤まさみさん(サソリオーグ)も意外とアクション作品の出演は多い。昔はチャンバラが俳優の必須科目だったが、女優ならアクション出来て当たり前なんて時代が来てるのかもしれない。
てことで、強い女性に目が無いって方と、「シン・仮面ライダー」のクライマックスに不満があるという方に、
オススメ。
面白かった。
ユルっと
前作は見ていない。
話題には上っといて見逃したのを残念に思っていたので今作は必ずと思ってた。
前作と同じようなテイストなんだったとしたら今作は見ようとは思わなかったのかもしれない…。
構成としてはありなのだと思う。
ユルっとした前半。
途中に挟まれるシャキッとしたアクション。
そして、キッチリ締めてくれるラスト。
なのだが…この前半を楽しめるかどうかなのだと思う。俺はダメな人だった。
殺し屋の日常みたいな事で、まぁまぁダメな2人を愛でられるかどうか。
とりとめもない話をクスクスと笑えるかどうか。
特に物語の枠を意識させない構図ではあったものの…どうにも興味をそそられない。
ちゃんと前作を観てから行けば良かった。
こういうものだと、新鮮な挑戦的であったろう前作を見てから行けば良かったと後悔する。
アクションの偏差値は高い。
役者陣のスキルは大したものだ。
4つ巴になったりするのかなと思ってたのだけど、そこは潔く動ける2人の独壇場であった。
金髪の女の子の、普段と殺しとの表情の差が、本作の要でもあるんだろうなぁ。
前半の話題が面白かったのなら全然違ったのだろうな。つまりは、その前半にハマった人には楽しくてたまらないと思われる。
けっこうよかった
インディーズの殺し屋兄弟が登場し、主人公たちと戦う。気持ちのいい二人だった。お兄ちゃんとまひろの格闘が、同じ流派の同門対決のような似た技と動きとリズムの応酬に感じる。
本当は怖い「殺し屋」の世界
冒頭、まひろとちさとは溜まりに溜まったジムの年会費と殺し屋協会の保険費を払い込むべく銀行へ駆け込むのだが、そこで折悪く強盗の襲撃に遭う。午後3時のデッドラインを死守すべく二人は銀行強盗をノックアウトするものの、それが仇となり数か月間の謹慎処分を受けてしまう。加えてデッドラインもオーバー。
法外な違約金を払い終えた二人は仕事も資産も失った生活困窮者へと落ちぶれる。かつてコンビニで値段も気にせず好きなものを買っていた日々は遠のき、パックご飯の上に豆苗とシーチキンと卵をそのままぶっかける「アンチ丁寧な暮らし」をひたすら耐え忍ぶ。ややもするとちさとはバイト先の商店街の一角で行われる賭け将棋に狂いはじめ、一発逆転の虚妄にその日の収入をすべて奪われる。終いには乱闘の咎でバイトまでクビになる始末だ。
とはいえ最終的に二人は殺し屋家業に復帰できる。しかしそれというのも身内を狙撃された特殊清掃員が協会規約の穴を突いた殺害依頼をまひろとちさとに出したからであり、さまざまな偶然が重ならなかったならば二人は謹慎が解けるまで極貧に喘いでいたに違いない。
さて、「殺し屋」なる仕事にまつわる、運否天賦で乱高下する収入、完全クライアント依存のビジネスモデル、自己責任論の瀰漫、従事者の社会適応能力の低さ、同業者間の連帯の希薄さといった諸特徴は、我々の現実世界における風俗業を想起させる。そこでは従事者たちは主体性をほとんど完全に去勢され、自己判断による業務の遂行に対しては罰金や謹慎といったペナルティが課される。もちろん謹慎中のケア等はなく、元来社会適応能力の低い彼らは経済的窮地に立たされる。にもかかわらず協会の人々は彼らに一切手を差し伸べようとしない。あまつさえ「自己責任だから」と開き直りすらする。
ここまでは1作目でも描かれていたことだが、本作ではさらに「殺し屋」稼業の厳しいリアリズムが書き足されている。ゆうりとまことの兄弟は、まひろとちさと同様に二人三脚で「殺し屋」として活動しているが、その暮らし向きは芳しくない。彼らは両国の下総屋食堂(実在の東京都指定民生食堂。マジで安い)で一番安い定食を食べながらいつかビッグな「殺し屋」となる日を夢見る。実力も申し分ない彼らがなぜ困窮しているかといえば、彼らが非正規雇用のバイトスタッフに過ぎないからだ。ゆえに彼らの不満とルサンチマンの矛先は正規雇用のまひろとちさとに向けられる。「殺し屋」バイトの間で「正規雇用の『殺し屋』を抹殺すれば雇用枠が空く」という噂が流布していたからだ。
