ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのレビュー・感想・評価
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より笑いに振り切った良作
一作目より笑いに振り切ったなぁというのが、率直な感想。爆笑したり、ニヤニヤしたりしながら、素直に楽しめた。
仕事と生活が相変わらず取り上げられているが、リアリティより2人のユルさに共感したり呆れさせたりするような流れで、エンタメ映画としてやってみたいことはガッツリやるぞという気概のようなものを感じた。
中でも、「花束みたいな恋をした」があんなにフィーチャーされるとは。たっぷり尺が取られていて、大爆笑した。
まあ、みんな語りたくなる映画だし、自分も語りたいが、相手に関係なく喋り倒す渡辺哲をみて、「俺は渡辺哲みたいになってはいないか…」とちょっぴり反省。
映画全体の流れは、スポーツ系の物語のようではあったが、これはこれでありだと思う。
相変わらず、忘れらんねえよが衣装に使われているのもうれしかった。
そうした小物や小ネタの充実がうまい映画って、色々探す楽しみも増えて、やっぱり楽しい。
早朝に鑑賞したが、明るく一日が過ごせそう。
鑑賞動機:前作10割
劇場で見逃していたが…。スケールダウンと敵がそんなに強い訳ではないことを、どう捉えるかで評価がガラリと変わりますかね。ダラダラ日常とキレキレアクションのコントラストはいいです。個人的には虎vs熊猫、賭け将棋がツボでした。
まあでもやっぱり前よりももっとすごいのを、と求めてしまうのですよね。三作目も期待してます。
えげつないほどのアクションコメディ
こいつはすごい。
邦画でここまで洗練された戦闘描写があっただろうか?役者さんの運動能力はもちろんのこと、高度なカメラワークや音楽がそれを一層引き立てている。最後の決闘の場面は本当に衝撃だった。特に、気絶の表現が印象に残っている。こういう風に見せるやり方があるのか、と映画を撮る人間でも無いのに思ってしまった。
また、前回も思ったが、シリアスとギャグの変化のさせ方がいい。数分前までふざけていたと思ったら、急に深刻な雰囲気になったり、怒涛の展開に決して飽きることがなかった。至極垢抜けたギャグが、シリアスな展開によって際立っていた。「花束みたいな恋をした」を散々いじっていく所で声を出して笑った。邦画でこんな笑えたのって久しぶりじゃないか?少しのメタ的発言だったり、アクションの凄さは、ハリウッド映画を彷彿とさせるところがある。
しかし!!!!!!!
お笑いしてるシーンが多すぎないだろうか?もちろんセンスがいいし、2人の関係も素敵でずっと見ていられるという気持ちはある。ただ、せっかく他とは一線をかくようなアクションが撮れるのだから、それをもっと見せてほしかった。見たかった。ここだけが前回より評価が少し低い理由。
最後にちょっと批判してしまったが、総括としてはめちゃくちゃいい映画。まだ見ていないのなら、早く見た方がいい。
エモすぎ!!こっちも最高なんかい!
変わらないまま変えていく阪元監督の手腕
前作を初日、テアトル新宿で観たくらい気になってたこのシリーズ。第二弾は新生活で観れなさそうと諦めかけていたのだが、無事観れて良かった。ただ、「これっ!」と言うのと「これ…」というジレンマのサンドイッチ。ハードル上げすぎたかな。
恐らくそのダラダラ感と緩急が好きだったと思う。今作がそうじゃないのかと言われるとまた違うが、今作は随所がパッケージ化されていて、なんか枠にハマっているなと。つまり、起こるべくして会話が起きているというか。たぶんそれは2人がスキルを上げて若干社会に溶け込めるようになってきたってことだとは思う。個人の好みだとは思うが、もっとダラッとカメラを長回ししてても良かったと思うし、成長を感じられるようなパーツが欲しかった。
とはいえ、将棋をセクシーに打ってみたり、まひろがちさとに気遣いを出来ていたりと、JK殺し屋からの脱却を図った作風のアプローチは強く感じる。バディとしての空気を出しつつ、敵もバディで2ベイビー。ほんわかとした空気にピリッとアクションが効いてきて、メインディッシュをきちんと美しく魅せる手腕はさすが。やっぱり続きがあったら観たくなるし、もっとダラダラとしてシャキシャキ動く姿が好きなのだ。
今回のキャスティング、なかなかニクイ。丞威さんにアクションパートを託し、濱田正臣さんをバディにして、程良く対になる関係が魅力的。また、ギャルな中井友望さんといるだけ気になる安倍乙さんとか、いい塩梅で混ざっている感じがより作品が大きくなったとも感じさせる。
段々と固定パターンに見られてしまいそうな中でも、工夫とユーモアを玉手箱のように沢山魅せてくれる阪元裕吾監督。花束をヒールにしたからテアトル新宿で流せなかったのかな?笑。そんなことはないと思うけど、着眼点と作品の転がし方の上手い監督だと改めて思った。
互いを讃えあう殺し屋の姿に感涙
名作カルトアクション映画の続編。
ちさと&まことのお馴染みのコンビのゆるゆる日常ライフ、キレッキレのアクションは健在。
いやそれどころか日常パートは更に濃度マシマシ、アクションのバディ感も更にスピード感をアゲてます。
加えて本作は新キャラも非常に魅力的。
殺し屋アルバイトからの下剋上を夢見る兄弟、ゆうり&まこと。
この2人のドラマがとにかく深い。
殺し合いの末、互いを讃えあう殺し屋達。
ふいに訪れる奇妙な絆が愛おしく、思わず落涙してしまいました。
前作よりテンポが悪いのが気になりますが、それもファンサービス溢れる"マシマシ要素"によるものなので許容範囲。
なにより新ヴィラン、…いや新主人公の兄弟がたまらなく魅力的で、前作にない深い余韻を感じるエンディングに仕上がっていました。
更なる高みを目指した続編にも期待しています。
アサシン・ガールズ 同業者もつらいよ篇
…という事で、早速『2』鑑賞。U-NEXT独占見放題は有り難い。
シリーズ物(アニメシリーズもだけど)は次見る時のお楽しみにする事多いけど、これはすぐ見ちゃったね。こんなにすぐ続けて見ちゃったのは『ソロモンの偽証』とか『あゝ、荒野』とか『アンダードッグ』とか。前後編ものでもないのに、それくらい面白くて気に入っちゃった。
ちさととまひろ。殺し屋女子コンビの次なる“仕事”は…?
