「ほぼほぼ前作を見た方向けなので注意です。」ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ほぼほぼ前作を見た方向けなので注意です。
今年95本目(合計747本目/今月(2023年3月度)30本目)。
いわゆる有休消化デーで今日はこちらも含めて4作品見ました。
こちらの作品、もともとはいわゆるミニシアターを中心にコアな熱狂的なファンが生まれ、それから2作目(本作品)ができたという経緯があるので、大阪市内でもそこそこ大手のいわゆるシネコンでも扱われています。
タイトルにも書きましたが、パンフレットを「事前に」購入すれば別ですが、ほぼ前作の視聴が前提になっているので要注意です。権利等の問題もあるのかもしれませんが、前作も復刻上映があればよかったのに…というところです。
前作はアクション性が強めでしたが、今作(2作目)ではカルチャーシーンが比較的多いです。前作もありましたが、実に他分野にいわゆるサブカル文化の知識(実在する他映画のことや、日本の一般的な遊戯など。ネタバレ回避)などがわからないと厳しいところはあります。
一方で前作品で概ね高評価だったもののいくつかマイナス点で多くの方があげられていた、「何を言っているのか早口に過ぎて理解が難しい」(だから、前作は何度も上映されたし、最後にはいわゆるバリアフリー上映でもないのに日本語字幕版がいくつかのミニシアターで上映されたという事情もあります)というのはないところです。
先にも書きましたが、本作品「単体」でも見ることはできますが、理解度は6割程度になってしまい、前作品を見ているかネット上での評価を前提にしているところがあるので注意が必要です。
評価に関しては以下のようにしています。4.7を切り下げ4.5の扱いです。
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(減点0.3/エンディングロールの配慮が足りない)
・ 前作品はもともと、(当時では)あまり知られていない監督さんでもあったし、出演者もあまり知られていない事情は「確かに」ありました(その程度は個人差あり?)。本作品もこの傾向が強く、本作品がほぼ1回目のでデビュー作や、事実上のデビュー作(およそ5回目くらいまで)の方もかなりいます。そしてこのように「スマッシュヒットして多くの方が見たこと」から、その監督さんや登場人物の方のファンになった方も多いと思います。
ただこの映画、エンディングロールが、ディズニー映画でもないのに極端に早回しで、日本人でも全部を追いかけるのが無理で、「この人気になったけど、(俳優としての)名前何だろう?メモっておこう」と思っても難しいのが確かです(映画館トラブルかと思ったくらい)。ただこれは、エンディングロールが終わったあとのいわゆる「お楽しみ枠」が3~5分ほどあるという事情で、それが後から足されたのか何かは不明ですが、そのような事情があるのか、エンディングロールがとにかく超高速のため、「この人誰かな、応援しようかな」と思うと事実上のパンフレット購入が強制されてしまう、という部分は確かにあります(この点は旧作にはなかった)。
この点をどうとらえるかは難しいものの、旧作(無印版ベイビー~)から「この方応援しようかな」と思った方も、本作品で新規登場しているキャラクタもいますが、それもおいかけるのが難しく(前作はエンディングロールがゆっくりだったので、確認ができた)、ちょっとこの点配慮が足りないかな…というところです(初出演やそれに準じる(~5回目くらいまで)の方を応援しよう、という趣旨を没却してしまう)。
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