こうして本作における対立構造は正規雇用VS非正規雇用という階級闘争の様相を呈する。しかし皮肉なことに、銃撃を交えれば交えるほどに両者の間に蟠る不和は緩解していく。最終決戦の廃墟にて、彼らはそれぞれ別の遮蔽物の後ろに立て籠もりながら「もしかしたらアイツらといい仲間になれてたかもしれない」と呟く。最後はまひろがゆうりを下し決着が着くのだが、まひろは即座にゆうりを射殺せず、彼の正面に座り込む。すると負傷で戦線離脱していたちさととまこともやってくる。4人は試合を終えた後の友人のようにしばしの談笑に耽る。不和は今や完全に払拭され、友情のようなものが空間に萌す。しかしほどなくゆうりとまことが床に大の字で寝転ぶ。「今度は絶対勝とうな」と互いを鼓舞し合いながら。まひろとちさとは銃を持って立ち上がり、無言で彼らを射殺する。
最後の瞬間まで「殺し屋」というロールに殉じる4人の美学に酔いしれるとともに、彼らの意思とは無関係に否応なく引き金を引かせる殺し屋協会の圧力の強大さに無力感を覚える、なんともアンビバレンツな味わいのあるラストカットだ。
さて、この無力感というやつは、我々Z世代にとっては馴染みの深い、というか物心のつく頃から今に至るまで骨身にまで染み込んだ世界認識であるように思う。今や個人と社会の間にインタラクティブな関係性は決して成立しない。どれだけ声高に何かを叫んでも日本経済は30年前から停滞状態にあるし、僅かばかりの個々人の連帯も先のコロナ禍が軒並み更地に戻してしまった。ゆえに人々は自分の手が届く範囲にあるささやかな幸福を守ることに腐心する。ライバルとの死闘を演じた後で本シリーズが必ずまひろとちさとが部屋の中で駄弁るシーンで終幕するのは、そうすることだけが自分たちの存在をこの世界にどうにか定立させるための唯一の手立てだからに他ならない。彼らは部屋に閉じこもってささやかな幸福を確認し合うからこそ、「殺し屋」なる不条理な仕事を続けていくことができる。まるでサッチャイズムの圧力に背を向けコインランドリーの奥の部屋でいつまでもくだらない児戯に興じ続ける『マイ・ビューティフル・ランドレット』のジョニーとオマルのように。
とまあ裏目読み的な感想はこのあたりにしといて、本作はまず第一に抱腹絶倒のギャグ・コメディなのだからそこについて言及しておかなければならない。
下町人情キラキラ橘商店街(これも曳舟に実在)のジジイがありえないぐらいサブカルに精通しているシーンはマジで笑った。サブカルをバカにしているサブカルにとって『花束みたいな恋をした』をどうおちょくるかというのは今世紀最大の難題の一つだが、これに対する現状最も痛快な答案がこれなんじゃないかと思う。一つたりとも罵言を用いることなく作品のイメージを落とす。それでいて逆にちょっと見てみたくなってきたな...という気にさせる。この塩梅はすごい。少なくとも俺はこの先20年はジャックパーセルを履かないことを心に決めた。
田坂のウザい上司ぶりにも磨きがかかっていて嬉しかった。ウザさ9割愛嬌1割の配分が絶妙だ。宮内の可愛い女特有の全能感が言動の節々に滲み出ちゃう感じもいい。須佐野の人畜無害なようでいて酷薄な性格も相変わらずだ。てか田坂のColumbiaといい宮内のTHE NORTH FACEといい特殊清掃班は外資系のアウトドアブランド着ないといけない決まりでもあるんだろうか。
貧乏生活パートで差し込まれるまひろとちさとの貧乏飯作りのカットは明らかにYouTubeショートかTikTokでよく見る料理動画のフォーマットを範型としているのだが、その結果できあがった飯が「パックご飯に豆苗とシーチキンと卵をそのまま乗せたもの」というのがあまりにも酷すぎて笑える。卵をそのままパックご飯に乗せるというのは実際マジで生活と精神が終わってないとできない。「白身がこぼれるかも」「皿に移したほうがいいかも」といった真っ当な懸念を空腹と怠慢が押しのけたときにだけ成立する終わりの食べ物が「卵かけパックご飯」なのだ。
あと散々台東区、墨田区あたりの下町エリアに撮影場所を限っておきながら最終決戦の舞台だけはどっかの地方都市の寂れた廃墟なのも面白かった。下総屋食堂からどんだけ走ったんだよお前ら...