殺しを仕事にしているのはちさととまひろだけじゃない。
ゆうりとまことの殺し屋兄弟。
が、正規ではない。組織の下請け。バイトの殺し屋。
報酬も少ない。仲介人の手違いで別の殺しをするも、依頼とは違うからと報酬ナシ。
何年も前にあった正規とバイト/派遣の待遇の違い。殺し屋界でも!
金欠の兄弟。そんな時、仲介から耳寄りな話を聞く。
正規の殺し屋を始末する。空いたそのポストに入れる。
やろう! これしかねぇ!
そのターゲットは…
ちさととまひろ。
同業者からターゲットにされるとは、有名になったもんだ…。
二人にピンチ!
そう、ピンチなのだ。
398万という数年前にたった一度通っただけの殺し屋ジムの会費。プラスして、いつの間にか変わった殺し屋保険のプラン。
支払いに金欠…。変わらぬ社会不適合ぶり。
急いで支払わないと借金生活。銀行へ。支払い期限まで30分も無い。
そんな時に限って、銀行強盗と出くわす。あの~、早く支払わないといけないんで早く銀行強盗やってくれます?
時間無いからやっちゃうしかないか。銃も持ってるし。
余裕しゃくしゃくでKOさせるカッコ良さ。
ちさと&まひろ、健在!
…が、これが問題になって謹慎処分。殺しの仕事は出来ないから、バイト。
またバイトかよ~!
ちさと&まひろ、バイトも健在…。
クソ暑い中、着ぐるみバイト。
暑いわ、ガキは蹴ってくるわで最悪…。
雇い主の渡辺哲、やたらと若者感覚。『花束みたいな恋をした』の感想、監督のリアル感想だね。
こんだけ長時間汗水垂らしても、微々たるもの…。
手っ取り早く増やせないか。ダメ人間がやっちゃうのが、ギャンブル。
まひろは猛反対するも、ちさとの目は異常。結果は…、言うまでもない。
只者ではないクール勝負師から一転、即スッちゃった絶叫。高石あかりのキュートな顔芸、最高!
“ギャンブラーちさと”なんてディスるまひろ。しかしこの台詞がクライマックス戦で活きてくる。
「私に賭けろ」とまひろ。キレッキレアクションがカッコいい伊澤彩織。
これも阪元監督のセンスだね。
高石あかりと伊澤彩織のナチュラルなやり取り、ユルい笑い、アクション、もはや阪元ワールドと言っていい世界観…。
これらも健在。いや、増し増し。
二人に忍び寄るゆうりとまこと。
が、あっさり返り討ち。やはり正規とバイトの違い…?
ネチネチ説教の長い田坂にお願いして後処理。
が、ミスって逃げられてしまう。おまけに田坂は撃たれ重傷…。
謹慎処分中ながらも追跡するちさととまひろ。
ゆうりとまこともやられっ放しじゃ仕事にならない。この勝負に勝って、正規昇進。ついでにまことは、勝負に勝ったら気になる定食屋のバイトの女の子に告白。
ちさととまひろも、ゆうりとまことも、この勝負、負けらんねぇ!
