「マンガに興味がある方ならぜひ。今週(16日からの週)の対抗以上。」零落 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
マンガに興味がある方ならぜひ。今週(16日からの週)の対抗以上。
今年87本目(合計739本目/今月(2023年3月度)22本目)。
主人公がマンガ作者で、「マンガとは何か」「マンガ愛とは何か」ということに葛藤しながら、そのイライラが抑えきれず、いろいろな人に「迷惑」をかけつつも、最後にはおちついて「次の段階」に進む、という「主人公成長型」の映画です。
確かにストーリー全体からすると「それでいいの?」という部分もありますが、それとて1つか2つかであり、この映画の論点は結局「表現の自由と他人への思いやり」といった憲法論的なところになるというのが私の見方で(マンガだからといって、表現の自由は保障されない、ということにはなりません)、その「マンガ」というわかりやすい媒体で「表現の自由とは何か」「表現の自由は保障はされるが、他人に迷惑をかけてはいけない」といった、憲法を少しかじっていれば習うことについて丁寧な誘導があった点に関しては好印象です。
あとは…。この映画の主人公がしょっちゅう訪れる(そして、キーパーソンとなる)「とある場所」で働いている方も演技が良かったです(この方にも賞賛は送りたいですね)。この方が「主演で」出る映画にも出てみたいものです(ありましたっけ?)。
以下について気になったものの、大きな傷ではないと判断してフルスコアにしています。
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(減点0.2/婚姻離婚についての民法上のルール)
・ 婚姻については、「それを確認した2人の立会人」を必要とします(実際は届け出のときに自分の名前を書くに過ぎない)。離婚についてもこのことは準用(読み替え規定)で同じことが求められます。
ただ、映画を見ていると「1人しかサインしていない」ように思えるのですが…。それでよいのでしょうか…(ただ、この問題はそれを論じる映画ではないので、一応指摘はしますが、それ「自体」がメイン筋でない以上、それ「のみ」では4.5にならない0.2未満の扱いです)。
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