表層的な面白さといい内在する社会問題性といいどこを取っても申し分ない傑作だった。マジで3でも4でもいくらでも続編撮ってほしい。
前作が衝撃的過ぎた?
キレっキレのアクションとゆるだるな日常の落差が魅力の本シリーズ。
ただ、最序盤からトップギアのアクションを魅せてくれた前作に比べ、本作はアクションまでも全体的にやや間延び気味な印象。
相手が素人(強盗)だったり格下(バイト)だったり、プロという設定の主人公コンビなら瞬殺してナンボでしょう…
実際前作ではそういった相手はほぼ瞬殺していて、長回しはここぞという強敵相手のみだったのに。
日常シーンにしても、一般人には極めて常識的な人しかおらず、それゆえに殺しが普通にあることとのギャップが面白かった前作に比べ、本作は日常シーンでも変な人がやたら出てくるので、落差が弱まってしまいました。残念。
とはいえ、殺し屋が日常一般に溶け込んでいる独特の世界観や、主人公コンビのほんのり百合っぽい絆なんかはやっぱり好きなので、多分やるであろう3作目で挽回してほしいなぁ。
こんなアホの子だったっけ・・・?
ワガママ
映画としての面白さやスケールは前回同様ながら、様々な技術力はランクアップしていて安心感もあった。前作のグリーンなんちゃらに比較すると格段とも言える。主役二人、伊澤彩織の体技も高石あかりの喋りも前作よりわかりやすく発露。逆に一般映画に近づく寂しさもあったりして我ながらワガママなファンだ。
一点、冒頭の男二人がアパートに押し込む下りの軽さが、最近多発している素人バイトを使った強盗事件の奴らもこんなふうなのかな?などと思い出してしまい、世界観が違うと理解しながらも個人的にはちょっと参った。
ひとことReview!
実によくデキたB級アクション・コメディ。ツッコミ所満載のキャラクター達のトークと、アクション・シーンは秀逸。緩急のつけ方が見事。前作を劇場で観なかった事を後悔。この調子ならシリーズ化してもおかしくない。大手はコレを観て「面白い映画作り」を再考して欲しい。
アクションはピカイチ
ノールック新規
なんだコレ?
2ベイビー? 2??
前作とか知らんし原作有るのか無いのかも知らん。
そんな名前のアニメだか、漫画だかが有ったような無かったような。
知らんけどポスターすら見ずにレイトショーへゴー!
ん?なんだコレ?思ってたのと全然違うし、思ってたよりクソ面白かったぞ!
低予算、小規模を逆手に取ってか、小劇場のような、立ち話のような長回し掛け合い芝居が持ち味なのか?
手軽なエンタメ見に来た人は呆気にとられるかもだけど、この掛け合いに何か有るんじゃ無いのか?と、真面目に見てると絵作りの隅々がリテラシーをくすぐって来る。
何で彼女たちの部屋にセガマーク3のスペースハリアーが有るんだ?
商店街で新しい学校のリーダーズが歌っているぞ!
溺れるナイフと花恋の話しを始めるなw!
定食屋の麦茶コップ懐かしいなおい!