今回対する事になる殺し屋兄弟。この二人もいいキャラしてる。
そこそこ常識人の兄ゆうり。ちと変わってる弟まこと。
丞威と濱田龍臣が好演。こちらもちさと&まひろに負けず劣らずの名掛け合い。
濱田は風変わりキャラで見せ、丞威はアクションで見せる。
クライマックス。ちさととまことは負傷。まひろとゆうりの一対一。
ここで魅せる伊澤アクション。空手を習ってた丞威も身体を張ったアクション。
本当にアクションは前作以上。が、監督は“まだまだ低予算だから出来ないアクションが多い”と。誰かポ~ンと予算出してくれる人、居ないの? そしたら、どんなアクション魅せてくれるだろう。
第2作目にして須佐野も田坂ももうすっかりお約束キャラ。
特に田坂は前述の負傷もあって出番増えた。
一応命に別状無かったけど、傷を負わされたのにヘラヘラヘラヘラ。後輩の女の子・宮内は呆れ顔。この子も普段はふわふわ感じだけど、ビシッと言う時はビシッと言う。
逃げるゆうりとまことを見つけ、やっていいか否か須佐野に聞くちさととまこと。決めかねる須佐野だが、田坂が“依頼”。了解!
ちさと&まひろ、須佐野、田坂、それから宮内、次も楽しみなチームワーク。
今回もとっても面白いアクション・コメディ・エンタメ。
が、その中にも殺し屋に変換した低所得者の苦労とか、それ故デマに躍らされるとか。
粛清や負けたら…の殺し屋世界のシビアさも見え隠れ。
ちゃんと筋は通しつつ、次第にやれるようになっていったり、闘い終わっての殺し屋同士の雑談。哀愁も滲ませる。
ビジュ爆発!(←こんな使い方でいいのかな…?)
何はともあれ、お疲れっした~。今回も2回続けて見ちゃった。
1作目2作目一気見。面白かったー!
これで心置きなく第3弾に期待。次は劇場へ観に行こうかな。
いや、それどころか、
例えば『ジョン・ウィック』と対決とか、『ザ・ファブル』と同じ職場でバイトするとか、色々妄想膨らむ。
きっとそんな“仕事”もきっちりこなしてくれますよ、阪元監督とちさと&まひろなら!
「広島死闘編」的な続編
レンタルビデオで視聴。
「仁義なき戦い」に対しての「~広島死闘編」的な続編という感じ。
というのも、主人公まひろとちさとの物語は前作で終わっていて、なので本作では彼女らの敵として現れる下請け殺し屋の兄弟の物語が本作の主軸になっているんだよね。むしろ、この二人が主人公と言っても過言ではないくらい。
対するまひろ&ちさとは相変わらずゆるゆる殺し屋ライフを満喫してるわけだけど、ところどころで見せる二人のアクションは、前作よりもキレキレだし、さらにアイデアも盛り込まれていて素晴らしかった。
そんな両者が相対するクライマックスのアクションは見ごたえがあるし、前半の日常パートでまひろのトレーニング描写がフリになっていて、クライマックスで回収される構成も良かった。ラストはそうなるだろうと予想した通りになるけど、そこまでの展開との落差で、彼女らが一般人とは違うと観客を突き放す演出も良かった。
中盤の日常パートはややダレ場もあったけど、総じて面白かったし、続編があるならまた見たい。
スケールダウン
相変わらず弾は当たらないけど初代より好み
2023年劇場鑑賞25本目 優秀作 72点
ファン待望のゆるふわアクション映画の続編
結論、わたくしは今作の2の方が好きでした
今作を見て改めて初代を鑑賞しまいしたが、初代が劇場鑑賞当時よりもより面白く深く見れたのと同時に、好みは2だなと確信しました
簡単に初代と比較すると、アクションを特別進化させたというよりも、ユーモアやコメディの部分を伸ばして、戦闘シーンなどは前作は自分らよりも強い相手とぶつかるのに対して今作は横綱として迎え撃つ構図の違いかな
会話のユーモア笑いは今作も健在で、着ぐるみ脱いで花束みたいな恋をしたみた?みやいなシーンや、ニッチな内容を組み込むあたり、今作を鑑賞する層が邦画マニアで脇腹くすぐられた様な笑いの誘いが、監督我々のツボをよく理解しているなぁと感心しました
3も2024年公開が決まっているので、今度はどのベクトルを伸ばして観客を楽しませてくれるのか、4、5と年1の楽しみになれば嬉しいです
是非
もはや殺し屋ファンタジー
殺し屋コンビの社会適応奮闘記、その弍‼️
"元女子高生" から "フリーター" 殺し屋となった、二人組の殺し屋の女の子の活躍を描く青春活劇第2弾‼️前作がヒットして予算が増えたのか?前作が夜や室内のシーンが多かったのに対し、今作は昼のシーンやロケ撮影が多い‼️今作も前作に続き、主役二人のゆる〜い会話劇が堪能できる‼️特に保険金未払いのシーンとか、町内会のオヤジたちとの将棋対決とか、かなり笑える‼️そして時折魅せてくれる高石あかりちゃんの顔芸‼️破壊力ありすぎ‼️楽しませてもらいました‼️アクションに関しては銀行強盗のフルボッコシーンや、自分たちのポストを狙う兄弟殺し屋との対決がメイン‼️こちらも前作に負けず劣らずの見応えあるアクションシーンの連続‼️伊澤彩織ちゃんのアクションも完璧‼️ただ、敵キャラは前作の方が個性的で良かったと思う‼️ツーショットで銃弾を撃ち込むラストカットもカッコいい‼️来年公開の第3作も楽しみです‼️
素晴らしい続編
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