ラストアクションシーン一点の魅力に賭けたのだろうが、気に入ったのはコッチ!そこまでの日常シーンに面白さ詰まってたぞ。
やってる役者は楽しかっただろなー。
こんな映画他に無いもん。
ても、主人公負けて殺されちゃったけど大丈夫?
いや、そっちのが主人公やったんか!!!!!!
はい、これが飛び込み新規ですよ。
リテラシーとかやかましいわwwwww
ゆるさをもう少し抑えても良かった気がする
このユルさよ♪
ギャップ萌え
前作が凄過ぎた。
大ファンだから敢えて
ごめんやけど、やっぱ、1が良すぎた。
続編を懇願し、発表された時は飛び上がって喜びました。ということで今回は公開初日に観に行きました。
超至近距離での銃撃戦のシーンなど見どころはある。
だらだらトークのビジュも最高だ。名の知れた俳優の参加。だがしかしどうしても比較してしまうのです。
1と。
この作品の最大の魅力である日常の中に潜む普通の女子高生(現フリーター)が普通に生活してて、でもたった一つ、彼女たちは殺し屋だったのです。つって依頼されたら知らないおっさんも殺しちゃって電話で「あとよろしくおなしゃす」っていうのが良かったと思うんです。バイト感覚というか仕事をこなす感じがドライで、、、。でも今作は、実際に帰ってきた2人が殺しを行うシーンがすんごい少ない。それは規則の縛りがあるゆえですが、ならば縛られる前にパンパンやっといてくれ。パート1のインサートで処理しないでくれって。
そこでめちゃくちゃフラストレーションたまる。
若い兄ちゃんバディがやったところでこちらが見たいのはそこではない。貯めておいて、最後どかーん!とアクションなはずですが、そこも今一つカタルシスがなかったです。
そもそも非現実的な話だから、設定には突っ込まないですが、お話の作りとして無理があるシーンが目につきました。
人目のある食堂で簡単に撃ったのに、いざタイマンで向かい合ってるのにすぐ撃たない。そんな隙がないようには見えない。絵的にはいいのかもしれないが必然性がない。玉当たらなすぎはまぁいいとして至近距離だけにわざと外してる感が。接触がない分、少しはカスってくれ。あと男子同級生2人が具体的になんで強くなったかわからない。こんだけやってるのに金稼げないとなかだから上行きたいとかがちゃんと描かれればよいのですが、そんな数こなしてたっけ?斡旋してくれてるおじさんが死んで死を意識して強くなったんですかね?一回捕まって強くなったのですかね?実戦積んでなんぼでは?ロッキーだってめちゃトレーニングしないといい勝負できなかったのになんでなんでしょ。ジムに全然行かなかった怠慢女子vs元体育会系バリバリ鍛えてる男子っていう構図を作って、そこまでやってのし上がりたいと思う彼らがいて始めてに共感生まれ、それがあってこそのラストシーンの切なさなのにあんま共感できないからそれほど響かないのよ。ちさととまひろも手を合わせてみてコイツらかなり努力したなって感じて、ちょっとだけジム行かなかってこと後悔したりして、それゆえ生まれるこの男子2人への感情。だと思うのですが憎いのか好きなのか共感なのかよく分からん。男子2人の年齢がわからないのも難点でした。
細かな感情の動きを表情や態度やセリフやストーリーで見せてくれないとついていけません。
初恋?恋愛に行くかと思いきやとか、この映画だからこそできる2なりの展開は考えられていたと思うのですが、この映画の根っこの部分、あの二人がパンパン殺してめちゃ強いと思われる相手に挑んでなんぼなのでは?渡辺哲は転職した元ラスボスみたいな展開に期待しちゃいましたよ。今回はスピンオフなんすかね?
あとは殺し屋の世界は作業分担で効率化されててってところが面白いポイントなのですが、その世界の規約のセリフくらいで1にはない新たな役職など目で見る驚きがない。(闇殺し屋、清掃員の部下だけでは弱いよ)。新しい学校のリーダーズもなんかの役職に就くとか違う出方できなかったのかな。ぬるいシーンで出てくるから余計に無駄感があってもう80年代B級映画のそれでした。
数年待って勝手に期待しちゃったのが悪かった。
ジョンウィック4に伊澤沙織さんはアクションで出るそうなので、今年はそちらに期待します。
是非ともシリーズ化して欲しい
中井友望ちゃんも撃ち抜く!
実質実写版「リコリス・リコイル」の続編は、アクションの強化をより求める「ザ・ファブル」というよりも、キャラクターや世界観の理解を前提により緩い会話劇を繰り広げつつ、緩急のようにガンフーはしっかりと見せてくれる、正当なアップロードがなされていた。より過激なアクションを求める層とは満足度が変わってくると思うけど、自分はこっちの方が好きかな。
謹慎を言い渡されつつも、ちゃんと護ってくれる人がいることの尊さ。主人公二人もちゃんと感じているのが良かった。
敵、特に今回のラスボス的な役回りの二人が強すぎず弱すぎずなのも、さらなる続編を期待させる。
前作を見てなくても楽しめると思うけど、見てたほうが絶対楽しい。それよりも「花束みたいな恋をした」を見ていた方がもっと楽しい。渡辺哲の贅沢な使い方。
中井友望ちゃんがちゃんとコメディーも行けそうな気配を出してくれたのが良かった。それこそ緩急。
主演二人の絆がグッと深まっているのが伝わるが、滑舌は改善してほしいのは前作同様。着ぐるみ時は特に聞き取りにくかった。
じゃないだろう
前作が大好きすぎるので、期待値は結構上がりましたが、十分楽しめる1本になっていました。ゆるゆるっと、時々ギラっと、グロさは控えめに、テンポもダルダルっと。
まずアクションはやはり素晴らしかったです。狭いアパートの一室でのアクション、郵便局のオフィスを用いた高速アクション、着ぐるみ着ながらガチバトル、いかにもな車の廃棄場での2vs2バトル、まひろvsゆうりのアクション俳優たちのガチバトルの見応えが最高でした。
なんつー身体能力してんだって1秒ごとに思いました。
前作は集団戦かつフィールドも豊かで、ボスも強くてで、それを超えるものを期待していたのですが、今回はややスケールダウン、こじんまりとした戦いが繰り広げられてのは少し残念でした。集団を薙ぎ倒していくちさととまひろが見たかっただけに。ゆうりがあそこまで戦えるのも、そこまでの過程を見ていたらそうは思えなかったので、序盤のチンピラたちを圧倒的パワーでぶっ倒してくれたら良かったなとも。
殺し屋の裏事情を堪能できるのもこの作品の魅力で、依頼以外の殺しや面倒ごとを起こすと謹慎させられますし、謹慎中でも依頼が舞い込めば殺しを実行できますし、殺し屋のルールが決められた物も配られますし、掃除屋は死体の状況とかを事細かく記さないといけませんし、前作よりも殺し屋というものの魅力をグッと押し上げてくれた気がしました。
なんといってもちさととまひろのグダグダダルダルゆるゆるな会話劇がやっぱり面白いです。登場人物が魅力的というのは最低限あって欲しいものなのですが、前作であった魅力をパワーアップさせて2ベイビーに降臨させてくれた事に感謝感謝です。リコリス・リコイルのOPのオマージュもあり、蹴りがマジなので痛そうでした笑
殺し屋協会にいる須佐野さん、掃除屋の田坂さんと宮内さん、殺し屋アルバイトの神村兄弟と、新旧キャラどれも個性が詰め込まれていて、キャラムービーとしても面白さは洗練されていました。
前作よりも上映時間が少し伸びたのもあって、会話シーンや節々のシーンのテンポは悪くなっていたかなと思います。このゆるさは好きなんですけど、ちょっとくどかったなとも思いました。
それでも続編としてしっかり作られていながら、阪本ワールドは全くぶれずで安心しました。3作目にも期待してますし、5年後くらいには阪本殺し屋ユニバースが完成しそうでワクワクしています。今年中にもう1本新作あるかな…?楽しみにしています。
鑑賞日 3/28
鑑賞時間 13:25〜15:20
座席
全179件中、121~140件目を表示
















